「同一パターンのグレードアップ」をさせる練習

国語の研究をしている私の勤務校。そのキーワードとなっているのが「同一パターンのグレードアップ」です。

では、「同一パターンのグレードアップ」とは何なのでしょうか?

研究の中では全学級の指導法を「音読」「学習シートブックへの書き込み」「話し合い」「主人公日記」「ふりかえり」というパターンを統一して指導。年間配置された文学教材3単元でくり返し同じ指導を続けることで、子どもたちの読解力や文章力が一歩ずつレベルアップしていくという考え方です。

目新しい考え方ではなく、すべての技能はこうした基本をくり返し練習することで身についていくことは当たり前ですね。



先週から辰巳ジャンプのバレーボール練習もまた、「同一パターン」をくり返して行うことにしています。

基本中の基本である「ワンバウンドをアンダーハンドで打つことによるフォーム作り」から始まり、サーブカットまで徐々にステップアップしていく練習。さらに3分間隔で練習を切り替えていくことで、集中力もつけていくようにしています。1時間で20パターンの練習内容。休みなしで一気に行きますが、リズム良く練習することを意識しているので、精神的には楽なはずです。

要するに、「同一パターンのグレードアップ」という考え方は、国語だけに言えるのではなく、あらゆる課題にあてはまる考え方であることを訴えておきます。




さて、今日の練習には、OGで大学生のシモケイが来てくれました。
「この時季だから、もしかしたら練習しているかなと思って来てみました。」というシモケイの言葉が嬉しかった。部内練習試合でBチームに入ってくれて、レギュラーチームの課題を明らかにしてくれました。

ここに欠点を書くと、江東区の他チームが有利になってしまいますから、良かった点だけ書いておきます。

(1)レシーブ力は確実にあがっている
 大学生シモケイの打ってくるスパイクを、バックのレシーバーがしつこく拾い上げ、得点を許さなかった。最近の練習がそのまま成果として顕れました。

(2)新加入のHさんがチームになじんでいる
 Hさんは12月に入ったばかりの子。それなのに、今や完全にチームの一員になっている。自分の役目をしっかり果たしていることに私は驚いている。この子がAチームに入ったことで、不思議とチームのまとまりができている。

(3)アタッカーが自分の仕事に専念できる
 左右のアタッカーが、スパイクを決めるという本来の仕事に専念できるだけの守備力に、もう少しで到達できそうだ。


シモケイチームと試合をすることで、マイナス要素も浮き彫りになりました。これを2011年、スタートの練習試合で修正していくことになります。

辰巳ジャンプ保護者の皆さん、子どもたちは教育大会で応援し甲斐のある試合をしてくれると思います。
4年生が主体のチームですから、勝ち負けはまだまだ度外視して、応援する大人の心に響くような試合をしていけるように、1月に仕上げていきますので、保護者の皆さんもチームワークの良い応援をして、子どもたちの力となれますようによろしくお願い致します。





ところで、日曜日のマインドマップフェロー養成講座の後で、茨城県の元校長先生・M先生から、このような言葉をいただきました。

「井上先生、どんな立場になっても、バレーボールの指導を決してやめてはいけないよ。先生にとってバレーボールの子どもたちは、これからも大きな力となってくれるから、大変だろうけど指導を続けるべきだよ。」

その通りだと思います。

辰巳ジャンプに集ってくれる子どもたちは、自分から進んで私の指導を受けたいと参加してくれている子どもたちです。なんのしがらみもない。純粋に「井上先生」を求めて来てくれる。そんな子どもたちを指導できる環境を失ってはいけないという、M校長先生からのアドバイスだったのです。

部員が4人も増え、にぎやかになった辰巳ジャンプ。
改めてアファメーションしておきましょうか。

「2011年3月1日。辰巳ジャンプは、男子1チーム、女子2チームができる人数となり、部内で練習試合をすることができるくらいに、にぎやかで楽しいチームになっている。」


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すごいデビュー! 新人バレーボーラー!

