努力とは続けるからこそ裏切らない

辰巳ジャンプで最も努力している子がキャプテンである。T先生に教えられた「ボールネットを使ってのスパイクミート練習」を毎回の練習や練習試合の時に、暇さえあれば取り組んできた。これを続けてきたのはキャプテン一人である。その姿を見て、他チームの監督さんから、「あの子の練習態度は素晴らしいね」と言われ続けてきた。

続ける努力はその日のうちには成果が現れない。「3ヶ月後に差が出るからね。」と私は常々言ってきたが、小学生にそんな自覚を持たせるのは難しい。だから地道な努力を続けることは本当に難しい。キャプテン以外はこちらから言わないとやろうとしないが、キャプテンだけは言われなくても黙々と努力を続けてきた。きっと自分自身の中に、はっきりした「こうなりたいアタッカーイメージ」があるのだと思う。だから人が見ていなくても努力をやめない。ここにきて、キャプテンのスパイク成功率は90%を超えるようになった。80%が合格ラインだとしている辰巳ジャンプの基準をはるかに上回り、チームNO1の結果を出し始めている。相手コートも見えているなと思わせることが増えている。

努力を続けることは誰にでもできるものではない。努力ができることこそ才能であり、最高の素質である。
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「ブログを読んで泣いてしまった」ということならば

4年生の練習ノートにこんなことが書いてありました。都大会で負けてしまった日に私が書いた記事を読んで泣いてしまったということでした。その記事はこちら・・・「負けたけれど・・・でもね・・・でもね・・・心温かかった都大会」

4年生は、全力で応援していた6年生の先輩たちが、頑張ったのに負けてしまった姿を見ながら、自分のことのように残念に感じていたのでしょう。敗戦のショックから立ち直るために、私が書いた記事が一役買ったとしたならば、ブログを書いている甲斐があったと思います。

辰巳ジャンプの子どもたちへの指導は、お休みの日にしかできません。できることなら毎日指導をしてあげられたら「イノッチイズム」を徹底することができるのでしょうが、週末だけではやはり不十分です。それをカバーするのがこのブログです。ここに書いている記事を読んだり、時間のあるときには過去の記事をひもとくことで、私の考えていることを理解してくれれば週末の練習効果もあがります。4年生はぜひこのブログのすみずみまで読んでみてください。21世紀に入って以来の辰巳ジャンプの活動が分かります。今日は卒業生たちのキーポイントになった記事をリンクしておきます。

【1期生・6人】卒業キャプテンの入学式

【2期生・1人】モームスレンジャー、東京都準優勝!

【3期生・4人】辰巳ジャンプ練習訓

【4期生・6人】嬉しい夏季大会優勝

【5期生・7人 男子5人】今年最大の目標達成!!!

【6期生・4人】江東区さよなら大会 結果

【7期生・5人】マインドマップでゲームプラニング

【8期生・1人 男子1人(翌年卒)】東京新聞杯 辰巳ジャンプの総括

【9期生・7人】今の6年生が9期生になります。6年ぶりの都大会出場権を獲得!!!

【10期生・8人】今の4年生が10期生です。意味のある「10期生」だったんですね!
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指導をすべて受け止めようと努力する子ども=指導者にとっては救世主

先週の土曜日は午後から5時間の練習を行なった辰巳ジャンプ。その5時間練習の中で、私が語ったことを思い出しながら、すべてノートに書いてきた子がいました。レフトのアタッカーです。毎回の練習前に提出させている「練習ノート」を開いた瞬間、思わずつぶやいてしまいました。「なんだこれは!すごいな!」と。

私の指導、全部で52項目を箇条書きにしてきたのです。それをここに書き残しておきます。チームのみんなも読んで勉強して下さい。
(書き取れなかった部分を本人がコメント欄に書いてくれたので、再掲載します)

