保護者の方の声「バレーボールになっているので感動しました」

夏休み練習第21回目。最終回です。
参加者24名。
6週間の夏休みのうち3週間と、半分を練習日にしました。
感染症対策に追われている世情の中どうなのか、という批判は甘んじて受けると覚悟しての猛練習をしました。
21回全出席の子が、6年生5名、4年生1名いました。
1回だけ休んだ子が、4年生2名、3年生3名いました。
すごい出席率だと思います。子供たちを体育館に送り出してくださった各家庭のご協力ありがとうございました。

また、PTAバレーボール部のコーチングスタッフの皆様にも、たくさんのご支援をいただき、本当に助かりました。
再度書くことになりますが、もともと、「PTA卓球部さんと同じように、親子でバレーボールを楽しみたい」というお声に、私が応える形でスタートしたのが、このジュニアバレーです。ぶっちゃけ、卓球が専門の私ですから、卓球部の練習にも参加するべきかなとも思うこともありますが、指導者としては小学生バレーボールが専門なので、卓球部さんにはごめんなさいです。

今回の活動を通して、私が強く実感したことがあります。子供たちを自宅にこもらせて、ゲームばかりして夏休みを過ごさせるよりも、私の厳重な管理下に子供たちを置いて、細かく体調管理し、自己健康管理能力も育てながら、体を鍛えている方が、よほど安全なのではないだろうかということです。私がしていることは、教員の負担を減らそうとしている日本の教育界の真逆を行っていることは承知しています。しかし、子供たちのやる気を引き出し、超自発的に伸びようとする行動に結びつけていくことは、最高の教育活動なのではないだろうか。そのことは、子供たち自身が一生の宝として、大人になってからも心の財産にしてくれるに違いありません。子供たちが大人になる20年後、30年後に、「私の小学生の頃に、校長先生がバレーボールを教えてくれたんだよ。それが本当に楽しかったんだ。」と、自分の子に語ってくれたら、それが私の教育の最大の成果になります。

練習後に、6年生の保護者の方から、「子どもたちが、この夏休みに、ここまで成長してくれたことに感動しました。」というお声をいただきました。それは今日、この夏休みの6年生チームの仕上げとして挑ませた、PTAバレーボールチームとの練習試合に十分あらわれていました。

6年生チーム 0{12-21、3-21、10-21、12-21}4 PTAママ+パパチーム

Bチーム 2{12-21、21-19,21-14}1 Cチーム
(Cチームはサーブが入るところまで前に出ていいハンディで試合)

点数こそ離れていましたが、6年生チームがサーブレシーブをミスしての点差であり、ラリーになれば確かにバレーボールをしてくれました。これで、教員チームにも挑戦できるだろうという見通しが立ちました。
そして、できれば3月の大田区卒業記念大会に出場することができれば、6年生の活動の集大成になるのではと思っています。


さて、このブログは、学校とは関係ないことが前提なので、ただただ私の個人的意見を書きます。
昨年、今年と、PTAスポーツ大会が中止になっています。複数校が集まれば、かなりの密接状態と、想定外の交流が起こるからですね。
私は、考え方を変えて、バレーボールも卓球も、数週間かけてのブロックリーグ戦をしてみたらよいのではないかと思っています。1週間に、2校だけが1試合を行うのです。2会場で行えば、1週間に2試合できます。我々のブロックは5校なので、全10試合。半年くらいかけて、少人数で、こつこつとリーグ戦をしていく形式ならば、できるのではないでしょうか。審判も相互審判でよいのでは。ただ、練習不足で怪我が心配されるということならば、控えた方がよいでしょう。


そうそう、パラリンピックが盛り上がっていますが、私、こちらの方でも指導実績があるのですよ!
リンク記事をご覧ください。
半分教師 第5話 「障害者スポーツ大会」

半分教師第30話 「27個のメダル」
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動きのあるレシーブ練習

夏休み練習20回目。
参加者21名。

今日また新しく体験してもらった練習は、ローテーション対人パス練習、移動しながら打つレシーブ練習、つまりランニングレシーブのうち、斜め前のランニングレシーブと、斜め後ろへのバックステップレシーブをやってもらいました。
バレーボールにはいろいろな動き方があるのですが、この夏にみっちり基本練習を積み重ねたおかげで、やっとこうした動きのあるレシーブ練習をすることができるようになってきました。夏休みの子供達の努力の成果と言えるでしょう。

