私も執筆した本が出版されました 「協同学習がつくるアクティブラーニング」

協同学習がつくるアクティブ・ラーニング
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明治図書出版


お世話になっている某大学の教授先生に紹介していただき、マインドマップを活用したアクティブラーニングの教育実践について、数ページを執筆させていただいた本が、この11月に明治図書からいよいよ出版されました。出版にいたるまでは、何回か原稿を直したり、挿入画像として使おうとしていたマインドマップの写真データが荒くて印刷に耐えられないということで、「iMindmap」のソフトで作り直したりと、出版にふさわしい本にするために、丁寧に校正していかなくてはならないことも経験できました。

この本の中で、私が書かせていただいたのは、第5章・アクティブな学びを創る協同学習実践の中で、「マインドマップを活用した授業づくり」という項目です。
(1)小6「宮沢賢治を分析する学習」
(2)小4学校教育目標を考える授業」
(3)小2「フェスティバルをしよう」
上記の三実践を紹介させていただきました。
一、二実践例は私が取り組んだ授業ですが、三実践目は同じ勤務校で当時25才だった若手女性教員に実践してもらった内容を掘り起こして、紹介させていただきました。経験の浅い若手教員でも豊かな実践ができるという意味で取り上げたものです。

今回は「本を書く」という目標を形にすることができました。
一歩目を踏み出せましたので、第二歩、第三歩のイメージを作っておこうと思います。

こちらはこの本の編者の杉江修治先生のインタビュー記事です。
協同学習の理論はアクティブ・ラーニングの基盤である
中京大学国際教養学部教授杉江修治
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【本の紹介】校長、お電話です!

校長、お電話です!
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双葉社


久々に本の紹介を記事にします。

夏休み中に発刊された本です。中学校の校長先生が主人公という設定は、これまでありそうでなかったものではないでしょうか。最初の数ページを読むと、著者が教育現場のことをよく取材して書いた小説だと思わせられます。現職管理職の私からすると、「ああ、確かにこういうことはある!ある!」と、つぶやきたくなる場面が多いです。
また、学校管理職モデルのひとつとして、自分のイメージのひきだしに入れておいてもよさそうです。

ドラマ性がある小説ですから、映画かテレビドラマ化しても面白いかもしれません。西島秀俊さんあたりを主人公役にして実現すると楽しいと思います。新任若手校長の物語。この本では着任4ヶ月間だけのドラマが描かれていますが、さらに続編が発刊されることを望みます。
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【小学生時代に読みたい本】 狐

狐 (日本の童話名作選シリーズ)
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偕成社


新美南吉の本です。
夜に下駄をおろすと狐になってしまうと、街のおぱあさんから言われて怖がっていた文六ちゃん。
そのことを布団の中でお母さんに話すと、お母さんは本当にやさしく受けとめてくれます。
その母子の心のふれあいが、読む人の心にしみいるものがたり。
新美南吉自身の人生を反映したと感じる絵本です。

新美南吉に関する私自身の文章があります。
参考に読んでみると国語の授業に役立ちます。

「さびしさと愛 新美南吉の人生」
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【小学生時代に読みたい本】 ポランの広場

ポランの広場 宮沢賢治歌曲集
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ハンナ



宮沢賢治 「ポランの広場」歌 青木由有子/ギター 近藤富夫  kenji miyazawa


宮沢賢治作品は、環境と人格の融合をテーマにしている哲学的なものがほとんどで、小学生には難しいかもしれませんが、賢治本人が教育者として未来を作りゆく子どもたち向けに作品を残しておりますので、読む必要があります。子ども時代に賢治作品を読んでおくことによって、大人になってから社会のことを考えられる素養を育むことができます。
「自分の幸福を考えるならば、まず一国の安全を考えよ、一国の安全を考えるならば、その前に社会全体の安全を考えよ」という仏教の考え方を基にしているのが宮沢賢治作品です。
その中でも「ポランの広場」は音楽的に高い感性の作品だと私は感じています。なぜなら、この戯曲を使った音楽劇作品を一度鑑賞したら、決して忘れることのない曲が心に焼きつくからです。ブログ内には音源動画を借りてリンクしておきましたが、チャンスがあればどこかの劇団が演じる「ポランの広場」を子どもといっしょに鑑賞するのがよいでしょう。
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【小学生時代に読みたい本】 たつのこ たろう