(1)目の前を通るようにスイングする
(2)自分の足に動けと言い聞かせろ!!
(3)自分に甘い人がコートの中にいるとボールが落ちる
(4)「率先垂範」とは先頭に立って模範となること
(5)ドライブは手首
(6)左右はサイドステップで動け!!
(7)後ろ向きにさがらず、半身で走れ!!
(8)体育館に踏み出す一歩で今日は決まる
(9)「あいさつ」&「返事」をガンガン
(10)苦しい時は私の背中を見なさい→先頭に立っている
(11)カバーのスパイクはまっすぐ!!
(12)一歩目の足で判断しろ!!
(13)背中は向けない!ひねらない!
(14)左手は右肩の前!!
(15)足音を出してふみこみしろ!!
(16)かぶって打つな!!
(17)クロス打ちの練習!ストレート禁止!!
(18)半身で打たない!!
(19)左手が横だと力が入らない!!
(20)最後は手首で!!
(21)おすだけだとアウトになる!!
(22)スパイクカットはしぼれ!!
(23)人のいない所に打て!!
(24)人のいないところを埋めろ!!
(25)決めに行け!!
(26)ネット(アンテナ)外のボールは動けば簡単に返せる!
(27)自分にきびしくしろ!!
(28)カバーに走れ!!
(29)左ができても右ができなければダメ!
(30)あんだけ負けて泣いているのにボールに向かおうとしない!
(31)負けて悔しくないのか?!
(32)今日出来るようにならなかったら明日もおなじだよ!
(33)ひざが使われていない!!
(34)サーブミスが多い!!
(35)クロスの手は親指からスイング!
(36)ボールにかぶさる感じ
(37)トスが低いのにあごを引かない
(38)声、返事が出来ない人がコートにいても意味がない
(39)対人、トレーニングから全力でやるかどうか
(40)強い気持ちでコートに入れ!!
(41)手だけ出さないで足を動かせ!!
(42)自分の事だけでなく周りも見ろ!
(43)肩を入れてしぼれ!!
(44)自分の力の半分で打て(ナナコ)
(45)大きい声を出さないからねらわれるんだ!!
(46)集中攻撃されて負けたのに悔しくないのか??
(47)1,2,3ではない声かけをしろ!!
(48)パスする人に指示を出せ!!
(49)打点を高くしろ!!
(50)横からスイングするな!!
(51)ひじがさがったら強く打てない!
(52)プロの人はひじをさげて打たない!


よく記憶しているものですね。練習中に私がしゃべった言葉を思い出せる限り書いてみたそうです。自分以外の人へのアドバイス・叱咤・激励、すべてを聞き取り、自分のものにしてしまうのが、この子の人より一歩秀でた能力です。1回の練習中に私がこんなに指導をしているのだと驚きましたが、それ以上に、すべて記憶してくれる子どもがチームにいることが誇りです。
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涙サプライズ・・・ハッピーバースディ

ハッピハッピーバースデー、作戦は大成功 素敵な1年を 一人きりじゃないんだよ まだ夢の途中さ 君のほほに涙サプライズ 声をそろえておめでとう お誕生日おめでとう

5月22日。実は私の誕生日でした。

辰巳ジャンプの子どもたち(お母さま方も)は、サプライズを用意してくれていました。

練習合間の休憩時間に、キャプテンを先頭にみんなで私のところに集まり、
「先生!お誕生日おめでとうございますっ!」
と嬉しいプレゼントをくれました。

みんなのメッセージ集、バレーボールのぬいぐるみ、手作りクッキー、チョコレート。

ぬいぐるみは習い始めたばかりの裁縫技術を使って、みんなで交代で縫ってくれました。すぐに井上車にかざりました。

クッキーはだれが中心に作ったんでしょうか?トッピングでまぶしたナッツのかけらがぜ~んぶ取れていました。それがすごく嬉しかったのです。手作り感100%ですからね!大人が手をかけていない。子どもたちだけで作ってくれたんですよね。

礼儀正しい辰巳ジャンプの子どもたち。
いつでも前向きな辰巳ジャンプの子どもたち。
井上の指導に純粋に、真っ直ぐに応えようとしてくれる子どもたち。
指導者冥利に尽きるとはこのことです。
私もこの子たちがまぶしく輝くように、祈るような気持ちで指導しています。


このブログは私の教師人生の記録ですから、子どもたちからの声も記録しておきたいと思います。


『井上先生へ・・・いつもスマイル辰巳ジャンプより』

「いつもバレーボールをおしえてくれてありがとうございます。そしておたんじょう日おめでとうございます。私はあまりうまくないので、いろいろなことをいっぱいおしえてください。これからもよろしくお願いします。」

