本当に世界一元気なチーム

辰巳ジャンプ新チーム(4年生)、今日はU10大会以来となる遠征試合をしました。私が小学生バレーボール指導を始めた頃からお世話になっている大田区の調○○塚チームが主催する練習試合です。お相手は調○、池○の中学年チームでした。

辰巳ジャンプでは、私の車両は「レギュラー車両」という認識があります。下級生全員が乗車すること=みんなレギュラーという意識が子どもたちの中には生まれます。この車の中で、私は過去の先輩たちのチームを見守ってきました。その年ごとに、車内の雰囲気はちがうものです。今回遠征した4年生チームはとにかく大騒ぎでした。今、私の車では、車酔い防止のために「サインはV」のDVDを流しているのですが、今日の子どもたちはそれほど関心を示すことなく、乗車から下車まで騒ぎ続けてくれました。あまりにも大騒ぎするため、DVDの音が聞こえなくなるほど。こういうチームはさすがに初めてです。運転していてもらい笑いしてしまいました。

このうるさいチーム状態は、試合が始まってからも続きました。いやいや本当によく声が出ます。私は内心(これはご近所迷惑だな。近くに民家のある体育館で試合をしたら、絶対に苦情が来るな。)と思っていました。相手チームも驚いている様子が見受けられました。それは相手チームの指導者の方が、
「声で負けるな!」
と言っていたことが証拠です。あまりにもうるさいので、私自身が指で耳をふさぐほど。そういう経験も初めてです。いつもは「声を出すんだ!」と自分がさけんでいることが多いので、この指示をしないですむことだけでも楽なチームだと感じました。

過去の辰巳ジャンプでは声を出すということについてどうだったのでしょうか?
過去記事にリンクを貼ってみます。

東京都小連・U10キッズ交流バレーボール大会(2009.7.4 現6年生が4年生だった頃)

自分の頭で考える習慣

封印された指導者の声


【今日の個人成績】
(サーブ成功率)チーム85%・・・5%不足
1位 サ 92%
2位 リ 89%
3位 ネ 88%
4位 ナ 86%
5位 ア 82%
6位 ミ 67%

(サービスエース率)チーム34%・・・4%合格
1位 ネ、ア 45%
3位 リ 28%
4位 サ 25%
5位 ミ 17%
6位 ナ  0%

(サービスエース数)チーム35本
1位 ネ 15本
2位 ア 10本
3位 リ  5本
4位 サ  3本
5位 ミ  2本
6位 ナ  0本

(スパイク成功率)チーム68%・・・12%不足
1位 ネ 85%(決定11本・ミス2本)
2位 ア 57%(決定12本・ミス9本)
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日本教育再興連盟のボランティアミーティングを開催

本日午後から、「日本教育再興連盟」に所属している大学生たちが勤務校に集まり、様々な学校で活動をしている学生ボランティアのミーティングを行いました。

私の勤務している学校でも、この連盟から4名のボランティアを受け入れていて、学習支援に大きな力を発揮してくれています。今回、私のところでミーティングを開いてくれた大きな理由は、おそらく私自身が常に心に抱いている「学生が大事だ」「学生を育てたい」「若手を育てなければ教育の未来はない」という思いを事務局のメンバーが感じてくれて、私のところならば安心して研修ができると判断してくれたのだと思っています。

学生たちが自分達で考え、運営していった研修内容は次のようなものでした。

(1)学生ボランティアの活動報告4件(40分)

(2)私の講話「学生ボランティアに望むこと」(30分)

(3)グループ討議(30分)

(4)討議発表+私のフィードバック(50分)

(5)今後の組織運営について(20分)


たいへん優秀な大学生たちが行う研修会ですから、企画運営が本当にしっかりしていて感心することばかりでした。このような活動をしている学生たちが、将来ぜひとも教員として活躍して欲しいし、または学校のPTA役員として学校を支える一人になってくれたら心強い。もっと大きな期待をかけると、将来社会人として働きながらも子どもたちを育てるボランティア活動を何らかの形で続けていく存在であってほしいと思いました。



