光一君の思い出

久保田早紀 ♪ 異邦人/19800228


この久保田早紀さんの「異邦人」が偶然、Youtubeで流れてきて思い出した。22歳で私が教員になって2年たったころだっただろうか。地元、東海道品川宿の商店街はずれにあった喫茶店に休みに行った時、小中学校時代の同級生に出くわした。彼は光一君という名前だった。小中学校時代から素行はけっして良いとはいえなかった彼は、20代のそのころ、ヤクザ的な立場で地元では幅をきかせていたようだ。先に喫茶店にいた私に気付いた彼は、気軽に話しかけてきた。彼は中学生時代に久保田早紀の大ファンだったのだ。
「いのビーじゃん、久しぶりだな。」(私は小中学校時代、あだなでいのビーと言われていた。)
いろいろと話している中で、私が教員になった話題になった。それを知った光一君は、懐かしそうにこう言った。
「おれ、学校時代には、給食が大好きだったんだよな。いのビー、先生になったんなら、一度でいいから給食を食べさせてくれないかな。」
私は、彼のそんな小さな望みを叶えてあげたいと思ったが、残念ながら若手一教員の立場ではどうにもできなかった。その残念な思いが今でも心に刻まれているのだ。今なら光一君の思いも叶えてあげられるのに。彼はどうしているのだろうか。ヤクザ的な立場になっても良き思い出として私に語ってくれる給食の存在。きっと60代近くになった今、もしも彼に会ったとしてもきっと、「食べさせてくれよ。」と頼まれるだろう。
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ウェルカムキッズ3月3日(日)の参考映像

【東京GB公式】2023/3/4-5 有明ホームゲーム


1年前の有明コロシアムの様子です。
今回は、これ以上の観客の前に、子供たちは立ちます。
ちなみに、試合前ライブは「東京スカパラダイスオーケストラ」が出演予定です。
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ベンチメンバーはチームの監督・コーチ役にしたい

【安心感ハンパない】伊藤美誠監督!?の的確すぎるアドバイス


ベンチに帰った試合をしている選手に、味方選手たちが笑顔で数々のアドバイスをしている場面が映ります。たとえばベンチに帰った平野選手に、味方選手たちが数々のアドバイスを笑顔でしている場面です。それに対して、平野選手も自分の考えを話しています。監督の渡辺さんは、それをうなずきながら認めているだけです。この姿を矢口タートルズの理想としたいと、今日は子供たちに指導しました。
世界卓球選手権の他の動画のセット間には、中国ベンチの様子を映しているものもありますが、監督の馬琳さんが話しているだけで、選手はだまって聞いています。これが今までのスポーツ指導のあり方だったと思いますが、それを変えたい。日本卓球チームのベンチのように、選手たちが語りに語り合う主体的な姿を、私は期待したいと思います。小学生には難しいということであきらめるのではなく、対話していくことを続けることによって、育てられるところまで育て切りたいと思います。

アドバイスをしたり、戦術を語り合うためには、バレーボールの知識をもっていないとできません。つまり、学ぶ努力も求めているということです。バレーボールの試合という体で実感できる課題があって、それを勝ち取るための「戦術的知識」と「技術目標」を考え続けることは、学校の教室以上の学びがあるのです。

今日の練習試合から、本格的に「対話」をさせる指導を始めましたが、子供たちは1日の最後の方には、かなり語り合えるように成長していきました。

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2月23日の個人成績(上位5位まで)

【サーブ得点率】
1位 N.S 81.8%
2位 T.K 70.6%
3位 I.H 66.7%
4位 O.R 57.1%
5位 T.A 55.6%

【サーブ成功率】
1位 N.S 95.5%
2位 I.H 92.6%
3位 T.A 88.9%
4位 T.K 88.2%
5位 F.Y 84.6%

【サービスエース率】
1位 T.K 58.8%
2位 I.H 51.9%
3位 N.S 36.4%
4位 M.Y 33.3%
5位 N.A 22.2%

【スパイク成功率】
1位 T.H 66.7%
2位 I.H F.Y 60%
4位 N.A 50%
5位 T.K 40%

【総得点】
1位 I.H 30点
2位 N.S 18点
3位 F.Y 15点
4位 T.K 14点
5位 N.A 10点
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矢口の  タートルズVSティーチャーズ