今日の辰巳ジャンプはご近所のチームに来ていただいての練習試合でした。相手チームのご厚意に甘えて、辰巳ABチームを作らせていただき、3チームでの練習試合としました。

今週は、この練習試合に向けて、ひとつの目的を持って色々と考えてきました。12月に入部した4年生をどう使ってあげたら能力を発揮できるかという点です。私、このようにバレーボールを指導しているので、余裕があるように見えてもけっこう忙しい。いろいろなことを考える時間は、ほとんど「通勤電車の中」になります。月・火・水曜日と、電車の中でああでもない、こうでもないと考えをめぐらし、メモしていったのが写真画像のものになります。マインドマップ+ポストイット活用ですね。これはアメリカの元副大統領であったアル・ゴア氏の思考作業といっしょです。

なぜこの入ったばかりの4年生をチームに入れようと思ったのかというと、理由はいくつかありました。

(1)ボールが来る場所を感じ取る能力がある。

(2)集中力が高い。

(3)素直で明るい。

(4)私の話をすぐに理解できる頭の良さがある。

(5)足がものすごく速い。

(6)経験者に遠慮をしない。

要するに、この子は「バレーボールセンスのかたまり」だと感じさせてくれたわけです。

しかし、バレーボールを始めてまだ1か月もたっていない子に難しいことをさせるわけにはいかないので、監督としての楽しくも苦しい悩みがスタートしたのです。そして昨日の朝、電車の中で気づいたことは、「そうだ!そうだ!むかし辰巳男子が都大会に出ていたころやっていたフォーメーションを使えば、すべてがうまくいくぞ!」ということでした。


これを今日の練習試合で試したのです。結果は大満足!
新人は大活躍。「お~!あのボールをカバーリングできたか!」「サーブカットもしっかりできたぞ!」次々とできることが増えていく姿に驚くばかりでした。さらにフォーメーションを変えたことでセッターのポジション取りが簡単になり能力開花。レシーブ力のあるアタッカー二人がどちらか必ずレシーブに入ることができるようになりボールがつながる。そうなるとレシーバーの負担も極端に減り、ミスが少なくなる。すべてが良い方向に動き始めました。

こうなると、これまで入っていた2年生もウカウカしていられなくなるでしょう。今は2年生の方がサーブが入るので、どちらを先発メンバーで使っても良い状態。教育大会までの約1カ月間でレギュラー争いをすることになります。



小学生バレーボールの監督をしていると、2つの楽しみがあります。
ひとつは、ボールを投げたり取ったりすることもできなかった子に地道に指導をして、できることが増え、成長していってくれる楽しみ。もうひとつは、高いセンスを持っている子どもと出会った時の楽しみ。どちらも監督というボランティアをしていないと味わえない醍醐味です。

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スーパー小学生バレーボーラーたち

部員や保護者の皆さんが努力してくれて、再び部員増加の波が起こっている辰巳ジャンプです。

新しい子どもたちとの出会いは指導者の心を揺り動かしてくれますね。
「この子はどんな子なのだろうか? どう育てたら良い選手になるだろうか?」
このように考えることじたいが指導者をしている者の幸せなのです。なぜなら未来を考えることができるからです。人間、現状を維持することばかり考えるととても辛い。未来に夢を抱くことが脳科学的にも最も楽であり、楽しいことなのです。

この12月に入部してくれた子は、どうやら天才的なバレーボールセンスを持っているようです。それはたった2回の練習参加にも関わらず、キャプテンのアドバイスを受けながら「バレーボールノート」を書いてきたことにあります。その内容に、私は驚きました。どうして入ったばかりの子がこんなに高いレベルのことを書けているんだ!
本人もすごいし、アドバイスしたキャプテンはもっと素晴らしい!
指導者として、これほど嬉しいことはありません。