次に、試合練習をやらせても、サーブミスで終わってしまい、なかなかラリーにならないということが大きな課題になっていました。そこで、6年生を中心に、連続5本サーブが入るまでサーブ練習を終われないという方法で練習をしました。本当であれば、たった5本ではなく、最低でも10本、できれば21点マッチなので、21本連続で成功させるという練習が したいのですが、 今の実力では10本連続のサーブ練習でも、何時間かかるかわかりません。5本連続でクリアという方法で練習してもらい、やはり丁度よかったのかなという手応えを受けています。

さて、練習最後のミーティングで大事なことを話しました。

「もうすぐ2学期が始まりますが、私の指導でバレーボールの練習をしているということは、全校児童の模範の学校生活態度を 送らなくてはいけないという、君たちの役目があります。これはバレーボールの技術以上に大切なことです。君たちは、バレーボールの練習を通して、心を鍛えているのです。20日間も練習をしてきたのですから、2学期が始まったら、いろいろな人に、バレーボール部員の態度が変わった、とてもやる気のある学校生活を送っている、と言われるように努力してください。
それが全校児童の模範である。私が指導するバレー部員です。」

このことが、私がバレーボール指導を続けていきたい最大の理由なのです。



明後日の土曜日は、2時間全部、試合練習にします。
6年生チーム対大人チームで試合をします。
下級生は B チーム対 C チームで試合をします。
これを1セットずつ交互に行います。

各ご家庭の保護者の皆様で、6年生チームと試合をしてみたいというお父さん、お母さん、お兄さん、お姉さんがいましたら、ぜひ運動のできる姿で、体育館に足を運んでください。
怪我には十分注意してください。
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6年生のパス練習メニューを増やす

夏休み練習19回目。
参加者22名。

まずポジティブエピソードから。
昨日も話題にあげたA.Rが、今日も登場します。一人アンダーハンドが50回以上できたこともあり、W.Aとともに、回数の伸びが大きかったため、まだそこまで行けていない子に刺激を与えるためにも、今日はコーチとの対人パスをしてもらいました。喜んで取り組みもしていたようですが、休み時間に入り、一人オーバーの練習を自分から始めたのです。対人パスの相手をしてくれたコーチからの報告によると、一人オーバー50回がまだできていないから、練習したいと言って、スキあらば練習の状態になっているということでした。どんどん伸びている自分のことを、自分で楽しみにできるようになった証拠です。

反対コートでは、6年生に3種類の新しいチームパス練習方法を伝え、体験させました。「対人移動パス」「四角形パス」「星形パス」の3つです。このパス練習は、より試合状況に近い、つなぎの練習となるため、慣れてくればコート内にボールが落ちにくくなります。また、パスの相手の動きの先を読まないとならないため、試合中の動きにもつながりが高まります。その成果は、今日の練習の最後に行った練習試合でも表れていました。レシーブ、トス、スパイクの形に何度もなりました。あとはミスをしないような技術が高まっていけば、もうひとつ上のバレーボールをできるようになります。
夏休みに、これだけたくさん練習したからこそ、たどりつけたレベルです。

もうひとつの課題はサーブです。
ミスが多すぎます。
アニメの影響なのか、かっこつけてサーブ練習している子の割合が多く、あまり身になっていません。明日からは、少し練習の工夫をしてみます。

夏休み練習も、あと2回になりました。
みんなよく頑張りました。
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伸びていく段階に入り始めた感じ

夏休み練習18回目。
参加者21名。

これまでの一人練習の学年記録を残しておきます。

【6年生】
アンダー N.R 182回
オーバー N.R 112回

【5年生】
アンダー H.K 70回
オーバー F.Y 63回

【4年生】
アンダー O.T 79回
オーバー K.S 63回

【3年生】
アンダー N.S 111回
オーバー N.S 103回

【2年生】
アンダー T.A 38回
オーバー T.A 33回

【年長】
アンダー S.H 3回
オーバー S.H 3回

【今週、一気に伸びた子】
アンダー
W.A 18回から59回へ
A.R 31回から60回へ
F.Y 31回から61回へ

オーバー
N.R 59回から112回へ
A.R 4回から25回へ
M.Y 5回から21回へ
W.A 21回から73回へ
S.Y 10回から 50回へ
K.A 12回から33回へ
N.S 52回から103回へ


