体力向上が必要

今日は春休み最後の練習試合でしたが、9人中3人が体調を崩して欠席。まずはバレーボールをするための体力をつけることが必要だと思わせる1日となりました。辰巳ジャンプの子どもたちは毎日20分間くらいのランニングをすること。これを宿題としておきます。忘れずにやっているかどうかは夏休み前くらいに差となってあらわれますから、レギュラーになりたい子は大人に言われなくても走る努力をするべきです。

【今日の子どもたちの学び】
(1)声を出すとレシーブがうまく上がる。
(2)スパイクは集中して、しっかり打つ。
(3)トスはあごをひいて、うわめづかいでやる。
(4)トスが高ければ高いほど打てるようになる。

【個人成績】
(サーブ効果率)
1位 2番 122%
2位 5番 120%
3位 7番 108%
4位 4番、3番、1番 100%
7位 6番 50%

(サービスエース率)
1位 4番 33%
2位 2番 32%
3位 5番 30%
4位 7番 27%
5位 1番 18%
6位 3番 12%
7位 6番 0%

(サーブ成功率)
1位 2番、5番 90%
3位 3番 88%
4位 1番 82%
5位 7番 81%
6位 4番 67%
7位 6番 50%

(スパイクブロック成功率)
1位 1番 64%
2位 6番 43%
3位 4番 35%
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ボトムアップ指導法の本格的スタート

昨日、3月21日は、春季大島大会にご招待いただき、6年生最後の真剣勝負をすることができました。東京新聞杯以来、下級生の練習を手伝うことばかりで、まともに練習できていない6年生でしたが、昨日は最後を飾るといいますか、すごくいい感じで試合をしてくれまして、8人全員バレーで、ライバルチームからの1勝を勝ち取ってくれました。最終ミーティングでは、「この1勝は、6年生からのプレゼントをもらったような感じがする。本当にありがとう。」と伝えさせていただきました。

下級生は主催者の大島小学生バレーボール連合会様のご配慮で、4~5年生中心のB大会ではなく、3年生以下中心のC大会に出場させてもらい、目標通りの優勝に輝きました。これでタイトル1つめゲットです。今後、チーム最高優勝回数記録をぬりかえるために3年間、がんばってほしいと期待しています。


さて、22日の今日は、6年生が卒部して初めての練習試合になりました。この新チームから、辰巳ジャンプは本格的に「ボトムアップ指導法」でチーム作りをしていきます。ボトムアップとはトップダウンの反対言葉です。指導者からのトップダウン指導をやめ、子どもたちが持てる力を存分に発揮していけるよう、「ボトムアップ指導(選手からの意見をすいあげてチームをまとめていく方法)」に完全切り替えしました。この指導法の最大の楽しみは、子どもたち自身の発想でチーム作りに取り組ませることで、指導する私の想像を超えていくようなアイデアや判断力、思考力、表現力、忍耐力、そしてポジティブな努力を引き出すことができるのではないかということです。もちろん何も指導しないわけではありません。細かい点は子どもたちには分かりませんから、ていねいに修正をしていくことは当然です。しかし、チーム全体の大きな流れは、子どもたち自身が決めていくように促したいのです。

そのために、子どもたちの話し合いをしやすくするために、「ヌーボード」というホワイトボードノートも用意しました。

CANSAY nu board (ヌーボード) A4判 NGA402FN08
クリエーター情報なし
欧文印刷


このノートを使って、練習試合の目標をたてたものが1枚目の写真画像です。



さらに試合間に反省事項を考え、それを解決するために必要な練習内容を決めて次の試合に臨む。この繰り返しを子どもたち自身がするのです。

ボトムアップ指導法を始めて、その効果を強く実感するのは、子どもたちのモチベーションが本当に高まること。そして1日中、様々なことを考え続けていることで、勝っても負けてもポジティブな状態を保てる。不思議なことに勝った時よりも、負けた時の方がたくさんのことを考えることができて得な気がする。そうした中で思考力・判断力が極めて大きく伸びる。成功も失敗もすべてが学習材料となり、エネルギーとなって、次への成長にむすびついていくことを感じました。


