U10大会 個人成績

【サーブ成功率】チーム83%
1位 6番 92%
2位 1番 86%
3位 2番 84%
4位 8番 83%
5位 3番 79%
6位 4番 76%
7位 9番 50%

【サービスエース数】チーム26本
1位 4番 6本
2位 1番 5本
3位 2,6,8番 4本
6位 3番 3本

【サービスエース率】25%
1位 4番 35%
2位 8番 33%
3位 6番 31%
4位 1番 24%
5位 3番 21%
6位 2番 16%

【スパイク成功率】チーム49%
1位 1番 54%(決定数7本)
2位 3番 50%(決定数3本)
3位 4番 45%(決定数9本)
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U10大会の試合順

U10大会の試合順が発表されました。
参考にしてください。

U10大会試合順
(PDFファイルです)

辰巳ジャンプは第3,5試合と順位戦です。
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東京新聞杯 都大会予選 組み合わせ決定!

辰巳ジャンプにとっては待ちに待った「東京新聞杯」の組み合わせが今日決まりました。

【江東中央ブロック予選 1日目】9月9日(日)
第2試合 二砂  第3試合 数矢  第5試合 三大

ファミリーマートカップで悔しい思いをした試合のリベンジの機会に恵まれました。とても意味のある神様の手助けだと思えます。この試合に勝つためには、夏の厳しい練習にも耐えられますね!  私自身も暑さも忘れるくらいに練習したいと思っています。まったく穴のない理想のチームになって、支部予選を迎えようではありませんか!!!
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子どもたちの生き方を支える名言集(2)

シリーズ第2回目は、この本に書かれている自分を変える方法についてお伝えします。

キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法
クリエーター情報なし
幻冬舎


(1)脱いだ靴は、そろえる。
辰巳ジャンプの子どもたちは、体育館のトイレにあるサンダルが乱れていたら、整理整頓することが習慣になっています。

(2)水の流れる場所をキレイにする。
水道をきれいに使いなさいという指導もチーム内にあります。

(3)「やらなきゃいけないこと」をすべて書き出す。
私たちのチームは、練習ノートを書いてくることが「練習参加証」になっています。子どもたちはそのノートに、自分がやらなきゃいけないことをたくさん書いています。これを確認しながら練習や試合をしています。

(4)メモ帳を持ち歩く。
公式戦や練習試合では、必ず相手チームの分析や良い点をノートに書いて、自分のバレーボールの役に立てています。書いたメモの中に、成長への宝物が発掘されます。

(5)口ぐせを変える。
マイナスな言葉が口ぐせになっているとバレーボールはうまくなりません。「プラス思考」「ポジティブシンキング」が辰巳ジャンプの子どもたちの合い言葉になっています。「できない」という言葉は禁句。「できない」ではなく「やってみる」を口ぐせにする努力をしています。

(6)迷った時には勇気がいる方を選ぶ。
私が大学生時代に先輩から教わった言葉に「迷ったらアクセル」があります。どうしようと迷った時にはブレーキをかけるのではなく、一歩前に進むことを教えています。だからこのブログのタイトルが「一歩いっぽ・・・前に前に」となっているのです。

(7)1日10回「ありがとう」を言おう。
小学生バレーボール界全体の合い言葉が「ありがとう」です。バレーボールの練習や試合をするために、親や指導者、大会の役員の方々など、多くの人たちの支援があってこそ活動できます。そのことに感謝の気持ちを持って活動していれば、上達も早いはずです。

(8)絵を好きに描いてみる。
辰巳ジャンプの子どもたちが書いている練習ノートには、たくさんの「絵」が描かれています。優勝したイメージ、スパイクを決めたイメージ、ナイスレシーブのイメージ、世界一のチームになるイメージなど。これもまた自分を変えていくイメージ作りになるわけです。

(9)自分からあいさつをする。
 ・どのチームよりも早く、大きな声であいさつをすること。
 ・体育館に入る瞬間に自分の脳にスイッチを入れるイメージであいさつをすること。
 ・気持ちのこもったあいさつをすること。
 ・誰もが応援したくなるような振る舞いをすること。
 このようなことを指導し、心がけるようにさせています。