基礎練習は、はじめはなかなか回数が続かないが、ある程度の練習回数を越えると、一気にできるようになるものだと励ましてきました。今週に入り、そのような成長期に入った子が出始めました。
今日の最終ミーティングでも、4年生のA.Rのことを例にあげて、これからどんどんうまくなると伝えました。A.Rは、今日の試合練習でも、突然の弾丸フローターサーブを打ち、全員を驚かせました。私も思わず「なんだ!今のサーブは!」と、つぶやいてしまうくらい、ナイスサーブでした。

夏休み練習は残すところ3回となりました。どうやら全21回出席になりそうな子が6人もいます。全員に監督賞を用意しておこうと思います。

頑張り賞はないのですか?という声もありましたので、きっと勝つと(キットカット)くらいはあげようかなと思います。
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夏休み練習 最終週

夏休み練習17回目。
参加者21名。

18名以上いるということは、3チーム作れるな、部員は25人もいるのだから、単純に割れば4チーム作れる、ということを昨日の朝、ガストで朝食をとりながら考えたのです。
昨日の日曜日は、校長としての学校外の仕事で、かなり重要なことを1日がかりで取り組まなくてはならなかったため、現地近くに朝7時に行って、ドリンクバーも楽しみながら、バレーボールの練習内容を、あれやこれやと紙の上で考えていたのです。

指導者の楽しさは、このように自ら企画し、練習実践に移し、企画が良いか悪いかチェックし、さらに子どもたちが楽しく伸びる方法を熟考するという過程を、永遠に繰り返せることにあります。

実は今、記述した過程は、授業を行う教員には100%必要なことで、これができれば、授業をやればやるほど上達するのです。今日よりも明日の授業が良くなる。明日の授業よりも1週間後の授業が良くなるように、チェックと企画を繰り返すのですから、当然進歩するのです。これが習慣にならない人は、子供の指導には向いていません。

そう考えると、伸びる子供と、伸びない子供も、同じことが言えそうです。
一人アンダーの練習を見ていれば、分かりやすいです。

伸びる子は、まずはじめに、どのように練習するか、目標を自分で立てています。そして練習してみる。うまくいかないとどうしてなのか考えて、別の方法を試みたり、気持ちを入れ直したりします。
目標を達成した後も、新しい目標を立て直します。また、ライバルを意識して、その子以上の回数ができるように目標を変えていきます。こうして自然にプラスのスパイラルに入ります。

なかなかできるようにならない子は、スタートから、私に与えられた目標しか考えていないか、または、始めからできないと思い込んでいます。この時点で、もうできないことが決まってしまいます。すると様々な工夫をしなくなります。自分にとっての実現可能な目標に修正して、スモールステップで少しずつレベルアップすれば良いのですが、たいていは、あーできなかったという雰囲気を漂わせます。こうした心の動きをするだけで、どんどんマイナス方向に落ちていきます。しまいには、目標意識もなくなり、惰性で練習するようになります。

子供ながらに、成功習慣を身につけている子と、失敗習慣が根づいてしまっている子がいるのは、なぜなのでしょうね。ここでは解説しないでおきます。
キーワードは、ドリームヘルパーとドリームキラーの存在だと書いておきます。
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ガチ勝負には負けたな

夏休み練習16回目。
参加者22名。
全出席の監督賞の候補者は6人もいる。素晴らしいことだ。

今日は土曜日の練習でしたから、練習を応援してくださっている PTA バレー部の方々と6年生チームとの、ガチンコ勝負をしてみました。
元々、このジュニアバレーボールチームは、PTAバレーボール部からの次の要望に応える形でスタートしました。それは、
「大人も子どもも参加できる練習をしたい。そのような楽しい活動を続けることで、子どもの部員も大人の部員も増やしたい。」
ということでした。そのためには、子どもチームのレベルを、大人チームと対等に勝負できるくらいにしないとなりません。週に4回練習できるなら、1年くらいでそこまでもっていけるのですが、なにしろ週に2時間の練習でしたから、いったい何年指導すれば楽しいバレーボールレベルになるだろうかと、私はひそかに悩んでいました。
そこで、この夏休みに、ほとんど毎日練習する計画を立ててしまったわけです。

PTAバレーボール部4名を相手に、6年生チームは、勝てませんでしたが、まあまあバレーボールらしい試合をすることができました。休まずに練習参加した子が5人もいるだけあります。夏休みの努力の成果は確かに感じられました。


