恐怖の語りべ 甲斐の国へ行く

怪談話をするために休暇を取ってまで林間学校先の甲斐大和市に来ている井上です。

どうせ行くなら朝一番に着いて、ハイキングにも同行しなくては!
ということで、写真はハイキングの山場、「竜門峡」の様子です。

私は休暇ですから、ハイキングの後は天目山温泉につかり、その後しばらく観光し、飯ごう炊餐から再び合流。
夕食後に予定されている「肝だめし」の前座で甲斐の武田氏にまつわる怪談話をするのがメインイベントです。

話した後は東京へとんぼ返りします。
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若手教師に伝える必読書

今日は休暇を取って、辰巳ジャンプの練習に足を運んだ井上でした。
練習を休まずに来てくれる子ども達がいてくれるからこそ、私はそれに応えようと創意工夫をしながら練習をすることができます。

練習していることを目にした第2期生の「しもけい先輩」も体育館に来てくれました。大学2年生。今はバレーボールをしていませんが、その代わりに国際支援を行っているNPO法人の活動で頑張っているそうです。


さて、若手の先生へ、井上からのお薦めの本を紹介しておきます。特に解説はしませんので、興味のある方は読んでみて下さい。

教室をいきいきと (1)
大村 はま
筑摩書房

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指導者のための命を守る着衣泳―新指導法準拠テキスト
斎藤 秀俊,着衣泳研究会
新潟日報事業社

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子どものいのちを育むシュタイナー教育入門 (Gakken ECO‐BOOKS―地球市民として暮らす)
子安 美知子,西平 直,上松 佑二
学習研究社

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日本教育小史―近・現代 (岩波新書)
山住 正己
岩波書店

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バウム・テスト―樹木画による人格診断法
C.コッホ
日本文化科学社

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生涯発達の心理学 (岩波新書)
高橋 恵子,波多野 誼余夫
岩波書店

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河合隼雄の“こころ”―教えることは寄り添うこと
河合 隼雄
小学館

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幸福論 (集英社文庫)
アラン
集英社

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絵が描ける脳をつくる 7日間で完全マスター
吉田 エリ
河出書房新社

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マインドマップ学校講座を開催

今日は午後からお隣の小学校の研修会に招かれ「マインドマップ2時間講座」を開催させて頂きました。

私が資格として持っている「ブザン公認フェロー」という立場は本来は「学校内インストラクター」であり、勤務校外での講座開催は契約違反になります。それを乗り越えて私が講座開催できているのは、相手先の校長先生と私の勤務校の校長との間で「井上を派遣する」という同意が得られ、さらに「ブザン教育協会」から正式に派遣することを依頼された上で活動できることになります。

もし私を講師として呼びたいという方は、面倒でしょうが上記の手続きを取って頂かなくてはなりません。


今回の講座に与えられた時間は2時間という短時間でした。
通常、6時間の基礎講座を通じて教員にマインドマップの理論と実践を身につけてもらっているので、2時間では当然不十分な内容になります。そこで今回は、先生方にマインドマップをかけるようになって頂くことよりも、「メンタルリテラシー」という考え方をご理解頂くことに全力投球しました。

幸いなことに、私のゴール設定通りに「脳の使い方を知るとすごい指導ができる」ことを納得していただけたようで、私が帰った後の職員室ではマインドマップの話題で楽しく盛り上がってくださったそうです。

私としては、今回の講座をふまえて、再度足を運ばせていただき、今度は実際に「マインドマップをどうかいたらいいのか」「子ども達に指導する際にはどのようにしたらいいのか」といった内容でお話しさせていただければ、校内に定着していくはずです。


さて、これでお隣の小学校の先生方にもマインドマップのことが伝わりました。
亀戸地域は日本のどの地域よりも一歩進んだ「メンタルリテラシー教育地域」となっていくことでしょう。実はもうひとつのお隣小学校からも「ぜひ教えて欲しい」という声を聞いています。

50名いるフェローの皆さんの模範となるように、今後も努力精進していくつもりです。


【井上自身の課題の書】
この夏休み、自分自身への宿題のひとつとして「アドラー心理学」をしっかり把握することを決めてあります。新時代の教育を切り開くために、あらゆる課題に対応できる心の引き出し作りをします。
皆さんの夏の課題は何ですか???
アドラー心理学入門 (Adlerian books)
ロバート・W. ランディン
一光社

