なんといっても基本は大事

平日練習参加者12名。

サーブ練習を長めに行いました。そこで気になることがありました。子供たちに自由にサーブ練習をやらせていましたが、正しいサーブフォームのイメージすらない状態で練習していますので、やればやるほど間違ったサーブの打ち方を身につけてしまう恐れがあります。一旦サーブ練習を止め、正しくサーブを打つためには何が必要なのかを説明した上で、もう一度練習させました。
これまでは練習時間が少ないことで、子供達の好きなようにやらせていたところがありますが、そろそろ基本的な事を徹底的に身につけないといけないなと感じ始めています。
算数に例えて言えば、1+1=2 ということは当たり前ですけれども、放っておけば、子供たちの頭は、1+1が2ではなく3でも4でもなってしまうかもしれません。今のチームは子供達に任せているだけでは、こうした状況が起きてしまいます。
1+1は2なのだ。2かける2は4なのだ。というような、本当に基本的なところを伝えていく必要があります。
サーブで最も大事なのはトスです。これが一本一本必ず同じところにトスがあげられるかどうかで、サーブが安定するかどうかの鍵となります。今、子供たちは、一球一球全て違うところにトスを上げ、サーブのフォームを崩しながら練習しているのが現状です。
そしてそのトスの上げる場所も間違っています。本来自分の体よりも少し前に投げなくてはいけないものを、どちらかと言うと体の後ろの方に投げてしまっているのが現状です。ですから、どれだけ能力があっても、安定したサーブを打ててはいないのです。こうした 基本中の基本というものを、繰り返し繰り返し指導していくことで、小学生バレーボールは成り立ちます。このような粘り強い指導をできるかどうかが、小学生バレーの指導ができるかどうかということにつながります。

さて11月からいよいよ、様々なチームとの練習試合を入れました。
自分の学校や生活の中だけで物事を判断していく、内弁慶な子供たちを育てるのではなく、広い広い世界を体感することによって 、より大きな目標をもてるような子供たちを育てるのが私の目的です。
練習試合を受けた受けてくださったチームの皆様ありがとうございます。
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とうとう大人チームに勝利しましたね!

今日は6年生チームが、とうとうママさんチームに21-17で勝利しました!!!
4年生男子を3人、大人チームに入れるというハンディはつけましたが、それでもこれまでは10-21程度で負け続けていましたから、今日の1勝は歴史的勝利です。
14-16で負けていても、6年生たちは、どうやら点数には気付かなかったようで、16-16になったところで、T.K君から、
「同点になった!!!」
と声がかかってから、本気で勝ちにいくモードチェンジができました。
今日の評価ポイントは、ボールがコートに落ちなくなったことです。
なんとかつないで相手コートに返球していましたし、2セット目後半は、スパイクまで決まり出しました。

最優秀選手賞は、レフトレシーバーのH.Rさんです。
完璧なアンダーハンドパスを、セッターに入れ続けました。
そのやわらかいレシーブボールには、私も感動しました。

このように、土曜日の練習の最後には、必ず試合練習を入れています。
なぜなら、このバレーボールチームを立ち上げるにあたって、PTAバレー部の方々から、願いといってもいい依頼があったからです。
「PTA卓球部さんは、子供たちと一緒に卓球を楽しむことができています。それと同じように、PTAバレー部も、子供たちと一緒に練習できたらと思うことがあります。そういう活動ができれば、PTAバレーボールにも興味をもってもらえるかもしれません。」
これが今のチーム発足の原点となっています。

私は「原点」を忘れないように、自分の人生を生きてきた自負があります。
教師としての原点は、18歳の時に心に刻んだ次の記事の通りです。
「安心して学べることの喜び」
ホームページで勝負する教員になった原点はこちら、
「なんでホームページなのか」
経験に関係なく、「Just Try」の行動が始まったのがこちら、
「学年主任と進路対策委員長」
小学生バレーボール指導をする原点がこちら、
小学生バレーボールとの出会い
1年後に希望をつなげる練習試合
教育管理職になった原点はいくつかあります。
(1)バレーボール指導を続けるための金銭的背景(管理職手当)が必要になってきたこと
(2)学校ホームページで東京NO1になったり、マインドマップ指導で注目されたりする中で、これをもっと広く普及するためには管理職になった方がよいと思ったこと
(3)教職大学院で学ぼうと思って説明会に参加した折、ここは自分が学ぶ場ではなく、将来教えに来る場だと直感し、そのためには管理職になって実績を積む必要があると思ったこと
(4)たぶんこのまま教員の立場で勤務していくと、自分が仕事で貢献しようと思う上司が減っていくと感じたこと
(5)たぶん自分にしかできない管理職の姿があるだろうと確信したこと

原点を忘れないことは、間違いなく人の力になります。
そんな原点を、今のバレー部の子供たちがもてるように、指導していきたいと思っています。

PS,
多くの方々から、子供たちへの差し入れをいただき、ありがとうございます。
私も小学生の頃、少年野球をしていましたが、大人の方々から差し入れていただいたことは、鮮明に覚えています。
きっと今の子供たちも同じだと思います。
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波が寄せて返すように動けるか