では、どのようなことが書かれていたのでしょうか。
ご紹介します。

**************

①手の土手の部分で打つようにしたら、サーブが入った。

②バックが打つ時、ボールの方に体を向けるようにする。

③ミニカゴにボールを入れる時、強い力を加えない。

④仲間が「ドンマイ」「もうちょっと」と、はげましの声をかけてくれて、とってもうれしかった。仲間がおうえんしてくれて、自分もがんばったから、ミニカゴに入ったと思う。

⑤練習試合で仲間と協力し、声をかけ合いながら試合をすると、笑顔でバレーができる。

⑥つまさきをネットの方に向けてサーブをする。

⑦サーブを打つ時、ほかの人の動きをよく持てやるとうまくできる。

⑧ランニングやストレッチで元気に声を出せた。

⑨ひざを曲げ、うでをのばし、足を前にすると、ま上に上がった。

⑩試合で、みんなで笑顔ですると、たちまち勇気がわいてくる。

(目標)
①元気に声出し、笑顔でバレーをやる。

②もう少しサーブが出来るように工夫する。⇒手の土手で力いっぱい打つようにする。

③ボールをよく見て行動する。

**************

これが入部2日目の子どもの書くバレー日記でしょうか?
しかも4年生です。
かつて私は、これほどまでに頭の良い、センスのある子どもを見たことがありません。

そして何度も書きますが、この日記を書かせたキャプテン(やはり4年生)のリーダーシップも素晴らしいと思っています。


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東京新聞杯 辰巳ジャンプの総括

東京都の小学生バレーボール、秋の本番戦である東京新聞杯の戦い。
辰巳ジャンプのチャレンジは終わりました。

結果としては残念なことですが、チーム結成以来最低の支部第20位でした。でも、気を落とす必要はありません。なんたって、4年生以下のチームですから。いくらでも「のびしろ」があります。

振り返って考えてみれば、辰巳ジャンプ10年の歴史の中で、4年生主体のチームで公式戦に出たことは初めてなのです。さらに言ってみれば、今の子どもたちは3年生からチームの中心になって試合経験を積んでいるのですから、これからの2年間でいかようにも伸ばしていける感覚が私にはあります。

時には厳しい言葉をかけることもありますが、それもまた「この子たちなら着いてこれる」と信頼しているからです。




ただ一人の6年生として頑張ってきたキャプテンは、同級生が一人もいないチームの中で、よくここまでバレーボールを続けてこれたと思います。現中2の子たちが人数ギリギリで試合に出られるかどうかという瀬戸際に入部してくれた救世主の子。その2年前の身長150㎝なかった頃からレフトのアタッカーにして、チームの柱として育ててきました。私としては最後のこの大会で、もっともっと良い思い出を作らせてあげたかった所なのでしたが、監督としての力不足。悔し涙を流させてしまう結果になってしまいました。

しかし、昨日の大一番の試合は、フルセット19-17まで勝っていて、逆転負けという内容でしたから、悔いは残るでしょうが、今の力からしたら120%の力を出せたと思います。胸を張って受験勉強に全力投球してほしいと思います。



さて、今日の「支部交流大会」から新しいスタートを切った「若辰チーム」です。試合の結果はどうあれ、素直で純粋にバレーボールに取り組む心は、辰巳ジャンプ史上でナンバー1だと思っています。

4年生はいろいろと悩むことも多いと思いますが、これからたくさん経験していく「練習試合」を通して、どんどん上手になっていくことは間違いありません。楽しく活動し、高い目標に向かって、いっしょにがんばっていきましょう。

2年生は、抜群のバレーボールセンスがあります。
今日も先生からなにもアドバイスをしていないのに、相手のやろうとしていることを感じ取って、2年生だけがボールが来るところに先回りしていました。6年生のスパイクに対してこわがらず、顔に当たっても負けない根性を見せてくれた2年生は、今や江東区バレーボールの有名人となっています。






辰巳ジャンプが最も強かった時、年間400セットの練習試合を目標にして活動していました。
その頃は、男女2チームを指導していましたので、私も“命をかけて”監督業をしていました。
(その頃の様子は2004~2005年のブログ記事にあります)


その頃とは違って、私が抱えているバレーボール以外の使命も、例えれば数百倍になっていて、練習試合400セットなどとなかなか言えない現状はありますが、全力で指導をしていく気持ちは何も変わっていません。

夢は大きく大きくふくらませていきましょう!