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なんとなくメンタルリテラシーの普及

今日は1日研修会に出た後で、夜に港区の先生に誘われてバイキングの食事会に出向きました。大田区時代からのお付き合いのある私の信頼する女性の先生から、「うちの職場の若手と会って、刺激を与えて欲しい。」というお話を受けましたので、「若手の先生を育てるということならば絶対に行きます」と二つ返事。会場が私の地元である品川のパシフィックホテルだったので、ウキウキ気分で参加しました。

地元にいるとなかなか行かないんですよねぇ、パシフィックホテルとかプリンスホテルとか。美味しいバイキング料理を楽しみましたが、こういう感じならば両親を招待してもいいなぁと心から思いました。何しろ歩いて行ける距離ですからね。散歩ついででご招待でも良いでしょう。


さて、目標の若手育成については、食事前、のっけから「ICT教育」の話題でパソコンを開き、電子黒板で使える「デジタル教科書の作り方講座」を展開。自作した算数や理科のデジタル教科書を操作してみたり、実際にデジタル教科書を作るソフトを立ち上げて実演したりと、区小研・情報教育部モードで話を進めました。港区でも電子黒板で教材を「可視化」「焦点化」することを取り組み始めたようですね。そんなときには私・井上をどうぞご活用下さい。いろんな引き出しが開きますよ!


美味しい食事をたらふく食べて、実は少々反省。ちょっと最近、精神的なストレス太りなもので、健康診断の数字が去年よりも良くなかったからです。とはいえ、実は昨年に我が身体、奇跡の体質改善を起こしているので、全然大丈夫なんですけどね。

たくさん食べて、たくさんお話をしているうちに、やっぱり「メンタルリテラシー関連」の話題を語っていました、私。

五感をフル活用して「漢字」を記憶に残していく方法を2種類伝授。これだけでも目から鱗だったのではないかと思いますが、さらにこの港区の学校では、校内研究で国語の「書く活動」を研究しているという話題に流れたところから、「マインドマップ」を使えば、どんな子でも今まで以上に作文を書けるようになることや、スピーチも原稿棒読みではなく、自分の言葉で話せるようになることをお伝えしました。

その上で、百聞は一見に如かず。
私がいつも持っているマインドマップファイルを出して個展状態に。
選び抜いてファイリングしてあるパワフルなマインドマップ集なので、否が応でも関心を高めてくれたようです。

帰る直前には、新任の保健の先生から、「研修や会議で睡魔に襲われるので、どうしたら良いでしょう?」と相談を受けました。そこで、なぜ会議や研修で眠くなるのか、その仕組みを簡単にお話しし、その上で「マインドマップをかいていると楽しいから寝なくなりますよ。」とお伝えしましたところ、「明日の研修でかいてみます。」と目をキラキラと輝かせた笑顔で応えてくれました。


こうした会話の中で、皆さんにお見せしたマインドマップのうち、1枚を載せておきます。




明日は近隣小学校に行って、先生方に短時間のマインドマップ講座をしてきます。

【お薦めの本】
子ども達の中に広まる「ケータイ」に関して、保護者も教師も知識を持っている必要性が高いです。大人の知識がないばかりに防げるトラブルも防げないというケースもあります。「よく分からない。興味がない。」と言わず、分からないからこそ学んだ人が21世紀のリーダーとなるのではないでしょうか。
ケータイ世界の子どもたち (講談社現代新書 1944)
藤川 大祐
講談社

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自作レシーブ練習カゴ (今日も動画を紹介しています)

今日も暑い体育館での練習でした。

夏休み前半、辰巳ジャンプの子ども達の出席率も高く、練習を重ねるごとに少しずつですがレベルを上げています。ボールを一人で真上に上げ続ける「直上アンダー」の練習で、3年生の9人がなかなか100回を達成できずにいたのですが、今日は4人までクリアしました。そこですでに1000回を達成している4年男子を加えた5人で「ランニングパス」の練習に入ることができました。

この夏休みの練習で大活躍しているのが写真にあるような「自作レシーブ練習カゴ」です。このカゴをねらって入るようにくり返し練習をしています。このような目標があるのとないのではバレーボールの上達もちがってきます。つまりどんなことでも「目標意識」を持って努力することが大切なのですね。

この「自作レシーブ練習カゴ」ですが、市販されているものを購入すると十何万円もします。辰巳ジャンプの練習カゴは、私が廃材の机やフラフープを使って土台にし、キャスターや網、角材などは購入して自作したものです。かかった費用は約8000円。この机は江東区の学校では使っていないものです。そうすると大田区時代に作った物なので、もう12~13年は使い続けています。私の監督生活と共に学校を渡り歩いてきた思い入れのある一品なのです。


さて、一昨日、江東ケーブルテレビ出演シーンの動画を紹介しましたが、今日はもうひとつ、テレビ東京に出たときの動画を紹介します。

これだ!

