面白いもので、都大会では瓜二つのチームが対戦することになりました。
辰巳ジャンプのお相手は国○寺さん、たくさんの共通点のある対戦となりました。
(1)国○寺さんの監督さんは小学校の先生、辰巳はご存知私が監督。
(2)相手は4年ぶりの都大会。辰巳は6年ぶりの都大会。
(3)チームのレギュラーは両チームとも全員が5年生。
(4)サーブが得点源。
(5)アタッカーの決定力も同じくらい。
そして試合もまた大接戦となりました。
残念ながら、最後まで攻める気持ちで試合をしていた相手に対して、リードしているにもかかわらず、守ってしまった辰巳ジャンプが2点差の負け。24-26。またデュースでの負けでした。どうしても、ここでサーブが入れば勝ちという時にミスが出て相手を楽にしてしまいますね。この心の課題を解決しないとなりません。
私も本番で子どもたちに120%の力を発揮させたかったのですが、85%のやや合格点という試合ぶりでした。
今年は私がチームに全精力を注げない現状なので、子どもたちは近所のチームとしか試合経験がありません。そのため、今日は受けたことのないサーブに苦しめられました。関東各地に出かけて試合経験をたくさん積んでいれば、今日ほど乱れることはなかったと感じます。6年前には「関東全県遠征」を敢行していたくらいに試合経験を積んでいました。その頃に比べたら、今のチームは5分の1くらいの試合経験でしょう。もっともっと経験を積ませてあげたい気持ちはありますが、それもできない現状です。できる範囲で最大限の努力をするしかありません。
そういう意味では、今日の都大会で井の中にいた辰巳ジャンプが、井の外にやっと出てきたと言えそうです。
さて、今日の最大の成果は、本当に多くの方々が応援にかけつけて下さったことです。
とくに5年生の保護者の皆さんは、口々に肯定的な意見をつぶやいてくれました。
「子どもたちが親をここまで連れてきてくれた。」
「子どもたちが頑張ってくれたおかげで、普通には経験できたいことを味わえている。」
「子どもたちと一緒に、ハラハラドキドキできるのも、バレーボールをしてくれたからこそです。」
「一生懸命頑張って、納得できる良い試合をしてくれたと思う。」
子どもたちが、時には悔しくて涙を流しながら、時には試合に勝った喜びにキラキラ輝く笑顔を見せながら、努力をしてきたからこそ応援する大人の心も引きつけてくれたのだと思います。
今後もけっして楽な道ではありませんが、「世界一のチーム」が辰巳ジャンプの目標ですから、世界一の工夫で練習をしていこうと思います。