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課題は明確になった

なんという天候でしょう。いきなり20℃を下回る気温に驚くばかりです。

今日は1日、3チームでの練習試合をしていた辰巳ジャンプですが、体育館の中と外の気温差ったらありませんでした。扉を閉めて熱心にバレーボールをしている子どもたちの熱で、体育館内は温かで、プレーしている子どもたちは汗をたくさんかいていました。ところが外に出ると冷蔵庫のような寒さ。天気状況を確認すると20℃もない。これでは体調を崩してしまいますね。


さて、たっぷり12セットの練習試合をこなし、いろいろな課題がはっきりしてきました。やはり練習だけでは見えてこない修正ポイントが試合をすることで浮き彫りになります。うちのチーム、だいぶサーブ力もついてきましたので、そろそろいろんなチームとの対戦を経験させる段階に入ってきました。

東京新聞杯予選までの課題は「サーブレシーブ」です。
実践的な練習をくり返して、もう一歩進歩した姿で公式戦を迎えようと思います。
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練習試合・・・プラス思考の評価をすれば

久々の対外試合をした辰巳ジャンプです。
久々ということは、子どもたちにとっては困難なシチュエーションであり、失敗から学ぶ点がたくさん生まれる状況であったといえます。

今日はかなり厳しい指導をしました。
今後のためです。
公式戦(10月3連休)までに乗り越えなくてはならない課題を明らかにするためです。
そして、今後2年間の、見る人たちが心を躍らせるようなバレーボールをするためです。

背番号順にプラスポイントを書き残しておきます。

1番
唯一の6年生。よく考えてバレーボールをしていました。すべてにねらいを持ってプレーしていることがよく分かりました。だから私から、それほど強い口調で指導はしなかったはずです。頼りになる6年生に育ってきました。

2番
精神面の弱さを指導しました。
辰巳ジャンプは少ない練習試合をひとつひとつ大事にチーム作りをしていかなくてはなりません。楽しいだけでバレーボールが上達するなら、そんなに楽なことはありません。辰巳ジャンプは楽なことをしているチームではありません。自分の限界を打ち破る経験をたくさん積んでいくことを目的にしているチームです。
甘い考えを捨てなくてはなりません。

3番
ミスをしても強気でスパイクを打っていた行動は評価できます。
サーブも打てば打つほど強くなってきました。
これからも積極的なプレーをして、チームを引っ張っていくようにしてほしいです。

4番
セッターはミスなくプレーして当たり前の厳しいポジションです。それができると認めているからセッターにしているのです。といっても、セッターになってからまだ4か月もたっていません。そう考えると本当によくトスを上げているのです。どんどん上手になっています。
でも、セッターだから、褒めるわけにはいかないのです。
だから監督と心をひとつにして、チーム作りをしていってほしいのです。

5番
1,2セットはほとんどレシーブミス(12本)をしてしまい苦しみましたが、そこからの頑張りが素晴らしかったのです。今日1日で守備範囲が3メートルは広がりました。午後には「走れ!」と言われなくても、すべてのボールを走って拾おうとしていました。

6番
不思議とボールが来る場所に先回りしていることができていました。勘が良いのでしょう。
今まで練習を休むことが多かったので、レギュラーには入れられませんでしたが、今日のような動きができて、練習を休まない意欲を持てるならば、どんどん伸びていくことでしょう。