 「アドスクール天国」(WMPファイルが別ウィンドウで開きます)

おはスタの番組だから楽しく編集されていますよ。

ちなみに今、私の教室にある「おはスタ壁掛け時計」は、この時にいただいたものです。


【若手教師にお薦めする本】
授業による救い―南葛飾高校で起こったこと

径書房

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林竹二先生が都立南葛飾高校定時制で行った授業記録が冒頭にあります。
後半はその当時の先生方が林先生のことを振り返る一書となっています。
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辰巳ジャンプ練習訓を確認

今日の辰巳ジャンプの練習は、2001年当時の部員が考え、それ以来チームの伝統となっている「練習訓」を覚えることから始めました。

『辰巳ジャンプ練習訓』
一、人に言われず進んで行動、全力プレーを心がけること
一、練習の時は常に集中し、心でバレーをやること
一、いつも明るく元気に声を出し、笑顔で練習すること



この練習訓が決定した2001年1月24日の日記も残っています。

**********************

【2001年1月24日の日記】
平日練習。参加者21名。今日もコーチが来てくださり、下級生の練習を見てくれたので、レギュラー練習に集中できました。ありがたいありがたい。
練習のはじめに、子どもたちだけで「辰巳ジャンプ練習訓」なるものを考えさせました。チームがスタートして2年もたっているのに今更という感じですが、私、ずっとこのタイミングを待っていたんですね。
「今日はトレーニングはやらなくていいから、みんなで話し合って、練習訓を考えなさい。」
と指示し、私はクラスの卒業対策委員のお母さん方との「歌のレコーディング」へ。その間に考え出してきたのが次の練習訓でした。

一、進んで練習すること
一、練習の時にけじめをつけること
一、明るく元気に声を出すこと

なんだか学級目標みたいなものを辰巳っ子たちは持ってきましたが、子どもが一生懸命に考えたことですからOKです。これに私がちょっとアレンジして最終的にはこうなりました。

一、人に言われず進んで行動、全力プレーを心がけること
一、練習の時はつねに集中し、心でバレーをやること
一、いつも明るく元気に声を出し、笑顔で練習すること

最終ミーティングで全員で声をそろえて唱和しました。自分たちで考えた練習訓なだけに、声をそろえて言ってみると、すごく格好良く感じたらしく、帰宅の途につきながらも「人に言われず・・・・」「いつも明るく・・・・」と口にしながら帰っていきました。
いやぁ、我がチームのことながら、本当によい子たちだと感心しました。

**********************

なぜ今また練習訓なのか?
それは、新しく入ってきた3年生以下の子ども達に、チームへの所属意識を高めてもらうためのイニシエーション(通過儀礼)の意味合いがあります。「辰巳ジャンプは私のチームなんだ。」「辰巳ジャンプには私が必要なんだ。」という意識を持ってもらうために暗唱させました。

不思議なことに、今日はこの練習訓を考えた時に5年生だった元キャプテンが練習に来てくれました。


辰巳ジャンプの練習訓には「日本一になるんだ」とか「試合に勝つんだ」という内容はまったくありません。なぜなら小学生の子ども達が一生懸命考えた練習訓だからです。目の前の練習に集中して、少しでも自分の技術を上げていこうとする姿勢が辰巳っ子の「原点」です。


熱い1日でした。熱中症には十分に気をつけて、明日の練習も一歩前進しましょう。


壁は破れる。―全米女子バレーボール・チーム初の日本人監督
吉田 敏明
角川書店

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アメリカ女子ナショナルチームの意識を変えた吉田監督の指導法です。
「丹田レシーブ」についても書かれています。