(10)自分の気持ちを言葉で伝える努力をする。
自分が今何をしたいのか、してほしいのかを言葉にして伝える努力をコート内でするように徹底しています。だまってバレーボールをしていたら、コートから出されるのが辰巳ジャンプです。


本の中から10項目を抜粋して、チームの活動に合わせて紹介しました。読みやすい本ですから一読することをお薦めします。大人でも自分の行動をポジティブに変えることに役立つはずです。
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子どもの生き方を支える名言集(1)

辰巳ジャンプの子どもたちの心が強くなるように、しばらく名言を紹介していきます。

「考えてばかりで行動しないと、何も変わりません。失敗してもいいじゃないですか。失敗こそが自分の本当の財産になるんですから。」(冒険家・堀江謙一 氏)

バレーボールの練習もまったく同じです。辰巳ジャンプは「練習ノート」を書いてくることを宿題にしていますが、ここに書いたこと、私が書いたアドバイスをすぐに実践(行動)していくことで、その日の練習が財産になるかどうか決まります。辰巳ジャンプの合い言葉のひとつに「1万回ミスしないと上手くならない」とあるように、失敗を恐れずに自分の財産をどんどんふくらませていきましょう。


「未来のために闘い、勇敢に困難に打ち勝つのです。それで初めて目的は達せられ、最も大胆な夢でも、必ず叶うのです。」(女性初の宇宙飛行士・テレシコワ氏)

辰巳ジャンプはいつも「ビジョンメイキング」をしています。子どもたちは自分の将来像、チームの将来像を意識しながら練習しています。つまり未来のために闘っているのです。簡単な法に流れていきそうになる弱い自分自身に打ち勝って、厳しい練習をしていくことで、最も大胆な夢も叶うのです。


「どこを目指して練習しているか、勉強しているか。常に高いレベルを意識することは、その段階で実力が同じでも、将来的に大きな差になります。僕の目線も、常に世界です。世界というか、もう『宇宙』です(笑い)。」(新日本プロレス・棚橋弘至 氏)

井上が学級担任をしていた時には必ず宣言していたことがあります。「井上学級は“宇宙一”を目指すよ!」ということです。と考えると、今の辰巳ジャンプの目標は小さすぎるように思えてきました。今週の練習から目標を変えます。「日本一になるぞ!」ではなく、「辰巳ジャンプは宇宙一!」と、これを合い言葉にしていきます。


「良書から何を学んで、どう指標にしていくかで、人生は大きく変わっていくと思うんですよね。自分の完成をもっと深めていけるような本に、これからも出会いたいです。」(女優 三津谷葉子 氏)

たくさんの本を読んで、自分の指標にしていきましょう。このブログで紹介している名言集も、子どもたちの人生をより良く変えていくことを狙って書いています。



ところで、今晩、東京第3支部の役員会を行い、9月に始まる「東京新聞杯」の競技方法について話し合いました。従来通り、江東中央予選を行い、上位8チームが支部決勝に進む方法で試合をすることになりそうです。6年生の最後の大会になります。前回のファミマ杯で支部13位と沈んだ辰巳ジャンプでしたが、『宇宙一のチーム』を目指すからには、大会成績も当然、支部1位を目指します。そのための夏休み練習です。
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心の東京革命・・・トップアスリートからのメッセージ!!

「心の東京革命」とは、東京都が推進しているプロジェクトのひとつです。

「心の東京ルール~7つの呼びかけ~」
☆ 毎日きちんとあいさつさせよう
☆ 他人の子どもでも叱ろう
☆ 子どもに手伝いをさせよう
☆ ねだる子どもにがまんをさせよう
☆ 先人や目上の人を敬う心を育てよう
☆ 体験の中で子どもをきたえよう
☆ 子どもにその日のことを話させよう

この呼びかけを辰巳ジャンプに当てはめて考えると、すべてが当てはまります。

(1)あいさつをきちんとさせている
(2)チームの大人は他人の子どもでもしっかり毎日叱っている
(3)指導者の接待やコート準備など、子どもたちにたくさんのことを手伝わせている
(4)“がまん”は小学生バレーボールの合い言葉である
(5)偉大な人の言葉をたくさん教えている
(6)バレーボールの体験を積み、さらにその意味合いまで教えている
(7)各家庭の話題としてバレーボールのことを話している