今日から、本格的なフォーメーション練習にも入りました。まずは簡単な1-2-3レシーブフォーメーションから。バレーボールには、一人一人の役割がはっきりしています。でも、それを知らない子どもたちは、仲間に任せなくてはならないボールでも手を出して、ボールがつながらなくしてしまいます。来週の練習で、この辺を整理できれば、もう少し点を取れるようにはなるでしょう。

いずれにしても、まだまだ練習時間が足りないという感覚が私にはあります。教えたいことが多すぎます。まるまる1日練習できればとも思いますが、そこは今の条件に対応して指導の工夫をしなくてはならないことでしょう。
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セッター特訓の300本練習

夏休み練習15回目。
参加者21名。

これまで重点的に取り組んできた、初歩中の初歩練習を30分程度にし、今日は初めてセッターの特訓をしました。
4,5,6年生からそれぞれ1人をセッターに指定し、3人で300本のトス練習。
他の子供たち18人は全員でスパイク練習。といっても、セッターもアタッカーも技術が伴いませんから、なんとなくスパイク練習をしているような気持ちになっていたという感じです。
評価できる点は、「これからトス練習を300本する」と聞いた瞬間に、セッター陣が「よしっ!」と気合を入れたところです。「え~、300本もやるの」ではなく、これまでやったことのない練習メニューに喜びを感じてくれたことが素晴らしいです。

300本のトス練習+スパイク練習をしたことに加えて、もう少しスパイク練習させれば、昨日のスパイク助走の集中練習が生きるかなと思い立ったので、引き続き、私が球出しをする形でのスパイク練習に入りました。一番重視したことは、今の子供たちのクセで、どうしてもネットの高さより低い位置でボールミートしようとしてしまう欠点を克服するために、ネット近くのトスを、ネットタッチしてもいいからネットよりも高い位置でさわるということでした。強制的にそうしたトスを打たせれば、自然にスパイクスイングの腕が上がるはずです。きっと子供たちの脳内では、オリンピックのバレーボールをテレビでみたような、強いスパイクを打つ自分の姿がイメージされていると思います。それができるようになったら、もっともっと楽しいバレーボールが味わえるのです。低いレベルで満足するのではなく、大人が見ても、「オオ!すごいなあ!」と驚かせることができるくらいに伸ばしてあげたいですね。

ところで今日は、新しく作った練習着のポロシャツが届きましたので、代金引き換えで配布を始めました。
全員が練習着を着て勢ぞろいすると、それだけでチームらしくなります。
近くおとずれるその時には、記念撮影をしておきましょうかね。
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2021年8月17日に指導したことの関連資料(大人向け)

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体調自己管理の教育

夏休み練習14回目。
参加者21名。

子供たちの健康管理について、夏休み後半の練習から、バレーボールの練習を開始するにあたり、学校に来る前の家で測った体温と、学校に着いてからすぐの受付時の体温と、2回測ることにしています。
夏休み前半と今では、新型コロナ感染のステージが、別の状況になってきたからです。これまで以上に健康管理に慎重になった方がよいと判断しました。子供たち自身が自分の身体感覚に頼らず、検温という客観的数値データで自己管理をする習慣、精度を高めるためにこうしています。
こちらから、「家での体温は何度?」と聞いてあげることで、検温の習慣が甘い子は、ハッとして、表情が変わります。子供によっては言い訳が始まります。それでよいのです。きっと(明日はしっかり測って来よう)と思うことでしょう。
元々、私の学校では、この感染症問題の発生時点から、「感染症対応をするのではなく、自己健康管理能力を高めるための教育を行う。自分の身は自分で守れるように、子供たちを育てる。」と教職員に徹底し、子供同士、お互いを守る意識を育ててきました。ですから、少しでも微熱があったら、自ら積極的に学校を休むように、子供もご家庭も判断をし続けてくださっています。

新学期を前にして、このバレーボールチームから、感染を出すわけにはいきませんから、夏休み後半は、家庭と学校でのダブルチェックで、自己管理を徹底していこうと思います。