第3戦
矢口タートルズ 2{22-20、16-21、15-9}1 矢口ティーチャーズ

矢口小のバレーボール部員と教員チームの第3回定期戦を行いました。
1セット目と3セット目はレギュラーチームの試合、2セット目は試合に出ていないメンバーの試合として3セット行いました。
結果としては、子供たちが勝ち、通算3連勝となりました。

第2戦(2023年2月) 矢口タートルズ 2{21-13、15-9}0 矢口ティーチャーズ
第1戦(2022年2月) 矢口タートルズ 2{21-18、19-21、15-9}1 矢口ティーチャーズ

バレーボールは特殊なスポーツであることが、この結果からも分かると思います。ボールを落とさない方が勝つのがバレーボールです。今回も、スパイクの決定数より、ミスによる点数獲得が勝利につながりました。

私は校長という立場なので、どちらに肩入れすることもできず、公認審判員としての職務を全うしました。
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誰よりも仕事をできる自信があるのに給与は減るのか?

教育界での私の今の立場で60歳を超えると給与が30%減る。するととんでもないことがおこる。校長をするよりも、産休代替教員をした方が給与が上になるのだ。校長職は管理職手当が出るため、最終的にはかろうじて産休代替よりも手取りは多くなるが、それにしても職責の重さを考えたら、やっていられない気分ちなる。はっきり言って、担任をする自信はあるし、新時代の授業開拓をしていく意欲もあるので、給料の低い校長など、やっていられないとも思うことが毎日ある。


今の教員はブラック企業だと言われるが、それはどんな子供も、一気に成長させる指導能力・技術があれば負担はそれほどなく、限りなくホワイト企業だと言える。教育技術、事務技術という引き出しが数多くあるということは、それだけ自分の仕事を楽にする。

このような話を教育界で私がすると、同世代の教員たちからは、あなたは元気だねと必ず言われる。そう、元気だから土日もなくバレーボール指導をしているわけです。

教員としての仕事を加速化するために、速読技術も身につけました。熟読しなくても文章理解できる技術も身につけました。問題解決の手法も様々に身につけました。

これまで勤務してきた学校の保護者の方からは、「あなたは授業をしてなんぼの教員でしょう。授業をしない管理職をいつまでやっているの?」と言われます。私自身もそう思います。


今後、どのように生きていくか。
いつのまにか、そういうことを考えなくてはいけない時期に入りました。
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教育大会は三次予選で敗退

保護者の皆様には今日も応援いただきありがとうございました。
都大会に向けての厳しい予選会が敗退で終わり、明日から次のステップに進みます。

昨日から、これはまずいなぁと思っていました。選手全員の調子が下がっていたのです。
矢口タートルズはブロックが機能しないため、サーブで勝負するしかないチームです。そのサーブが昨日から絶不調になっていました。1週間前はそうではなかったのに、水曜・木曜・金曜とたった3日間練習をしなかっただけで、まさかの1,2番手のサーブが入らなくなっていました。うちはこのサーブで勝ち上がってきたチームだったため、ここで点を取れなかったら勝ち目がありません。昨日の練習でも成功率は60~70%。これを修正することができず、今日を迎えてしまいました。

そのサーブの数値をお伝えすると、
【サーブ成功率】チーム 76.6%
1位 I.A 100%
2位 N.A 88.9%
3位 F.Y 87.5%
4位 N.S 85.7%
5位 I.H 70%
6位 T.H 55%

【サービスエース率】チーム 21.3%
1位 O.R 50%
2位 I.H 30%
3位 F.Y 25%
4位 N.A T.H 22.2%

【サーブ得点率】チーム 38,3%
1位 O.R 50%
2位 N.A 44.4%
3位 N.S 42.9%
4位 I.H 40%
5位 F.Y 37.5%
6位 T.H 33.3%

成功率1番手のサーブが70%、2番手のサーブが55%という数字は、新チームになってからの最低数値になります。
それでも小学生は日によって調子が変わることもあるため、今日は調子を取り戻してくれると期待していましたが、残念なことに昨日の不調を引きずって今日を迎えてしまいました。こうなるとベンチワークだけではどうすることもできず、昨日から私が心配していた通りの試合になってしまいました。
都大会を勝ち取る最終盤の試合では、「この1本」を取れるかどうかで勝敗が変わります。「この1本」をことごとくミスしてしまったのが今日の矢口タートルズです。


