キャプテンが学んできた相田みつを氏の言葉より

今日も部員全員参加の練習ができました。今、辰巳ジャンプの部員は男子4名、女子15名です。これだけのメンバーが体育館狭しと練習に励んでいる姿を見るだけでも幸せな気分になります。さらにまた一人、新入部員が入る予定です。ますますにぎやかになって、楽しく練習していけることでしょう。

今日はサーブ練習をていねいに行いました。細かいところまで修正をしていきました。子どもたちは、指導をした直後にはナイスサーブを打てるのですが、しばらくするとまた元に戻ります。身体が覚えている打ち方に戻ろう戻ろうとしてしまうのです。実はこれが自然な脳神経の働きなのです。バレーボール技術にも「コンフォートゾーン(快適地帯)」というものがあります。慣れ親しんだ身体の動きがあるのです。間違ったサーブを打ち方をしていても、その打ち方がその子にとっては最も快適なのです。しかしサーブレベルをあげるためにはコンフォートゾーンを高いレベルに上げないとなりません。そのためにコーチがいるのです。

コーチの指導を入れるといったんは良い打ち方になりますが、また元に戻ろうとします。そこでまた指導を入れます。この繰り返しをすることで、少しずつ良い打ち方になっていくパターンがあります。ところが一気に成長する瞬間もあります。それは練習している本人自ら「気づき」を得た時です。何かに気づきそうな練習をしている子には、あえて声をかけません。ほっておいても自力で向上していけるからです。

こういうことって、小学校の学級経営にも活用できますね。また、会社の経営にも応用できると思います。これがコーチングであり、マネジメントなのです。



さて、最近、辰巳ジャンプのキャプテン、副キャプテンは見違えるくらいに成長をしています。キャプテンは先日行った練習が午前中で終わったので、午後から有楽町の「相田みつを美術館」に行ってきたそうです。これはとても大切なことです。スポーツ選手として心を鍛える「メンタルトレーニング」になっています。そこで見てきた言葉の中から、心に響いたものを練習ノートに書いてきてくれましたので、辰巳ジャンプのみんなに紹介します。


「しあわせはいつも自分のこころがきめる」

「うつくしいものを美しいと思えるあなたの心がうつくしい」

「夢はでっかく 根はふかく」

「いのちいっぱい自分の花を」

「つまづいたっていいじゃないか、人間だもの」

「アノネ、がんばんなくていいからさ、具体的に動くことだね」

「体験してはじめて身につくんだよなぁ」

「うそはいわないとこころにきめてうそをいう」

「本当のことが一番いい」

「あなたにめぐりあえてほんとうによかった ひとりでもいい こころからそういってくれるひとがあれば」

「道は自分でつくる 道はじぶんでひらく 人のつくったものは じぶんの道にはならない」

「なんでもいいからさ 本気でやってごらん 本気でやればたのしいから 本気でやればつかれないから つかれてもつかれがさわやかだから」


相田みつをさんの、これだけの言葉をあげて、最後にこうしめくくっていました。

「これらが私のいいと思ったものです。「めぐりあい」はけっこうな人気作です。でも私が一番気に入ったのは「一生勉強 一生青春」です。もっと深い意味があるのではないかと思いました。」



井上が求めてきたことが、こういう行動です。
「自ら学ぶ、自ら行動する、自分の頭で考える、考えたことを表現する」これこそが強い心を育てる力となるのです。
すべて「学習指導要領総則」の中にある、今の時代の理想的な教育です。

夏休みの練習で、毎回必ず「名言集」を読ませ、学んだ言葉についての感想を書かせてきました。この成果は、これからじわじわと顕れてくるはずです。

でも、指導した私が一番嬉しいのは、小学生の子どもたちが大人になり、親になった時に私が教えた言葉を思い出し、自分の子どもたちに語ってくれることです。精神のリレーがそこでつながるからです。


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辰巳ジャンプの子どもたちへの「思考法の指導」には、このワークブックを使いました。
マインドマップでメンタルトレーニングをすると、とても効果があります。プロのスポーツ選手も実証済みです。オリンピックのメダリストもいるほどですから。日本サッカー協会では頻繁に活用していると聞いています。
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FC東京バレーボール教室 子どもたちの感想

9月28日(水)に江東区立香取小学校で行われた「FC東京バレーボール教室」の子どもたちの感想を紹介します。
全員の感想を読ませていただきましたが、大方好評価でした。
なかには「バレーボール最高!!!」とまで書いてくれた子もいて、FC東京さんと私の共通のねらいは達成できたと感じています。

今後も地元・江東区の人間として、FC東京バレーボールチームの皆さんが取り組もうとしているバレーボール普及活動に、何らかのご協力をしていけるように考えていきたいと思っています。



【男子の感想】

伊奈コーチや上場選手がやさしくしてくれて楽しかった。

教え方がとてもよくて楽しかった。

ルールが分からなくて・・・もう少しルールを教えてほしかった。

練習と遊びなどがとてもバランスよくできてよかった。

最初はサーブがネットの上をこせなくて、バレーボールはむずかしいなと思っていたけど、ネットの上をこせたときは、バレーボールはすごく楽しいスポーツだなと思った。

アンダーパスやオーバーパスのやり方を教えてもらって分かりやすかった。

本当にバレーボール教室は楽しかったです。ぼくはこの2時間があっという間に感じられました。コーチと選手の教え方もとてもわかりやすかったです。正直いうともっとやりたかったです。

また来てくれたらうれしいし、今回、思い出になってよかった。今日の授業は最高に楽しかった。


【女子の感想】

試合とコーチとのコミュニケーションが楽しかった。またやりたいです。それから、また来年、再来年と続けてやってほしいです。

バレーボールはとくいじゃないし、運動も苦手なので、最初はあまりやる気がしなかったけど、これまでの体育で、今日はとても楽しく、1番かもしれません。

バレーボールは初めてで、少し不安だったけど、やってみるととてもおもしろくて楽しかったし、団体競技は協力が大切だということも学びました。

今までバレーボールはあんまり好きではありませんでした。が、やってみると意外に私でも楽しめたのでよかったです。

私はアンダーハンドパス、オーバーハンドパスとゲームが特に楽しかったです。コーチの説明が分かりやすくて良かったです。

一言、もう一度やりたいです。とくにゲーム!授業でもできそうなゲームでした。どれも本当に楽しく、友達ともさらに仲良くなれそうです。初めてのバレーボール、最高でした。

とても楽しかったです。ゲーム負けてしまったけど・・・またやりたいと思いました。来年私たちは6年生ですが、来て下さい!!もう1回やりたいです。バレーボール最高!!!!