私が取り組んでいる辰巳ジャンプの活動も、完璧なボランティア活動です。自分が忙しい中、なぜこうしたボランティア活動をしているのかといえば理由があります。辰巳ジャンプの子どもたちは純粋に“私の指導”を受けるために参加してくる子どもたちなのであり、私の理想とする教育を何のためらいもなく実践できる唯一の舞台であるからです。ですから「辰巳ジャンプの子どもたちの姿=私の指導力の顕れ」なのです。この子どもたちの姿は、どこへ連れて行っても自慢できると私は思っていますし、そのように育てるために「誰もが応援したくなる子どもたち」をキャッチフレーズに教育してきたつもりです。「日本教育再興連盟」の皆さん、ぜひ一度、辰巳ジャンプの子どもたちに会いに来てください。その素直さ、健気さに魅了されますよ!
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チームマネジメント(ドラッガーの言葉より考える)

(1)必要なのは才能ではなく真摯さ、ひたむきさである
・・・とにかく真面目に練習に励む姿勢があるかどうかが大事である。
・・・これは小学生の特権である。

(2)小学生バレーボールにとって顧客とは
・・・小学生バレーボールに関わる人すべてである。
・・・だから「誰もが応援したくなるチーム」を目指すのだ。

(3)チームの顧客が求めているものは
・・・子どもたちがひたむきに頑張っている姿に感動したい。
・・・最後まであきらめない心こそ見ている人を感動させる。
・・・子どもたちが考えて決めた「あきらめない」というこの夏の目標こそ、夏の最後にもう一度確認しておきたい言葉である。

(4)人は最大の資産である
・・・部員が多ければ多いほどチーム力はあがる。
・・・組織力の強化こそ強いチームへの道

(5)イノベーション
・・・これまでの使えない常識を打ち破る。では小学生バレーの常識とは何か?

(6)人間は、自らが望む未来の大きさに合わせて成長する。
・・・だから辰巳ジャンプの合い言葉が「宇宙一のチーム」になった。

(7)何かを成し遂げるためには、そのことをしか考えられないという「狂い」が必要となる。
・・・この夏休み、辰巳ジャンプの子どもたちは練習を1日も休まず、バレーボールに狂っていた。
・・・何を成し遂げられるだろう?とても楽しみだ。

(8)どんな人でも努力すれば、"それなりの能力"は身につけることが出来る。そして、この世で成功するためには、"それなりの能力"あれば十分なのである。
・・・誰にも気づかれず、黙々と努力を続けた結果、自分の能力を開化させた部員がいる。この努力こそチームの宝だ。

(9)成果とは常に成功することではない。そこには、間違いや失敗を許す余地がなければならない。
・・・夏の試合で思うような成功をしたわけではない。しかし失敗をしたことで、直さなくてはならないことがはっきりした。

(10)成功への道は、自らの手で未来をつくることによってのみ開ける。
・・・誰かに言われてやるのではない。自分の意思で、自分の手で未来の扉を開くのだ。
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5日間の試合の反省を生かして練習の仕上げ

浦安大会2日間。ジュニアFさん会場での練習試合2日間。八千代大会1日。1週間強で合計5日間の試合経験を通し、チームの課題が明らかになりました。大きく3つの課題があります。この3つを集中的に改善できれば、うちのチームはかなり良くなります。どのような課題なのかは秘密です。他チームにバレたらいけませんから( ̄ー ̄)

今日から3日間の集中的な課題解決練習で、一気に問題を解決し、週末の大田区遠征でその成果を出していくつもりです。

この夏休みも今日まで、たくさんの練習をしてきましたが、辰巳ジャンプの子どもたちは全然休まない。そして毎回の練習に自ら課題を持って挑戦しています。一昨日の八千代大会も優勝を目標にしてきましたので、準優勝では褒める言葉をかけられませんでしたが、本当は決勝トーナメントの3試合、すべてフルセットという接戦をものにしての決勝進出だったのです。少しずつ勝負強いチームに育ってきたのだと評価してもよいのだと思います。


さて、今日の練習中、実はマインドマップ活用法について、壁山恵美子さんの取材を受けました。

8月24日(金)に亀戸駅前にある「カメリアホール」で開催される「マインドマップ活用事例発表会」で、辰巳ジャンプのメンタルトレーニングのことを紹介してくださることになっていまして、そのプレゼンを壁山さんがしてくれることになっています。その裏付け取材をしていただいたわけです。どんな発表になるでしょうね。私が行って、話をすれば良いのでしょうが、実はこの日、別の大きなイベントを勤務校で開催することになっていて、今の私的にはこちらを優先させなくてはならないため、事例発表は辞退させていただいたのです。

では、その大きなイベントとは何か?