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辰巳ジャンプの『テレビ出演動画』です

先日の江東区小学生バレーボール教室の際、江東商業高校の大先輩の先生からこんなことを言われました。
「井上先生、この前インターネットを検索したら、先生がテレビ出演した時の動画がありましたよ。楽しく見させてもらいましたよ。」
そういえば5年前にアップしてあった動画ファイルがそのまま残っているのです。私自身、完全に忘れていましたが、削除していないので元気一杯生き残っているのですね。興味のある方はご覧下さい。

これだ~!
放課後の子どもたち」(江東ケーブルテレビ)※WMPファイルが別ウィンドウで開きます。

辰巳ジャンプの最盛期の取材番組です。

画質をかなり落としてアップしたものですから、画面をかなり小さくして頂けると見やすくなります。

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卒業生が関東大会へ!!!

辰巳ジャンプにとっては嬉しいお知らせが入ってきました。
昨日行われた東京都中学校バレーボール選手権大会で、辰巳ジャンプ卒業生がレギュラーで頑張っている江東区立第二南砂中学校が強豪中学に大逆転勝利して東京都ベスト4に入り、関東大会出場を決めたのです。

大会の結果はこちらをクリック(PDAファイルです)


辰巳ジャンプでバレーボールを始めた子が、中学で指導する先生や仲間、それを支える保護者の方々に恵まれ、貴重な人生経験を積むことができている。しかも今回のチームは、小学校の頃には毎月のように大会や練習試合を通して、チームを超えて友達作りをしてきた地元・江東区の仲間が集まった「江東区選抜」「オール江東」状態のチームです。
小学生バレーボール指導者の私としては、このチームが関東大会を勝ち抜き、全国大会に出場してくれることを心から願っています。


この子たちが中学1年生の時、区大会の応援に私が行き、「3年生で全国大会に行けたら、みんなで応援に行くよ!」と伝えてあります。全国大会だけでなく、都大会の最終戦も、関東大会も、みんな応援に行かねばなりませんでしょうな!

がんばれ! 江東区の中学生バレーボーラーたち!!!

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東京スカイツリー 2009-07-23

10日ぶりのスカイツリー写真をアップします。
この10日間でかなり上に伸びました。
次回の写真アップは2週間くらい後になる予定です。
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ブレイン・ルール 【読書マインドマップ】

マインドマップフェローの同期である「あらっち先生」からの情報で、アメリカの分子発生生物学者であるジョン・メディナ氏がNHK出版から出した「ブレイン・ルール」を手に入れました。

さっそくマインドマップにしてみました。

脳に良い勉強方法や仕事の方法をユーモアたっぷりに紹介している一書です。さすがアメリカの学者さん、エンターテイメント性にも長けているなと思いました。難しい内容の本を様々な喩えを使って分かりやすく書いてあります。


この本は、私がずっと続けている「歩き読書」がいかに理にかなったものだったのかを証明してくれる本となりました。いいですよ~「歩き読書」は。イスに座って本を読んでいるよりもはるかに多くの気づきが生まれます。歩きながら本を読んでいるのは、本の著者と有意義な語らいをしながら散歩をしていることと同じことです。昨日はユングと語らい、今日はプラトンと語らう。歴史上の偉人たちが自分の友達となってくれますよ。皆さんもやってみませんか。(交通事故が増えちゃうかな。)


さてこの「ブレイン・ルール」、脳が活性化する「12のルール」を紹介してくれているので、ここでは見出し程度に紹介させていただきます。

1.運動…運動することで脳力アップ。

2.サバイバル…人間は生き残るために「交渉」と「協力」を生み出した。

3.配線…人間の脳は常に更新されている。

4.注意…人間の脳は退屈なことには注意を向けない。

5と6.記憶(短期・長期)…繰り返すことで記憶に残る。

7.睡眠…寝ている間に起きている時の情報処理が行われる。

8.ストレス…脳が連続ストレスに耐えられるのは30秒。

9.感覚統合…より多くの感覚を刺激して動かす。

10.視覚…感覚の中で最も力を発揮するのが視覚。

11.ジェンダー…男女の脳は反応が違うので、相互の良さを生かすべきだ。

12.探検…好奇心が人間の脳を開拓してきた。


マインドマップの知識が多少でもある方ならば、今日アップした私のマインドマップのセントラルイメージを見て頂ければ、私がいかにこの本に影響を受けているかが分かると思います。

