都大会までの練習回数はあと何回?

今日の最後のミーティングで、
「都大会まであと何回練習できると思う?数えてみて。」
という問題を出しました。子どもたちは「え~っと・・・」としばらく考えて、「8回!」と正解を見つけました。

「8回が少ないと思うか、多いと思うか。それは君たちの練習の仕方にかかっている。1回1回の練習で目的と目標を持ってしっかりやれば8回でもいいかもしれないし、何となくやっている8回なら大して役に立たないことになる。教えている自分も8回でどこまで伸ばしてあげられるか分からない。みんなでいっしょに頑張るしかないよね。」

解散後、男女とも子どもたちはなかなか帰らず、
「先生、都大会では○○チームとどの辺で当たるんですか?」
「一番強い4チームとは何回戦で当たりますか?」
「2位シードの位置はどこになるんですか?」
「あのチームに勝つためにはこうしたらいいんじゃない。」
「女子は試合の数が多いから大変だねぇ。男子は3回勝てば全国大会だ。」
こんなような話を楽しそうにしていました。

そんな姿を見て、私は男女で一緒に予選を突破できて本当に良かったとしみじみ感じました。

今、目の前にいるこの子達のために、自分にできることはすべてやってあげよう。指導者として悔いの残らないようにしよう。板橋で辰巳っ子の笑顔が見られるように頑張ろう。そう思いました。
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何度も何度も初心に返る

バレーボール指導を真剣に続けていると、その雰囲気から知らず知らずのうちに自分の本来の姿を忘れてしまっている時が出てきます。自分で決めた目標設定が高く、実力もないのにその目標に追いかけられている感情に襲われる。

学校の教師としても同じことが言える。
理想の児童像を追い求めるあまり、児童の実態からかけ離れている自分に気づかず、過剰に子ども達を追い込んでいることがある。

ある出来事から、自分の進んでいる方向に修正が必要な気がしてきました。
私はもう少し「一人の子ども」という存在を温かく見つめていかなくてはならないのではないかと。

15年前、学級崩壊におちいった私のクラスが、復活したキーワードは「子どもの心の宝さがし」でした。これが私の原点です。初心です。
何かあるごとに、ここに立ち返ることができる私は、幸せなのかもしれません。
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今のところは及第点

今日も3支部の上位チームとの練習試合。高いブロックのあるチームを前にして、そのブロックをどう翻弄(ほんろう)するかを指導課題として取り組みました。そのためにはレシーブが確実にセッターに入り、余裕がある状態でトスを回せれば良いわけですが、チャンスボール以外ではまだまだ難しいです。あと3週間でどこまで流れるが如き「水のバレー」ができるか?

ここ4年間、東京体育館での全国大会をコートサイドで見てきた私の理想を言えば、届くかどうかギリギリのレシーブでさえも速攻に結びつけていくような関西系の早いバレーに近づけて、活路を見出していくしかないと思っているのです。

子どもたちは男女とも本当によく頑張っています。
男子は昨日今日のたった2日間でクイック攻撃ができるようになってしまった。スパイクにドライブがかからなかったエースアタッカーが今日の午後からドライブ打ちし始めた。
女子にはエースにセンターからの速攻をさせるようにすると、目にも止まらぬ攻撃ができた。
こうした状況をふまえ、午後の辰巳男女の試合では「クイックしか使ってはいけない」という条件設定をしてみました。するとリズム感あふれる内容の濃い試合になりましたね~。こうした早いテンポで練習をしていけば、おそらく東京上位との対戦でもビックリすることなく対応していけるでしょう。

先頭を走っているチームの後ろ姿がかすかに見えてきた感じがします。マラソンにたとえると、35㎞通過して残り7㎞。はたしてどこまで追い上げられるのかな?という手応えです。
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墨東大会