コーチとかがやさしく教えてくれて、すごく分かりやすかったです。バレーボール教室をやる前は、「あんまりやりたくないなー」と思っていたけど、いざやってみるとすごく楽しくて、いい体験ができました。



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FC東京バレーボール教室を体育の授業で開催しました

今日は私の勤務する学校の5年生が「FC東京バレーボール教室」を受けました。

FC東京というとサッカーのチームが有名ですが、実はバレーボールのチームもあるのです。しかもそのチームはVプレミアリーグという日本で最上位のリーグ戦で戦っているのです。

FC東京は地元・江東区のチームです。今回、バレーボール教室をしていただけたのも、地元に密着した普及活動をしていきたいというFC東京普及スタッフさんとの目的と、小学校高学年で必須指導事項となったバレーボールの楽しさを味わってほしいという学校側のねらいがマッチして実現したものです。


今回の教室のメニューは以下の通りです。

(1)コーディネーショントレーニングでウォーミングアップ
(2)サーブを相手コートに入れる練習
(3)アンダー・オーバーの基本
(4)スパイク練習
(5)ゲームで楽しむ


子どもたちは汗びっしょりになって活動していました。
全員初心者で、バレーボール経験がまったくない子が90%という集団でしたから、FC東京さんのご指導を真っすぐに受け止めて、楽しく練習できたようです。

放課後、担任から子どもたちの様子を聞いてみると、

「すごく楽しかったみたいです。○○さんなんかは、今日のバレーボールは最高に楽しかったと言っていました。私も見ていて、子どもたちが楽しんで運動しているのがよく分かりました。」

と答えてくれました。


バレーボールってプレーしてみるチャンスが少ないんですよね。やってみるとすごく面白いのですが、他のスポーツに比べて、きっかけが少ない。小学校の先生に認識してもらいたいので書いておきますが、5,6年生の体育でソフトバレーボールを行うことは必修ですから。ぜひ楽しくバレーボールをさせてあげて下さい。上手に指導をしていくと、バレーボール教材は学級経営の助けになるのです。

ソフトバレーボール (クラスみんなでボールゲーム)
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もっと活躍できる!小学生のためのバレーボールがうまくなる本 (まなぶっく)
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練習日記より・・・キャプテン、副キャプテンの成長

【キャプテンの思い】

私は試合中にせいいっぱい声を出したつもりだったが、最後にふりかえってみると、もっと大きな声を出せたかも・・・・・
もっとちがう言葉で言えたかもしれないと思うことがあった。
これこそ、悔いが残ったというべきだろう。

だれかがミスをした時、もっとちがう言葉で元気づけられていたら、同じミスをしなくてすんだかもしれないと思った。こう考えると、私はバレーボールを2年半くらいやっているが、まだまだ未熟者だ。キャプテンなのだから、これくらいやっていないとみんなから期待もされないし、頼りにもされなくなってしまう。そうはなりたくないから、自分なりの言葉でしゃべろうとしても、なかなかできなくてむずかしい。1人ではむりだから、副キャプテンのHちゃんの力もかりてやらなくてはいけない。でも、みんながかける声は、ドンマイドンマイ、1本カット、次決めるよ、サーブミスなくすよなど、いつも言っている言葉だ。私は毎回毎回同じ言葉をかけてしまったり、かけているすがたを見ていると、本当にこれでいいのかな?と思ってしまう。

HIBI、HIKA、AYAなど、いつもコートに入っている人が、一人一人ちがう言葉、元気づけられる言葉をかけていったら、ミスはぜったいにくりかえさない。みんながんばっているんだから、思うことはたくさんあると思う。でもなかなかそういうことはおこらない。なぜなら、これに気づいて実際にやっていないからだ。

私が第一人者となり、尊敬される人になる。でも、やろうと思ってすぐにできることではない。だから、日々の行い、努力などが必要になってくる。まず、これを続けてやるには紙に書き、どのようなことをミスした人に言い、ミスした自分に言い聞かせるかが重要なことだ。明日の試合には、みんなとちがう言葉をかけることに気をつけて、声かけ声出しをしようと思う。


**********************************


【副キャプテンの気づき】

私は、今日の試合で良かったことと反省することがありました。

まず、サーブです。
今日、ミスは2本におさえることができました。その理由は、Aちゃんが前の練習試合で、サーブを打つ時に相手のコートを見てから打っていたからサーブミスをしなかったと言っていたので、私もやってみました。そしたら、どこにサーブを打とうという目標ができて、とてもやりやすかったです。そして、相手のサーブの良い子のフォームを見て、ボールの青い所が集まっている所を下にして打っていることに気がつきました。
相手のコートを見ることと、ボールの青が集まっている所を下にして打つことと、打ったら手をふりきらないで止めることを心がけたら、サービスエースを取れるようになりました。
このように、相手から学ぶこともたくさんあることが分かりました。

**********************************






今の辰巳ジャンプは素晴らしい子どもたちに恵まれています。
一人一人が輝いています。
だからこそ、たった半年のうちに都大会をねらえるだけのチームに成長してきたのです。

現状では120%頑張っても支部10位以内に入ることは難しいですが、6年生のいないチームですから来年度が本番です。井上の分析では、1月の教育大会時点で、支部10位以内には入れると考えています。しかし都大会に出場できるチームは支部第7位までです。このあと一歩の壁を破るためには、何をしたらいいのか書いておきます。

(1)つまらないミスをなくすこと。そのためには基本練習で疲れ切るくらい真剣にやること。

(2)強いサーブで点を取れるようにすること。そのためにサーブ練習で自分を甘やかさないこと。

(3)スパイクの決定力をあげること。そのためにアタッカーは毎日300回、素振りをすること。

(4)ブロック力を高めること。そのためにブロックに跳んでいる子はジャンプ力をつけること。

(5)心をきたえること。そのために、毎日の学校の授業で積極的に発言し、その回数を記録すること。実はそれが自信につながるのです。

(6)「バレきち」になること。バレーボール狂になること。気が狂ったようにバレーボールのことを考えること。「一点突破、全面展開」という言葉があります。バレーボールという一点についてとことん考え、突破していく経験は、バレーボール以外のすべてのことを開いていける力となります。