ぜひご一読ください。

ブレイン・ルール [DVD付き]
ジョン メディナ
日本放送出版協会

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高畠導宏先生のドラマ「フルスイング」を見てみましょう

知れば知るほど、見れば見るほど、感心させられる高畠先生です。

ドラマ化されたものを見たい方はこちらで。
フルスイング

「あきらめちゃいかん!」という言葉が心に響きます。

昨年、辰巳ジャンプの部員が6年生以外2人だけしかいなくてチームの存続が危なかった時、正直、私の心の中には「あきらめ」がありました。「もう終わりにしていいかな」というあきらめが。しかし、中心者の私が「あきらめないでチームを立て直す」と決めた瞬間に答えは出ていました。心の在処で全ては決まるのです。
その結果、半年をかけて2人の部員から12人まで増えたわけです。

学校や学級だって同じです。
中心者の心の在処がどこにあるかですべてが決まります。
「あきらめちゃいかん!」
どんなに苦しくても歯を食いしばって、学べ!学べ!
あきらめない一人がいれば、その一人からいつでも、いくらでも改革が始まります。

教師たる者、自分自身の大きな夢を持って、あきらめないで進みましょう!

【夏休み・井上おすすめ文庫】
小学生におすすめする本のコーナー2回目です。
私が小学生の頃、この本に完全にはまった時期がありました。面白くて何度も読み返した思い出の本です。
ねしょんべんものがたり (フォア文庫愛蔵版)

童心社

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高畠導宏先生の言葉を小学生向けに解きほぐす

「人生で大切な、伸びる人たちの共通点」
1.素直(すなお)であること
2.好奇心(こうきしん)旺盛(おうせい)であること
3.忍(にん)耐力(たいりょく)があり、あきらめないこと
4.準備(じゅんび)を怠(おこた)らないこと
5.几帳面(きちょうめん)であること
6.気配り(きくばり)ができること
7.夢を持ち、目標を高く設定(せってい)することができること


(1)素直(すなお)
 素直(すなお)な人は、その人にとって役にたつことを、100%身につけていける力がある。
 素直(すなお)な人には、まわりの人たちがいっしょうけんめい協力(きょうりょく)したくなる。
 素直(すなお)な人を見ていると、本当に気持ちが良くなる。

(2)好奇心旺盛(こうきしんおうせい)
 何でもやってみようという好奇心(こうきしん)がある人は、失敗をしてもクヨクヨしない。
 好奇心(こうきしん)がない人は、失敗を恐れて何もしなくなる。
 バレーボールなら、どんどんボールの所へいく子は好奇心(こうきしん)が高いと言える。
 失敗を恐(おそ)れて、ボールから逃(に)げる人は好奇心(こうきしん)が足りない。

(3)「忍耐力・あきらめない」とは
 忍耐力とは「我慢(がまん)」ということ。なかなかじょうずにならなくても、我慢(がまん)して練習をしていると、とつぜんバレーボールがうまくなる時がくる。ぜったいにあきらめてはいけない。
 プレー中も、ボールが床(ゆか)に落ちてもあきらめないで追いかけるような子は、バレーボールがうまくなる。

(4)準備を怠らない
 人が見ている時には、だれだっていっしょうけんめいにできる。人生は、人が見ていない時に、どんな努力をするかで勝ち負けが決まる。勉強もスポーツも、何をするにしても、じゅうぶんな準備をする努力をすることが大事である。

(5)几帳面であること
 自分のしていることに対して、ひとつひとつにこだわりを持っていることが大事である。
 ただ何となくやっている人は、バレーボールもうまくならないし、勉強だってできるようにはならない。
 細かく細かく計画を立てて、毎日毎日コツコツ努力をして、いろいろなことができるようになっていく。

(6)気配りができること
 自分だけで生きているわけではない。周りの人がいてくれるから、いろんなことができるのである。
 バレーボールだったら、チームの仲間がいるから試合をすることができるのである。
 だから、自分のことだけでなく、となりにいる人のこと、自分のチームのこと、おうえんしてくれる家族のことを考えながらプレーできる人が成功する。

(7)夢・目標
 夢があるからがんばれる。目標が高いからふんばれる。
 「こんなにすごい目標はできるのかな?」と思うくらいの高い目標を立てて良いのです。
 目標が高ければ高いほど、そこに向かう努力もたくさんできるようになります。
 また、夢や目標は、大きな紙に太い字でしっかり書いて、見えるところにはっておきましょう。そうすると、自分の「脳(のう)」が、自分のことを自動操縦(じどうそうじゅう)して、バレーボールもじょうずになり、勉強もできるようになります。
 「宣言(せんげん)すれば夢はかなう」のですよ。