まさにお手本のような活動をしていると自負しています。(自慢しすぎかな・・・)


この「心の東京革命」の取り組みの中で、トップアスリートからのメッセージを特集している新聞が発刊されましたので紹介します。

【宮澤ミッシェル(サッカー)】
目と目を見て「あいさつ」をした瞬間に、心がつながる

【米田 功(体操)】
「夢」や「目標」を口に出して周りの人に言ってみよう。これが達成の第一歩。

【小椋久美子(バドミントン)】
お父さんやお母さんのおかげで、学校に通えたり、ご飯が食べられたりする。感謝して「ありがとう」が言えるようになろう。

【三浦淳寛(サッカー)】
相手のことを思いやった会話をたくさんすることで、仲間意識、信頼関係ができる

【千葉真子(陸上)】
あいさつをすることで、いろいろな出会いが自然と増え、チャンスが増える

【小倉隆史(サッカー)】
あいさつや礼儀などを厳しく育てられたから今の自分がある

【荻原健司(スキーノルディック複合)】
外国の人と友達になるには、勇気を出して相手の国の言葉であいさつをすることが大切

【斎藤信治(バレーボール)】
あいさつは、やらされるのではなく、自分からするようになろう

【廣道 純(車椅子陸上)】
やる前から「できない」と考えたら全てできない。「できる」と信じてやることが大事。

【黒木知宏(プロ野球)】
あいさつをできるのにしないのはすごく恥ずかしいこと。自分のカラを打ち破るように大きな声であいさつをしよう。

【中村真衣(水泳)】
4つの約束をしよう
①好き嫌いをしないでたくさん食べよう!
②いろんなことにチャレンジしよう!
③笑顔を忘れない!
④あいさつは大きな声で元気よく!

【福西崇史(サッカー)】
スポーツや勉強は、一生懸命続けることで夢に近づける。失敗してもやり続けることで、成功が生まれる。

【高尾和行(ビーチバレー)】
人生日々笑って歩くと書いて、「人生日々笑歩(じんせいひびしょうぶ)」

【上山容弘(トランポリン)】
まわりの方々の尽力で競技ができるので、「感謝の気持ち」を大切にしている。


トップアスリートや偉人の言葉をたくさん紹介することで、そのなかからひとつでもいいから、子どもたちが自分の人生の支えにしてくれたら嬉しい。そんな気持ちから情報を流しています。

ちなみに私の座右の銘の中からふたつ紹介すると、「日々新たにして日に日に新たなり」と「英知を磨くは何のため、君よそれを忘るるな」です。特に「何のため」というキーワードは、私の教員生活を支え続けてきた言葉です。
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江東区小学生バレーボール教室

今年も「江東区小学生バレーボール教室」を開催しました。ここ数年、地元の「FC東京バレーボールチーム」にご協力いただき、思い出に残るようなバレーボール教室を開催してきました。今年も全日本選手である上場選手を筆頭に、たくさんのVリーグ選手に参加していただき、有意義な教室となりました。

午後からは各チームの選手を混ぜて即席チームを組んでソフトバレーボールの試合。これもまたここ数年間の定番になっています。このソフトバレーボールに向けて、子どもたちには辰巳ジャンプの目標を指示してありました。それは、「自分の入ったチームのリーダーとなって、チームを仕切ること」でした。この目標設定には理由があります。昨年の様子を見ていると、辰巳ジャンプの子どもたちはどうも控え目で、遠慮ばかりしている子ばかりだったのです。スポーツですから、でしゃばりと言われるくらいに自分をアピールすることが上達への近道です。そのため、今年は1週間前から「メンタルブロック」をかけました。

「自分の入ったチームを仕切る」

この目標を強く意識して、辰巳ジャンプの子どもたち全員は行動をしていました。その努力している気持ちは見ている私に手に取るように伝わってきました。こういう素直さというか、健気さというか、私の指導を真っ直ぐに受け止めてくれるところが今のチームのストロングポイント(長所)です。このストロングポイントを指導する私自身に返して考えてみると、これだけ素直な子どもたちなのだから、強くできるかどうかは子どもの能力は関係なく、すべて私の指導力にかかっていると考えなくてはなりません。ピカピカ輝くきれいな鏡のような存在の子どもたちです。私の指導をそのまま映し出してしまう子どもたちです。指導者としてこれまで以上に努力しなくてはなりませんね。