7番
下級生なので練習試合に来たことだけでも合格といえますが、バレーボールセンスが高いだけに、練習量・試合経験を積めば良い選手になれると思われます。
週に1度だけの練習しかでられないことが残念でなりません。

8番
2年生なのにチームのリーダーとなっています。
強気のレシーブ、大きな声を出してチームのリズムを作る、7月にはネットまで届かなかったサーブが、今では中衛まで飛ぶようになっている。
辰巳ジャンプ歴代最高キャプテンであり、関東各地のチームに「あの子はすごい!」と言わせた、今、大学1年生の「はーちゃん」が2年生の時よりも、すごい能力を発揮しています。

9番
入部して日も浅いのに、試合に出る意欲満々。サーブもそろそろ入るようになるでしょう。
練習を休まなければ、来年1月からのレギュラー確定です。



今日来た9名の評価を書きました。

辰巳ジャンプ関係者は参考にして下さい。


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じっくりたっぷり個人練習

くり返しになりますが、9月に入ってからの辰巳ジャンプっ子の成長は本当に著しいのです。安定感は全然ありません。ミスばかりします。それでも良いのです。1回1回の練習で確実に何かをものにしている吸収力が高いのです。

今日は私の勤務校の体育館をお借りして半日練習でした。辰巳の体育館とはちがって、結構広いフロアなので、いつもよりもノビノビ練習できます。コーディショントレーニングをはじめ、様々な動きを体験させることができましたし、天井の高さを生かした練習もできました。

今日の練習で最も伸びているんだなぁと感じさせたのがサーブカットです。
新しい知識として、「ABCカット」を教えることができました。この頃は「ABCキャッチ」とも言いますね。
「A」はセッターを動かすことのないカット。
「B」はセッターを動かしてしまうカット。
「C」は二段トスになってしまうカットのことです。

これまでの辰巳ジャンプでは、半数以上の子が「まずはボールを手に当てる」というレベルだったので、AもBもCもない。とにかく上げてくれが課題だったわけですが、いよいよ専門的な話をし、明確に意図を持ってプレーをしていく段階に入ってきました。

この段階に入れば、本当にバレーボールが面白くて面白くてしかたない状態になります。いろんな戦術も使えるようになってきますし、立体的、3D的な空間の使い方もできるようになってきます。


AKB48の新曲の中に、「ジャンジャンあふれるいとしさは」というフレーズがありますが、今のチームにあてはめると、この「ジャンジャンあふれる」という部分がピッタリきます。
“ジャンジャン伸びてく子どもたち
“ジャンジャンあふれる可能性”   ですわ



明日は練習試合。
点数ではなく、技術を上げるための1日。また試合勘をつけるための1日となります。

ひとりの子のバレーボールノートには、
「この2日間、広い体育館でバレーボールを“楽しんで”いこう」
と書かせてもらいました。

私も成長するジャンプっ子の姿を楽しみにしています。


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急成長の季節

涼しくなったかと感じた気候は再び「猛暑日」という過酷な今年ですね。
土日は体育館で汗をかきながら過ごしている井上です。

今日も辰巳ジャンプの練習でした。

子どもたちは、このところ1回1回の練習で、確実に成長をしています。バレーボールはチームスポーツですから、私は1回の練習で誰か一人でも伸ばすことができたら成功だと思うようにしています。それは甘い指導だと言われるかもしれませんが、少ない練習時間のチームには、そのような考え方を指導者が持って、プラス思考で子どもたちを育てていかなくてはいけないと信じています。

最近の“ジャンプっ子”(これまで辰巳ジャンプの子どもたちを辰巳っ子と表現してきましたが、辰巳小の子が少なくなり、表現方法を変える必要があると感じたので、ジャンプっ子としてみました。)は、サーブ力の伸びがすごい。練習をするたびにサーブが強くなっています。
特に4年生エースのFさんは、強くて変化するサーブを打てるようになってきました。このサーブが続けて入れば、大人でもなかなか取れません。4年生の夏段階で、よくここまで来てくれました。5年生になったらいったいどこまで伸びていくことでしょう?