新装版絵本 たつのこたろう (講談社の創作絵本)
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講談社


年齢が小さければ小さいほど、心に残る本です。
できれば小学校3年生までに読んでおきたい。
もっといえば、年長児までに読み聞かせておきたい本です。
親子の絆、母親の愛情、自己犠牲の精神、今の時代にあえて心に刻んでおきたい。
読んでいない子は、すぐに手に入れて読みましょう。
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【小学生時代に読みたい本】オズの魔法使い

オズのまほうつかい (10歳までに読みたい世界名作)
ライマン・フランク ボーム
学研教育出版


辰巳ジャンプの子どもたちだけでなく、このブログを目にした小学生バレーボーラーのために、小学生時代に読んでおきたい本の紹介を始めます。
まずはジャンプの3年生の子どもたちに、あらためて読んでほしい「オズの魔法使い」です。
ついでに主題歌の英語バージョンを動画ではり付けておきます。
発音がわかりやすいので英語の勉強にもなる動画です。

サムホエア・オーヴァー・ザ・レインボー(英語字幕)/コニー・タルボット


本の紹介なのに歌手の紹介になってしまいますが、コニー・タルボットさんの最新動画はこちらです。
Let It Go - Frozen - Connie Talbot cover


それでこの動画からアソシエイトして、ピアノで弾ける「アナと雪の女王」の楽譜本がこちらです。
これもおすすめ!
ピアノソロ 初級 やさしくひける アナと雪の女王~日本版サウンドトラックより~ (ピアノ・ソロ)
クリエーター情報なし
ヤマハミュージックメディア
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【本の紹介】ねしょんべんものがたり

ねしょんべんものがたり (フォア文庫愛蔵版)
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童心社


3学期スタートを前に、勤務校の教育実践を深めるための話し合いがまるまる1日続いた今日でした。とても有意義な情報がたくさん取り上げられました。私の勤務校は東京都言語能力向上拠点校という研究指定を受けています。教育活動の中で「数学的思考力」「俳句創作活動」「読書活動」の3本柱を立てて子どもたちの言語能力を鍛える取り組みを続けています。その中で、今日は「読書」についても話し合いをしました。

話し合いの中で、自らの小学校時代を振り返り、自分の愛読書を学級のみんなに紹介した経験を今でも鮮明に覚えている、大好きだった本を友達みんなに読んでもらえたことが嬉しかったというエピソード記憶なのでした。その話を聞いていて、私自身は小学校4年生の時に読んだ「ねしょんべんものがたり」が楽しくて、何度も読み返していたことがよみがえりました。そこで、このブログを目にする小学生向けに紹介をしておきます。

この物語は、著者がたくさんいて、それを椋鳩十さんが編集した本です。ねしょんべんにまつわるいろんな話が書かれていて、そのほとんどが「見ていた夢の話」からねしょんべんをしてしまうことにつながっていきます。紹介される夢の一つ一つがとても面白い。もしかしたら幼年期、自分も同じような夢をみながら、ねしょんべんをしていたのかもしれません。その幼き記憶をよみがえらせてくれる話に心がひかれたのかもしれません。



自分の時間に余裕があれば、このように本の紹介を復活させることにします。
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映画化される「深夜食堂」

深夜食堂 コミック 1-13巻セット (ビッグコミックススペシャル)
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小学館


この冬、このマンガに完全にはまってしまいました。
このような「めしや」がどこかにないかなぁ。
この食堂に登場する「マスター」のようになれないかなぁ。
自分がなれないなら、こういうマスターのいる店はどこかにないかなぁ。
妄想はどんどんひろがります。

夜中の12時から店が開く場末の「めしや」の話なのですが、小学生の子どもには理解できないと思います。
しかし年を重ねた大人にはなんだかとても癒される内容だと感じています。
テレビドラマ化されていますし、1月31日には映画上映スタートします。
仕事が忙しくても、体力が続かなくても、見に行こうと思っています。
ただ、淡々と進むストーリーなので、映画館で熟睡してしまうかも(苦笑)

大人にはおすすめします。ぜひ1冊、読んでみてください。
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【久々に本の紹介】 137億年の物語

137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史
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文藝春秋