今思えば、昨日、試合練習などしないで、徹底的に調子を取り戻す練習をすべきだったと反省しています。
実はこのあたりに、「親子同好会」という組織形態をとっている欠点があることは事実です。「大人のアドバイス」「大人の声かけ」が多すぎて、課題を解決するために子供だけで苦しみながら考え出すという場面が極端に少なくなっています。子供たちは大人の言うことに従っていればよい状態が多い。そのため無意識のうちに「他人(大人)だより」になっているため、今日のような、子供同士の厳しい局面になると「無言」になるのです。「励まし合う」ことすらしなくなります。主体性がないといってもよいでしょう。

また、手加減をしてくれる大人チームを相手にしているため、どこかで「ゆるゆるの精神性」につかっていて、ここ一番の勝負場面でミスが出る。この教育大会では一次予選から、そんな「あまあまな」試合から抜け出すことができませんでした。

今後のことについて、大人メンバーの皆様にお願いするとすれば、明日から子供と試合をする機会がある場合は、本気モードで21-0を目標に相手をしてほしいということです。本気の大人チームを相手にして、子供たちが全勝するようになったら、子供が相手のチームに負けることはなくなるでしょう。


ところで私自身は、この3月で現職5年目を終わります。
通常、私の職責だと、「4年で他校に異動せよ」が一般的です。そんなことも視野に入れながら、チーム運営をしていただけるとありがたいと思っています。残留か異動か、どうなるかはまったく分かりません。しかし、父親が1月25日に亡くなったといいう私的な大変化もあって、2024年は公私ともに、いろいろと動きがある予感はしています。
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よく行くライブ  薬師丸ひろ子 - セーラー服と機関銃 (Live)

薬師丸ひろ子 - セーラー服と機関銃 (Live)


薬師丸さんは私とまったく同じ世代。誕生日も2週間くらいしか違わない。しかも私たち世代が中学校の頃にあった、高校入試の第1学区が同じ。そして薬師丸さんは私の地元の八潮高校に通っていた。私は千代田区の九段高校という学校だったため、同じ学校にはならなかったが、運が良ければ同じ学校になったかもしれない。薬師丸さんの中学時代の同級生と高校で一緒だったり、八潮高校に行った中学の友達が薬師丸さんと一緒になったりして、とても身近に感じていた。

薬師丸さんが13歳で映画「野生の証明」でデビューして以来、45年以上もたったのですね。
13歳と言ったら、私は区の卓球大会中1の部でいきなり3位になって、小学生時代から卓球をしていた選手たちから「あれは誰だ?!」と波紋を投げていた頃だった。デビューと言っていいのかな(苦笑)

薬師丸さんのコンサートには、けっこう行っている。彼女の歌うすべての曲を知っているし、歌声を聞いていると中学高校時代のことを思い出して懐かしくなる。それにしても、もう還暦近いのに、その歌声は10代の頃と変わりないと言ってもよい。聞いていて本当に安心する歌声である。さすが合唱部出身だと思う。

さて、なぜこのようなことを記事にしたのかというと、「声」というものはとても大事だということを言いたかったからである。誰にも知られていないが、私自身も自分の声にこだわってトレーニングを積んできた。年齢が高くなっても、声の質が落ちないように精進してきた。毎週月曜日の全校朝会では、ボイスレコーダーで自分の語りを録音し、すぐにどんな声で話していたかを確認し、声質を維持できるように努力している。

仏教に「声、仏事をなす」という言葉がある。仏という存在は、説法をする内容よりも、声の質で人々を導くのだという説である。私の長い教員生活の本質がここにある。声質を保つために、19歳の頃から今までボイストレーニングを続けてきた。聞いていて心地よい声を出せるかどうかが私の勝負でもある。同じ内容の言葉を話しても、他の人よりも私の方が説得力があるという自信がある。

あるフランスのオペラ歌手が、80歳になっても、まるで30代のような声で歌える姿にふれたことがある。声は鍛えればいつまでも若さを保てるのだと思う。薬師丸ひろ子さんの声は今でも若い。それをお手本にして、私の声も、いつまでも若くありたいと強く願う。同級生だから。
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校長室女子会

危ない題名ですが、べつに危ないことをしているわけではありません。校長職をしている私は、校長室をも子供たちの憩いの場所にしようと、いろいろと工夫してきました。ある時は校長室廊下に机を出して、辻将棋を仕掛けたこともあります。廊下で対局をすることで、観客の子供たちも含めて、頭を使う休み時間になったはずです。