「おたんじょう日おめでとうございます。私はもう2年目ですが、まだまだできない事や知らない事もあるので、またいろいろと教えてください。」

「いつもバレーボールを教えて下さり、ありがとうございます。それとお誕生日おめでとうございます。私は、まだ入部して5か月で、いろいろと下手だけど、試合に出させていただき、とってもうれしいし、一つ一つの試合は私の勉強になっています。みんなの良い所がたくさんあるチーム、それが『辰巳ジャンプ』です。井上先生の良い所も数えきれないほどあります。
私たち部員に全力で教えてくれることです。
私もナナミみたいな、フローターサーブを打ってみたいです!!!!!!ナナミみたいになれるように、今がんばって努力しています。今日、フローターサーブが入ったけど、もっと強く打ちたいです。フローターサーブを打って、21点取りたいです。そしてジュニアファイターズみたいなスパイクも打ってみたいです。
すぶりも毎日100回やっています。いつか打てるようになりたいです。
先生、私が大人になったら、辰巳ジャンプの先生になろうと思います。私より下の子ども達にも、バレーボールの楽しさを教えてあげたいからです。」

「いつもバレーボールを教えてくれてありがとうございます。いろいろ下手だけど、いろいろ教えて下さい。」

「お誕生日おめでとうございます。私は、4か月ちょっとしかバレーボールをやってないので、まだなれていません。でも、バレーボールをやっていると、心がわくわくしてきて、とても楽しいです。これからもよろしくお願いします!少ないプレゼントですが、きもちをこめました。セッターがんばります。」

「いつもバレーボールを教えていただきありがとうございます。試合にも出していただきありがとうございます。これからも練習がんばります。もっと上手になりたいです。よろしくお願いします。おたんじょう日、おめでとうございます。

「おたんじょう日おめでとうございます。井上先生にはレシーブの形や、うでのしぼり方や、サーブの打ち方も教えてくださって、だんだんできるようになってきました。先生のおかげです。これからもよろしくお願いします。」

「井上先生、おたんじょう日、おめでとうございます。これからもバレーボールのこと、いろいろと教えて下さい。」

「おたんじょう日おめでとうございます。いつもれんしゅうありがとうございます。アンダー10もがんばります。」

「お誕生日おめでとうございます。これからもバレーボールを教えて下さい。」

「いつもいろいろありがとうございます。おたん生日おめでとうございます。いつか井上先生みたいになりたいです。」

「おたんじょう日、おめでとうございます。これからもよろしくお願いします。」



長い間、監督をしてきましたが、今年ほど子どもたちの真心を感じながら指導している年はありません。
私の心の中ではすでに「まぶしいくらいにキラキラしている子どもたち」なのですが、この子たちを、どこのだれが見ても「キラキラしている小学生」に育て上げたいと思います。それが誕生日のお祝いへのお返しです。


辰巳ジャンプは来年に向けてチャレンジをしています。
来年の同じ時期(5月)には、私から子どもたちに「東京都大会出場」というプレゼントをしたいと思っています。
必ず実現しますから、保護者の皆様、楽しみにしていてください。

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卒業生の訪問は嬉しい!

春休みの最後に嬉しいお客様が来てくれました。新中2になる卒業生3人が「部活報告」に来てくれたのです。

テニス部の活動をしている3人は、都大会に出場したことをなんだか恥ずかしそうに、だけど嬉しそうに話してくれました。トーナメント表を見せてくれながら、「ダブルスでは勝つことができて、今度の大会はシードされることになります。」と報告してくれました。

こうしてたま~に卒業生が来てくれると、元担任としては、なんだか旧友が来てくれたような感じがします。教え子というよりは、一緒に良いクラスに作っていったかけがえのない友という感覚が私にはあります。

学級の卒業生も辰巳ジャンプの卒業生も、昔教えていた徳持JVCの卒業生も全員忘れたことがありません。中には私の指導が行き届かず、つらい思いをさせてしまった卒業生もいますが、そういう子も含めて全員、どうか健康で自分らしく充実した人生を送ってください。それを毎日欠かさず、ノートに書いた名前を見ながら祈っています。

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手作りの帽子…ありがたい子どもの心

今日から授業開始です。

教室へ行くと、元気な子どもたちの姿にこちらがエネルギーをもらいました。職業柄、やはり子どもたちと一緒にいる時が一番です。

その中でサプライズだったのが、男子のFさんが「はい、あげる」と持ってきてくれたのが写真にあるような「ミニハット(帽子)」です。カラーロープを巻いて作った手作りの小物。「こんなにきれいにできたのに、もらってしまっていいの?」と遠慮をしましたが、「いいの。先生にあげる。」と言って二つあるうちの一つをプレゼントしてくれました。



さらにもう一つも、理科と社会を教えてくれているY先生にあげたようです。

初日から、このような子どもの真心にふれることができて、教師とは、なんという素晴らしい仕事なのでしょうか。

とても嬉しかったので、私もその心に応えるために、1日中、写真のようにブレザーの襟につけておきました。


【今日の一句】 春のよう 子どもの心が 宝物


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小学4年生は2030年を目指そう!!!

