試合の時にはいろいろとやることがあって、保護者の皆さんとじっくり話をするチャンスがありませんので、一応ここに書かせていただきます。
今年度の応援について、お願いしたいことがあります。
辰巳ジャンプの今年のチームスローガンは「一致団結」にしています。これは選手・指導者・保護者が一丸となって試合を勝ち取ることを意味しています。子どもの頑張る姿を大人である我々が“全力で守ってあげる”ようにしたいと思っています。
試合を応援していると、大人はどうしても自分の価値観で見てしまうことが多く、その価値観に合わないと「何してるの!」「もっと喜びなさい!」「声を出して!」「走れ!」「しっかりしなさい!」といった“指示の言葉”となって口から出てくるものです。辰巳ジャンプに限らず、どこのチームでも見られる光景です。主審(応援席に一番近い)をしていて、「あ~、こういう声が応援席から出てきたら、このチームはもうダメだな。」と思うことがよくあります。
しかし、これは応援する保護者の皆さんがやるべきことではないと思っています。監督の仕事領域です。どのチームの監督も、感情で言葉をはいているように見えても、実は試合の流れやその前後の練習内容、子ども達への指導方針など、いろいろなことを必死に頭をめぐらして考えながら指示を出しているのです。ここにコートの反対サイドから別の大人の指示の声がかかってしまうと、子どもによってはどの指示を聞けばいいのか混乱してしまうこともあり、力を発揮できずに負けてしまいます。辰巳ジャンプはこれを避けたいのです。
ではどのような声が子ども達の力を最大に発揮させてあげられるでしょう?
これは大人の私たちの宿題にしましょう。皆さんで、また一人ひとりで考えることが大事だと思います。
良いプレーには「ナイスサーブ!」「よーし、いいぞ!」「もう1本!」等かな~?
ミスが出たら「大丈夫だよ!」「ドンマイ!」「強気!」「気にしない!」等でしょうか?
一番子ども達の力になるのは、応援の声をそろえて「行け!行け!押せ!押せ!燃えろ!辰巳!ガッツで行こうぜ!」などの声援をすることなのでしょう。
保護者の皆さん、ご検討よろしくお願い致します。