それは「日本教育再興連盟」を運営している大学生たちが、学校支援ボランティアの活動を報告し合い、これからの学生ボランティア運動や教育のあり方を考え合う「学生ボランティア研修会」を開催するのです。今、私は学校管理職という立場で、日本の教育を何とか良い方向に持っていこうという使命を果たそうとも思っています。そのためには「強い心を持った人材群」を育てる以外に方法がないとも思っています。この日本教育再興連盟の学生たちからは、「平成の松下村塾になりたい」という強いビジョンを感じさせる言葉を聞くことがありました。所属している学生たちは、東京大学やお茶の水女子大、早稲田大を中心にした日本のトップクラスの学生たちです。これまでにお会いした子全員が、素晴らしい人格者でした。だからこそ、これからの日本の教育界を動かしていく可能性のある学生たちの心に灯をつけておきたい。その灯が10年後、20年後に燎原の火となれば良い。そのための熱い情熱の1日にしたいと思っています。
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てなわけで、子どもたちへのメッセージはやはりこれだな 「ZARD 負けないで」

ZARD 負けないで


これも辰巳ジャンプの応援歌の仲間に入れてくださいね!


「負けないで」

負けないで もう少し 最後まで走り抜けて
どんなに離れてても 心はそばにいるわ
おいかけて はるかな夢を

負けないで ほらそこに ゴールは近づいてる
どんなに離れてても 心はそばにいるわ
感じてね みつめるひとみ



危なくなってきた時に、この応援歌を歌おう!!!

私にとって、坂井泉水さんは神様なのです!
辰巳ジャンプが復活できたのも、坂井泉水さんのおかげです。

「ZARD最終ライブ」に参加できた喜び


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第10回 八千代町近隣小学生バレーボール大会で準優勝

6年ぶりに出場した「八千代町近隣小学生バレーボール大会(茨城県)」で準優勝しました。

【予選リーグ】1位通過
辰巳 2{21-9、21-9}0 飛○(茨城)
辰巳 2{21-3、21-5}0 常○(茨城)

【決勝トーナメント】
準々決勝
辰巳 2{23-21、17-21、15-12}1 城○(茨城)

準決勝
辰巳 2{16-21、21-15、15-12}1 嘉○○崎(茨城)

決勝
辰巳 1{21-11、18-21、11-15}2 石○南(茨城)

この夏休み、アタッカー陣が絶不調におちいっていて、いまだにどうにもできません。プレッシャーの無い中だと打ち切るのですが、少しでもプレッシャーがかかると、次々とミスをくり返す。今日の決勝戦も第2セットの10-4まで楽に勝っていたのに、ここからアタッカーのスパイクミスが5本、サーブミスが3本、大逆転をされる。3セット目も7-2まで勝っていたのに、ここからスパイクミスが4本も出る。結局、ミスしたスパイクのうち1本でも決めていたらそのまま勝っていたのに、失点が止まらなくなる。フェイントのひとつでも混ぜてやれば、または軽打のひとつでも落とせば簡単に崩れるのに、そのフェイントを相手が一歩も動かなくて良い場所に持っていき、逆襲される。あわてだして決めようとして力み、ネットにかける。このパターンを先週以来ずっと続けている6年生に呆れてきました。

「スパイクを拾うために相手が下がっていて、コートの真ん中が大きく空いているのに、どうして落とさないの?」と、毎セット言わなくてはならないのがバカバカしくなってきます。

とうことで、今日の個人成績です。

【サーブ成功率】チーム87%・・・3%不足
1位 4番 92%
2位 1番 91%
3位 7番 90%
4、5位 2,3番 83%
6位 5番 74%

【サービスエース数】
1位 1番 37本
2位 4番 13本
3位 7番  9本
4位 3番  5本
4位 2番  3本
5位 5番  2本

【サービスエース率】チーム29%・・・1%不足
1位 1番 50%
2位 4番 26%
3位 7番 23%
4位 3番 17%
5位 2番 13%
6位 5番  9%

【スパイク・ブロック決定本数】
1位 4番 54本
2位 1番 45本
3位 5番 15本
4位 2番  8本
5位 7番  1本

【スパイク・ブロック成功率】チーム71%・・・9%不足
1位 4番、5番 83%
3位 2番 62%
4位 1番 59%
5位 7番 50%



 
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今日の練習試合の成績・・・努力は報われる!!!