今から20年たつと2030年。

そのころ、今の小学校4年生は30歳になっている。

君たちが生まれたのは、2000年、2001年と

希望の21世紀へと人類がジャンプした時だ。


私たちの世代は小学生時代に、「君たちは21世紀を目指せ、そこが本当の晴れ舞台だ」と言われて育った。

21世紀に希望を持って歩んでいくために、勉強し、体を鍛え、友と手を取り合って、全員が力をつけると誓った。

それが少年時代の約束だった。

だから21世紀の前半は、私たちの世代が責任を持って創る。

人類のかかえる問題は決して簡単ではないが、

そこに立ち向かい、人を育て、人と連帯して、

新しい世界を創っていくのが私たちの世代の責任だ。


君たち4年生は次の世代の人材だ。

私たちが創った新しい世界の中でのびのびと学び、たくさんの知識を身につけ、

そしてその知識を生かして次の時代の価値を生み出す。

世界を平和と文化と安心の花咲く楽園にしていくために、学びに学んで力をつけよう!


人間は小さなことで満足してはいけない。

考えられる智慧をすべて使って、考えられないほど大きな夢を持ってこそ

自分の中から、自分の心の底から、

かくれていた本当の力がわき出てくるのだ。

夢というのは、自分だけの夢ではない。

世界を動かしていくような、世界中の人たちを幸せにしていけるような、

大きな大きな夢を持とう。

それが何なのか、はっきりしたものを今は持っていなくてもいい。

「世界の人たちのために自分ができることは何なのか?」と考えるだけで良いのだ。

その思考が、その行動が、君を自然に動かしてくれるはずだ。


2030年まで20年間。

今年2011年はそのスタートである。

30歳になった未来の君たち全員が、君たち自身の力で幸せをつかみ、

人のためにその力を使っている姿を夢見ながら、今日もまた君たちの前に私は立とう!
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「いってみヨーカドー」・・・内なる心に火をつける

子どものモチベーションをアップさせるためには、ありとあらゆる情報をつかんで、その中からビシッと決まるようなものを選ぶことが大事だと思っている私です。

先週のことです。一人の男子が書いた文章を私が紹介する機会が偶然に生まれました。その文章は、現在上映中の「スペースバトルシップ・ヤマト」について書いたものでした。

「今日、スペースバトルシップ宇宙せんかんヤマトを見にいった。内容は、こわれた地球を守るため、ヤマトがイスカンダルに行きます。そこにはとてつもないものが。つづきはげきじょうで。」

ほとんど内容を教えてくれず、「つづきはげきじょうで。」と言った内容に、クラスの仲間は大爆笑したのです。「何にも分からないじゃん!」と。

ここで私は、この子が活かされるチャンスを見ました。つかまえました。

「つづきはげきじょうで、なんて言われたらさ、先生はげきじょうに行くしかないじゃん。じゃあ、今晩行ってみようかなぁ。」

自分が書いた文章がクラスの仲間の爆笑をさそい、さらに担任の先生が実際に「ヤマト」を見に行ってしまう。このような状況に、この子は心を震わせるような喜びを感じたようです。2日後の日記にこのような文章を書いています。

「今週、ぼくは調子のりのりです。いつもは芸でしらけていたぼくが、今週はしらけない。まず、月曜日は、日曜日に書いたマイ新聞、宇宙せんかんヤマトの映画を見たことを書き、内容を少し書いたところで、『つづきはげきじょうで』と書き、井上先生が発表したら、クラスのみんなは笑ってくれた。その日、井上先生が『今夜映画を見に行くよ』と言ってくれた。
 そして水曜日の2時間目の算数の面積の勉強中、みんなの前で問題解くことになり、ぼくの前に発表していた子とバトンタッチをするときに、『イッテミヨーカドー』と言ったら、みんなが大笑いした。
 ぼくはこのように、調子にのりのりだ。これからも調子のりのりにしていきたい!」

