『ボールより早く動くにはどうしたらいいですか?』
人間は100mを10秒で走るオリンピック選手でも、1分で600m、10分で6000m、60分で36000m=時速36㎞です。小学生の君たちのスピードは50mを7~10秒でしょうから、時速になおせば18~25㎞です。とっても遅い。
そしてスパイクのスピードを考えると、小学生のスパイクでも強く打てる子のスパイクスピードは時速80~100㎞は出るでしょう。
ボールより早く動ける人間なんていません。
ではどうするのか?
ボールが来るところに立っていられれば良いのです。これを「読み」と言います。バレーボールをよく知っている人は、相手の様子を見て先回りができます。待っているところにボールが来るのですから、「はい、ありがとうございま~す!」と言いながら、かる~くレシーブしちゃえばいいのです。
でも、これが一番難しい技ですけどね。
もうひとつの考えは、相手が十分なスパイクを打てないように、サーブなどでくずしてしまうことです。そうすればゆっくりしたスピードのボールが返ってきて、こちらのペースに持っていけます。
ただし、辰巳新チームは、このチャンスボールまでミスしてしまうのですから、もっともっと基礎練習が必要なのです。