(7)チームの目標や自分の目標を紙に書いて毎日読むこと。これをアファメーションといいます。

(8)バレーボールをできることに心から感謝すること。感謝の気持ちが自分を強くします。

(9)応援してくれる家族を毎日喜ばせること。良い娘であることが、君の可能性を開いていきます。

(10)監督である井上の指導を疑わないこと。井上の目的は教え子が幸せな人生を送ることにあります。そのためのパワーを試合に勝つ経験で充電したいと祈っています。



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映画『うまれる』・・・・・未来人育成プロジェクト

私の力の一つが情報発信能力だと思っていますので、このブログを使ってある画期的なプロジェクトを紹介させていただきます。


映画『うまれる』自主上映会の様子


今日は辰巳ジャンプの練習を早めに終えて、映画『うまれる』を作った監督さん・豪田トモさんとの懇談会に参加しました。
この話題に関しては、これから続々と報告しようと思っていますので、まずはYoutubeに紹介されている動画を紹介します。

私・井上に関わるのある方々、どうぞこの『うまれる』という映画に興味を持っていただきたいと希望します。

教育関係者の皆さん、皆さんが指導している目の前の子どもたちは、この映画で紹介されているような両親の深い深い愛情の中で成長して、あなたの前に存在してくれているのです。

PTA関係者の皆さん、子育てで悩むこともおありでしょう。しかし、お子様がうまれた時に感じた喜びをずっと忘れないで、我が子を見守って下さい。いつか必ず、皆さんの愛情を深く理解する時が来る。そのことを納得させてくれる映画が「うまれる」です。

この映画を通して、「未来に生きる人たちの心を育てる」というプロジェクトが誕生しています。この映画を鑑賞すると、たとえどんな子どもであっても、可愛くて可愛くてならなくなります。

子どもたちがこの映画を観たら、きっとご両親への感謝の気持ちを深めることでしょう。


今、命の誕生を通して自分の人生を考えていく取り組みが、全国の学校で静かに起こっています。


映画「うまれる」予告編


映画「うまれる」NHK特報首都圏 part1/3


映画『うまれる』監督&プロデューサーの子の誕生


【うまれる】ボク、パパとママを選んで生まれてきたよ


【うまれる】妊婦さん、撮影はいかがでしたか?


【うまれる】旦那さん、撮影はいかがでしたか?


天使になった赤ちゃんからのメッセージ


トマトがすっぱい赤ちゃん


2010年4月25日【男のお産塾】開催!!


【映画『うまれる』】男性の感想「早く帰って妻にキスしたいです!」


【映画『うまれる』 家族の感想】「うまれてきてくれてありがとう」



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実は女子中学生のインタビューを受けまして(笑)

実は9月7日(水)に葛飾区のかわいい女子中学生2名のインタビューを受けた井上です。

なぜ女子中学生にインタビューを受けたのかというと、この2名、キャリア教育の一環で職場体験をしていたんです。その職場が教育ITコンサルタントさんの会社だった。その社長さんと私との個人的なつながりから、「井上先生の教育実践について取材をさせてほしい」ということになったわけです。

私自身、キャリア教育はすごく大事だと思っているので、会社から取材依頼があった日にすぐに校長の許可を得て実現しました。

その取材のことを、会社の社長さんが「声ブログ」という情報システムに紹介してくださっています。中学生の声を聴いていて、とても新鮮な気持ちになれる内容です。興味がある方はどうぞリンク先をクリックしてみてください。



「街灯~内山雅人のブログ」

声ブログ(インタビュー関連 約12分)
職場体験のベスト3




話題がぜんぜんちがいますが、ついでに辰巳ジャンプの動画もリンクしておきましょうか。


「放課後の子どもたち」約8分


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人間は3種類に分けられるよ

最近、辰巳ジャンプの子どもたちが書いてくるノートには、「レギュラーになるんだ」「レギュラーを取られない」という書き込みが増えています。チーム内で競争があることは、お互いの技術を上げていくのに大きな力となるので、良いことだと思っています。みんなで切磋琢磨(せっさたくま)していくことが大事です。

では、「レギュラー」とは何でしょうか?

ただ試合に出ることを「レギュラー」だと簡単に考えられても心の財産にはならないので、ひとつの考え方を教えることにしました。

「みんなはレギュラー、レギュラーというけれども、ではレギュラーとは何なのかを教えよう。これから話すことはすごく大事なことだから、しっかり覚えておくといいよ。」

そして教えたことは「人間には三種類ある」ということです。

「人間には、次の3種類の人がいるんだよ。」

(1)いてくれないと困る人

(2)いてもいなくてもいい人

(3)いない方がいい人


「自分の学校のクラスを見ても、こういうことは言えるよね。この子がいないとうちのクラスは困るという子もいるし、反対に、この子さえいなかったら良いクラスになるのに、という子もいるよね。」


「みんなが目指している『レギュラー』というのは、この中で(1)に当てはまる人です。この子が試合に出てくれないと困るという存在になればレギュラーです。(2)や(3)のような人は当然レギュラーにはなれません。誰からも“いてもらわないと困る人”だと思われるようになればレギュラーです。」

「会社でも同じことが言えるんだよ。この人は絶対にいてくれないと困るという(1)の人もいるけれども、(3)の『この人さえいなければ』という人もいます。みんなは『いてくれないと困る人』を目標にがんばろう。」



毎回の練習で、私がこれまでの人生で学んできた「人生訓」のようなものを子どもたちに伝えています。嬉しいことに、私が話したことを必ずノートに書いてくる子が多いのです。あと半年も指導していけば、私と子どもたちの関係はツーカーになりそうな気がします。

わたしにとって辰巳ジャンプの子どもたちは、かけがえのない、ありがたい存在です。


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来年に向けて厳しい指導を始めます

今日はご近所のチームに来ていただき、ガチで練習試合をしてもらいました。
今日はわざとまったく褒めませんでした。子どもたちに要求するレベルを上げてみました。


まずは個人成績を参考に。


( )内は前回と比べたもの。

【Aチーム・サーブ成功率】
①95% (+23%)
②96% (+12%)
③89% (-5%)
④90% (+10%)
⑤43% (-7%)
⑥ 0% (-90%)
⑦71% (+15%)
⑧46% (-8%)
チーム 87%(+7%)

【Aチーム・サービスエース率】
①21% (-7%)
②33% (-10%)
③11% (-25%)
④10% (-19%)
⑤29% (+29%)
⑥ 0% (-30%)
⑦ 6% (-24%)
⑧46% (+15%)
チーム18%(-16%)

【スパイク・ブロック成功率】
①86% (+10%)
②67% (-22%)
④78% (-2%)
⑤100%(+100%)
⑦43% (-37%)
⑧46% (+46%)
チーム74%(+1%)


この数字を見ても、①②④番のサーブに対する姿勢があらわれています。どんなに強いサーブを打てたとしても、ミスをしたのでは何にもならないということを意識してのサーブだったと思います。