人間は、自分の存在を認められた瞬間に、これ以上ない喜びを感じます。
学級担任に限らず、“教師”の仕事の最大のポイントは、勉強を教えることだけでなく、こうして子どもの心に火をつけることが大事だと思うのです。

アメリカの教育者であるウイリアム・ウォード氏の有名な言葉にこのようなものがあります。

凡庸な教師は指示をする。
良い教師は説明をする。
優れた教師は範となる。
偉大な教師は内なる心に火をつける。

内なる心に火がついた子どもたちは、教師が何の指示をしなくても、自ら高みに昇っていくことができるようになります。


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うちのクラスのAKB48

休み時間に、子どもたちがキャラクター消しゴムを並べて「AKB48」の文字を描いていました。
私・井上は今、すき間の時間があればすべて、子どもたちが宿題書いてくる「日記新聞(マイ新聞)」への添削に全力投球しているので、あまり相手にしていなかったのですが、かわいい教え子たちに、

「先生!AKBができたよ!写真に撮って!!!」

と言われると、

「何?何?」

とすぐにカメラをかまえてしまいます。
そんな心の交流は、小学校担任の醍醐味なのです。
本当に素晴らしい仕事です。小学校の教師は。


この消しゴム文字についての子どもたちのコメントです。

「これは消しゴム会社の方が、売り物にならなくなった消しゴムの元をくれたので、それを切って、並べて作りました。クラスでAKB48がはやっているので、AKB48のだれかに見てほしいなと思って作りました。見てくれたらメッセージ下さい!!!」


以上、子どものかわいさの紹介でした。


(井上推しの“SKE48”の消しゴム文字も作ってくれました。)

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ヤクルトスワローズ杯争奪 23区少年野球大会 開会式

今日は朝から「大田スタジアム」に足を運びました。自分の学年にいる男子がたくさん所属している野球チーム「やまと」さんが、江東区の大会を勝ち抜いて「東京ヤクルトスワローズ杯争奪 東京23区少年野球大会」に出場しているからです。今日はその開会式。素晴らしい晴天の下、晴れ晴れとした姿で入場行進をする子どもたちを一目見たかったのでかけつけました。

天気も良かったので、モノレールに乗って、流通センター駅から徒歩で大田スタジアムへ。スタジアムの外には開会式を前にして、整列しているたくさんの子どもたちがいました。(これだけ多いと見つけられないかなぁ?)と思いながら歩いていくと、いましたいました!かっこいいユニホーム姿の子どもたちが。チームの邪魔になってもいけないので、遠目から“見に来たよ!”と手を振ってあげると、嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

さて、スタジアムの中に入るときれいな緑の人工芝。こんなにきれいな野球場だったのかとけっこう驚きました。私は地元に住んでいながら、初めて入ったのです。ここではプロ野球のイースタンリーグや教育リーグも開催している球場なので、時間を見つけて観戦に来てみようと思いました。



開会式は選手入場からスタートします。開会式だけはすべての参加チームにとって「晴れの舞台」です。ここまで勝ち抜いてくるまでには、監督さんやコーチの皆さんは、「子どもたちに勝たせてあげるためにはどうしたら良いか」ということを四六時中考えているでしょうし、保護者の皆さんは様々な苦労を乗り越えながら、子どもたちを支えてきたはずです。そして、ひとつの目標に向かって子どもたちも練習に試合に頑張ってきたのです。
入場行進をしている子どもたちの姿を見ながら、目を潤ませているお母さんもきっといたことでしょう。

大きな舞台の始まりです。これから始まる他区のチームとの試合でも、自分たちの力を大いに発揮し、好結果を残していけるよう心から応援しています。



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Q10女子、増殖中!

小学生の子どもたちに流行りそうなドラマがあります。日本テレビ、土曜21時に放映されている「Q10」です。

このドラマは、AKB48の大エース「前田敦子」さんがふんする女子高生のロボット「Q10(キュート)」が、様々なエピソードを通して成長していく人間模様(ロボット模様かな?)を描いているドラマです。

我が4年生クラスでは、さっそくこの「Q10」のことをマネする女子が出始めました。
(最初にマネしたのは何を隠そう、この私ですが・・・)

どんなふうにマネをしているのかというと、

①歩き方(特に曲がり方)をQ10式にしている。

②姿勢が正しい。

③ぎこちない動き方をしてみる。

④話し方がロボット風である。

⑤無表情を貫き通す。

といったことです。


そんなわけで私のクラスでは、しばらくの間、「Q10女子」が全盛期を迎えそうです。

「Q10」は姿勢が正しいロボットなので、子どもたちも同じように姿勢を正しくすることを目標にしていきたいと思います。


今日は、Iさんがず~っとQ10のまねをして、すました表情でロボット的な動きをしていました。

きっと「Q10」の言葉や動きをマネする子どもたちが増えていくことでしょう。
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できる子はマインドマップでメモを取る!