この言葉、クラスの掲示板にはることにします。
また、辰巳ジャンプではこの言葉と解説文を体育館の壁にはり、いつも意識して練習していこうと思います。


【お薦めの本】
小学生が夏休みに読む本としてお薦めです。
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ
岩波書店

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こちらは教員向けのお薦め本です。
こういう本を若手教師は読んでおく必要があります。
永遠の都〈上〉 (潮文学ライブラリー)
ホール ケイン
潮出版社

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「プロ野球伝説の打撃コーチ 高畠導宏さん」をマインドマップに

なぜこのタイミングでこの情報が入ってきたのだろうか?
私自身、けっこう大きな節目を迎えているこの時に、「教師の生きざま」を強烈に感じさせられるこの情報が入ってきたのだろう?
セレンディピティと言うべきなのか?

この高畠導宏先生のたった1年間の教師生活。
たった1年間なのに、多くの人たちの心に強く残る生きざまを示した先生。
20年以上も教師をしてきて、はたして自分は何人の人たちの心の支えになれたのだろうか?

高畠先生の生きざまから学ぶことは、肩書きや立場ではなく、一人の人間として生きる強さを示しながら、その自身の姿を通して子ども達に「生きる力」を伝えていく「人間力」である。


「これからの時代の教育に必要なことは、教師の“人間力”なんですよ。」
実は7月17日、夏季休業に入る1日前、職場有志での暑気払いの席上、私は上司との語らいの中で、このようなことを熱く語っていた。その2日後、偶然にフジテレビ「ザ・ノンフィクション」の再放送を目にした。そこには伝説の打撃コーチ・高畠導宏先生の涼しくも力あふれる「目の光」があった。「これはすごい!!!」とピンと感じた私はすぐに速射マインドマップを描き出した。
これを1日たった今日、バレーボール教室の合間に体育館の片隅でていねいに清書マインドマップに描き直した。

強く心に残っていた高畠先生のお顔をセントラルイメージに描いていくと、あらあら不思議、私自身の似顔絵のようになってしまった。おそらく潜在意識の中で、高畠先生に同調したかったのだと思う。


高畠先生の言葉を、ここに残しておきたい。

「人生で大切な、伸びる人たちの共通点 7ヶ条」
1.素直であること
2.好奇心旺盛であること
3.忍耐力があり、あきらめないこと
4.準備を怠らないこと
5.几帳面であること
6.気配りができること
7.夢を持ち、目標を高く設定することができること

「氣力について」
1.氣力こそ人生の原動力。
2.遮二無二やってみる。
3.運は自ら開け。
4.氣力は反復によって養われる。
5.何か1つモノにせよ。


ぜひアップしてあるマインドマップをじっくりと見てください。

甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯
門田 隆将
講談社

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NHK フルスイング DVD-BOX

ジェネオン エンタテインメント

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江東区小学生バレーボール教室

今日は1日、深川北スポーツセンターを会場にして、江東区小学生バレーボール教室を開催しました。

参加した小学生は約150名ほど。

午前中は地元江東区のプレミアリーグチームである「FC東京男子バレーボールチーム」によるバレーボール教室。V1プレミアリーグ進出を果たした地元チームだけに、ぜひ江東区をあげて応援したいところです。

FC東京の素晴らしい所は、バレーボールの「普及スタッフ」が組織化されていて、熱心にバレーボール教室を開いていることです。今日も女性普及コーチの竹内香奈子さんを中心に、初心者の小学生にも十分理解できる指導をしてくださいました。よく計画された内容の指導に、小学生バレーボール監督達からも、
「竹内さんの指導は素晴らしいね。バレーボール教室のプロだね。」
という声があがるほどでした。


午後は、私たち江東区バレーボール連盟・小学生担当指導者の企画で、ソフトバレーボール大会を開催。各チームの子ども達を、チームの枠をはずして混成チームに振り分け、交流をしながらの友達作りとバレーボールを楽しむことを目的とし、大いに盛り上がりました。

私は例年通りに「下級生・初心者」を担当して指導。
バレーボール経験が少なく、しかも1~4年生という下級生集団を組織的に動かすのはなかなか難しいんですよ。そこで教育を仕事にしている私が登場するわけです。
全員が納得するようにチームを作って、一人一人の良さを出せるように試合運営をしていくことに全力投球してしまいました。けっこう疲れたですわ。



さて、チームの話題。
初心者ばかりの辰巳ジャンプは、今日の様子を客観的に見ても、現時点では江東区最弱チームです。ということは、これより下には落ちません。江東ブロックで11位と考えて良いでしょう。秋の大会では、ここからひとつでも順位を上げられるように、夏休みの練習を頑張ろうではありませんか!