ところで2月21日のブログ記事で、広島観音高校サッカー部の荷物整理写真を紹介し、辰巳ジャンプの子どもたちも荷物整理ができるようになったことを紹介しました。
その記事がこちら
辰巳ジャンプは「ボトムアップ指導法」を実践する数少ない小学生バレーボールチームになります

そして整理整頓された荷物の様子がこちらです。



しかし今日の練習試合の荷物置き場は笑えるくらいに乱れていました。その写真がこちらです。



これもまた想定の範囲内。子どもたちにも「油断するとこうなるよ」と伝えてありました。
私が写真を撮り始めると、気づいた子どもたちが「あっ!いけないっ!」と荷物を整えはじめ、その結果がこの写真です。



著名な教育哲学者である森信三先生(1896~1992年)は、『学校職場の再建三原則』として次の三つを示しています。

時を守り

場を浄め

礼を正す

このうち「場を浄める」に値するのが「荷物整理」になります。荷物を整えることが「心を鍛えること」に結びつきます。小学校3年生よりも小さいうちから、こうした成功者の習慣を身につけることで、高学年になった時にどんなにすごい子どもたちに育っているか楽しみです。


【今日の子どもたちの学び】

(1)走ることは大切なんだということが分かりました。うでをとめて、しっかりレシーブしたいです。

(2)サーブが入ったり、レシーブがいいところにいったときには、自分に「よし!」って言っていくと、もっとそのことができるようになると思いました。

(3)声を出すとボールが来て、声を出すとボールがとれて、声を出すとうまくなると分かった。

(4)レシーブは走って運ぶと、うまくとれることが分かりました。

(5)「声を出すタイミングが分かる」ということを学びました。

(6)サーブを打つ人のボールとコートの角を結んだ線の上に、本当にボールが来た。ラッキー!

(7)自分をほめるということを初めて知った。


【子どもたちが考えたかけ声】

「(   )すごい! いいね!いいね!(   )っ!!!」拍手2回、「ナイス(キー・サー・コース)」

「ラッキーラッキー辰巳!(拍手3回)」

「ナイサーナイサー決める(拍手3回)」

「どんまいどんまい(   ) 次は(   )上げろ、決めろ」


【今日の個人成績】

(サーブ効果率)
1位 4番 131%
2位 7番 130%
3位 2番 121%
4位 3番 106%
5位 8番 100%
6位 1番  97%
7位 6番  86%
8位 5番  58%

(サーブ成功率)
1位 7番、8番 100%
3位 4番 94%
4位 3番 91%
5位 2番 88%
6位 1番 84%
7位 6番 79%
8位 5番 58%

(サービスエース率)
1位 4番 38%
2位 2番 33%
3位 7番 30%
4位 3番 16%
5位 1番 13%
6位 6番  7%
7位 5番、8番 0%

(スパイク・ブロック成功率)
1位 1番、4番 56%
3位 6番 43%
4位 5番  0%
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

天才的な頭脳をもつ子どもとの出会い

先週、小学4年生学級で目標設定をするための授業をした際に、子どもたちの意見をマインドマップで板書していきました。
それがこの写真です。



翌日にマインドマップの理論やワークを通して、かき方の入門編を指導することになったわけですが、なんとその指導をする前に、私がマイインドマップを板書していった過程を見ただけて、そのしくみを直感的に理解し、すぐにかけるようになってしまった子が現れました。食事についてこの子なりにまとめあげたものです。私にこのマップを見せに来る前に、この子からある質問を投げかけられました。
「先生、食事って主食、主菜、副菜のほかに何がありましたっけ?」
この子がなぜこの質問をするのかと不思議に思いましたが、いちおう答えておきました。
「汁物とか、デザートとかがあるよね。」
本人は、
「ふーん。」
とすまし顔で聞き、すぐに自席にもどって、黙々と何かをかきはじめました。

