生き物のくらしと自然かんきょう 【マインドマップ活用理科まとめ】

「極めた!!!」という感じである。
また一歩、子ども達は進化を遂げた感じがする。

ふつうのノート術では感じられなかった感覚が今の私の子どもへの評価にあります。
なんの実績もない井上なので、これまでの教員経験の中で、提出された子ども達のノートを見て、「この子は進化した。」などと思った経験がありません。どちらかというと、ノート指導は苦手な方なのです。この私の中の苦手意識はマインドマップで指導してきて完全に変わりました。

さて、その「極めた!」「進化した!」と感じたマインドマップを4枚紹介します。これは理科の最後の単元である「生き物のくらしとかんきょう」という学習をまとめ、テストに向けての予習勉強をしたマインドマップです。

 
 


こうやってマインドマップを描いてくれば、テストで問われる内容をはるかに凌駕する学習を積み上げているわけで、当然平均点は90点台になります。

それよりも、テストで測れない学びがあると思うんですよね。

子ども達は確かにテストで100点を取りたいからマインドマップに力を入れて描いてきたわけです。そのことがマインドマップにも洗われています。「絶対100点」とか書いてあるわけですから。

しかしここまで描けるようになってくると、マインドマップにまとめることじたいが楽しいわけです。楽しいから学ぶことが楽になって、マップをもっともっと工夫したくなってくる。そのために必要な知的情報を集め、集めた情報を書き加えながらさらに工夫をすると、とどんどんきれいに描けるようになる。そうなってくると、すごく満足感があるし、すごく充実感があるし、ものすごい自信につながる。
こういう学習、これまでの日本の教育にはなかったことだと私は思います。

おそらく小学生の段階で、ここまでマインドマップを描き、活用できる子ども集団は世界中にないでしょう。
たった1年で本当によく育ってくれました。
私は子ども達に深く感謝しています。


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葉脈標本マインドマップ 【理科的マインドマップ】

今日の授業で行われた「科学教室」の最中に思いつきました。「葉脈標本」にマインドマップを描いたら味のあるものになるのではないかと。

そこでさっそく私も葉を一枚いただき標本作り。
10%の水酸化ナトリウム水溶液で十分煮込んだ葉を、歯ブラシで軽くトントンとたたいて葉脈だけにする。食紅を溶かした色水で色を付け、湿り気をよくしみ取った後、パウチでラミネートしました。

そのラミネート前に、葉脈の周りにブランチを伸ばしてみたら面白いだろうとやってみたわけです。(画像参照)

こういうマインドマップの使い方もあると思います。


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イメージだけで描くマインドマップ【授業研究】

コツコツと実力をつけてきた子ども達。

先日は研究授業で、マインドマップの「7つのルール」に則り、基本をきちんと身につけた状態を、参観された多くの先生方にお見せした。マインドマップをかいている時には「完全にフローの状態(集中しきった状態)で、とても小学生とは思えないほどすごかった。」「中学3年生レベルの集中力とまったく変わらなかった。」というお褒めの言葉もいただいた。

誰一人、ひとことも無駄話をしないで20分近く作業し続ける姿は、マインドマップの大人向け講座などでも見られるもので、それと変わらぬ状態を小学生段階でも生み出せることを証明できたと言えるだろう。


何事もスモールステップでレベルアップしていくことが肝心である。

そこで今日は一歩だけ階段を上がった。しかし、その一歩は一段上がりの一歩ではなく、2段抜かしで上がった一歩だ。

何をしたのか?

与えた課題・・・
「理科の学習番組を見て、文字を使わずにイメージだけでマインドマップをかいてみよう。」

初めてのチャレンジ。それほどはできないだろうと予想していた。できなくてもいい。これをきっかけにイメージをかく意識が深まり、習慣につながれば良いと思っていた。イメージでかけば脳が活性化される。全脳思考でフル回転させられる。これを3ヶ月も続ければ、本人が創造もできないほど能力アップする。

だから何でもいいからかいてくれればいいと思っていた。
ところが今回もまた、こどもたちの力は私の予想を超え、かなり濃い内容でまとめてきた。

ためしに説明もさせてみたが、どの子も番組内容をしっかりつかんで、自分自身の言葉で説明できた。

すでに私の学級では、小学校でよくある「原稿丸読み」の発表をするようなことはまったくなくなった。マインドマップを見ながら「自分の言葉」で話をする。原稿を見ないから余談も出てくるし、思いついたことをアドリブで差し挟むこともできるようになりつつある。その説得力は大変に大きい。

マインドマップはパワフルなスーパー小学生を育てることが可能なツールである!








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小学生がたった15分でかいたマインドマップ

理科の授業のまとめとして、NHK学校放送オンラインというサイトの中にある番組動画を見ることにした。

ただ見るだけでは能がないので、15分間の番組を見ながらマインドマップをかくようにと課題を出した。

「先生、速射でいいですか?」
という質問が出る。「速射でいいですか?」こんなことを言う小学生は日本の中で、きっと私のクラスにしかいないだろう。そう考えてみるとすごいことだ。多くの大人ができないことを我が教え子たちは難なくやっている。

しかし!
「速射ではダメです。15分間でしっかりかいてください。」
という厳しい課題を出した。

どのくらいかけるかなぁ???
そんなふうに楽しみにしながら15分後を待った。

すると・・・・・

写真のようなマインドマップをかいてしまった子が現れた!








たった15分でもここまでかけるんだ!!!

こどもの能力は無限大かな!
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