先週の金曜日、江東区清掃局の方々に来ていただき、「ふれあい環境学習」という出前授業を行いました。

この授業の内容から紹介します。

(1)ゴミの分別方法を知る。

(2)自分たちの持ってきたゴミを分別作業する

(3)清掃車のしくみを知る

(4)清掃車を観察する

(5)5Rについてのビデオを視聴する

(6)5Rの説明を聞く

(7)質疑応答

こうして2時間の授業が行われるのが、江東区清掃局による「ふれあい環境学習」です。


ここで5Rの説明をしておきます。

よく「3R」ということは言われますね。
「リデュース」「リユース」「リサイクル」の3Rですね。
コマーシャルにもなっているので、最近では常識のひとつですね。

江東区清掃局の方からは、さらに二つのRを加えた「5R」を紹介していただきました。

(1)Refuse(リフューズ)止める⇒安くたって、不要なものは買わない、買物袋を持参する。

(2)Reduce(リデュース)減らす⇒買う量や使う量を減らす、必要分だけ買う。

(3)Reuse(リユース)再使用 ⇒洗ったりして、何度も使う。

(4)Repair(リペアー)修理する⇒壊れても修繕して使う。簡単に捨てない。

(5)Recycle(リサイクル)再利用⇒資源としてもう一度使う。分別をしよう。



さて、このような授業の流れの中でですね、私のクラスではなくて、隣のクラスの4年生がですね、学んだことをマインドマップでメモしていた姿があったわけです!

じっくり見せてもらいましたが、素晴らしい内容でした。
マインドマップフェローの私が、
「へぇ~! 4年生でもこんなにかけるんだなぁ!!!」
と、つぶやいてしまうほど、よくかけていました。

埼玉県熊谷市の中条中学校では、読売新聞の記者さんに出張授業に来てもらい、取材活動の体験学習をしたそうです。その際、生徒たちがマインドマップでメモを取っていく姿を見て、「こういう方法で取材をしていくのは本当に効果的だ」と高い評価をされたと聞いています。

今回の出前授業の際に、となりの組のT君やM君がかいた今回のメモは、中条中学校レベルと言ってもおかしくないくらいに優れたものでした。


マインドマップでメモを取ることの最大の利点は、キーワードだけで記録していっても、より多くの情報記憶を再現できる点にあると私は感じています。すべてを箇条書きの文でメモするよりも、短いキーワードをつなげておいた方が効果的なのです。


かく言う私も、講演会や研究授業の時には、マインドマップでメモを取っています。
その効果は十分に体感しているつもりです。

マインドマップフェローの私が指導していないのに、自分からマインドマップを活用できるようになっている二人の4年生に限りない可能性を感じてしまいます。


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体験と学びを逃がさない子どもたち

辰巳ジャンプの話題です。

何度も何度も書きますが、本当に最近の“ジャンプっ子”たちの成長は素晴らしく、指導をしていてこれほど楽しいことはありません。


その中でも特に感心しているのが、題名のような行動なのです。

全員ではありませんが、何人かの4年生は練習にバレーボールノートを持ってきて、練習中に私に言われたことや、技術的なことを試してみて気づいたことなどを休けい時間に書きとめているのです。3時間練習すれば、たくさんのことが起こりますし、うまくできたことも1つや2つではありません。ところが人間という生き物は本来、「忘れる」ようにできているのですね。今、うまくできていたことも、10分もすれば元通りの下手なプレーにもどってしまったということは普通にあります。

忘れてしまったら“もったいない”ですね。

辰巳ジャンプの何人かがやっている「メモ作戦」こそ、天才を生み出す近道です。

練習の休けい中にノートを書いている子に大きな拍手です


「記憶は逃がすな!」
「学びは逃がすな!」
「気づきは逃がすな!」

このような姿勢を全員が持てるように、今後は指導していきたいと思いました。



私は自分の師匠から、大学生の時に同じようなことを教えられました。
『思想は逃がすな!』という言葉です。
とにかく書きとめよ、考えたことは書きとめないと逃げてしまう。決して逃がしてはならない。できるだけ多くの知識を持っているということは何のためか?それは、知っていることが多ければ多いほど、人を助けられる力が高まるからだ。そんなことを教えられました。