この本を見た瞬間に「これは必要!」と購入しました。中学生から高校生向け、または再度世界史を学んでみようと思う大人向けの本としてはけっこう優れものだと思います。学校で使っている世界史の教科書よりは面白い。そしてグローバルレベルの歴史概要がつかめる。6年生以上のお子様がいる家庭にはお勧めです。こういう本を1冊置いておくことで、子どもが少しでも興味を持った時に、すぐに手に取ることができる。こうしたことが家庭の読書環境のひとつであるわけです。本は電子書籍と違って、所蔵するには場所を取りますが、無意識に目にし、いつか手に取る可能性があるという点で、電子書籍よりも優れていると私は感じています。

この本の特徴としては、約500ページのうち300ページ近くまでかけて、地球の歴史のうち西暦570年までを書いていることです。地球は生命の誕生から長い潮流をかけて今にいたっている。人類だけでなく、もっと大きな川の流れのような流れの中に人類の歴史もあるのだと理解できる点にあります。イギリスの著名な歴史学者であるアーノルド・トインビー博士の歴史観に近い感覚で書かれており、さらに中学生でも読める文章になっています。こういう本を子どもの近くに置いておく親は賢いと思います。皆さん、1冊どうですか。
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【本の紹介】 あの負けがあってこそ

あの負けがあってこそ
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ウェッジ


新幹線出張で小田原に向かう時に購入した本です。けっこう面白い本です。

スポーツをする者、いつも必ず付きまとうことが勝負です。勝負は勝ったチームと負けたチームに真っ二つにします。

大切なことは、

「勝って奢らず、負けて腐らず」

ということです。その言葉をさらに高めるために次の言葉がつながるでしょう。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

6年生はこ2つの言葉の意味をじっくり考えるようにしましょう。
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バレーボールマンガ「ハイキュー」の紹介

ハイキュー!! 1 (ジャンプコミックス)
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集英社
ハイキュー!! 2 (ジャンプコミックス)
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集英社


テレビ東京さんからのアンケート依頼があったことで、私も初めて知ったのですが、少年ジャンプでバレーボールマンガが連載されているようです。さっそく本屋で買って読んでみました。感想を書くのは控えておきます。せっかく始まったバレーボールの連載なので、できるだけ長く続いてほしいと期待しますし、できればテレビ番組化になるといいですね。

テレビ東京の情報は紹介しておきます。


【テレビ東京からのアンケート依頼より転載】

○番組名 テレビ東京「サキヨミ ジャンBANG!」
○放送時間 毎週金曜日 18:00~18:30(テレビ東京6局ネット)
○放送予定日:10月12日金曜日(予定)18:00~18:30
○番組形態 情報バラエティ番組
○出演者 南明奈、アメリカザリガニ、市道真央、他
○制作会社 株式会社ジャンプコーポレーション

番組内容
2009年4月から始まった「サキよみ ジャンBANG!」は「週刊少年ジャンプ」「Vジャンプ」「ジャンプSQ.」「ジャンプSQ.19」「最強ジャンプ」の漫画や各作品に関連したゲームなどをMCの南明奈・アメリカザリガニが様々なゲストを迎え楽しく紹介していく情報バラエティ番組です。

今回の企画内容(仮)
今回は週刊少年ジャンプに連載中の「ハイキュー!!」を取り上げるぞ!
本誌に先駆けて、気になる人気キャラランキングをご紹介!
答えてくれたのはバレーボール大好きな小学生たちだ!
さらに!スタジオではバレーボール芸人がハイキューの魅力を熱く語ります!
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夏休みの宿題支援のひとつにどうぞ

小学生のためのマインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
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小学館


作文を書くことが苦手な子におすすめのドリルですよ!
私がかかわり、小学館さんに作っていただいた「マインドマップで作文すらすらワーク」です。

このドリルは、ただ子どもに与えただけでは使いこなせません。「マインドマップ」のかき方を理解している大人がついて、子どもと一緒に使うことによって効果を発揮します。

マインドマップの特徴として、自分でも気づいていないことを「拡散思考」によって引き出す効果、「水平思考(ラテラルシンキング)」に注目されていますが、実はそれ以上に「論理的思考力(ロジカルシンキング)」を鍛える効果があることを私は実感しています。ロジカルシンキングをするときのキーワードは「たとえば」と「つまり」です。「たとえば」で拡散型思考を促し、「つまり」で収束型思考を促す。このくり返しによって、子どもたちは論理的な作文を書けるようになっていきます。