特に今日は②さんの姿勢が印象的でした。「辰巳ジャンプが勝つために」というマインドマップ(写真参照)をかいてきただけに、一歩でも成長しようということがよく分かりました。では何が良かったのかというと、サーブを打つ前に相手をじっと見つめて観察し、あそこに打てば決まるだろうと判断してから打っていたのです。そのため33%のサービスエース率という合格ラインに達したのです。

次に目立ったのが④さんのスパイクです。成功率だけ見るとマイナスなのですが、打数で①さんを上回った。①さんの37本に対して、50本スパイクを打ったのです。これは初めてのことです。午後の最後に疲れてミスが出たので78%に終わりましたが、前半は90%を超えるスパイク成功率。その原因は二つあります。ひとつは手首のスナップを使って打つことを心がけたので、スパイクのスピードが増したこと。もうひとつは相手をよく見て、決まる場所に打っていたことです。さらにすごいのは、ブロックアウトをねらって打っている点です。この技術は教えてもなかなかできない子も多い。バレー経験8か月の子がブロックアウトをねらうスパイクを打っていることじたい信じられないことです。






さて、今日は保護者の皆さんに、家庭での子どもへの言葉かけをお願いしておきます。

家庭では決してバレーボールの「メンタル指導」をしないでください。心の「励まし」「受け止め」をお願いします。

子どもたちは毎回、一生懸命バレーボールをしているのです。最近、井上は厳しめに指導をしていますから、練習だけで子どもたちの気持ちはいっぱいいっぱいなはずです。そこに帰宅後まで「あのレシーブはどうのこうの」「あのプレーは気持ちが入っていない」等、子どもたちの自尊感情を下げてしまうような言葉かけはしてほしくないのです。たった10歳の子どもがプレーしているわけですから、ミスが出るのも当たり前。それをコツコツと減らしていくのが私の役目です。

保護者の皆さんは、子どもたちが自宅に帰ったら、「今日もよく頑張った」「先生に怒られた分だけうまくなっているんだよ。」「あのサーブがすごかったじゃない。」など、プラス評価をしていただけるとありがたいです。


子どもたちの練習ノートを見ると、お父さんが夜の9時まで練習につきあってくれたとか、お母さんが球出しをしてくれたということが書いてあります。その成果は確実に表れています。毎回の練習で「この子たちは教えてもいないのに、どうしてバレーボールができるようになっていくんだろう?」と驚かされているのですから。

そんな親子の姿をかいま見ると、うらやましい気持ちにもなります。

どうぞこれからも、影からの支援をよろしくお願い致します。


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FC東京バレーボール教室 IN YMCA体育館

9月19日(月)、東京YMCA東陽町ウエルネスセンターで「FC東京バレーボール教室」が開かれました。この教室はVプレミアリーグの1チームであるFC東京バレーボールチームの普及スタッフさんたちが企画したもので、バレーボールの経験があまりない、またはまったくない子どもたちを対象にしています。特にFC東京が男子バレーチームということもあって、なんとか男子バレーボールの普及に努めたいという思いがあると聞いています。その思いにふれて、私も何か協力できることはないかと考え、今回は3~4年生を参加させたわけです。引率してくださった保護者の皆様、ありがとうございました。



【3年の子どもたちの感想】(この感想文は子どもたちがマインドマップで構成図をかいてから文章化しました)


わたしは東陽町の体育館でFC東京と練習しました。
はじめはFC東京が3人だけで、ちょっとだいじょうぶかなと思ったけど、さい後はFC東京すごいなと思いました。まわりが知らない人だらけで不安でした。でも、話していると友だちがいっしょにやろうと言ってくれました。そしたらFC東京のカナコさんががんばれと声をかけてくれました。
パスの時は、イナさんが声をかけてくれました。
男の子とも友だちになれたし、会ったことがある子とも練習しました。
帰る時もだいじなコツを教えてもらったし、たくさん勉強しました。
「来年もありますか?」と聞いたら、「来年もぜったいあります。」と言っていました。
今日のことをずっと楽しみにしていて、お母さんもすごいねと言っているくらい楽しみでした。
じっさいいってみると、すごく楽しくて、帰りにお礼を3回もしてしまいました。さいごに、おみやげを3つももらったし、ぜんぶに二人のサインをもらって、バンドのサインはぼやけたけど、1人のサインはきれいでした。
カナコさんは、さいごにハートをつけてくれて、かわいくアレンジされていました。
またFC東京のみなさんと練習して、どんどんうまくなって、FC東京みたいになりたいです。
イナさんのサーブがきれいでした。カナコーチのパスがすごいと思いました。
またFC東京といっしょに練習をしたいです。楽しみにしています。(S.A)


FC東京バレーボール教室で、レシーブやアタック、サーブなどを教わって、すごく勉強になりました。
オーバーの時に、両手をグーにして、おやゆびを出して、ひとさしゆびを出して、ひとさしゆびとおやゆびをくっつけて、ほかのゆびもだして、おやゆびとひとさしゆびをとるというせつめいが分かりやすかったです。
はじめにリレーやボールを使ったゲームなどをしました。

アタックで教えてもらったことは、さいごのふみきりで、右左でタタンととぶことと、自分の一番高い所で打つことを教えてもらいました。

レシーブで教えてもらったことで、アンダーはさいしょは曲げててもいいけど、レシーブする時はのばと教えてもらいました。

ボールを使ったゲームでは、何回も1位になれてうれしかったです。

さいごにこんど、辰巳ジャンプに来てください!(A.H)


FC東京の3人の人が東陽町でバレーボール教室をやって、3~4年生の人がいきました。
まず、ボールになれるために、ボールをつかったゲームをしました。いろいろな楽しいゲームをしました。
ボールになれたところで、さいしょにオーバーのやりかたをおしえてくれました。くちのはばとおしえてくれて、それでやったらうまくできました。
つぎにアンダーのやりかたをおしえてくれました。手を両方かさねて、おやゆびをつけてやるとおしえてくれました。
そのあと、サーブをうっておわりました。
バンドとTシャツとファイルにサインをもらいました。(N.I)


東陽町で、FC東京バレーボール教室があって、アタックやアンダー、オーバーなどを教えてくれました。
「アタック」は・・・手はうしろにやりすぎないで、左手はかならず上にあげる。
「アンダー」は・・・手をパーにしてかさね、おやゆびをしっかりあわせて、うつところは手くびのすこし上あたりでうつ。
「オーバー」は・・・おやゆびと人さしゆびで三角をつくって、ボールがきたらそれをひらく。
「ボールのゲーム」もしました。ドリブルをコートのはじからはじまでやったりしました。
コートの中をてきとうにグルグルまわって、コーチがふいたふえの数の人で集まって、そのチームでなにかをやってりもしました。
「サーブ」は・・・体を(うでだけじゃなく)しっかりひねって打つ。
さいごにカナココーチといなコーチのおみやげで、バンドとノートとファイルをもらいました。バンドとファイルと自分のTシャツに、いなコーチとカナコーチにサインをしてもらいました。うれしかったです。(R.K)