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ユングの心理学とマインドマップの関係

まだまだ浅はかな文章になりますが、自分の記憶にとどめるためのつぶやきと思って下さい。


ユングの深層心理学によれば、患者の深層心理を理解するために「言語連想検査」というものを行っていました。例えば、ユングが次のように患者に問いかけます。
「緑と言ったら何を連想しますか?」→「森です。」
「歌うと言ったら?」→「鳥。」
「長いからは?」→「ヘビ」
「新しいからは」→「時代」
など、医師の用意した言葉から連想し、患者が口にした言葉から、病巣を探し出すという方法です。

どうでしょうか。マインドマップをかいている方にはもうお分かりですね。マインドマップで発想を広げていく時に使っている「アソシエーション(連想)」と同じ原理を使っているということです。ユングはこの手法が万全なものではなく、患者を理解するためのひとつの手助けとして使っていたそうです。

私たちマインドマッパーはよく、頭の中に混沌としている思いを整理して、自分自身の進むべき道をマインドマップで考えたりします。言葉の連想をしているうちに、自分が何を大事にしていけばいいのか、ハッと気づく瞬間があります。これは単に自分の思考が整理されただけではなく、おそらく無意識(潜在意識)の奥にある大事な何かに手が届いた瞬間なのではないかと思われます。



次に、ユングが無意識の世界を垣間見るために活用したのが「絵を描く」ということです。見ようとしても見えない「無意識」という世界を言葉で表そうという取り組みにはどうしても無理があることを感じたユングは、自分の心の中を絵や彫刻などに表そうとしたらしいのです。そしてそれは東洋哲学の中に出てくる「マンダラ」と全く同じことであると気づいたのです。

実は私はマインドマップを描き始めてすぐに、「ああ、これはマンダラを描いているのと同じ作業だ。」と感じました。その瞬間、自分が20代の頃にインドの各地を訪問し、悠久の大地とガンジスの流れを目に焼き付けながら感じた思いが蘇りました。
この大地で無数の先人たちが自分の生命の奥底を見つめ、心と格闘しながらマンダラに表現していった姿。実に何千年もたった現代版のマンダラ作業がマインドマップだ。そう感じました。
その意味で、マインドマップを描いている人たちはユングの気づきを再体験していることにも通じるのではないでしょうか。


また、ユングは夢分析でも有名です。
ユングによると、夢という物は無意識世界を見える化しようとしたものが夢であるということになります。「夢=イメージ」です。言葉でも言い表せない、どんな姿、形であるかも分からない無意識の世界を見るためには「イメージの力」を借りるしか方法がありません。

マインドマップの最大のポイントは「イメージ」と「連想」です。
「イマジネーション&アソシエーション」です。

この「イメージの力」について、マインドマップを活用している多くの人たちが同様に感じていることがあります。「セントラルイメージ」を集中状態でていねいに描くと、描き終わった時には、すでに答えが出ている場合が多い。その先のブランチ(枝)まで描かなくても、なんだか自分の中に答えが出ている感覚がある。

これは何を意味しているのでしょうか。

そうです。イメージの力を強く使うことによって、自分の無意識(潜在意識)の深い部分にアクセスすることができているのです。なので、言葉では説明できなくても、自分の課題に対して、「あ、これで行けるな。」「お~、何だか自分の中に落とし込めた。」「うん、ビジョンが見えた。」という感覚を得ることができるのです。


これ以上書くと長くなりそうなので、この辺でやめておきましょう。



スタートしたばかりの夏休み。
今回の記事のように、マインドマップに私の関する考えをまとめておきたいと思っています。
お楽しみに!


【お薦めの本】
手にとるようにユング心理学がわかる本
長尾 剛
かんき出版

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