【サーブ成功率】チーム93%・・・合格
1、2位 3,6番 100%
3位   4番    95%
4位   1番    94%
5位   7番    91%
6位   5番    89%
7位   2番    87%

【サービスエース率】チーム32%・・・合格
1位 1番  45%(22本)
2位 5番  41%(11本)
3位 6番  38%(3本)
4位 4番  31%(13本)
5位 2番  20%(3本)
6、7位 3、7番 13%(2本、3本)

【スパイク成功率】チーム74%・・・6%不足
1位 2番 100%
2位 4番  78%
3位 1番  73%
4位 5番  70%
5位 7番  40%

【スパイク決定数】
1位 4番 32本
2位 1番 29本
3位 5番 19本
4位 2番  4本
5位 7番  2本


苦しみぬいていたエースアタッカーがいよいよ本調子に戻ってきました。9月の本番に向けて、最高潮になるように徐々に仕上げていきます。

最近、急激に伸びているのがライトの大型アタッカーです。スパイクもサーブもかなり安定してきました。もともとブロックセンスは極めて高いものを持っていましたので、ブロック以外の技術を身につければ鬼に金棒の状態になります。今日はこの子の努力について、チームのみんなに教えておきました。つい1ヶ月前まではレギュラーとはとても言えなかった状態だったライトアタッカー。何しろ、サーブの成功率が50%と2本に1本はミスしていました。つまりサーブが入らないと言える状態です。この子にサーブが回ってきたら、ベンチの役員はみんな「入ればいいな・・・」というマイナスな気持ちにどうしてもなってしまうのでした。ところが浦安近隣大会を経験し、今週の練習試合を経験する中で、とうとうサーブに開眼してくれました。上記した今日の記録でも11本のサービスエースを取っていますし、スパイクやブロックの決定本数も19本と大活躍。だんだん自信をつけ、態度も堂々としてきました。

この子の素晴らしいところは、自由練習ができる時間帯に、チームの他の子が遊び半分でラリーを楽しんでいる陰で、一人で黙々とサーブ練習やスパイクの壁打ちをしていたことです。このようなあまり人の目につかない努力というものは、誰が見ていなくてもその子の中に積み上げられていくものなので、その人目につかない努力を見ていた私としては、とうとう努力してきたことが結ばれ始めたなと感慨深い思いを持ちます。まさに「努力は人を輝かせる」の言葉通りです。

次々と得点を生み出しているこの子には、次の言葉を伝えました。

「君の努力をみんなの前で褒めたけど、ここで油断をしてしまうと、また元に戻ってしまうし、今日の試合で結果を出せなくて悔しい思いをしたチームの仲間に、またすぐに抜かされてしまうよ。褒められた時こそ、さらに気持ちを引きしめて、もっとレベルの高いところに行ってしまうことが大事なんだよ。」

本人は自分自身のプレーに本当に手応えを感じている時ですから、こういう引きしめアドバイスもしっかり受け止められる状態です。「絶対にポジションを取られたくありません!」と気合も十分でした。


辰巳ジャンプはチーム内の競争が本当に厳しい状態。少しでも油断をすれば、キャプテンでさえ補欠になりかねない。6年生はみんな「自分に厳しく」練習していくことしか、レギュラーの座を守る道はありません。
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東京都の中高一貫校受験への一助言

私、ここ最近の5年間、東京都の公立中高一貫校には教え子をすべて合格させてきました。そのエッセンスを書き残しておきます。

(1)普段からPISA学力を意識する
「情報収集」⇒「解釈」⇒「熟考」⇒「評価」⇒「発信」⇒「交流」という流れがPISA型学力と言います。これを毎日の授業の中で繰り返すことにより、ひとつの課題から20も30も答えを編み出せる学力が訓練されます。これまでの日本の入学試験や模擬試験では、ひとつの答えに対してひとつの答えしかない問題が出されてきました。なぜなら、その方が採点しやすいからです。ところが、これからの時代は、答えなき課題に対して効果的と思われる複数の答えを用意していくことこそ求められる力になっています。それを問う入試問題を出しているのが東京都中高一貫校なのです。

(2)担任の授業革命が必要
6年生の担任は、一問一答式の授業方法を捨てて、一問多答式の授業をしていかなくてはなりません。これは何も中高一貫校に合格させるためだけではなく、これからの時代に生きていくすべての子どもたちのために必要な学力です。こうした一問多答式の授業によって、幅広い思考を鍛えられた子どもたちは、中学校では生徒会や学級の中でリーダー性を発揮し、学年内に起こる様々な問題を解決していく生徒に育ちます。中高一貫校で求められる学力とは、このような問題解決能力なのです。