わたしはFC東京の人が、前に体育館に来てる人だったので、ちょっぴりがっかりしました。けれど、FC東京の人にこれやってと言われて、やってできたことをFC東京の人がほめてくれたので、とてもうれしかったです。ほかにスパイクはまん中をうつと入るとか、アンダーのこつやオーバー、フローターなど、いろいろ教えてもらってうれしかったです。
さいごにおみやげにバンドとファイルとノートをもらって、しかもバンドに2人、ファイルに1人のサインをもらってよかったです。
FC東京のみなさん、こんどは辰巳ジャンプの所に来て、もっとフローターを入れるこつ、スパイクが早く打てるこつとかを、ぜひ教えに来てください。楽しみにしています。(R.O)


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練習試合から学べること(今日の記事は読んでおくと得します)

9月1回目の3連休。あいかわらずバレーボール三昧の井上です。

第3土曜日にはたいがい所属している授業研究会の定例会があるのですが、今年に入ってから1回も参加できていません。忘れられないように、メーリングリストで実践報告をして存在感を必死に示しています(苦笑)


さて、辰巳ジャンプの子どもたちには、
「今日の練習試合のことをブログに書くので、しっかり読んで反省しておくこと。」
と宿題を出しておきました。



辰巳ジャンプでは「練習反省ノート」を必ず書いて、毎回提出させていますが、最近5年生の子どもたちが書く文章内容がグングンレベルアップしているのに驚かされています。今日などは、エースアタッカーの子が昨日の反省を5ページも書いてきました。
「どうしたの?」
と聞いてみると、
「あ、なんだか書き出したらいろいろなことが頭に浮かんで、どんどん書けてしまいました。」
と答えてきました。私は思わず、
「おっ!脳神経がつながり始めたな!」
とつぶやいていました。

手前味噌&自画自賛で申し訳ないのですが、子どもたちはこのブログ記事を読んで、いろいろと考えていく中で、文章の書き方を学んでいるのだなと実感した次第です。確かに私の書いている文章を参考にしてくれれば、文章力はアップします。そのうえ、辰巳ジャンプの子どもたちには、「マインドマップで作文すらすらワーク」を使って「マインドマップ」の使い方までしっかり指導してあるので、言葉をつないでいく能力は伸びていくはずなのです。また、中にはこのブログで学んだことをノートに書き写している子もいます。こんなふうに頑張っている子どもたちなので、バレーボールでもありえない伸び方をしているのでしょう。

それに加えて、私が書いている文章の中で、小学生には難しいと思われる言葉を、保護者の皆さんが子どもたちに説明してくれていることが、とても大きいのだと思います。ご家庭でこうした親子会話ができれば、子どもたちの頭の中に語彙がどんどん増えていきます。ぜひ、このブログ記事を活用してください。子どもの頭が良くなりますよ!!!



それではそろそろ今日の成績を発表します。

背番号で書きますから、確認してくださいね。

【サーブ成功率】
①72% ②84% ③94% ④80% ⑤50% ⑥90% ⑦56% ⑧54% チーム80%  Tくん83%

ちょっとミスしすぎです。辰巳ジャンプの合格基準は90%以上。2人しか合格していません。
せめて全員が80%以上の成功率にならないと、大事な試合に勝てるようにはなりません。
試合と同じような緊張感を持って練習をする必要があります。


【サービスエース率】
①28% ②43% ③35% ④29% ⑤0% ⑥30% ⑦33% ⑧31% チーム33%  Tくん55%

この合格基準は30%以上です。チームとして33%ですから合格と言えます。
ということは成功率と合わせて考えると、強いサーブを打てるようにはなってきている。しかし、まだ安定感はないと言えるわけです。
「サーブ成功率」「エース率」が合格基準を超えるようになるまで、あと3か月はかかると井上は見ています。この3か月という予想を超えて、もっと早く合格レベルになるためには、子どもたち自身の真剣さが今以上になれば可能かもしれません。


【スパイク・ブロック成功率】
これは次のような計算で出している数字です。
スパイク決定本数÷(スパイク決定本数+スパイクミス数)×100
この計算で出している%には、相手に拾われてしまった本数は入りません。ですから、スパイクをたくさん打っていても得点にからまなければ成績として残らないという厳しい数字になっています。

①76% ②89%(ほとんどがブロック) ④80% ⑦22% チーム73% Tくん82%

素晴らしいのは4番さんの80%という数字です。1~2月の教育大会の時は0%、5月の全国予選の時は55%、先週の1次予選の時は53%、それが今週は80%を超えるようになってきました。この最大の原因はミスをほとんどしていないことにあります。なんとこの子はバレー経験がたった10か月。それなのに今やブロックアウトまでねらって打てるレベルにまで成長してきました。よ~く相手を見てねらって打っている。これで身長が伸びたらどんなアタッカーになってしまうのでしょう。すごいです。

①④の二人のアタッカーは、このままどんどん経験を積んでいけば、江東区を代表するアタッカーにもなれるでしょう。
他の選手は二人において行かれないように、練習のない日に秘密特訓をした方が良いかな。タオルを使ってスパイクやサーブの素振りをすると良いですよ。


【ストロングポイント・なんでも10】
無理矢理でもなんでもいいから、思いついた答えを10個必ず出すという勉強法をすると、これまた頭が良くなるんですよ。
これを「なんでも10」と言います。授業中にやってみるといいですよ。

(1)あいさつをしっかりできたようだ。
(2)セッターを要に、辰巳ジャンプのバレーを意識してプレーするようになってきた。
(3)意味のある声を出せるようになってきた。
(4)③番さんが相手をよく観察してサーブを打っていた。
(5)④番さんがチーム全体を盛り上げるファイトプレーをしていた。
(6)⑥番さんがサーブの打ち方を工夫して、高い位置で打とうとしていた。
(7)つなぎのスパイクはTくんの打ち方をまねするべきだ。
(8)ミスは多いけれども、みんなエースの取れるサーブを打とうと研究している。
(9)まだまだたくさんの伸びしろがある。
(10)自分のサーブで3点取る意識が根づいた。
(11)実は頭の良い子がそろっている。それ以上に性格が素晴らしい!笑顔が素敵だ!!!