今日6年生は、昨日までの移動教室明けでしたが、 7人中6人が参加して、元気に練習をしました。かく言う私自身も移動教室わけですが、家で寝ているよりも、体育館で指導してるほうが、心身ともに回復が早いと思っています。

さて、東京都の小学生バレーボールの世界では、東京都大会に出場するチームを除いては、5年生以下の新チームに切り替え始めているのが現状です。しかし、私達のこのチームは、今のところ大会出場はしていませんので、6年生を含めて全員がスキルアップするための練習に励んでいます。

6年生は今、バレーボールに対してのモチベーションも高く、教えれば教えるほど伸びていく段階に入っています。しかし、大会出場へのチャンスがもう1回きりです。それも出場できるかどうか、まだ分かりません。この6年生チームが、あと1年早くスタートしていれば、かなりのところまで行けたなあという実感をもっています。おそらく都大会出場を争うレベルにはいけたと思います。

まだまだ不十分ではありますが、レシーブ・パスの基礎技術が安定はしてきたので、 今日はフォーメーションパターンを覚えていく練習まで進みました。
また、試合中にチームとしてどう盛り上げて、勢いを増していくかということも教えてみました。
今の6年生の状態は、スポンジが水を吸収していくような、教えれば教えるほど入っていく状態です。だから、どこまで伸ばせるか挑戦してみようとは思っています。
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ボールが落ちにくくなってきた

土曜練習日。参加者は男子9名、女子11名。今日は女子の方が多く参加しました。

10月はキャプテンを輪番制にして指導をしていくことにしました。理由は、先週の平日練習の時、これまでチームを引っ張ってきたキャプテンが練習の前半、不在になっており、その結果、チームをまとめる人がいなかったということです。
そこでいろいろな人にキャプテンをやってもらうことで、練習をリードしていくメンバーが、何人も生まれてくることを期待したのです。今日は6年生のK君にやってもらいました。「何を指示したらいいんだ」と迷いながらも、見るからに責任感を感じて、 集中して練習していた姿がとても印象的でした。次回は、他の6年生に練習キャプテンを任せてみます。

さて、今日の練習で初めて取り組んだことは、グループになって順番に直上アンダーを上げて行くという、ランニングレシーブの応用編でした。これを行うことによって、 ボールを上に上げたその場所には、いてはいけない状況が生まれるため、試合中にも人の邪魔をしないプレイができるようになるのです。
6年生グループ、4、5年生グループ、 3年生以下のグループと、3グループに分かれ、どのグループにも大人のコーチに入ってもらい、一緒に練習してもらいました。その効果はとても大きく、子供だけではなかなか続かないところが、一緒にプレイしている大人からの励ましの声で、随分動きが良くなったなと感じます。

今日の最後も、いつものように5年生以下の男女チームの試合を1セット、 6年生対大人チームの試合を1セット、チャレンジしてもらいました。
5年生以下の試合では、幼稚園児のHちゃんや、2年生のAちゃんがサービスエースを決めて、チームを盛り上げていました。
6年生チームと大人チームの練習試合では、今日は2名の男子がいなかったため、4年生男子のセッターにも入ってもらい、6人チームで対戦しました。いつも以上に接戦になりました。その理由は一つは、これまで床に落ちていたボールが、今日は落ちなかったことをあげられます。もう一つは、H.Rさんが、これまで見たことのないような強烈なサーブを打ちはじめ、何本もサービスエースを取ったことが、接戦に持ち込めた大きな理由になりました。

試合で力を発揮している子供たちは、平日の練習にも必ず出てきている子供たちです。 平日練習では、その大半をゲーム形式の練習にしていますので、ボールがどこに飛んでくるのか、どこに返せばいいのかという「試合感覚」が少しずつ育まれているようです。そのため、今日の練習試合でも、 ボールが落ちずにつながり始めたという結果になったのでしょう。
やはりスポーツは、練習時間の多い少ないに応じて、技術が伸びて行くか止まるか分かれるということが証明されていると感じられます。
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スピードアップ練習

10月に入りました。夏から続けてきた、基礎練習グループの一人アンダーやオーバーは、家で自分でできるようにすること、という宿題にしました。
チームは今日から、みんな同じ練習メニューで進みます。大人コーチにも入っていただき、全員が対人パスに取り組みました。
ねらい通り、基礎練習グループの子供たちも、やる気が高まりました。

練習内容も増やして、2時間をかけぬけるイメージで頑張ってもらいました。
すき間を入れると、すぐに水を飲みに行ってしまうクセがついていましたので、底力を高めるためにも、かなりスピードアップした練習をしました。
しかし、これまで指導してきた辰巳ジャンプの子供たちに比べたら、何でもない準備運動程度のレベルの練習です。今日の練習内容なら、涼しい顔でこなしていくことが、普通の小学生バレーボーラーなのです。

練習量としても全然足りません。すき間を入れずに続けた今日の内容であっても、私の頭の中では、あの練習が足りない、この練習をしなくては次のレベルに行けないと、何十倍の不足感を思いながら、指示を出し、ボールを出していました。

来週の土曜日は、もっとスピードアップし、練習レベルを上げていきたいと思ってしまいます。
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