(3)家族の会話が重要
保護者は担任の先生だけに頼るようなことを決してしてはいけません。家庭内の会話をこれまでの数十倍増やす努力をすべきです。中高一貫校に合格させること・・・これが最終目標なのではありません。受験を通して親子が成長していくことが大事なのです。受験というものは合否がありますから、成功することもあれば失敗することもあるでしょう。肝心なのは、この受験を通して家族の何を成長させるかという的をしぼることなのです。そのためには、「何のために受験するのか」という根本のモチベーションを再確認する必要があります。この根となるモチベーションがあいまいな場合は、受験をやめるべきです。あわよくば合格という親のあいまいな姿勢こそ、私は断じて切っておきたい。子どもに受験を強いるならば、親の責任で必ず合格させる。万が一不合格だったとしても、子どもに挫折感を味わわせることのないように周到な準備をしておく。最低限このくらいの努力ができない親だとしたら、「お宅は受験をあきらめてください。」と指導してきたのが担任時代の私です。

(4)親子、夫婦の会話で社会問題を1~2時間話せ
家庭の教育環境を高めることが中高一貫校の合格に必要なことです。教育力を高めるために、社会問題を語り合う時間をもつべきです。今の時代、1年間に流れる情報の量は何百倍という異常な加速状態になっています。この膨大な情報の中から、自分の家庭の生活にあった情報を選び出し、日々家族で考えていく。このような思考の訓練が普通に行われることで子どもの思考力が鍛えられていきます。家庭で難しい場合は、それに代わるような環境を用意してあげることが必要です。毎日、そして毎時間の学校の授業が、思考力を鍛えていくものであるならば、それが一番の近道にはなります。なぜなら、学校の授業時間数というのは6年生ならば1000時間以上あるからです。この1時間1時間を鍛えの時間としているか、ただなんとなく使っているかで、1000倍の思考力が身についているか、1000分の1の思考力で止まっているかの大きな分かれ道となるからです。

(5)表現力を鍛えよ
自分の考えを人に伝える努力をすることこそ、中高一貫校合格への近道になります。これについてはいついかなる場合でも訓練できます。たとえば、バレーボールの練習や試合の最中にだって、チームメイトの気持ちを高揚させるための言葉を選んでしゃべることができるのですし、練習を通して「強い心」を鍛え上げることだってできます。その「強い心」から発せられた言葉が、チームの仲間の心・・・いや、それ以上に監督である私の心・・・を打つようであれば、最高の表現力(心からのさけび)になるのです。

(6)リーダーであること
中高一貫校に合格した子、または、「この子が受けたら間違いなく合格しただろう」と思われる子は、必ずリーダーシップを持っています。公立中学校に進学した私の教え子たちの中で、小学校高学年時代に能力開発できた子は、必ず生徒会役員や学級委員になって学校を動かしています。その程度のことは当たり前にできる「統率力」を持っているのです。

(7)遠いビジョンを親子で考えよ
中学校受験など小さな壁です。今進んでいる道が正しいかどうかなど、10年はたたないとわかりません。中学受験の合否で左右される人生など歩まないことです。なんのために自分の力を使うのか。そのことを常に自分に言い聞かせ、行き詰まっても原点回帰して粘り強く立ち上がることのできる力を受験を通して育んでいくこと。その先には輝ける未来を描けること。ご自身の子どもをそのように強くたくましく育てていくこと。これが中高一貫校を受験する意味になれば良いだろうにと感じています。



ある保護者の方から中高一貫校の受験心得を質問されましたので、ほんの少しだけ掲載しておきました。
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浦安市小学生近隣バレーボール大会 1日目

東京ディズニーランドの隣、おとといまで全日本小学生バレーボール大会の熱戦が繰り広げられていた浦安市総合体育館での「浦安市近隣大会」に出場しました。広い体育館に慣れていない辰巳ジャンプにとってはとても良い経験ができました。いつも練習している体育館の天井に比べたら、5倍は高かったでしょうし、コートの周りも2倍は広く、コート感覚をつかめない状態が1日中続きました。そのためでしょう、いつもだったら70~80%は決めているレフト、センターの両エースがスパイクミスの連続。センターの決定率49%、レフトが67%。辰巳ジャンプのスパイク計算方法だと80%を超えたら合格ラインなので、この決定率は問題外。ここまで不調だったことは過去2年間で初めてで、センターエースはどうにもならない自分の不甲斐なさに、1日中泣いていましたね。