今年、江東区が当番区となっている「第53回墨東大会」の打ち合わせに参加してきました。この大会は7月10日(日)に開催されます。

墨東地区とは隅田川の東側にある足立区・葛飾区・墨田区・江戸川区・江東区の5区ということになります。江戸城の東側にあるので城東地区とも言われる場合がありますね。

この墨東大会は各区の代表チームが参加することになります。辰巳ジャンプは、ここにも男女チームで出場することになりました。女子は江東区民大会の優勝チームとして、男子は区内男子チームの中で、今年の大会成績が最も優秀なチームとして推薦されました。

なんとこの大会、各区の1位が代表で出場すると、東京のトップシードチームが集まる大会となる予定です。心が熱い7月になりそうな予感がしてきました。
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総勢22名のバイキング

教育大会の後、「ペプシの時は男女で都大会に出られたら、バイキングにつれてきてあげるよ。」という約束をしていました。そして辰巳っ子たちは「男女アベック出場」という結果をしっかり出したので、今日は約束通りにバイキングに連れて行ってあげました。当然私の自腹です。

都大会に出場する男子9名、女子12名をたった一人で江戸川の篠崎まで電車で連れて行くのは、さすがに大変なものがありました。だいたい私は、電車引率が嫌で嫌で、車の免許を34才にして初めて取りに行き、バレーの為に車を使っているような人間ですので、久しぶりの苦しい引率になったわけです。しかし21名もの子ども達を車では連れて行けないのでしかたありませんでした。

これだけの人数をひとつの店に入れれば大変なことになるのは目に見えていました。予約の電話をした時にも、店の方から「お一人で21名もつれてくるのですか?!ご苦労様です。」と同情されてしまいました。でも、辰巳っ子たちはそれほど店に迷惑をかけずに楽しんでいたと思います。楽しいお店なんだから賑やかに楽しまなくっちゃね!!!

さあ、鋭気を養いました。明日からはまた「夢へ前進」のスローガンに従って、練習をしていきましょう!
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スモールステップ

春の運動会たけなわです。

多くの学校では高学年に「組体操」をやらせています。私自身も高学年を担当した時には当然のこととして組体操をやりました。マスゲーム的に構成をした組体操を創っていくことが好きでもあり、得意でもありますので、その指導にはけっこう自信があります。これまでに辰巳小で披露した組体操を見た方は納得していただけるのではないでしょうか。

しかし、組体操はかなり危険が伴いますので、辰巳ジャンプの子どもたちには「怪我だけは絶対にしてはならない。無理して怪我をするくらいなら安全なところを希望しなさい。」
という指導を毎年しています。

組体操で一番危険なのは「落下の危険」です。演技の中で3段タワーや4段ピラミッドを行うのは普通。しかし、ここから落ちたら上の子も下で支える子もどちらも危険です。これを防ぐためには「絶対に崩れない練習」をするしかないと思います。

「絶対に崩れない練習」とは「スモールステップ」で練習をしていくこと。達成可能な小さな課題から始めて、細かい段階を踏みながら徐々に課題を難しくしていくやり方です。
例えば4段ピラミッドなら、いきなり4段の練習には入らず、1段目と2段目、3段目と4段目に分けて何度も練習する。ピラミッドからおりる練習も同時に行う。次に、1・2・3段目練習。さらに2・3・4段目で練習。これが安定してきたところで4段を立てる練習に入る。このような細かいステップを踏んでいく指導が絶対に必要です。
このことは、小学生バレーの指導にも当てはまると思います。

子どもの命がかかっている組体操演技ですから、教員が見よう見まねで指導をしてはいけません。指導法が分からないのに「力を入れろ!」「気合いが足りない!」「もっと我慢しろ!」という精神論で指導される子どもがもしいたならばかわいそうなことです。

各チームの監督様方、組体操をしている子どもたちがチームにいる場合は、きちんとした指導がされているのかどうか、監視の目を学校に向けて光らせていた方が良いと思います。

なお、こういうことを書くと内部批判と誤解されることがありますので付け加えます。辰巳小の場合は私も組体操指導の応援・助言に入るつもりですし、私自身が運動会委員長ですので安全対策には力を尽くしたいと思っています。今回のコメントは一般論として考えてください。
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なんとかかんとか支部2位

今日で辰巳ジャンプの支部予選がすべて終了しました。他県ではこれから予選が始まるチームもあるというのに何という早さでしょう!

今、学校で今日のデータを処理し終わって、試合の総括をしています。

データ的に言うと、どうして勝てたのか不思議な数字が出ています。
まずサーブの確率はチームで79%と、この予選の中で最悪。つまらないレシーブ等のミスも1週間前の13本に対して今日は30本もしている。2試合もどうして勝てたの???
それは「ブロック力の勝利」と言えます。圧倒的な高さを誇る辰巳のブロック陣に対して思い切りスパイクを打てばシャットアウトされるため、相手のアタッカーは、ドライブをかけたりブロックをさけたりと、通常以上に神経を使っていました。そのことで相手セッターにも影響を与えていきました。ブロックというのはボクシングのボディブローに感覚が似ているとは思いませんか?止めれば止めるほど相手のアタッカーにジワジワとダメージを与える。

というわけで、都大会まで1ヶ月もあります。ブロックにはさらに磨きをかけて「日本一のブロック力」にします。あとはこぼれ球をいかにレシーブ陣が拾うか・・・これは秘密の練習方法による効果が大きく期待される(今日もけっこう片鱗を見せていた)ので、1ヶ月後が本当に楽しみになってきました。

辰巳ジャンプの皆さん、がんばりましょうね!!!


【1~4位決定戦】
1位:鹿骨  2位:辰巳  3位:みなみ  4位:ひまわり

【9~12位決定戦】
9位:三砂  10位:東  11位:南星  12位:平井

9~11位までが8月21日の「東京都夏季大会」への出場権を得ました。辞退されない限り8位のチームを含めて4チームが出場します。

都大会の代表権をかけた「支部5~8位決定戦」は明日行われます。
会場は小松川第二小学校です。
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母の日に最高のプレゼント

今日は「母の日」です。実は私の心ひそかに「子ども達が最高のプレゼントをしてくれるといいなぁ」と、8日試合開催が決まった時から思っていました。最高のプレゼントとは何かといえば「男女アベック都大会出場」を勝ち取ることです。
やってくれましたね!!!子ども達!
お母さん達、カーネーションをもらうよりも嬉しいでしょ~!!!
辰巳ジャンプが「一致団結」で勝ち取った最高の「花」です。本当におめでとうございました!\(^o^)/

女子の試合を見ていた私。女子チームも心配は心配だったのですが、たぶんなんとかなるだろうと思っていて、実は気持ちの半分は男子の試合がどうなっているかに飛んでいたのです。
昼の時間には「最後は都大会に行きたいという気持ちが強い方が勝つ!頑張ろう!」とメールで檄文を送り、男子から「勝ちを信じて頑張ります!」という返信メール。
女子の都大会決定戦の最中も男子が気になる。その気持ちが反映してか女子も苦しい試合展開。2セット目、11-13で負けているところへメールが届く。
「勝ちました!男子、都大会決定!」
13-13で相手がタイムを取ってくれる。子ども達に携帯を見せて「やったぞ!男子勝ったぞ!」と伝えると、女子も「ヤッター!」と大喜び!自然に子ども達の中から「私たちもこのセット取って都大会を決めよう!」という声が出る。サービスエースで一気に差をつける。そんな男女の仲の良い団結に私は感激して涙を押さえるのに必死でした。
そして女子も勝利。その瞬間、押さえていた涙がドッとあふれてしまい、恥ずかしいかな男泣きをしてしまいました。

正直なところ私、ここまでの道のりは本当に苦しかった。「男女2チームを指導するのは無茶だ」と言われながら、何度も投げ出そうと傾いた気持ちをこらえにこらえて指導してきました。「男子を入部させたのは間違いだったのだろうか?」と考えたこともありました。ありがたいことにパパさんのA田さんやM川さんが男子を見てくださるようになり、本当に助かりました。

頑張った辰巳っ子たち。私たちの「宝物」となりましたね!
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封印された指導者の声

江東区民大会金メダルの代償としてなのか、私の声が昨晩深夜から出なくなってしまいました。症状から判断するに、たんに声がかれたのではないような気がします。のどが痛いこともあまりない。どうも神経系の影響がありそうな感じ。(来週の授業や家庭訪問どうしよう・・・)
そんなことで、今日1日私の言葉は封印されてしまいました。

江東区の1位決定戦なので、私が盛り上げないと負けるかなぁと心配していましたが、反面、マイナス効果としか思えないくだらない文句も言えなくなるので、そちらの方向にチームを持っていこうと創意工夫をしてみました。

結果は3試合とも15点以内に押さえ込む完勝。今日の辰巳っ子はたのもしかったですね!\(^o^)/

さて、すべてノートへの「筆談」で指導をし続けた今日のコメントは、けっこう笑えると思うのでここに書き残しておきます。

(東○戦で)
「今日は声が出ないから、君たちが出して。」
「明るく元気に声出せ辰巳!」
「チャンスボールはできるだけオーバーカット」
「あわてずゆっくり、思いっきりスパイク」
「君たちは、あゆはらこずえになれ!」

(大〇○央戦で)
「ゆだんをするなよ!」
「そんなにきんちょうしなくても大丈夫だよ」
「フェイントくるぞ」
「いいぞ!いいぞ!」
「ブロックの上から打て!ブロックのとどかないところから打て!絶対にとどかないから!」
「今みたいなラリーは、スパイクを思い切り打った方が勝ち」
「サーブを遠くから打ってくるから、あわてずに足を使ってレシーブすること」
(体育館の電気が消えてしまって)「辰巳の体育館でやっているみたいな!これならなれてるし~」
「ブロックさわっていなかったらノーノーって言わないと、あんなふうに見逃されちゃうんだよ」
「なんだ?!マリナの最後のスパイク!すごいなぁ~!」

(三○戦で)
「ゆだんするとサーブでやられるよ」
「フェイントは苦しまぎれにやってくる。落とすな!」
「きちんとトス。ひざを使って」
「応援がすごいよなぁ。声、聞こえないね。」
「相手につきあって大声出さなくていいから、目と心でバレーをやりな。本当のチームワークに声はいらないぞ」
「おちついてやりましょうネ」
「v(^_^)v」

こんな感じでした。

文字だと一生懸命読まなくてはならないので、子どもたちはすごく冷静になれるみたいでした。私自身も適切なアドバイスを短い言葉で書かなくてはならないので、かなり冷静に指揮がとれました。この掲示板で毎日文章を書く訓練をしていたことが、こんな時に役に立つとは思いもしませんでした。ピンチとチャンスは本当に表裏一体なんですね。


明日も声が復活するとは思えませんので、今日と同じように筆談指導です。これは子ども達にとって、きっと最高のプレゼントなんじゃないかなぁ~(^_^;)
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なんとも不思議な優勝だった

昨日の江東区民大会優勝は私のこれまでの経験にはなかった不思議な優勝でした。

何がどう狂ったのか、女子チームは初戦からサーブが全く入らない。なんと1セットで12本のサーブミスをしてしまう。12本・・・・・サーブ2周を全員がミスという信じられないスタート。これが1日中続き、平均して1セットに6本のサーブミスをし続ける。とうとう予選リーグの二砂戦を落としてしまう。

正直なところ私もどう言葉をかけたら良いのか、どんな練習をさせたらサーブがもどってくるのか手探り状態におちいりました。本部席で「こんな時にはどうしますか?」と他チームの指導者に相談したり、子ども達には無理矢理に気持ちを切り替えさせるために、決勝トーナメントの1回戦・辰巳同士の対戦で負けてしまった男子に謝りにいかせたり。
いただいたアドバイスには「サーブを強く打ち切れなかったら上位には行けないんだから、こんな時もあると通過点に考えた方が良い。」「やっぱりこれが小学生バレーだよ。」といったものがあり、その通りなのですが、今日を勝つことを考えると工夫がいる。

絶不調の試合はその後も続いたものの、ラリーの攻撃力は健在だったので何とか決勝には進む。1セット目はサーブミス6本で取られる。
2セット目の16-15まで、またまたサーブミスが4本で流れを相手に与える。ここでやっと苦しんでいたライトアタッカーのサーブが走り出す。立て続けにエースを取ってフルセットに持ち込む。
3セット目は7本のサービスエースが出て10点で押さえ圧勝。

今回の試合がなぜこのような苦しい状況になってしまったのか、まだ分析しきれていません。前日に男子から伝授されて練習したサーブがよくなかったのかなぁと思っていますが、しかし男子はそのサーブで昨日の試合は絶好調に近かった。
明日からのペプシ予選で勝ちきるために、今一度チームの見直しをじっくり考えます。
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サナギからチョウになるのか?!男子チーム

サナギがチョウになるには何らかの刺激が必要なのです。

日曜日の1次予選で小岩さんに負けたショックは大きく、私を始めとする男子軍団は大いに反省させられました。特にサーブの威力は2年前の日本一になったチームを連想させるものがあり、女子とばかり試合をしている辰巳男子は手も足も出ませんでした。

それでも辰巳ジャンプは、ただでは起きないつもりです。
私自身、主審をしながら「なぜこういうサーブが打てるのか」を分析ししておきました。それを今日の午前中に男子といっしょに研究しました。あれだけのサーブを打てれば女子には負けないはずだ!という確信を持ってみんなで練習しました。
自分たちが体で感じたサーブだっただけに、男子辰巳っ子も開発に熱中。なんと午前中にかなりの線まで上達することができました。

これをもって午後、女子にチャレンジ。「このサーブさえあれば勝てる」と自信をつけた男子は、立て続けにサービスエースをとる。1セット目が21-19。初めてレギュラーがそろった女子にセットを取った。女子には私から「この調子で試合をしていると2セット目も21-15で負けるよ。」とひと言の予言。根拠は1人1点ずつ差をつけて6点差がつくという計算。そして予言通りに21-15で男子が勝ちました。

これで本当に羽を開いたのかどうかは分かりませんが、一筋の光が男子チームにも差してきたことは確かでしょう。

次は女子チームが今日のショックを栄養にして成長してくれると良いのですが。
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世界選手権に挑んでいる愛ちゃん

ゴールデンウイークで気になっていることがあります。卓球の世界選手権が上海で行われているのです。この大会に愛ちゃんが出場しているのです。

1回戦のロシア選手との試合は、本人も「ビビちゃった」と答えているように守りに入っていました。あの愛ちゃんでさえ格下の選手にビビるんですから、我が辰巳ジャンプの子ども達も試合でビビらないわけはありませんね(笑)。

卓球をやっていた人間にとって、テレビで卓球を見られる楽しみはバレーボールの中継以上に大きいのです。


愛ちゃんもすごいのですが、私は20才の全日本チャンピオン・平野選手の気迫に胸を打たれました。格上のドイツ選手に大接戦を演じ、セットオール6-8の劣勢から5連続得点して勝った。負けていても表情ひとつ変えずに戦う姿に「こんな女の子が日本にもいるんだなぁ」と嬉しくなりました。

卓球はバレーボール以上に微妙な心の動きが表れるスポーツで、ボクシングに似ている面があります。メンタル面が弱い選手は絶対に勝てないのが卓球です。そんな「心の強さ」を辰巳の子ども達にも身につけてほしいとあらためて感じました。

愛ちゃんが16才。平野選手が20才。若い選手を北京五輪に向けて着々と育てている卓球界。バレーボール界はアテネ後が遅れてはいないかなぁ?
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朝練はやめさせます

自主性を重んじてやらせていた朝練ですが、結論からするとやめさせたいと思います。理由は「学校に迷惑をかけたから」です。

朝8:20の登校時間までには教室にもどるように指示をしておいたわけですが、子どもたちは8:40に教室に行ったらしい。完全な遅刻じゃないですか。これにて朝練禁止です。「バレー馬鹿を育てるつもりはない。」と子どもたちには言いつけました。つい最近、「全校児童の模範たれ」というモットーを説明したのに分からないんだなぁ・・・・・

次に、男子が今朝来ていましたが、これもアウトです。無断で来て良いルールではない。さらにもっといけないのは、昨日の掲示板への私の書き込みを見て「親から言われて来た」という点です。
「どうして朝練に来たんだ?誰に言われて来たんだ?」
と質問をすると一人も答えられずに無言。
「親に言われて来たんだろ。」
と聞くと、またまた無言。
昨日あれほど「自分の頭で考えて行動しろ、自分の意志で動け、おまえ達は人から“やらされているバレー”をしているからいつまでたっても弱いんだ。ロボットやあやつり人形と同じじゃないか。」と叱ったことが全く分かっていない。本当に自分の意志で練習をしたい場合にしか朝練の許可など出しません。


ここで朝練について書き残しておくと、私は基本的には小学生の朝練習反対論者です。理由は、

①朝起きたばかりで練習しても大して効果がない。逆に怪我につながる場合が多い。
②朝練によって家族の朝の行動リズムが変わってしまうのは良くない。
③ただでさえ時間のない朝に練習を入れると朝ご飯をぬいてくる子が出る可能性がある。
④朝練を理由に学校やクラスのことをやらなくなる可能性もある。
⑤睡眠不足から来る疲れで授業への集中力が欠ける場合がある。

といったことがあります。だから辰巳ジャンプで私から朝練を呼びかけたことはありません。子どもたちの自主的な行動に答えただけです。バレーの練習が原因となってこれ以上学校に迷惑をかけることはできませんので、残念でしょうが朝練は今日をもって禁止とします。
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全然分かっていない男子

ペプシカップ男子1次予選に挑んだ男子チームでしたが、結果は小岩さんに圧倒されて相手にならず、3チーム中1勝1敗の2位。一応2次予選には進みました。

悲しいことに昨日の練習で予想された通りの負け方をしてくれた。
逃げて逃げて逃げて逃げて逃げ続けて。
小岩さんの3番目のサーバーに合計20点も取られた。その間、彼らは精神的に逃げ続けた。「俺にまかせろ!」的な行動をする子が一人もいない。そのことを指摘し続けても、普段の練習から“自分に甘い”集団なので、追い込まれるとはねかえす力はない。一昨日の女子の試合に比べてあまりにも幼稚な試合運びでした。

試合後に「お願いします。」とか言ってアドバイスを受けに来たので、
「へたくそな君たちなのに、練習をやらされているだけで自分から努力している姿を見たことがない。女子は君達よりも強いのに『朝練、昼練をやらせてください』と言って自主的に努力している。本当はその10倍も努力が必要な男子なのに、絶対にやろうとしないじゃないか。都大会に出たいなんて言っても無理だ。もうやめちゃいな。」
と言いましたが、「いいえ、やらせてください。」という返事をしただけで、結局「明日から練習をさせてください。」と言ってくる子は無し。皆無。逆に応援に来ていた女子から「明日、7:50に体育館に行っていいですか?」という言葉。それを聞いても「僕も参加していいですか。」という子はいませんでした。

男子の保護者の皆さん。こういうことです。
「努力は人を裏切らないが、努力しない人には夢を与えない。」

2次予選からは私は行けません。練習でチームの引き上げはしておきますが、あとは子ども達がどれだけ根性を持っているかどうかです。
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