ブログの記事で作文実践ができるように説明しようとは思っていませんので、興味のある方は私を講師として呼んでいただければ、たちまち作文を書けるようにします。(しかし・・・時間がないので難しいかな。)



夏休みが始まります。
時間が取れる時に、辰巳ジャンプの子どもたちに作文指導もできるといいのですが、バレーボールの練習の方が今は優先です。私の体重が5kg落ちるくらいに練習できたら、秋には無敵チームになることでしょう。それを成長基準にして練習してみます。私が心から信頼する東北地方の教員仲間が、ご自分の体重管理を公開することによって30kgもダイエットした事例があるのですが、それを見習って5kg落としてみましょうかね(笑)
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【子どもに読ませたい本の紹介】 凍りの掌・・・シベリア抑留記(おざわ ゆき)

凍りの掌
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小池書院


太平洋戦争の悲劇の中で、学校で学ぶ歴史の勉強の中であまり触れられない史実があります。しかしこの歴史のことは、日本人として忘れてはいけない悲劇のひとつだと私は思っています。それは満州の大地に残されていた人たちが、旧ソビエト連邦の捕虜となり、極寒のシベリアの地で想像もできない苦労をしたことです。今回紹介するマンガは、筆者であるおざわゆきさんのお父さんが経験した「シベリア抑留生活」のことを漫画としてはソフトなタッチで描かれていますが、内容的には心に迫ってくるものがあります。小学生の子どもが読んでもよい一書だと思いましたので紹介しました。ぜひ読んでみてください。

ちばてつやさんの推薦文にはこのようにあります。
「暖かく、やさしいタッチのマンガ表現なのに、そこには『シベリア抑留』という氷点下の地獄図が、深く、リアルに、静かに語られている。日本人が決して忘れてはいけない、暗く悲しい六十六年前の真実。次代を担う若者たちには、何としても読んで貰いたい衝撃の一冊。」


また、シベリア抑留のことについては、山崎豊子さんの「不毛地帯」を読むこともお薦めします。

不毛地帯 (1) (新潮文庫)
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新潮社
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久々に本の紹介をします

ケルベロスの肖像
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宝島社


ロスジェネの逆襲
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ダイヤモンド社


最新刊です。
私はどちらも読み進めるほどに登場人物に自己投影できる小説だと感じています。
とても忙しい立場になってしまった私ですが、そろそろ読書の勢いも復活させたいと思っています。
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「私の夢カルテ」(福井県教育委員会 作成)

「夢を見る力」「夢に向かう力」「夢を叶えようとする力」

私は、子どもたちにこうした心を育むことこそ、「生きる力」につながると信じ、これまで数年間、指導をしてきました。

子どもたちが持っている大きな力を発揮させてあげられるようにするために、「できるだけ大きな夢」を考えるように促し、その夢に臨場感を感じられるように言葉をかけ、深く考えさせ、ポジティブな行動ができるように、小さな実践方法を紹介してきました。

その小さな実践方法とは、例えば、大ヒットした歌にもありました「トイレには本当に神様がいる。だからトイレをきれいにするんだよ。」ということがあります。しかし、歌のように掃除をするのはなかなか難しいことなので、

「トイレにあるサンダルが乱れていたら、きれいに並べることをするといいよ。そういうことをする人は大人でも少ない。人がやらない良いことをするから神様が手を貸してくれるようになるんだよ。」

と教えます。そしてしばらくの間、子どもたちの習慣になるまで「サンダル並べたかな?」と聞き続けてあげます。すごく小さなことなのですが、こうしたことにプチ達成感を感じられる子どもに育てることが大事だと思います。



さて、題名の通り、福井県教育委員会が作成した「私の夢カルテ」を紹介します。

【リンク先】
私の夢カルテ

福井県教育委員会のサイトには、このように書かれています。

【背景】
全国学力・学習状況調査において、福井県の小中学生の学力が4年連続トップクラスとなる一方で、夢や目標を持っている児童生徒の割合は全国の中で中位程度に留まっています。
 子どもたちが、将来、社会で大いに活躍できるよう、小学校の段階から夢や目標をもち、挑戦しようとする意欲を育成する教育活動を行う必要があります。


「小学校の段階から夢や目標をもち、挑戦しようとする意欲を育成する教育活動を行う必要があります。」

この考え方に私は賛同します。

興味のある方はリンク先を開いて、「私の夢カルテ」をダウンロードしてみてください。
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