しばらくして持ってきたのが、ほぼ完成系の「食事を表現したマインドマップ」でした。
私は驚きました。何も教えていないのに、マインドマップを見ただけで理解してしまう子がいるんだと。これまでたくさんの小学生にマインドマップを教え、その子どもたちは学習やスポーツに成果をあげてきましたが、これだけいとも簡単にマップをかけるようになった子は初めてです。持ってきたマップはブランチの上に言葉だけがのっているものだったので、
「ここに絵でイメージを入れていくと、もっと分かりやすいマインドマップになるからチャレンジしてみよう。」
とすすめました。その結果、「先生、できました。」と持ってきたのが下の写真のものです。



初めてかいたマインドマップでここまでかける子がいるんですね。
私の評価方法として、「このマインドマップはすごすぎるから、世の中に紹介してもいいかな?」という言葉かけをしました。どうやらその評価は本人にとってすごく嬉しいことだったようで、それまでとても冷静に受け答えしていたこの子が、目を輝かせ、笑顔で「はい!ぜひお願いします!」と言うものですから、ここに紹介をしました。

10歳でこれだけのことができる子は、将来どれだけすごい人間になるのだろう? とても楽しみです。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

井上流 花粉症撃退方法(再掲載)

勤務校でこの記事を配布したところ、「私にもコピーをください」という反響が大きかったので、再掲載することにしました。
花粉症の撃退方法です。
使うかどうかは読み手の判断次第。私としてはある程度の効果が出ているので、参考資料として出します。

***************************

春になると毎年、花粉症で苦しむ人が多いですね。実は私も6年ほど前には重症の花粉症で、春になるとクシャミは止まらないし、目がかゆくていつも真っ赤な状態でした。あまりにも厳しい状態なので、ヨーグルト飲料を取れば良くなると言われれば毎日飲み、鼻うがいをすればちがうと言われれば、ズルズルと鼻うがいをし、いろいろなことをしてきました。しかしそれほど効果があったように思いません。この症状が劇的に変わったのが2008年でした。この年、世の中で脳科学と言われているものを徹底的に学び、その中から自分に合った方法を見出したのです。自分で考え出した自分に合った方法なので、他の人に応用するのは難しいかもしれませんが、多少は参考になるのではないかと思い、公表します。

(1)情報に振り回されない自分を築く
 花粉症で悩んでいる人の多くは、おそらくその辛さから、自分に対する「マイナス感情」を連日、そして毎年積み上げていることが多いと考えました。春が近づいてくると、ニュース番組で毎日毎日「今日は花粉の量がすごいです」「昨年の倍の量です」などと、私たちの潜在意識(無意識)に刻み込むように情報が侵入してきます。そうすると私たちは知らないうちに「花粉症の症状は大変だ」というプチ洗脳をされてしまうのです。このプチ洗脳技術はインターネットによるICT革命が起こって以来、年々過激になっており、このことをしっかり理解していないと知らないうちにその気にされてしまう危険をはらんでいます。
 まずはこうしたプチ洗脳にかからないようにするため、ブレない自分を築く必要があります。私の場合は、どのような情報に対しても、まずは「本当にそうなのか?」「その情報は本当に正しいのか?」「なぜそういう情報を流す必要があるのか?」というように情報防御バリアを作ります。花粉症情報に対しては、「それがどうしたの?」と自分の脳に言い聞かせるようにしています。

(2)花粉を防ぐのではなく、花粉との勝負に勝つ!
 癌をはじめとする重篤な病との戦いをして、見事に克服した方の体験談をよく聞きます。そういう方々が必ず言うことが、「絶対に負けない」「負けてたまるか」いう強気の言葉です。「ダメだ・・・」という気持ちになった人が不治の病を克服したことは聞いたことがありません。「自分に使命があるならば、この病を治せるはずだ」という確信に満ちた精神力、生命力で奇跡を起こしてきた方は数え切れないほどいるわけです。であるならば、このレベルの生命力を沸き立たせれば、たかが花粉症くらいで負けるはずがない。自己治癒力を最大限に高めるんだと自己暗示をかけることが大事だと気づき、これまで実践をしてきました。
 「プラシーボ効果」という言葉があります。日本語でいうと「偽薬効果」となります。人間の脳は、騙されやすい。思い込んだら見えないものまで見せてしまう機能を持っているそうです。これを逆手にとって、「自分の体は花粉症なんかには絶対に負けないのだ!」「花粉などたかが塵(ちり)ではないか」と日々言い聞かせると、自分の脳がその気になって、花粉症に強い状態を作り出してくれる。戦う体へと自動操縦してくれる。「アファメーション(肯定的自己宣言)」の手法を花粉症との勝負にも活用していきます。

