今回の子どもまつりは、担任からあれこれ指図せずに、ギリギリまで待ちに待ってみようと心に決めていました。
予想通り、ギリギリまで「準備しようよ!」と呼びかける子は一人もいない。こうした見通しの甘さが実は4年生の最大の課題だと感じています。悪い言葉で言えば「指示待ち人間」なのです。そして、クラスを良い方向にまとめていくだけの力を持ったリーダーは残念ながらいません。
船でいうと、エンジン部分の最高出力レベルは世界一。最近できた大島まで1時間半で行ってしまうジェットフェリー並み。しかし、船の進む方向を決める羅針盤の性能は信用できないという危ない状態です。
さて、本番開始30分前。
「言葉遊びのお店」がリハーサルすらやっていない状態。どう考えても失敗しそうだったので、いよいよ担任が出動しました。
「あれはどうなってるの? これは誰がやるの? 何にも分からない幼稚園の子にどうやって説明するの?」
と矢継ぎ早に質問。子ども達、しばしぼう然。
「あとは自分たちでやりな。失敗も勉強のうちっ!」
そのあと20分後、全校への指示を終えて「言葉遊びのお店」に行ってみると・・・なんとにぎやかに盛り上がっているではありませんか!!! しかも運営もスムーズにやっている。まあ、よく間に合ったもんだとホッと胸をなでおろす担任。子ども達からも、
「先生! お店、盛り上がっているよっ!」
と笑顔の報告。
いやいや~、「本番に強い4年生」の姿を子どもまつりでも見せてもらえました。