ここしばらく、U10大会(4年生以下)に力を注いでいたため、6年生が試合をするのは7月15日以来。約1ヶ月も試合から遠ざかると、小学生はこんなにも試合勘が鈍るものかと驚くとともに、指導者として大いに反省をしました。この反省は、東京新聞杯にしっかり生かしていくつもりです。

明日は順位ごとのリーグ戦。相手は第2試合で薬園台南さん(千葉)、第4試合でみつわ台さん(千葉)、第6試合で石和さん(山梨)です。ロンドンオリンピックで銅メダルを勝ち取った全日本女子チームのように、強気で攻めきるバレーをしてくれるかなぁ。
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辰巳ジャンプ卒業生 ビーチバレー全国大会ベスト8進出!

マドンナカップ決勝トーナメント

優勝できるように頑張ってほしい!!!
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マドンナカップ

予選グループ戦結果

決勝トーナメント

辰巳ジャンプの卒業生、予選は勝っている! がんばれ!!!がんばれ!!!
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全脳思考チャートで勝利のストーリーを作成

猛烈夏休み練習の2日目。辰巳ジャンプの最大のストロングポイントは、子どもたちが練習を休まないことです。今日もほぼ全員が練習参加しています。この夏休み、子どもたちのモチベーションを最高レベルに上げるために、練習を始める前に40分間ほどミーティングをしています。


【8月8日の指導】『石川佳純選手のエピソードから分かること』

昨日は「卒業文集に書いた夢は実現しやすい」~読売新聞・石川佳純選手の記事より~という新聞記事を配り、ここから読み取れることを話し合いました。子どもたちから出た意見を箇条書きしておきます。

(1)卒業文集は何度も見るので、ずっと覚えていられるから、夢が実現する。
(2)卒業文集をなくす人はいないから、たくさんの友達も、そこに書いてある夢を応援し続けてくれる。
(3)石川選手は、いろんな人から応援されている。きっと試合の時にも応援してくれている人たちのためにも頑張れるのだろう。
(4)オリンピックに出ると書いて、何度も読んでいるから、苦しい練習もそれが当たり前になって耐えられる。
(5)目標が大きいから努力も大きくなる。目標に向かって階段をのぼるように進んでいくことが大事だと思う。

最後に私から、石川選手の人柄をあらわすエピソードを紹介して、「まわりの人たちのためにも頑張ることが大事」なのだということを教えました。



【8月9日の指導】『全脳思考チャートで勝利へのストーリーを作成』

この記事にリンクしてある画像が「全脳思考」で子どもたちの意見を引き出したメモです。
東京新聞杯予選を戦って、最後に120%ハッピーにさせたい相手は誰なのかから考えたところ、辰巳ジャンプのキャラクターである「たもちゃん」にまとめられました。たもちゃんは子どもたち、保護者、卒業生、監督である私、学校の先生等々、辰巳ジャンプにかかわるすべての人たちの象徴です。

たもちゃんは、支部決勝の最終日にこのようなセリフを語ります。
「ヨッシャー! 超うれしい! みんなありがとう! とうとう1位になった! これまでバレーボールを続けてきて良かったね! 私たちは宇宙一の幸せ者だ! だから次の都大会も全力でがんばろう!!!」

現状のたもちゃんはどうかというと、
「ダメだ。相手が強いし、ミスがこわいし、負けたらどうしよう・・・ 勝つなんて無理なんじゃないかな・・・」
というマイナス思考。こうならないように、勝利イメージからの逆算思考をしながら、いろいろと考えたところ、この夏休み練習の中で声に出していきたいキーワードをたくさん発見できました。

「あきらめない!」「大丈夫!」「強気!」「みんなで頑張る!」「絶対勝つ!」「全力投球!」「私たちが一番強い!」「ねばるぞ!」「あと一歩!」「もう一歩!」「苦しくても頑張ろう!」「汗だくで練習!」「どのチームよりも声!」

私たち辰巳ジャンプは、こういう言葉を練習中に使うことで、最強の心に鍛え上げ、自分たちの持っている力を120%発揮できるように努力をすることになりました。1人でも弱気になったら、すぐに他の子が声をかけて立て直し、グイグイ前進していきましょう。

この全脳思考で考えたことを実践することによって、チームの象徴である「たもちゃん」が手にする贈り物(ギフト)は『都大会に支部1位で出場』という結果ということになります。


