参院で「不同意」、衆院で「同意」となっている「武藤日銀総裁」案について。
けさのNHK日曜討論で、日本共産党の小池晃さんが指摘した「驚くべき話」。
探してみたらありました。
武藤敏郎さんの「信じられない話」とは。
「投機マネーは基本的にマーケットの話で、日銀がどうこうする話ではない」
と受け取れる発言を、参院議運委懇談会でしていました。
民主党の直島政調会長への答弁です。
【参院議運委懇談会 2008-3-11 日銀総裁候補への質疑】
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0118/main.html
※テクストは速報版です。
民主党の直嶋政調会長(参院議員)の質問に、武藤敏郎副総裁(総裁候補)の答え
○直嶋正行参院議員(民主党)
(前略)
最後の四点目でございます。
金融経済の肥大化についてお伺いいたします。最近はあらゆるものが金融商品化されております。不動産だけではなくて、天候デリバティブ、排出権取引など、金融化の潮流にございます。
一方で、原料、食料、原材料の値上がりのかなりの部分が投機要因とも言われており、金融経済の肥大化が結果的に国民生活を脅かすこととなっています。
これは日銀法二条の
「物価の安定を図ることにより国民経済の健全な成長に貢献する」
という理念にも反することではないかと思っております。金融の肥大化をどのように受け止め、また世界の市場にどのような発信をしようと考えておられるのか、お伺いをいたします。(後略)
○武藤敏郎・日本銀行総裁候補
(前略)
金融経済の肥大化というお話がございました。
確かに、あらゆるものが金融商品化される、土地でありましてもREITという形で金融商品化されていくということであります。このことは大変大きな意味を持っておりますけれども、その流れ自身はマーケットの流れであって、私どもは、それを止めるとか、おかしいとか、そういうことを言うこと自身なかなか難しい問題があると思います。
(略)
◇
前後の文脈を読みたい方は、参議院ホームページで
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kaigirok/daily/select0118/main.html
ちょっと、この発言はひどすぎます。
2008年3月の日銀総裁としては、不適格です。あり得ない発言です。
私はこれだけで、「不同意」。
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