いよいよ「見ていて応援したくなるチーム」に育ちつつあります。
辰巳ジャンプの今後を見通したい方は、ぜひ次の本を読んでみてください。
(大人への宿題! この本全部、1カ月で読んでください。)

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら (アニメコミック)
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トイレにはそれはそれはきれいな女神様がいるんやで・・・3%理論の実践

辰巳ジャンプの子どもたちを女神様にするために、体育館のトイレをいっしょに掃除しました。

じつはず~っと掃除されていない状態だったので、体育館をお借りしているからにはトイレを掃除しなくてはならないと思っていました。

がんばって掃除しました。徹底的に磨きました。

掃除中に、子どもたちに聞いてみました。

「君たちはトイレ掃除ってしたことある?」

ほとんどの子は「ありません」と答えました。

それならば良い経験をさせることができたかなと感じました。



その時、ふと思ったのです。

(ん? もしかしたら最近の若手教師は、トイレ掃除をする経験がない人もいるんじゃないかな???)

もしそういう人がいたとしたら・・・・・私的には非常に良くないことだと感じます。



インドの建国の父・マハトマ=ガンジーは、自分のお弟子さんに、真っ先にやらせることが「トイレ掃除」だったといいます。

人が一番嫌がる作業をまずはするのだと。それが「非暴力・不服従」の運動のスタートだと。

自分の中にある差別意識や古い価値観を、トイレ掃除でぬぐいさるのだと。



トイレにはとってもきれいな女神様がいるんだと、植村香花菜さんの歌。

私は辰巳ジャンプの子どもたちも、べっぴんさんになってほしいから、トイレ掃除もさせました。

また、6月以来教えてきた「3%」に入る法則を実践するために、トイレ掃除をしました。

「3%理論」とは、この世の中で成功できる人は3%しかいないというアメリカ・某大学の調査結果に基づいている理論です。

自分が「3%」に入るためには、人がやらないことをしなくてはならない。それが体育館のトイレ掃除でした。



ピッカピカになったトイレを見て、私たちの心がきれいになりました。


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「スリーミス」というネットゲームの練習法

東日本大震災以来、練習に来ていなかった4年生がここへきて参加してくるようになり、100%の練習参加が続くようになった辰巳ジャンプです。今、部員は19人。体育館狭しとにぎやかに練習できる幸せを感じつつ、チームは毎回楽しく成長しています。

部員数の目標は各学年で1チームと考えています。そろそろ1,2年生が入ってくると宣言しておきます。


最近、練習のまとめにチームを3つに分けて、「スリーミス」というゲーム練習をしています。
ネットを使ったスポーツで勝つための原則を練習に盛り込んでいるゲーム練習です。

その原則とは、「3点連続で得点したらかなり有利になる」ということです。バレーボールだけでなく、卓球、テニス、バドミントンとネットを使う競技すべては「3点連続得点」を取れるかどうかに勝敗の分かれ目があります。1点ずつだと得点経過は1-1、2-2、3-3と同点で進んでいくので、なかなか差は生まれません。2点連続だと2-1、2-2、4-2、4-3、6-3、6-4と中盤にならないと有利になりません。15-15で2連続得点だとしても17-15。次に点を取られれば17-16で、まだ安心はできません。しかし3点連続だとこうなります。
1-1、4-1、4-2、7-2、7-3、10-3。3人目のサーブまで全員が3点得点をし、相手に連続得点をさせなかったら、もうこの時点で試合は決まるのです。

そこで「スリーミス」でのゲーム練習です。
3点連続で取った方が勝ち。1本取ったら大きな声で「1!」と言わせます。2本連続で取ったら「2!」。しかし相手に点を取られたら、「2」だったチームは「0」に戻り、逆に点を取った方が「1」になります。こうして3連続得点をしたら勝ち残ります。

サーブは床に落ちているボールを拾った子が打っていいというルール。拾わないとサーブを打つチャンスがないので、ボール拾いも猛ダッシュでやるようになります。

3点連続で負けたらチーム交代なので、試合をしていないチームが待つ時間が長くて3分くらい。短い時間でどんどん試合をこなしていけるので、人数が多くなった辰巳ジャンプには適切な練習ではないかと思っています。



VOLLEYBALL (バレーボール) 2011年 09月号 [雑誌]
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日本文化出版

今月号の「月刊バレーボール」高校総体特集には、辰巳ジャンプ卒業生の写真が載っているようです。5年生部員が「先生、先輩の写真がのっていましたよ。」とご報告がありました。

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子どもに声を出させたいと思ったら、○○をさせよ

辰巳ジャンプの練習で、ある実験をしてみました。
「どういった設定をすれば子どもたちの声が出るか」という実験です。

現状分析として、うちの子どもたちはバレーボール経験が浅いことと、元来がおとなしい性格なこともあって、ここぞという時に声が出なくなる傾向にあります。対人パスをやっている時も、けっこう声は出ているのですが、私が求めているボリュームではありません。

そこでひと工夫。

「今日は変わった練習をするよ。“しりとり”をしながら対人パスをやってごらん。」

子どもたちは目を戸惑いながらも目を輝かす。さっそく始めたパス練習は大騒ぎになりました。何しろ20人近い子がいっせいにしりとりを始めたので、相手が何を言ったのか聞こえない。聞こえないから大きな声を出す。目いっぱいのボリュームで声を出しながら練習するので、体育館内は本当ににぎやかになりました。

対人パスが半分終わったところで、

「今度はマジカルバナナでやるよ。バナナといったら黄色、黄色といったらレモン、レモンといったらすっぱい、すっぱいといったらお酢、という感じに言葉の連想をしながらのパス練習です。」

結果は同じように大騒ぎ。しかも意味のある言葉を相手に伝えよう、相手の言葉を聞き取ろうとしているので、しっかりコミュニケーションも取れている。

最後に、

「いつも通りにパス練習してみて。」

と指示を出しましたが、それまでに大きな声を出してきたので、もちろん普通にやっても元気いっぱいな声だしをすることができていました。




私たち指導者は、どうしても直接的な指示を出しがちです。声を出させたい時に、次のような言葉を投げかけます。

「もっと声を出せ!」
「どうして声を出さないんだ!」
「声を出さないと危ないぞ」
「ピンチになったら声を出せ!」
「元気にプレーしろ!」

すべて直接的な声かけです。これをくり返すと、子どもたちの自尊感情を下げていきます。ますます声が出なくなる。そうすると「どうしてうちの子どもたちは声が出ないんだろう」と指導者が嘆きだします。指導者の思いは無意識の領域で敏感に子どもたちに伝わりますので、子どもたちの姿は指導者が話している、または思っている通りになっていきます。「ピグマリオン効果」ともいわれる働きです。(ピグマリオン効果は心理学的に完全に実証されているものではなく、多くの人の経験から、その通りだと納得されているものです。)