今は、いつの頃からか、6年生の女子たちが休み時間になると集まり始め、トランプゲームの大富豪をするトランプ女子会が始まりました。毎日休み時間になると、校長室のドアが勝手に開かれ、女子たちが、
「校長先生、やりますよ。」
と、トランプを配り始めます。私の仕事があろうがなかろうが関係ありません。参加しなかったり、他の用事で校長室開放をできないと、私は6年生女子たちに叱られます。そんなことで大富豪ゲームの勝負が始まります。校長は完全に6年生女子のお友達です。それが良いではありませんか。そんなことをしている校長は、世界中でも珍しいでしょう。

トランプ女子会をしながらも、女子ですから、いろいろな話をしてくれます。学級のこと、家のこと、クラスメイトのこと、先生たちのこと、不満に思っていることなど、それはそれは興味深い会話内容です。それをできるだけ表情を変えずに受け流すのが私の役目だと思っています。私は校長室女子会で語られたことは、絶対に誰にも話しませんが、学校運営の参考にはさせてもらっています。

普通、私のような校長のところに、思春期前期の女子たちが集まることはありえないと思いますが、好んで校長室に来てくれるので、ありがたく受け入れています。

そんなことを書いていて思い出しました。かつて30代の私は、学校の女子教員だけで企画する職場女子会(呑み会)に、毎回私だけ1人特別に、必ずお呼ばれしていたことがありました。あれは何だったのでしょう?私は無害?安心パイなのでしょうな

今日の校長室トランプ大富豪女子会は、私は大貧民に落ちてしまいました。大富豪になった女子は、満足気に授業に戻っていきました。ちくっしょう(笑)
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まだまだ安定はしないから教育大会というのかな

週末の三次予選に向けての練習は、子供たちの熱が日に日に高まってはいます。技術的には昨日一気に伸びたと思えば、今日は元にもどるというように、大人たちを一喜一憂させますが、長期的な投資と同じように、長い目で見たらとても大きく成長していることは間違いありません。

教育大会男女混合予選のスコアを見てみると、安定した試合をしているチームは少なく、どのチームもセットによって調子の良し悪しが変わっていることが分かります。これが新チームの大会。だから教育大会というのかもしれません。

さあ、あとは日曜日に矢口っ子たちが絶好調になることを信じて、丁寧に指導をしていくのみです。
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こんな短期間に、こんなに成長するチームは初めてです

はじめに、今日これ、買っちゃいました。

セパレート掃除機MC-NS10K紹介動画【パナソニック公式】


夏のはじめに、あまり動けない父親の世話で大変な実家の母親に、使いやすい掃除機をと思って、すごく軽いコードレス掃除機をプレゼントしたのですが、ゴミパックの付け外しに迷ったあげく、掃除機を壊してしまったため、操作が単純な古い時代の掃除機の方がよいと判断し、私の家で使っていた掃除機をあげました。
そういう行動をする前に、電気店に行って、使いやすくて壊れない掃除機はないかなと探していた時に、私の目にとまったのが動画の掃除機です。これを私の家で使うことにしました。この掃除機、優れものです。掃除する気になった時に、すぐに手にすることができ、しかも終わったらすぐにゴミ回収をしてくれるシステム。がぜん掃除するモチベーションが高まりました。
難点は、充電100%しても、10~15分くらいしか動かないことかな。コード使用も併用できると、もっと便利かもしれません。


さて、チームの子供たちは、三次予選に向けて非常に高いモチベーションで練習をしています。
1回の練習で、新しい技術をたちまち身に付けてしまいます。1週間見ないと、まったく別チームに成長していくくらいに伸び続けています。私のバレーボール指導者経験の中でも、特筆すべき成長度合いです。私が指導している以上に子供たちが伸びている感覚があります。

昨日の練習では、「本気の大人チーム」との練習試合をしましたが、1セット目はサーブミスが半分に減らせたら勝っていた。2セット目はその意識が強くあったので、サーブミスがなく、とうとう大人チームに勝ちました。

三次予選も、その次の勝負も、真剣勝負ですからどうなるか分かりませんが、大きな目標に向けて、矢口っ子たちが挑戦するという一生の中でも数多くはない瞬間を、親子で心に刻んでいただければ幸いです。
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小学生はこんなに伸びるんだなぁ

矢口タートルズ結成以来、子供たちのモチベーション(動機付け)高まったのは初めてでしょう。
正直、ここまで伸びるのかと指導者経験上、初めてと言っていい成長の仕方をしています。