小学生の子どもを直接指導していける辰巳ジャンプの環境は、今の私にとってはダイヤモンドのように貴重なものです。


ところで、このブログ、一昨日、とうとう「60万アクセス」を超えました。2000年から継続してきた積み重ねが60万という数字になりました。小学生バレーボールサイトでは最高値のはずです。ただ、「教育ブログ」の要素もここにはありますから、純粋に小学生バレーサイトとは言えませんね。あまり更新しなかった最近でも1日に200アクセスを下らなかったのですから、覗いでくださる方々に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。
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夏休みの宿題支援のひとつにどうぞ

小学生のためのマインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
クリエーター情報なし
小学館


作文を書くことが苦手な子におすすめのドリルですよ!
私がかかわり、小学館さんに作っていただいた「マインドマップで作文すらすらワーク」です。

このドリルは、ただ子どもに与えただけでは使いこなせません。「マインドマップ」のかき方を理解している大人がついて、子どもと一緒に使うことによって効果を発揮します。

マインドマップの特徴として、自分でも気づいていないことを「拡散思考」によって引き出す効果、「水平思考(ラテラルシンキング)」に注目されていますが、実はそれ以上に「論理的思考力(ロジカルシンキング)」を鍛える効果があることを私は実感しています。ロジカルシンキングをするときのキーワードは「たとえば」と「つまり」です。「たとえば」で拡散型思考を促し、「つまり」で収束型思考を促す。このくり返しによって、子どもたちは論理的な作文を書けるようになっていきます。

ブログの記事で作文実践ができるように説明しようとは思っていませんので、興味のある方は私を講師として呼んでいただければ、たちまち作文を書けるようにします。(しかし・・・時間がないので難しいかな。)



夏休みが始まります。
時間が取れる時に、辰巳ジャンプの子どもたちに作文指導もできるといいのですが、バレーボールの練習の方が今は優先です。私の体重が5kg落ちるくらいに練習できたら、秋には無敵チームになることでしょう。それを成長基準にして練習してみます。私が心から信頼する東北地方の教員仲間が、ご自分の体重管理を公開することによって30kgもダイエットした事例があるのですが、それを見習って5kg落としてみましょうかね(笑)
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「サインはV」のDVD購入!

サインはV

思い切って「サインはV」のDVDを購入しました。大人買い!!! 全巻はまだそろっていませんが、8巻までは買ってしまいました。辰巳ジャンプの6年生はこれを見ながらその気になって、根性の猛練習を続け、夏の辛い練習に耐えていこうと思います。

思い出せば昭和40年代って、こういう夢のあるドラマが多かったなぁと思います。そのエッセンスは今でも通用すると思っている私です。なぜなら、「アタックNo1」を子どもたちに見せると熱中して視聴します。「サインはV」の影響力はもっと大きいと思います。

このドラマでは「稲妻落とし」というサーブが出てきますが、うちのサーブの3番手までは、「稲妻落とし」とも言えるサーブを打てるようになってきました!最近の練習で私も思わず「こんなサーブ、絶対に取れないよな!すごすぎる!」と評価しています。今のところ4~5本に1本の割合でこういうサーブが出ますが、これを夏の間に70~80%の確率で打てるようにしたい。そうなればうちは本当に面白い試合をするチームになります。


さて、この「サインはV」の主題歌を辰巳ジャンプの第2応援歌にしよう思います。みんな覚えて下さいね。



【歌詞】辰巳ジャンプ第2応援歌 「サインはV」

V・I・C・T・O・R・Y  辰巳はV
明けはむした空へ ジャンプ! ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!
打ちよせる雲に アタック! アタック!アタック!アタック!
風に向かい 砂を走り 若い夢を
トス パス トス パス トス パス
光おいかけて ジャンプ! ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!
幸せの旗 胸に抱くまで
V・I・C・T・O・R・Y  辰巳はV
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4年生の勉強も支援しましょう

「ごんぎつね」の故郷


こちらは4年生で学ぶ「ごんぎつね」の故郷、愛知県半田市の写真です。
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夏休みの宿題を助けてあげましょう! 「宮沢賢治―星めぐりの歌」

宮沢賢治/MIGA - 星めぐりの歌

小学校6年生の多くの国語教科書で、宮沢賢治作品を学びます。ちょっとだけその手助けをします。小学生は夏休みにぜひ宮沢賢治を学んでみましょう。
「星めぐりの歌」はとても美しい歌です。聞いてみてください。

イーハトーブに行ってきました!