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ところで、卒業生のマユ先輩がインターハイでは全国のベスト4になり、大会優秀選手にも選ばれました。
さらに東京都代表として、『マドンナカップ』というビーチバレーの全国大会にも出場しています。
こちらもみんなで応援していきましょう!!!
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さっそく書いてきた! 小学生のアファメーション作文

夏休みの猛烈練習スタート初日の今日、さっそくレフトアタッカーの子が「アファメーション作文」を書いてきました。辰巳ジャンプの精神的な支柱はこの子のメンタル面が最強になることこそ私が求めていることなので、期待以上の行動をしてくれたわけです。8月2日のブログ記事に「卒業文集に書いた夢は実現しやすい」~読売新聞・石川佳純選手の記事より~と紹介し、「アファメーション作文を書こう」と呼びかけたことに真っ先に反応して書いてきた決意文です。

辰巳ジャンプでは「宣言すれば夢は叶う」ということを子どもたちに教えています。そこで、せっかく子どもが書いてきた作文ですから、広く読者の皆さんに紹介します。読まれた方は、ぜひ辰巳ジャンプの子どもたちを応援してあげてください。

(なお、マインドマップで拡散思考しながら文章設計しているだけで、次に必要な“校正”をすることなく作文にしたものなので、内容が整理されていませんが、この子の強い思いは伝わると思いますので今回はそのまま掲載します。)

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「東京新聞杯」 H.H(6年)

私たち辰巳ジャンプは東京新聞杯関東大会予選で都大会に行き、優勝します。都大会に行けるのは最後の大会です。支部1位で必ず通過し、努力してつらい練習でもガマンします。ガマンはバレーボール界の合い言葉、常に意識すれば都大会でも勝てます。練習は本気で集中し、ボールや人の動きをよく見ます。モルテンのボールは伸びて、ミカサのボールは落ちます。そういうことも頭で考えて練習すれば、判断力がついたり、落下点に入れたりして、試合でもできるようになると思いました。

最後の大会なので、悔いのない試合をして勝ちます。辰巳ジャンプなら勝てます。支部1位になるには、100%全力で本気を出して、ダラダラせずに、1人1人がテキパキ、しっかりと役目を果たせばいいと思います。都大会で優勝すれば都NO1で強いと思われるし、思われたからには負けられません。21-0で勝つためには、サーブをミスせず、90%以上の確率で入れ、サービスエースを21本連続で取ります。サービスエースの合格は30%ですが、30%を超え、40%になれば楽だと思います。みんなが30%以上の確率になったら最強だと思います。

都大会で優勝すれば有名になります。有名になれば練習試合を頼まれてそれも勝ちます。試合をする度出来ることが増えれば、もっと強くなれます。相手も「勝てない」と気持ちが弱気になります。

学ぶということは「マネる」ということで、レシーブの仕方や面作りなどを見て、「こうすればAパスが入る」と考えるといいと思います。

東京新聞杯は引退もかかっています。負けたら終わりだし、プレッシャーもすごくかかると思います。でも負けません。そのために練習をまじめに全力でやります。引退するのは関東大会に出場して優勝してからです。関東大会には絶対出ます。絶対=必ずです。都大会でも優勝します。関東大会でも負けないで、失セット0、2-0でストレート勝ちします。

予選では21-5でSチーム、Kチームに勝ちます。Sチームにはもう負けません。優勝するためには全勝、全部勝ちます。強いチームは辰巳ジャンプ、辰巳ジャンプは無敵です。悔いのない試合をするには、自分たち、辰巳のバレーをすることが大事です。辰巳のバレーは宇宙一です。辰巳はサーブで点を取ります。

東京新聞杯は6年生にとって最後の大会です。ラストチャンスだし、あと1回しかありません。チャンスを有効に使い、プレッシャーにも打ち勝ちます。打ち勝つためには本気、強気で練習、試合し、つらくても苦しくても耐えれば結果が付いてきます。チャンスは物にして、自分達でリズムを作って乗り、流れに乗ります。呼吸を合わせ、かけ声をかけて、1,2,3でステップします。リズムに乗り、先へ先へと先回りのレシーブをして、アタッカーを苦しめて勝ちます。最後なので負けられません!!全勝して連勝して圧勝します。1,2,3,4と声を出します。ただ声を出すのではなく、意味のある声を大きく出します。それに1人がやってても意味はないので、全員で出します。絶対負けたくない。無敵で無敗、失セット0で勝利します。