ただし保護者の皆さん、東京新聞杯ではその成果が表れることを期待しないでください。理由は格チームの6年生は、辰巳の4年生の伸び方以上に夏の間に成長しているからです。秋の大会の6年生は4年生から見たら“中学生”と言ってもいいくらいなのです。それほどレベルの高いバレーボールを見せてくれるはずなのです。

今のジャンプっ子は、1試合1試合が勉強です。当然、勝った方が良いに決まっていますが、負けてもこの時期に2歳上の上級生と試合をしたイメージは強く心に刻まれるのです。半年後、教育大会の頃に、この秋の試合経験が大きく花開くことでしょう。


唯一の6年生であるMさんは、最後の大きな大会に向けて、思いっきりバレーボールを楽しんでほしいと思います。

何本スパイクを決められるでしょうか?
何本サービスエースを取れるでしょうか?

そして、一生の記憶に残るような素晴らしい試合を、1回でもできるように私は応援していきたいと思っています。


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夏休みの成果は早くも出ている

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この夏休み、昨年以上に辰巳ジャンプの練習に時間をかけました。私の休暇はほとんどバレーボールの練習に費やしました。理由はただひとつ、4年生のこの時期にどれだけ技術や体力を伸ばせるかで、2年後の6年生になった時のバレーボールレベルに影響があるからです。子どもたちは大きな夢を心に抱いています。私はここ数年間、子どもも大人も変わらず、接触する人すべてに「夢を持とう!」「高いゴールイメージを持とう!」と言い続けていますから、純粋に夢を見続けている辰巳ジャンプの子どもたちの力になる責任があると思っています。

暑かった夏休みの間に、休まずに練習してきた子たちは、見違えるような成長をしています。一人一人のことをくわしく書けば、いくらでも書けるのですが、それは秋の大会での活躍で見ていただくことにしましょう。

ひと言だけ、評価の言葉を書くとすれば、「バレーボールらしくなってきた」となります。これまではサーブを打たれたら終わり、チャンスボールも自分たちのミスでピンチに早変わりというチームでした。今日の練習では、打てないと思ったらフェイントに切り替えて相手コートに落としたり、トスをあげてほしい位置を大きな声でセッターに指示したりという習慣が身についていました。

大会までまだ1カ月以上もありますから、まだまだ伸びるでしょう。
けっこう面白い試合をすることができるような気がしています。
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「熱中症には絶対にさせない!」と配慮しながら練習

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今日は気温が36℃という「運動禁止領域」の高温でした。

実は身近なところで、熱中症で意識不明になってしまった小学生の情報が入っており、辰巳ジャンプの子どもたちは絶対に熱中症にさせないという気持ちが私の中に強くありました。

加えて、チームの皆さんにご協力いただき資格取得講習会に出させていただいた「日本体育協会公認バレーボール指導員」の講義の中でも、日本バレーボール協会専属の医師である山下俊紀先生から、熱中症対策について学んだばかりでしたので、ありがたいことに私の頭の中には様々な知識が増えている状態です。


実は今週、職場の副校長からも、「井上先生のバレーチームは熱中症対策はどうしているの?」と質問を受けました。そのようなことを職場の方から聞かれたのも初めてのことですが、今年の暑さはそれほど異常なものなのですね。

質問には、「3分とか10分、15分とタイマーをかけて、ちょくちょく休ませては吸水させるようにしています。」と答えました。そして、「学校の授業中も、15分に1回は吸水することが必要です。」とアドバイスしました。


今日も子どもたちに、熱中症について教えてから練習を始めました。

「ふつうは35℃を超えたら運動禁止なんだけど、練習しないわけにはいかないから、15分に1回は水を飲むようにするよ。それから誰かが異常なくらいに顔が赤くなったり、逆にくちびるが紫色になったりしたら、すぐに教えること。」