バレーボールの練習は、はじめに少し難しい内容にはなりましたが、読書感想文の書き方について説明しました。今回の最大のポイントは、感想文を頭だけで考えないで、本で読んだことを、実際にやってみたり、誰かと話をしてみたりすると、エピソードになり、自分のこととして説得力ある文章を書けるということです。
「私はこのことについて、この夏休みに校長先生と話をしてみました。」なんていう文章を書けるチャンスでもあるよと、ヒントを出してもおきました。
ちなみに今日の資料は、2010年にこのブログに記録したものを使っています。20年間、ほぼ毎日、指導や研究を記録してきた財産は、こうして未来に使えます。未来の自分のために、日々、書き残す習慣をもつことを、私は強くおすすめします。

次にバレーボールの練習ですが、今日はスパイクジャンプ、スイングのフォーム試験を1時間以上かけて行いました。これ以降、これほど時間をかけて練習することはありません。時間のすきがあればスパイクの踏み込みやをいつも自主練習しているようになってほしいからです。歩いていてもできる練習です。意識高い子供でしたら、1日あればできるようにするでしょう。

練習時間のほとんどを読書感想文指導とスパイクジャンプ指導に費やしましたので、最後は6年生チームのレセプションフォーメーション練習を繰り返しました。下級生は反対コートで、サーブを打つ子と、6年生からきたボールをレシーブする練習。
まだまだ試合をできるような状態には達していません。夏休みに猛練習しているといっても、合計40時間程度しか練習していません。都大会に出るチームを指導していた頃は、初心者の段階から、最低でも月に40時間の練習をしていましたから、やっとそれに並んだ程度の夏休みではあるのです。
都大会出場を確実にねらった年のチームでは、お盆休みこそ一番練習できると言って、1日に6時間練習していました。技術を高めるためには、どうしても練習時間が多くないと伸び方がゆるくなります。
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夏休み後半練習開始 そして、読書感想文の書き方について

夏休み猛烈練習の後半を今日からスタートしました。
参加21名。
負傷していた子も、休みの間に回復して、普通に練習できました。

後半練習は、前半練習の課題を達成したグループと、課題に達していないグループに別れて練習することにしました。
学年ではなく、数値目標で分けているため、完全に公平です。文句の言いようもありません。上位グループで練習したければ、努力すればすぐに行けますから。何しろ課題は、一人アンダー50回、一人オーバー50回ができたかどうかのいう、小学生バレーボール指導経験者が聞いたら笑われてしまうくらいの低い課題です。


上位グループの練習といっても、対人アンダーを50回やりなさいという程度のところから始めています。あまりにも簡単なレベルですが、これができるボール感覚にはまだ行っていない。初日の今日は、一つのベアもできませんでした。たぶん明日はどこかができるでしょう。
また、セッターの育成にも入りました。
スパイクが打てるようなトスにはほど遠いのですが、アタッカーの技術も大したことないため、両者ともに成長していくようになっています。

下位グループでは、今日は一人課題をクリアできた子はいませんでした。自分の身体が思うように動いてくれないのは、苦しいし、悔しいし、やめたくなるでしょうが、ここが「努力」をする場面なのです。「努力」できる才能があるかどうか、自分を試してほしいと思います。気持ちが腐ったら終わりです。ただただ、回数を1本でも多く練習しているかどうか、これだけが近道です。
きちんと成果は表れています。
上位グループにスパイク練習をさせている反対コートで、レシーブをさせた下位グループの子たちが、これまでならよけていたスパイクボールに対して、積極的にレシーブしにいくようになったのですから、かなり大きな進歩といえます。



さて、今日は練習の前に、夏休みの宿題がどのくらい進んでいるかを確認しました。すべて終わっている子は一人。他の子は、来週の全校登校日には、間に合いそうだと言っていましたが、各家庭で相談にのってあげてください。
「宿題で苦戦していることはあるかな?」と質問してみましたが、予想通り、読書感想文をどうやって書いたらいいですか?という質問がきました。

そこで明日の練習前に教えることにしましたが、それにしてもこの読書感想文の苦しみには、大きな原因があります。バレーボールにたとえると、練習をほとんどしていない子に、いきなり試合に出て勝ちなさいと言っているに近い状況にあるからです。
つまり、教師側も、読書感想文の書き方をほとんど教えていないのに、夏休みの読書感想文の代表作品を、区に提出しなくてはならないため(これは全国どこでもそうです)、いきなりの本番試合に挑ませるという構図になります。
子供たちのバレーボールの姿を見ていれば、この読書感想文の課題の与え方が、いかがなものかと思います。国語の教育課程でも、自分の考えをはっきりさせながら読むことは示されていますが、具体的に読書感想文の書き方を教えるということは、私の記憶ではないはずです。もちろん指導している教員も日本には数多くいますが、少数派だと思います。