関東大会でも初出場、初優勝します。歴史を新しく作ります。2012年度チームならできます。強いプラス思考で練習、試合をします。予選は9月9日。予選1日目、Sチームに圧勝します。もちろんNチームやKチームにもです。関東大会出場すれば有名になって、TVや新聞で取り上げられ、メディアからもたくさんの人が見て、辰巳ジャンプを応援したくなって、バレーボールをやってみたいという人も増えて、部員UPしたり、バレーボールの競技者人口も増えると思います。関東大会で優勝してトロフィーと金メダル、賞状をもらいます。

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アドバイス的なことを付け加えますと、この文章をいったん整理してスッキリ読みやすくし、さらに自分たちのことだけでなく、自分たちを支えてくれている方々のことまで思いが及ぶようになると、本物のメンタル強化につながります。私が担任していた学級の受験組が全勝するのも、自分のことだけを考えながら受験するのではなく、支えてくれる方や応援してくれる仲間と一緒に戦うから120%の力を発揮することになり、合格してきたのです。
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全日本女子、オリンピックベスト4へ! 感動をありがとう!

ロンドンオリンピック女子バレーボールの準々決勝。日本対中国の試合を今、視聴した方もたくさんいると思います。応援していた皆さんすべてが感動でいっぱいになったのではないでしょうか。3-2の勝利。すべてのセットが2点差の大接戦。「日本女子バレーボールのXデーは8月7日」と具体的な言葉ですべての力(チームだけでなく、応援するすべての力)が焦点化されるようにマネジメントしていった真鍋監督の采配も、非常に勉強になりました。

日本にいる小学生バレーボーラーたちも、今日だけは夜更かしして最後まで応援していたことでしょう。実は明日から、神奈川県を中心に「全日本小学生バレーボール大会」が開かれることにもなっているのですが、きっと全日本チームの勝利に励まされて、子どもたちは全力で試合をすることでしょう。

辰巳ジャンプも明日からいよいよ夏季強化練習です。大きな会場での2つの大会出場も予定されています。
5月以来、ずっと意識してきた「辰巳ジャンプのXデー」も確認して、厳しい練習をくり返し、最高のチームを作り上げていきましょう。
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U10大会に見た辰巳っ子の素晴らしさ

保護者の皆様全員が知っているわけではないと思いますので、U10大会でのエピソードを紹介します。

この4年生以下の大会。開会式で「チーム紹介」をします。キャプテンがチームのことを紹介するイベントです。朝の監督ミーティングの時に「今日は開会式で全チームがチーム紹介をします。」という話題になった時に、私は、
(しまった~!忘れていた!子どもたちにチーム紹介があることを伝え忘れた・・・どうしよう・・・)
と思っていました。

監督ミーティングが終わってすぐにキャプテンのところに行き、
「実は今日の開会式で、チーム紹介をすることになっているんだけど、できるかな?」
とたずねました。すると4年生のキャプテンは、
「はい、いちおう練習してきました。」
と言うではないですか。前日の練習の時には話題にもあがらなかったのに、4年生のキャプテンが自主的に考えてきた。
「ならば失敗しないように、今、練習してみて。」
とやらせてみると、
「おはようございます!私たちは江東区から来た辰巳ジャンプです!今日の試合では優勝目指して全力でプレーするのでよろしくお願いします!」
と言いました。よく考えてきました。一発で合格の内容でした。

自画自賛になりますが、辰巳ジャンプの子どもたちって、「誰もが応援したくなるチーム」を目指しているだけあって、子どもたちの心の中にも自分たちのことをしっかりアピールしていこうという気持ちが育っているのだと確信しました。

しかも、開会式本番では、4年生キャプテンが練習した言葉とはちがう言葉で、どのチームよりもキビキビとあいさつできたのです。

「私たちは今日の試合で最後まであきらめずに全力プレーをします!」

体育館中に響く大きな声でチーム紹介をすることができたので、会場にいた他チームの保護者の方々からも、「えらいね、しっかりあいさつできて、素晴らしいチームだね」というつぶやきが聞こえてきました。


こういうメンタルなことは、日頃から育てていないと即座にはできないことです。
4年生であっても「誰もが応援したくなる辰巳ジャンプ」を意識して行動することができている。それを確かめることができたU10大会の開会式でした。こういう素直な心根のチームは必ず大きな結果を残すようになります。「全力少女」をキャッチフレーズに進んでいる辰巳ジャンプ4年生チームに大きな拍手!
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