今日は辰巳国際水泳場で「ジュニアオリンピック」が開催され、そこに先週、井上学級を卒業したばかりの選手が出場しました。私は中3時間の休暇をいただき応援にかけつけました。
会場に着いて、人の多さにビックリ。そうか、水泳の全国大会というのは出場選手数が多いから、応援に来る関係者の方もその2~3倍はいるし、当然このような混雑が起こるんだなぁと異文化を感じていました。バレーボールの全国大会は、確かに人も多いのですが、都内6会場に分散して試合を行うので、雰囲気がかなり違うんですよね。
卒業生はメドレーリレーの平泳ぎで出場。惜しくも決勝進出はなりませんでしたが、小学校の卒業にあたって「全国大会」に出場したことじたいが貴重な経験だと思います。これからの3年間、ないし6年間が彼の勝負となるでしょうが、心身の成長を順調にしていけば可能性はいっぱいあるわけです。卒業式前に、「卒業アルバムに何か書いてください。」と持ってきてくれたので、「2020年のオリンピックを目指せ!」としたためさせてもらいました。自分自身に勝って勝って勝ち続けて、夢の実現をしてほしいと期待しています。
さて、水泳の試合を見て感じたことがあります。
「水泳は過酷なスポーツだ。厳しいスポーツだ。心が強くなければ勝てない。」
ということです。
今回の大会に出場するために、スイミングクラブの選手コースにいる彼は、毎日何万メートルの練習を続けているはずです。この日のために。それがたった30~40秒の泳ぎで終わってしまう。たった何十秒のためにどれだけの努力を要するのか?これは挑戦している本人とご家族にしか、その苦労は理解できないぞ。そんなふうに感じたのです。
バレーボールの場合は、少なくとも30分間は試合が続いて、応援団もずっと声をからして応援できるのですが、水泳の場合はちょっと油断していたら子どもの試合を見逃してしまうくらい時間が短い。怖い競技だと思いました。きっと陸上競技も同じでしょう。異競技から学ぶ点は大きい、バレーボール指導者はもっと自分自身に厳しく子どもたちを指導しなくてはならない。ましてや教師という仕事をしている人間は、この一瞬の勝負のために何年間も努力をしている子どもたちを、もっともっと見習わなくてはならない。そんな気分にさせられました。