(3)「サイモントン療法」の活用
NPO法人サイモントン療法協会
カール・サイモントン博士
放射線腫瘍医・心理社会腫瘍医。臨床現場で、心理的介入が癌治療や治癒に大きな影響を及ぼすことを認識し、現在のサイモントン療法の基盤を創りあげる。サイコオンコロジ(精神腫瘍学)、心理社会腫瘍学、精神神経免疫学における先駆者的存在。

この先生が「イメージ力」を活用して癌を克服していくプログラムを開発しています。私はこの「イメージ力」による自己治癒力向上の方法は、花粉症にだって通じるものがあると考え実践してみました。その結果、花粉症が治ったわけではありませんが、重症の花粉症ではなくなりました。サイモントン療法の一端だけを紹介します。

☆集中力・前進の心を生み出す☆
何かに集中して打ち込んでいる時、不思議と花粉症の症状が出ていないことに気づいたことはないでしょうか。脳はひとつのことに集中する特性がありますから、前向きな態度で何かに打ち込むことが、症状を抑える効果がありそうな気が私はしています。症状を重くしている多くの場合、不健全な思考・マイナスな信念を自分自身に思い込ませていることがないでしょうか。

☆マイナスな信念や思い込みを書き換える☆
花粉症のストレスを解消するためには、否定的感情を呼び起こす信念(思い込み・思考・解釈)に目を向け、それが健全であるか不健全であるかを意識する必要があります。不健全信念は、健全な信念に書き換える努力していきます。それが私の場合は「アファメーション」の活用による潜在意識転換法になります。

☆イメージ力の活用(ビジュアライゼーション)☆
花粉症との戦いを絵に描いたり、思い描いたりすることで視覚化し、自然治癒力の効果を増強する。マインドマップに花粉症撃退方法をできるだけ文字を使わずに描いてみると良いでしょう。戦っている姿を絵で描くだけでもいいかもしれません。北海道の旭山動物園が14枚のスケッチを共有することによって、革命的な経営転換をはかったことがあります。イメージの力は意外なほど大きいことを体験してみても悪くはないと思います。私の場合は、花粉症の症状が出そうだと感じた夜には、布団の中で花粉のつぶをバシバシ破壊していくことを想像するイメージトレーニングをしています。

未来のスケッチ 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
クリエーター情報なし
あさ出版


☆希望を持つ、未来の勝利を楽しみにする☆
「ダメだ、イヤだ」では自己治癒力が上がるはずがありません。今、目の前の戦いに勝利することを楽しむことが大事です。これは何も花粉症撃退法だけではありませんね。受験勉強でも同じです。某予備校有名講師が言っていますよね。「じゃあ、いつやるか?今でしょ!」と。この言葉を聞くと不思議とやる気になります。言葉の力も大きいですね。「花粉?何それ?負けるわけないじゃん」と自己暗示。クシャミが出ても、「よし来たぞ!勝負には絶対に勝つ!」と楽しんでしまう。症状を押さえ込んだら自画自賛する。時には勝利した自分に、美味しいお菓子のプレゼントでもしてあげたら、脳はますますポジティブに活性化され、自己治癒力が強まることでしょう。



こんなふうに花粉症との戦いをしています。あくまでも自己流なので、万人に当てはまるとは思っていません。でも、参考にしてくれる人もいると思いますので紹介してみました。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

Kalafina 『夢の大地』の紹介

Kalafina 『夢の大地』


先日、冷たい雨の中、Kalafinaの日本武道館ライブ、行ってきました。
圧倒的な歌唱力に驚きました。その芸術性に衝撃を受けました。
NHKの番組「歴史秘話ヒストリア」の主題歌である「Storia」を歌っている3人です。
おそらく今年、話題急上昇すると私は感じます。
下積みも長い。
こういう本格的な才能ある方々が注目をあびる時代に変わりつつあると思います。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )