今の中3生が小4の頃とそっくりだと思った今日の大島大会

シルバーウィーク最終日の今日、第31回大島大会にご招待いただき、新チームで出場しました。意図的に6年生キャプテンをはずしたのではなく、連戦を一人エースとして戦いとても疲れたのでしょう。体調を崩してお休みでした。そのため、期せずして新チームのスタート大会になったのです。全員4年生のチームですから、都大会に出場している6年生がいるチームに太刀打ちできるわけがありません。試合前に、はたして1点取れるのだろうかと心配しました。子どもたちが頑張ってくれて、なんとか0点試合にはならずにすみました。しかも何本かスパイクも決めることができました。今日時点ではこのくらいできていれば、辰巳ジャンプとしては及第点としておきましょう。

題名に中3生が小4の頃とそっくりだと書いた訳は、強いサーブを打たれたら、身体が小さいので、はじき飛ばされてしまう場面がたくさんあったからです。今はそんな状態でも、1年半後、6年生になる頃には今日の相手をしてくれたチームと同じくらいになるのですから、小学生の成長はものすごいものがあります。1日も早くそういう日が来るように指導をしていきます。

さて、今日の大会では各チーム1名に「優秀選手賞」のメダルを贈ってくださいました。これは監督である私が誰にするか選びました。
スパイクを決めた子にしようか?
いや、走り回ってトスをあげたセッターかな?
いろいろ悩みましたが、最終的には6年生キャプテンが急に休んでしまった穴を、責任をもってしっかりうめた今日のキャプテン当番の3番さんを優秀賞に選びました。閉会式では12チーム12人の優秀賞の子が名前を呼ばれて紹介されましたが、3番さんの「ハイッ!!」という返事が全チームの中で、飛び抜けて元気がありました。やっぱり選んで正解だったなと納得できる、気持ちの良い返事でした。うちのチームはいつもこうでなくてはなりません。11月22日の江東区秋季大会でも優秀賞があります。今度はだれが受賞することになるでしょうね。


あ、そうそう、大会後、明日からの仕事での来客接待用お菓子を買うために、東京駅大丸にお買い物に行きました。
今、私が愛用している美味しいお菓子をご紹介しておきましょう。

麻生かりんと「焦がし黒蜜 かりんとまん」「かりんと50選

上野風月堂「東京カラメリゼシューケット

東京ばな奈「バウムブリュレ

みんなとっても美味しいですよ。
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新チームの練習に切りかえる

今日の練習より、2016~2017年チームの練習に切りかえました。これから前半の1年間かけて、都大会に出場するのは当たり前、都大会でどこまで勝っていけるかを目標とできるチームにしていきます。後半の1年間で最低でも3回連続都大会出場、さらにその上を目指していきます。そのためにも2人くらい、ちょっと背が高い子が入るといいのですが・・・・・現状ではレシーブを落とさずに拾っては、コースをねらって相手の手の届かないところにボールを落としていく、見る人をうならせるような味のあるバレーボールをしていきます。

新チームに切りかわったとたんに運動神経がつながったのでしょうか、東京新聞杯でサーブミスばかりしていた5番さんのフローターサーブが突然入るようになりました。その安定感はバツグンで、これまでフローターサーブを打っていた他の子以上にレベルの高いナイスサーブでした。“たられば”を言わせてもらえば、予選の試合のうち、勝負をかけて負けてしまった2試合がどちらも2点差負けだったので、このサーブがあと3日早く打てるようになっていれば、勝っていた可能性が高かったでしょう。今日になってのまさかのフローターサーブ開眼だったわけですが、1月のミカサ杯教育大会までにますます磨きをかけて、サーブだけで試合を決められるくらいに練習していきましょう。他の子もまた同じです。強いサーブが打てるように努力しましょう。


辰巳ジャンプの場合、新チームに切りかえと同時にキャプテンを当番制にします。今日の背番号2番さんからスタートしました。明日の大島大会の試合は6年生がキャプテンをしますが、試合以外はすべて3番さんがやります。次の土曜日は4番、日曜は5番と、4年生で順番に回していきます。これを3~4周続けて、新チームのキャプテンにだれがふさわしいか決めようと思っています。
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本当のエースに育った6年生

今年の辰巳ジャンプの都大会を目指した戦いが終わりました。チームを支えてくださった保護者の皆様方に感謝申し上げます。

昨日、今日の2日間の予選で敗退はしましたが、5月のファミリーマートカップの時の負けとは内容が全然ちがいます。相当に実力差があって、ほとんど歯が立たなかった8位以上のチームに、今回は「あと2点」が取れずに負けました。本当に惜しい試合でした。その2点差負けは、サーブミスによる自滅が原因でした。これは仕方ないことなのです。夏から強いサーブを打てるように、本当に一生懸命取り組んできましたが、安定して打てるようになるまでには時間が足りませんでした。練習の姿がそのまま出たといえる負けでした。


しかし、そんな中にあって、6年生キャプテンの頑張りには心から拍手を贈ります。その頑張りは次の数字に表れています。

【キャプテンの成績】
サービスエース 23点
サービスエース率 37% 
スパイク・ブロックポイント 64点
スパイク・ブロック成功率 82.1%
総得点 87点

4年生の全員の成績を合計したものと比べれば、そのすごさが分かります。

【4年生全員を合計した成績】
サービスエース 33点
サービスエース率 18.5%
スパイク・ブロックポイント 19点
スパイク・ブロック成功率 59%
総得点 52点