TOSSの向山先生が1980年代から主張している教育技術に「子どもに○○させたかったら、△△させる。」という法則があります。直接的な指示はあまり効果がないばかりか、指導者と子どもたちの関係をぎくしゃくさせます。ここに紹介した指導法則をじょうずに使うことができれば、子どもたちは指導者が期待している以上に声を出してくれるようになるでしょう。

この件で悩んでいる方は、ぜひ使ってみて下さい。


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1週間で集まった子どもダジャレ集167個

このダジャレ取り組みの集大成として、300個のダジャレが集まっている記事がありますので、リンクしておきます。クリックしてみてください。
子供ダジャレ集 300


井上先生、いったい何をしているんですか?
子どもたちからも教員からも聞かれるそんな声はいっこうに気にすることなく、休み時間やすき間時間をフルに使って、子どもたちにダジャレを聞いて回った今週1週間でした。全部で167個のダジャレが集まりました。

これだけ集めるためには、廊下ですれちがうすべての子どもたちに声をかけなくてはできないわけです。ということは、私は今週、たかがダジャレを通して、200回を超える子どもたちとのコミュニケーションを取ったわけなのです。最大のねらいはこれでした。全校の子どもたちとできるだけたくさん交流する。このねらいは完全に達成できました。

その上、ダジャレを使った言語指導・教材化の可能性まで見えてきた。まさに「たかがダジャレ、されどダジャレ」でした。

今日は難しいことは抜きにして、集まったダジャレをすべて紹介します。これは中間発表です。目標としているのは「子どもダジャレ300選」を作ること。折り返し地点は過ぎましたが、これからが大変でしょうね。




NO 頭文字 ダジャレ

1  あ  新しい刀をまた買ったな
2  あ  アイスを愛す
3  あ  アルミカンの上にあるミカン
4  あ  ありが10匹ありがとう
5  あ  アシカの足か
6  あ  アヒルがねぼうして、あっひるだ
7  あ  飴の雨がふってきた
8  い  イネがいいね!
9  い  イルカはいるか
10  い  イカがいかった
11  い  いったい忍者は何人じゃ?
12  い  イカはいかす
13  い  イカさん、ふみきりまたいじゃいかんよね
14  い  イカ食べていいか
15  う  馬がうまかった
16  う  ウメはうめー
17  お  お菓子はおかしい
18  お  お金がないのはおっかねえ
19  お  小川を見ている小川さん
20  お  おならにさよおなら
21  お  大食いはこのサイにまかせなさい
22  お  オットセイ、きちんと速度をおっとせい
23  お  おしりをよくお知りなさい
24  か  カの研究はかゆい
25  か  香取小は、カ取りそう
26  か  海そうは海にかいそう
27  か  カラスはガラス
28  か  カエルがひっくりかえる
29  か  カバはかばいい
30  か  カレーはかれー
31  か  カメのこうらにコーラをかけた
32  か  川に入ったら皮がむけた
33  か  カッターを買ったー
34  か  かけるさんがかける
35  か  カエルはかえる
36  か  カンガルーがかんがえる~
37  か  カモはいいかも
38  か  カエルは何類?きもちわるい
39  か  かつ丼を食べて勝つどん
40  か  カメラの中のカメ
41  か  カレイのカレーを華麗に食べる
42  が  ガビョウをふんでがびょ~ん
43  が  学校公開で後悔する
44  き  昨日のドーナツ、どーなつたかしら
45  き  キリンがトイレでスッキリン
46  き  きょうみないから今日見ない
47  き  キャベツを食べたら、きゃー別人
48  く  くつをはくのが くつう
49  く  クマがくまった
50  く  公文にいくもん
51  く  くつがくっついた
52  く  くもがもくもく出てきた
53  け  ケータイをかけーたいよ~
54  げ  ゲタがぬげた
55  げ  ゲタをあげた
56  こ  このトリニクは取りにくい
57  こ  この手相、まちがってそう
58  こ  校長先生、絶好調
59  こ  このイクラはいくら?
60  こ  このゲタにたまげたー
61  こ  コブラのあたまにたんこぶら~
62  こ  これは車カー
63  こ  このもんじゃはにせもんじゃ
64  こ  このもんじゃはうまいもんじゃ
65  こ  氷はこーりごりだ
66  こ  コマがとまりそうでこまった
67  こ  このサイはさいあくだ
68  こ  このイスとってもいいっす!
69  こ  このシソおいしそう
70  こ  この手帳みてちょうだい
71  こ  コンドルが荷物をはこんどる
72  こ  この仮面はかめん
73  ご  ゴキブリのうごきぶり
74  さ  サルがさる
75  さ  サンマは三万円
76  さ  サイが言った、白菜くさい
77  さ  サボテン、さぼってんじゃねぇ
78  し  しゃぶしゃぶをしゃぶれ
79  し  脂肪がしぼむ
80  し  シャベルがしゃべる
81  し  シャッターがよくここまでいらっしゃったー
82  し  シーソーはたのしそう
83  じ  地震がないという自信があったのに地震がおきた
84  す  ストーブがすっとぶ
85  ず  ズボンがはずれてすぼ~ん
86  せ  千個のせんこう
87  せ  1000センチのドアは先生んち
88  そ  そんなバナナ
89  ぞ  ゾウがゾーッとする
90  ぞ  ゾウのはくゾウリ
91  ぞ  ゾウは泣くぞう
92  ぞ  ゾウには内臓がないぞう
93  ぞ  ゾウのれいぞうこ
94  た  タクシーの運転手はわたくしー
95  た  太陽を見たいよう
96  た  太陽に行きたいよう
97  た  太陽に会いたいよう
98  た  タイヤにたいあたり
99  た  隊長の体調
100 た  タイ焼きの中にタイヤ
101 た  竹は高け~
102 だ  ダジャレをいうのはだれじゃ?
103 だ  ダンゴ虫のタンゴ
104 ち  チーターがおっこちーたー
105 ち  チョウの朝会
106 ち  チキンをきちんと食べましょう
107 つ  つめをつめる
108 つ  机の上にはいつくえー
109 で  電話に出んわ
110 と  時計がとけてる
111 と  トイレにいっといれ
112 と  トイレを見といれ
113 と  通りすがりのリスがいる
114 な  ナレーターになれーたー
115 な  七日なのか
116 な  なぐらさんになぐられた
117 な  なめたけなめたっけ
118 に  肉まんは憎まん
119 に  ニューヨークで入浴
120 ね  ネコがねころんだ
121 ね  ネコがねこんだ
122 ね  ネコのねっこ
123 の  ノリの上にのりたい
124 は  花を鼻でかぐ
125 は  ハマチがどぶにはまった
126 は  橋のはしっこ
127 ば  バスケット部がバスけっとる
128 ば  バスガイドをおいて、バスが移動
129 ば  バッタは4番バッター
130 ば  バッタがトイレでふんばった
131 ぱ  パンダが食べるのはパンだ
132 ふ  服をふく
133 ふ  フトンがふっとんだ
134 ぶ  ブタをぶった
135 ぷ  プリンはえいようたっぷりん
136 へ  ヘルシーな料理はおなかがへるし
137 へ  へたなシャレはやめなしゃれ
138 ほ  本はほんとにおもしろい
139 ほ  本がごほんとせきをした
140 ぼ  ボクサーはぼくさー
141 ぽ  ポテトがポテっとおちた
142 ま  ママのままでいてね
143 ま  まくらがまっくら
144 ま  まくらの中はまっくら
145 み  みたらし団子を見たらしい
146 み  ミントは食べてみんと
147 み  ミカンが三日もみっかんない
148 む  虫がむしする
149 め  めでたしめでたし、目出たし
150 め  メイドさんはマーメイド
151 や  やきにくはやきにくい
152 ゆ  雪がふっているから おゆきなさい
153 よ  妖怪だけど、なんか用かい?
154 よ  ヨークシャテリアがよーくしゃべりぁといった
155 よ  幼虫には要注意
156 よ  4番ラミレス、夜遊びだめれす
157 ら  ラクダは楽だ
158 ら  ラッパーがラッパをふいた
159 ら  ライターがおどろいたー
160 り  リスとトラがリストラされた
161 れ  レモンのいれもん
162 ろ  ローカでやろーか
163 ろ  ローカでしゃべろーか
164 ろ  ローソンでおおぞん
165 ろ  ロウカを走ろうか
166 わ  わたしのかれはインドカレー
167 わ  ワシはタワシだ