私たち人間の思考を切り開くには、「仕方」の指導がとても大事なのです。
夏休み前の全校朝会で私が指導した漢字の覚え方で記憶させた「薔薇」は、今日も8割の子が書けていました。これも「覚え方」という仕方指導です。他にも、計算の仕方、資料の見方、逆上がりの仕方、食事の仕方と、人間が能力を発揮するためには、仕方を理解して、身につけることが必要なのです。
それを指導できずに、ただやりなさい、書きなさい、読みなさいでは、言われる側はどう受け止めるでしょうか。
バレーボールに限らず、教育の指導者の醍醐味は、こうした仕方を自ら学び、指導に活かし、子供たちに「なるほど!」と感じさせ、子供自身に自分の輝ける未来を見させられることにあります。

さてさて、ここまではファミレスで、ランチしながら書きまとめました。これから、明日の練習に向けて、読書感想文の書き方の資料を作っていくつもりです。
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【俊敏性&ジャンプ力編】小学生バレーボール☆未来のスターは君だ!

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【導入編】小学生バレーボール☆未来のスターは君だ!

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【スパイク&ブロック&サーブ編】小学生バレーボール☆未来のスターは君だ!

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【レシーブ&パス編】小学生バレーボール☆未来のスターは君だ!

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コロナ禍だろうが、充実した夏休み練習

夏休み練習12回目。
参加者18名。
今日は夏休み前半練習のまとめとして、部内練習試合を5セットやりました。

男子チーム 4﹛21-11、21-18、21-19、10-21、21-14﹜1 女子チーム

女子は相変わらず出席率が高く、ご家庭の都合で休んだキャプテン以外は全員参加。今日の練習試合は、6人制の試合ではなく、全員参加の試合をしましたので、まだサーブの入らない子達が多い女子チームに不利なことは明らか。それでも、ママさんコーチのお助けと、チーム内のポジションの工夫で、1セットを取れました。
男女とも、まだまだバレーボールの試合とは言えないレベルで、サーブが入った方が点を取るという試合ですが、時々、ラリーにもなりましたので、この夏休みの成果が出ていたのではないでしょうか。


何人かの保護者の方に、お礼のメールをいただきました。その内容は、
「こんな社会情勢の中で、子供がこれまでにないような、充実した夏休みを送ることができています。校長先生や応援のコーチの方々に感謝しています。」
というものです。


私自身もさすがに、夏休みの毎日練習は、キツかったです。体調改善をもくろみましたが、正直、終盤は息切れしていました。読書をしながら、長々と半身浴をして、疲労回復します。(ちなみに今読んでいるのは、北方謙三著 チンギス紀 です)

私を知る担任時代の保護者の方々からは、「先生は、子供たちを直接指導することで生きる教師なのだから、早く管理職をやめて授業をした方がよい。」と、いまだに言われています。
この夏休み、バレーボール指導をすることで、5年ぶりにそれに近いことを実践できたのですから、さらに夏休み後半も、持てる指導スキルをフルに使っていこうと楽しみにしています。
後半は、6年生を中心に、チーム作りの応用練習をしていき、教員チームに「巌流島の決戦」を挑む準備をしていきます。


日本は厳しいコロナ禍。

これほどまでに練習していることは、多方面から非難されてもおかしくありません。ですから、子供たちの健康管理を丁寧にしていただきました各家庭の保護者の皆様に心から感謝します。

次に、極めて高い出席率で、練習参加してくれた子供たちのやる気が、とてもうれしく思いました。4年生の学年合言葉が「やればできる」ですが、本当にやればできるで、夏休み前半練習で、見違えるように成長してくれました。

そして、練習を支えてくださったスタッフの皆様。子供たちを励まし、時には叱咤しながら、一緒に時を過ごしたことで、きっと子供たち以上に、子供たちの成長する姿を自身の喜びと感じていただけたのではないでしょうか。これこそ、小学生バレーボールの指導を、私がやめられない理由なのです。

1週間のお盆休みに入ります。
後半戦も、高いモチベーションで、子供たちが練習参加してくれることを望んでいます。
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