私がこの10年間、ネット上にほぼ毎日、記事を書いてきた行動も、こうした「思想を逃がすな!」という考えから発した行動なのです。書いて書いて書きまくってきた財産は、日に日に大きな宝となって、私を強くしてくれています。


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お子さまランチとギャングエイジ

この記事は学級の子どもたちからの強い要望で書いています。

先日3年生を相手におこなった「ヤゴ救出作戦報告屋台学習」の時に、ペープサートのひとつとして用意をした私の人形を、子どもたちが給食の飾りにつけてくれたのです。そして、
「先生!これを写真に撮って、ブログで紹介してくださいっ!!!」
とのご要望。私も、
「なんかお子様ランチみたいだね。」
と喜んで、ブログに掲載することを約束しました。

4年生の“ギャング”たち(ギャングエイジという発達段階ですね)は、最近、私にいたずらをすることを楽しんでいます(笑)


木曜日は6年生の研究授業でしたので、4年生の子どもたちは給食後には下校させ、早めに6年生の教室へ入りました。そして1時間の授業を参観しながら、気がついたことをどんどんメモしていました。授業も終盤にさしかかったところで、ふとスラックスの後ろポケットに手を入れると、何かがはさまっていました。
(ん???何だこれは???)
と見てみると、ペープサートに使っていた女の子の絵が入れられていました。

やられたっ!!!!!


翌日の朝、
「え~~~~、昨日の放課後、気がついたらね、先生のズボンのポケットの中で、女の子が借りぐらししていたんだよねぇ。
と私が話すと、いたずらをしていた子どもたちは爆笑。
「先生、アリエッティだよ!」
と喜んでいました。


う~ん、次になにをやらかすか不安
来週から夏休みに入って良かったなぁ。
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今、井上学級の子どもたちが頑張っていること

4年生・井上チームが今頑張っていることは何か?

それは「日記新聞を書くこと」です。

年間10000号を目標にしていたのだけど、現時点で3500号を越え、このままのペースで行くと「奇跡の年間15000号」に届きます。今は出だしなので内容面で物足りなさはありますが、個人で1000号も書けば、当然文章を書く力が向上します。

勉強は今頑張ったことが明日すぐに成果として顕れるようなものではありません。勉強もスポーツもほぼ同じだと私は感じます。目に見えない努力を積み上げて積み上げていくうちに、底力がついていくものだと感じます。何十枚も何百枚も書いていれば、そのうちにレベルの低い文章には満足できなくなってくるものです。そしてある時、一気に伸びる瞬間が来ます。それがいつなのかは個人差があります。伸びるまで地道に努力を続けた子が「美味なる実(学力)」を手にすることができるでしょう。


さて、学級総体のことを紹介しましょう。
7月の七夕集会に向けて、クラスの願い事を話し合った子どもたちです。担任である私の意見は微塵も入っていません。すべて子どもたちだけで決めた願い事です。

その願い事とは、

「宇宙一すばらしいクラスになりますように」

織姫も彦星も宇宙にいるわけだから、「宇宙一」という願い事はきっと叶えてくれることでしょう。




このクラス、実はほんの3か月前には、世間で言うところの「学級崩壊」をしていたのです。何を持って「学級崩壊」と私が判断するかというと、担任だけの力では授業が成り立たなくなる状態になり、他クラスの教師が教材研究や学級事務のために授業を行わない「空き時間」をつぶして、「補教」として応援に入らなくてはならない状態になった時に「学級崩壊」しているクラスと判断しています。

こうした状況にあった子どもたちの心を、根っこから改善していくためには、私でさえもやはり「3か月」はかかります。

今回の「七夕の願い事」話し合いで、子どもたちの中から「宇宙一のクラス」という目標イメージが語られたということは、すでに「学級崩壊」していた3か月前からは脱却したと判断しても良い状況だと思うのです。みんなが納得して「宇宙一」という言葉を選んだのです。だからもう大丈夫です。

これで、いよいよ次のステップに入っていきます。
「最高の目標意識」と「最高のセルフイメージ」を子どもたちが持ってくれるように、未来に旅する宇宙船の船長として、しっかり舵取りをしていかなくてはならないと気持ちを入れかえていかなくてはならないと思っています。
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