矢口タートルズは、PTA親子バレーボール同好会という組織形態をとっています。そのため、これまでの小学生バレーボールチームにはない、「本気の大人チーム」との試合経験をすることができます。「本気の大人チーム」には、学生時代にバレーボールを経験してきた方もいらっしゃいます。そのため、大人チームを相手に、けっこうレベルの高い練習試合を日常的にすることができるというストロングポイントが矢口タートルズにはあります。

ミカサ杯教育大会三次予選を前にしている新チームは、今日も「本気の大人チーム」を相手にして、対等の試合をすることができました。サーブで数多く点を取ったり、高いブロックを前にしてワンタッチアウトを取れるスパイクを打ってみたり、人のいないところにフェイントやコース狙いのスパイクを打ったりして、対戦している大人チームの皆さんを、「ほぉ、すごいな」とうならせるゲーム運びをしていました。ミカサ杯教育大会にいどむにあたって、都大会出場を目標にするのではなく、東京都優勝をねらうことを目標にしましたので、そもそも意識レベルは最高レベルにある私たちの子供たち。都大会出場決定戦には、あと1週間あります。子供たちがどこまで成長するか、本当に楽しみになってきました。



ところで、モチベーションがあがりすぎて、子供たちが休憩を取らないことが多くありました。けっこう気にして、ケガにつながると思っていました。これを解決する手段に思いついたのが「3時のおやつタイム」です。今日は初めて「3時のおやつタイム」も取ってみました。おやつはミニドーナツ。これを食べたら当然、水を飲みたくなるに違いない。そうすれば、確実に水分補給、糖分補給、休憩が取れて、その後のパフォーマンスに影響が出るだろうと思ったのです。

土曜練習の「3時のおやつ」は、子供らしい笑顔が見れるので、私的に楽しみでもありますので、今後は子供たちの心がウキウキするようなおやつを探してみようと思います。
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辰巳ジャンプが都大会に出ていた頃のメンタル指導について

辰巳ジャンプが都大会によく出ていた頃、現在、私のもとで働いている現副校長は、辰巳地域の小学校教員として働いていたそうで、そのころのことを私に教えてくれました。「この子はなんて良い子なんだろうと思うと、必ずバレーボールをしている子だった。教員が監督をしているチームと聞いていた。まさかそれが井上先生だったとは。今さらながらなるほどと思いました。」ということです。

2010年から2015年ころに何度も都大会に出ていたのですが、目指す選手像として指導していた内容が次のことでした。

【辰巳ジャンプが目指す選手像】
(1)頭がいいこと
学校の成績は「オールA」をとるのが普通。すべての教科で手抜きしないで、「全校児童の模範」を目指す選手。思考力が高いこと。

(2)判断力・集中力が高いこと
バレーボールは一瞬の判断力が勝負の分かれ目になる。それを生み出すのが集中力である。辰巳ジャンプが最も嫌う選手は「ボー人間(ボーッとしていて、何も考えていない人間)」である。

(3)表現力が豊かなこと
辰巳ジャンプが最も得意としていることは「キャプテンを育てること」である。これまでの先輩たちは、辰巳ジャンプを卒業してから中学校や高校でキャプテン的な立場で頑張る子が多い。辰巳ジャンプの中で目立つ選手ではなかったのに、高校バレーでキャプテンとしてチームのために頑張った子が多い。その理由は、辰巳ジャンプ時代に、自分の思いを言葉でしっかり表現する訓練を積み上げているからだと考える。

(4)プラス思考なこと
辰巳ジャンプの子どもは、とにかく「プラス思考」である。これを習慣化するために指導を重ねている。「プラス思考」を身につけるために、生活すべてのことを前向きに考えるように指導をしている。「プラス思考」の習慣が身に付けば、一切のことに無駄がなくなる。すべての勉強も、バレー以外の習いごとも、家庭生活も、すべてがバレーボールの役に立つ。

(5)全世界の小学生の模範であれ
バレーボールがうまくても下手でも、技術は努力すれば多少はなんとかなる。しかし、「心がけ」「心根」だけは、本人が本気で良くしようとしないかぎり、どうにもならない。「私は世界一の小学生バレーボーラーなんだ」という自覚がある子、そういう態度を示そうとする子が、本当の辰巳ジャンプの選手です。


この5項目は矢口タートルズとチームが変わっても、私の中では変わらない指導方針だと思ってください。
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