「長い時間をかけてダラダラ練習していても上手くならないから、どんどん切り替えて練習していくからね。」


このようにして、子どもたちの頭の中にも「熱中症予防」の知識を与えておく必要がある今年だと思います。


熱中症については、2001年にサイト上でも話題になりましたので、その記事にリンクしておきます。一読の価値はあると思います。

夏休み練習 第1日目
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東京都アンダー10キッズ交流バレーボール大会

チームの主体が4年生である辰巳ジャンプにとって、今現在の実力をはかるにはうってつけの「アンダー10交流大会」が今日行われました。

会場は品川区立戸越台中学校です。
この戸越台中学校は品川区内でも、老人施設・社会解放施設との併設校としてモデルケースになっている学校です。そのため学校施設も様々な配慮がなされています。今回、私たちにとって本当にありがたかったのは、試合をするための体育館と、食事をするためのランチルームにクーラーが入っていたことです。今日のような猛暑日に、4年生以下の子どもたちがバレーボールの試合をするには、涼しい環境は本当に助かります。
1日中、会場管理をしてくださった戸越台中学校バレーボール部顧問の小林先生と部員の皆様には心から感謝申しあげます。

また、昨年に引き続き、下級生の励みになるようにと大会を企画・運営してくださった、東京都小学生バレーボール連盟指導普及委員会の皆様にも「ありがとうございます」と申し上げます。


辰巳ジャンプの子どもたちは、バレーボール経験値の高いグループで試合をさせていただきました。子どもたちは今日までの1カ月、試合で成果をあげることを目標に練習をしてきましたが、試合の結果は残念なものになりました。しかし、今は試合の結果はどうでもよいと言っておきます。今日の試合に向けて、いったいどれだけの技術アップをすることができたのか。このことが一番重要だと思っています。

そのような観点から、子どもたちをプラス思考で評価しておきます。

まず、何よりも大きいのは、4番さんがセッターとしてやっていける目処が立ったことです。セッターというポジションは打ちやすいトスをあげて当たり前という厳しいポジションなので、試合中に私がほめるようなことはまずありません。そのため、周りで応援している方々から見るとミスが多いなぁと見えるかもしれません。しかしですね、私は大会直後に4番さんにこのように話しました。
「秋の大会では君が正セッターとしてやってもらうことにするよ。」
こうなると、6年生の入ったチームで公式戦を戦う経験を積み、来年、再来年に向けてグングン伸びる可能性が高くなります。

4番さんにセッターを任せることができれば、2番さんをアタッカーとして育てる計画を早送りできます。私の計画では、夏休みがあけたころには、立派なライトアタッカーとして育っていることになっています。


次に大きな成長を見せたのが5番さんです。
センターレシーバーというポジションを与えたのも、急激に伸びる可能性を見出したからです。案の定、1か月前とはまったくちがった姿を見せてくれています。全国大会予選では6番目のサーバーだったのに、今回は3番目を任せられるほど成長したのです。


そして何よりも9番さんの成長は、私の教育方針への自信にもなりました。
2年生に対して、「君はレギュラーだから」という立場を与え、自覚をうながすことで、練習態度は一変しました。私の指導していることを一番忠実に守っているのが9番さんです。声を出してムードを作るし、ボールから逃げずに走ってレシーブするし。サーブが入るようになれば、もしかするとAチームでもレギュラーを取るかもしれません。
他の子たちは危機感を持って練習しないと、9番さんに追い抜かれてしまいます。


アンダー10はもうおしまいです。
明日からは秋の大会に向けてのレギュラー争いとなります。
その条件で一番大事なのは、『練習を休まない』という一点です。

さあ、この夏休み、だれが一番がんばれるでしょうか?
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新ユニフォーム