それから、花巻の写真が少しあるので紹介します。
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辰巳ジャンプの子どもたちへの参考のため



ミュンヘンオリンピックで金メダルを勝ち取った全日本男子チームのことが分かる動画です。



日本バレーボールの歴史
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あの悔しさを忘れない! 魂の炎が灯った辰巳ジャンプ

たぶん今年一番の暑さの中、世田谷遠征を行い、都大会に出場した7チームに胸を借りました。練習試合をせずに個人のスキルアップを目指した6月の成果を試すには最適な機会でした。

辰巳ジャンプは私も子どもたちも、あのあまりにも悔しい全日本予選の敗戦を片時も忘れません。
「あの悔しさに比べれば、苦しい練習など遊びのようなものだ」
そんな気持ちで練習していきましょう。そして、これを合い言葉にしていきましょう。
「あの悔しさに比べれば、苦しい練習など遊びのようなものだ」

今日もその気持ちは確かにありました。チームのトラウマといえばトラウマなのですが、
「災い転じて福となす」
「苦悩の薪(たきぎ)を燃やして、成功への魂の炎とする」
というプラス転換の法則にのっとって、みんなで全力プレーができるように努力しています。

この魂の炎が午後の試合で灯りました。それまでは何気なく試合をしていた子どもたちに対して、私自身がキャプテンの役目を演じてチームのリズムを生み出し、「この試合は何としても勝て!」と、他支部の2位チームに勝たせました。試合後に、

「君たちは反省もなく、また何となく試合をしていた。だから後ろからみんなのリズムを作るような声かけをし続けたんだ。全力プレーで集中してこういうリズムを作り出そうとしている人が、このチームには一人もいないじゃないか。だから私がキャプテンのような役目をやったんだ。それを感じ取って、何をしなくてはいけないか分かった人がキャプテンだ。このチームのキャプテンは誰だ?」

と言葉をかけますと、全員が即座に手を挙げる。どうやらチームとして試合をしていくための大切な「心」をやっとつかめたようで、最後の2試合は、私が驚くほど圧倒的な試合運びをしていました。

7勝2敗。
負けた2つはレセプションの乱れ。ラリーになれば4人が攻撃できるチームですからどう考えても有利。そこで最後にまとめの一言。

「レセプションの練習はおもしろいものではないけれど、この夏休みは徹底的にレセプションの練習をして、相手に点をやらないバレーを目指そう。ラリーになれば必ず勝てる。攻撃力だけなら絶対に負けない。だから余計な点をやらないために、相手にサービスエースを取らせないチームを目指すよ。」

いよいよ本当に厳しい夏の練習の入口に立った辰巳ジャンプです。
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【子どもに読ませたい本の紹介】 凍りの掌・・・シベリア抑留記(おざわ ゆき)

凍りの掌
クリエーター情報なし
小池書院


太平洋戦争の悲劇の中で、学校で学ぶ歴史の勉強の中であまり触れられない史実があります。しかしこの歴史のことは、日本人として忘れてはいけない悲劇のひとつだと私は思っています。それは満州の大地に残されていた人たちが、旧ソビエト連邦の捕虜となり、極寒のシベリアの地で想像もできない苦労をしたことです。今回紹介するマンガは、筆者であるおざわゆきさんのお父さんが経験した「シベリア抑留生活」のことを漫画としてはソフトなタッチで描かれていますが、内容的には心に迫ってくるものがあります。小学生の子どもが読んでもよい一書だと思いましたので紹介しました。ぜひ読んでみてください。

ちばてつやさんの推薦文にはこのようにあります。
「暖かく、やさしいタッチのマンガ表現なのに、そこには『シベリア抑留』という氷点下の地獄図が、深く、リアルに、静かに語られている。日本人が決して忘れてはいけない、暗く悲しい六十六年前の真実。次代を担う若者たちには、何としても読んで貰いたい衝撃の一冊。」


また、シベリア抑留のことについては、山崎豊子さんの「不毛地帯」を読むこともお薦めします。

不毛地帯 (1) (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社
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モチベーションを上げるための話(授業ともいえる)

最近、子どもたちのモチベーションを上げるために、練習前に長めの話をするように心がけています。その理由は、辰巳ジャンプは練習時間が短く、最小の時間内に最大の成果を上げていかないと勝てるチームにならないからです。最大の成果を上げるためには、中身の濃い練習をしなくてはなりません。では中身の濃い練習をするためにはどうするか?それは「やらされている練習から、子ども自ら考え、自ら挑戦する練習にしていくことで可能となると考えています。そのために「モチベーション(動機づけ)」を大切にしています。こうした話をしようと思ったきっかけは、7月6日に柔道の全日本ジュニアヘッドコーチである大迫明伸さんの講演を聞いたことにあります。

大迫さんは全日本ジュニアのヘッドコーチに就任してすぐの合宿で、今の選手たちのメンタル面にショックを受けたそうです。日本一に輝いた選手でさえも人間としての基本ができていない。「挨拶」「返事」「集団のルール」ということができない。練習に遅刻する、アドバイスをしても返事さえできない、挨拶ができない。このような選手たちが世界に通用するとは到底思えなかったそうです。そこで、脳科学の要素を練習に取り入れた。メンバーのうち15%がやる気のないメンタル状態だったら、練習の空気がよどむ。なので、今日の練習はどういう意味があるのか、どんな姿勢で望むことが必要なのかをしっかり理解させ、練習に挑む空気をピンと張り詰めたものにしてから練習を始めたといいます。

では「挨拶」がなぜ大事なのか?

スポーツは自分一人で競技するのではない。必ず相手がいて、勝敗という結果が出る。こちらの働きかけによって、相手がどのように対応してくるのかを“読む”必要がある。実は挨拶や返事も同じである。自分がした挨拶によって、相手がどんな気持ちになるのか、相手がどんな反応をするのかということを心得て(読んで)挨拶をするのである。自分がした挨拶によって、相手の気分良くなったら自分の勝ち。なにも反応が引き出せなかったら自分の負け。こういう小さな一歩からスポーツの勝敗が決まっていくのだ。これが大迫さんの意見でした。(大迫さんの講演内容は、公開しているメモマインドマップにまとめてあります。文章化はしないので、くわしく知りたい方は私に声をかけてください。)

私も同感しています。


今日の練習前には、こんな話をしました。

(1)創造力・想像力をつけるためには「知識」をできるだけ多く頭に入れていくことが大事だ。だから読書をする必要がある。

(2)頭を良くする方法がある。調べたり考えたりしたこと(インプット)を「人に分かりやすく伝える(アウトプット)」ことで、100%の知識になる。

(3)試合の中で、相手が怖がるくらいの「気迫」を表現したい。気迫で相手に勝っていこう。

(4)1972年のミュンヘンオリンピックで金メダルをとった全日本男子チームには、外国の選手から見たら怖くてバレーボールができなくなるような気迫の表情を見せる選手がたくさんいた。そんな気迫を辰巳ジャンプも持ちたい。


また、子どもたちには紹介しませんでしたが、ある子のノートにはこのようなことを書きました。

「『面白い』ということと『楽しい』ということは似ているけれども大ちがいです。楽しいということは苦しい練習を乗り越えて、自分の思うようにバレーボールができるようになったら感じられること。そのために気迫を持って、自分に厳しく練習をすることが大事です。」



今の辰巳ジャンプの子どもたちは本当に素直+頭が良くて、私がひとつ教えると、その何倍も考えて工夫して、練習に生かしてくれます。


みんなみんな優秀な子になるんだよ!

自分の頭で考えて、自分にとって大事なことは何なのかを判断して、分かりやすく表現できる人間になるんだよ!

そしてチーム(世界)のみんなを幸せにしていけるリーダーになるんだよ!

これが私の願い(祈り)でもあります。
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