特に支部大会の出場権をかけた今日の成績が素晴らしく、なんとスパイク・ブロック成功率が88%という数字。ここまで高いとミスはほとんどしないというレベルになります。実際に9セットの試合をして、キャプテンの攻撃ミスはたった5本だけ。よくぞここまで成長してくれました。本人にしっかり心に残しておいてほしいことは、小学生バレーボーラーとしての最後の都大会チャレンジはかなわなかったけれども、あの歴史的に暑かった夏休みに一生懸命練習したからこそ、この秋の試合で力を発揮できたこと。まさに「練習はウソをつかない」「努力は必ずむくわれる」ということを証明できたことです。この貴重な経験を大きな自信として、今後の人生に役立ててくれたら、指導者としてこれほど嬉しいことはありません。


さて、今日の個人成績です。

【サーブ成功率】
1位 7番 100%
2位 4番 93%
3位 1番、3番 90%
5位 6番 85%
6位 2番 74%
7位 5番 59%

【サービスエース率】
1位 1番 38%
2位 5番 29%
3位 2番 21%
4位 4番、6番 20%
6位 3番 14%

【サーブ効果率】
1位 1番 128%
2位 4番 113%
3位 3番、6番 105%
5位 7番 100%
6位 2番 95%
7位 5番 88%

【スパイクブロック成功率】
1位 1番 88%
2位 6番 67%
3位 4番 54%


今日をもって、辰巳ジャンプは新チームを中心とする練習に切りかえます。
これから2年間かけて、これまでの辰巳ジャンプにはない個性のチームを作り上げます。特にセッター中心の味のあるバレーをするチームを目指します。まだ一人もネットの上にブロックの手が出ない状態からスタートしますが、1年後の東京新聞杯では都大会に出場できるように目標を立てて進みます。保護者の皆様の変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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指導法の常識を超えていかないと新しいものは生まれない

スポーツ指導は従来定番の指導法と言われてきた方法を打破していくところから進歩が始まると思っています。常識を超える試みをして、もし成功すれば、その指導法が新しい時代を切り開いていきます。全日本女子チームスタッフの皆さんが挑戦していることがその証明です。呼吸法や脈拍まで試合中にデータ化して、最高のパフォーマンスをさせるためにはどうしたらいいのか研究をしていることが、ワールドカップ大会から分かりました。もはや50年前の根性論ではスポーツの勝利は得られません。

まずはこちらのリンクを早くご覧になってください。9月15日(火)20時59分で配信終了します。急いで!急いで!

「マツコの知らない世界#38 ボーリングのコーナー」

話はこのリンクからスタートします。

この放送の中で、後半部分で紹介される理論が「4スタンス理論」といいます。学校の体育部の先生に聞いてみると、すでにA立区小学校体育研究部では、この理論を教育に活用できないかと研究を進めたことがあるらしく、結論としては、この理論によって運動が苦手な子が運動得意な子を追い越すようなことはないというといころに落ち着いたと言っていました。それはそうです。こういう運動理論は人と人を比べる「相対評価」では効果を検証できません。その子がこの理論を実践した前後でどう変わったかという「個人内評価」をしていかないと効果検証できないのです。私自身が担任時代に「ポンピュンラン」を指導した時も、Aという子がBという子を追い越したという相対評価ではなく、Aという子が自分自身のタイムをどう伸ばしたかという個人内評価を試みて成功しました。

「ポン・ピュン・ラン」で壁を破った子

ポン・ピュン・ランでタイム短縮した子の作文

子どもの声「嬉しくて泣きそうになった」・・・ポン・ピュン・ランの成果

ポン・ピュン・ラン 【マインドマップ】


さて、辰巳ジャンプの「4スタンス活用法」については、今後の私の指導によって効果があるかどうか試されるわけであって、現段階で効果があるかどうかは分かりません。しかし、少なくとも子どもたち一人一人の体の軸のタイプがどうなっているかについては、はっきり分かりました。この分析を今後どのように練習に活かしていくかについては、私の研究が深められるかどうかで成果の表れ方が変わります。


【子どもたちの体の軸タイプ】

(A1クロスタイプ) 1番

(A2パラレルタイプ)3番

(B1クロスタイプ) 8番

(B1パラレルタイプ)4番、5番、6番

(B2クロスタイプ) 7番

(B2パラレルタイプ)2番


子どもたちの体軸の特性を分析するだけで、一人一人これだけの違いがあることが分かったことだけでも指導方法が変わっていきます。


今回、様々に子どもたちのプレーに注文を出して、どうやら効果がありそうだと思ったことを記録しておきます。

(1)
Aタイプというのは、つま先に軸があり、みぞおちとつま先をむすんだ線の上に、、セッターがトスしたボールが入ると強打できるタイプだと私は分析しました。
Bタイプは、かかとに軸があり、足裏と腰を結んだ線の上にトスボールが入ると強打できるタイプ。

(2)
Aはフローターサーブを打つときに、ジャンピングフローターのように身体が流れるように打つとナイスサーブが出るタイプ。
Bはバレー界の常識通りに左足で身体をしっかり支え、後ろ足の右足つま先でブレーキをかけるとナイスサーブが出るタイプ。

(3)
Aタイプは、アンダーハンドのレシーブの時に、背中を丸めるようにしてかまえた方が、ボールが遠くへ飛ぶ。
Bタイプは、背中を真っすぐに伸ばし、身体を固めるようにした方が安定したレシーブができる。


これまで、こういうことを意識しないでポジションを決めてきましたが、(B1パラレルタイプ)の3人が、来年1月からスタートする新チームのアタッカーの3人であることが、何を意味しているのか今後分析してみようと思いました。


バレーボールは「適材適所」がものすごく大事になります。その子の特性を大いに発揮できるポジションにつかせることで、パフォーマンスが段違いに変わります。特性を客観的に分析できるツールがあるならば、大いに使わせていただき、今後の指導に役立てていこうと思います。

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