辰巳ジャンプの新ユニフォームが完成しました。

今回のユニフォーム作成に関しては、私はほぼノータッチで、Iコーチを始めとする保護者の皆様方が全面的に進めて下さいました。この保護者パワーこそ、チームを盛り立てる最大の要因となります。

子どもたちの意見も十分に聞いていただき、みんなが待ち望んだユニフォームとなりました。

お披露目は、東京都小学生バレーボール連盟主催の「アンダー10交流大会(4年生以下の大会)」になります。

新しいユニフォームを来て、辰巳ジャンプの子どもたちは120%の力を発揮し、パパさん、ママさんに感謝の姿を見せられるといいですね。
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正しい投げ方を作るボール

今日の辰巳ジャンプの練習に、あたらしい器具が登場しました。
「ヴォーテックスフットボール」という投球修正ボールです。

これはIコーチが見つけてくれた器具です。

なぜこのような器具を購入したのか?
そのわけは、子どもたちがボールの投げ方を身につけることに苦しんでいたからです。

ボールを投げることができないと、サーブやスパイクなどの攻撃的な技術を身につけることに壁ができてしまいます。早急になんとかしなくてはならないということを私もコーチも感じていたので、良さそうなものはすぐに導入しました。

このボールがなぜ良いのかというと、ひじを高くあげて、正しいフォームで投げた時には、「ヒュ~~~~~~~」という音が鳴り、後ろについている羽がブレないで飛んでいきます。間違った投げ方をすると、まったく音が鳴りません。すごく分かりやすい判断基準です。

さっそく使ってみましたが、みるみるうちに良い投げ方に変わっていく子どもたちを見ることができました。

難としては少々重量があるので、間違った投げ方をしている子の肩や肘に負担がかかり、故障につながることもありそうなので、投球修正練習の回数には気をつけないといけないかなと思いました。


このボールを使って練習すれば、数メートルは平均投球距離が伸びるというデータもあるようです。学校体育でも導入を考えて良い一品だと感じました。実際に静岡県では全小学校全学級に一つずつ配置しているようです。

小学生バレーボール指導者の皆さんも購入を考えてみてはいかがでしょうか。

ヴォーテックスフットボール

ニシ・スポーツ

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男子チームに関する過去ログを読むと・・・・・

辰巳ジャンプ、着々と部員が増えています。今日も2年生女子が入部してくれました。これで男女合わせて17名の部員数。でも、30名までは増えるはずですから、まだまだ。

さて、男子部員も4名まで増えました。あと2人増えれば秋の江東区大会に出場させます。さらに8人の部員まで増えたら、来年のミカサ杯教育大会を目指そうと思います。

辰巳が男女でしのぎを削っていた2003年から2005年の過去ログを読みなおしてみました。その監督活動の激しさに、自分自身、今よく生きているなぁと思ってしまいます。なにしろ、女子の試合が終わったらすぐに男子の試合会場にかけつけたり、その逆をしていたり。土曜日に男子を連れて関東遠征をして、翌日には女子を連れて他県に行っていたり。休む間もなく戦い続けていた日々。もう一度それをできるかどうか?

ちょっと不安ではあります。
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男子部員の増加

辰巳ジャンプの話題です。

ここへ来て、男子部員の増加減少が起きています。たった1人だった男子が4人まで増えました。さらに増える空気を感じている井上です。しかも、「ドラゴンジャンプ」と名乗っていた5年前の男子チームの卒業生であるモンチッチ先輩が、熱心に練習に来て教えてくれるという支えもある。

きっと何かが起こるに違いありません。

コンスタントに6人が練習参加するようになれば、すぐにでも男子の試合に出してあげたいと思っています。まずは、11月の江東区小学生秋季大会に「辰巳男子チーム」として出場できるように目標を設定します。

男子ができれば、相乗効果で女子チームも強くなります。
さらに相乗効果で、女子の2~3年生チームができることでしょう。

辰巳ジャンプ全盛時代の男子・女子A・女子Bという3チーム体制は必ず復活します。
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