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ダジャレキャラバンで言語指導を試行

5日ぶりの更新となります。
もしかしたら心配をしている方がいらっしゃるかもしれないので弁解しておきましょう。
私はいたって元気です

バレーボールの1次予選で目標としていた勝利を得られなかったから落ち込んでいるのではないかと思っていた方、そんなことはまったくありません。子どもたちの著しい成長に大満足しています。よくここまでチームを作ってこれたなぁ、子どもたちも本当に純粋に頑張ってくれたなぁ。今の辰巳ジャンプの子どもたちは「私の宝」だ!と、しみじみ感じる数日間を送っていました。
いよいよこれから歴史に残る勝負をかけていこうと決意を新たにしています。


さて、今週号の「PRESIDENT(プレジデント)」を読んだ方はいるでしょうか?
テーマは「脳科学が実証・笑わせ上手は稼ぎ上手 『すべらない話し方』」という特集記事。非常に興味深い内容です。
笑うことによって創造力も3倍となるし、ピンチもチャンスと転換できる。脳科学的にも「笑い」というのは非常に高い脳活性レベルなのだということ。こういうことが書いてあります。

PRESIDENT (プレジデント) 2011年 10/3号 [雑誌]
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プレジデント社


スポーツ界でときめくサッカー「なでしこジャパン」の佐々木監督のことも紹介されていて、彼がいかに笑いに工夫をして、なでしこたちをリラックスさせ、試合での「フロー状態」を作り上げていったのかも分かります。


井上という人間は、これまでも自称「指導のものまね四天王」と言ってきた通り、今回もすかさずものまねを始めました。「PRESIDENT」が発刊された今週月曜日。学校内で笑いに関する“ある企画”を勝手に始めました。それは・・・・・?????

「学校ダジャレの旅」という日テレのパクリです

休み時間になると、メモ用紙片手に学校内を散歩しながら、こんなふうに子どもたちに語りかけます。

「あっ!第1村人発見!!! すみません。学校ダジャレの旅をしているのですが、あなたの知っているダジャレを教えてくれませんか?」

あのイノッチ先生が、また何か変なことを始めたと、子どもたちはすぐに集まってきます(笑)。
子どもたちはダジャレが大好きですから、次々に教えてくれます。すぐに思い出せなくても、一生懸命考えて教えてくれます。

「イノッチ先生!こんなのどう? 『校長先生、絶好調!』」
「お~!それいいじゃん!面白いね!ありがとう!」


こんなことを4日も続けていますので、私がダジャレ集めをしていることが、子どもの中にかなり定着してきまして、
「先生、どれだけ集まったの?」
と声をかけてくる子も現れ始めました。


実は遊んでいるように見えて私、「言語指導のひとつのモデルケース」を模索していたりするのです。

くだらないと思われるダジャレでさえも、小学生の子どもにとっては新鮮な言葉の発見があったりするのです。今回の「ダジャレキャラバン」を決行することによって、小学校1年生と2年生の間に明確な差異があることを実感しました。1年生の子どもたちは、語彙が本当に少なくて、ダジャレもなかなか思いつかないのですが、2年生の教室を回ると実にたくさんのダジャレを知っています。さらに自分たちが知っている言葉を使って新しいダジャレを考えようとしてくれます。たかがダジャレで言語発達についてなんとなく感じることができました。

また、ダジャレを指導に使うことで得られる効果も大きいことを実感できました。

(1)語彙が増える
(2)言葉に敏感になる
(3)言葉を連想する力が伸びる
(4)脳が活性化する
(5)自然に楽しくなる
(6)笑顔になれる
(7)コミュニケーションが生まれる

4日間で子どもたちから集めたダジャレは110個になりました。たくさん集まりましたが、「ダジャレキャラバン」をしながら目標は300個集めることだと子どもたちにも公言しました。けっこう道は険しいです(笑)

しかし、校内を私が歩いていると、何人もの子どもたちがいっしょについてきて、ダジャレを楽しむ場面も何度もありました。ダジャレには不思議な力がありそうです。


ところでこんなくだらないことをしていて、井上は何考えているんだとご批判を受けそうなので、ちゃんと仕事もしていることを証明しないといけません。
現任校のホームページを全面更新してみました。
今回の更新で都内TOPレベルの学校サイトにはしたつもりです。ちょっとのぞいてみて下さい。

江東区立香取小学校公式サイト

実は私、「全日本小学校ホームページ大賞(J-KIDS大賞)」で、2005年、2006年と東京都NO1ホームページを取った経歴を持っています。
その頃以来の本気更新をしてみました。



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