ちょっと変な見出しを付けてみました。
というのは、私は「goo」のサービスで、ヒット数などの分析をもらっているのですが、金融関係だとヒット数が低いんです。
で、このエントリで言いたいことは、「暫定税率切れの減収分は新発国債でまかなえるし、むしろ今は国債を増発し、現金(money)を吸収すべきだ」ということです。
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〔写真は白川方明・日銀総裁代行=25日、衆院財務金融委員会〕
【日本国債大人気、長期金利が「1・250%」の低水準】
日本の株は売られていますが、日本国債は大人気のようです。
というのは、3月25日付日経朝刊によると、
10年物国債「290回債」(日本相互証券)の利回りは
1・250%(前営業日=21日=比0・020%のマイナス)。
長期金利が下がるということは、債権の額面は高くなっている。
つまり、日本国債は需要が多く、供給不足になっていると判断できます。
これは信用不安から、安全性の高い債権にマネーが流れているということでしょう。グローバル金融市場の動きからしても、至極自然なことです。
【その一方で、年度末を控えて、世間はマネー不足】
ところが、日本国内ではマネーが減っています。
日本銀行は6営業日連続で、資金供給オペをしました。先週は、午前・午後と一日2回オペをした日もあります。
日経の市況面を見ると、6000億円の公募に4倍の入札がはいっています。
22日付日経記事によると、年度末を控えて地方銀行がマネーを抱え込んでいる、のがひとつの理由のようです。
以下の毎日記事も参照してください。
日銀:6営業日連続で資金供給オペ(毎日新聞)
日銀は25日、金融機関同士で日々の資金を貸し借りする銀行間市場で短期金利が高止まりしていることを受けて、金融機関から手形などを買い上げる資金供給オペで3000億円を市場に供給した。日銀の資金供給オペは17日以来、6営業日連続で、06年3月の量的緩和政策解除後としては異例となる連日の資金供給を続けている。(後略)
というわけで、年度末にマネーが世間を回っていない。その一方、外資は日本市場から資金を調達したい。
だったら、この際、日本国債を発行して、マネーを集めましょうよ。
6月補正ならタイミングがいいじゃないですか。
最近になって、福田さんが大蔵族議員だと知りました。
どうですか総理? ご決断を!
〔参考:山本一太さんはブログで「国債増発反対」〕
これに関連して、自民党参院議員の山本一太さんは、3月23日付の自身のブログで「国債増発は最悪の選択肢」として、暫定税率失効にともなう減収に国債を増発するとの意見に反論しています。
(山本ブログから一部引用します)
何度も言っているように(暫定税率の復活はあきらめて)「国債増発で対応する」などという「その場凌ぎの」やり方には反対だ。政局を回避するために「不条理な要求」を丸呑みするようなことをしたら、自民党は政党としての一貫性を疑われる。
福田内閣の支持率は更に下降する可能性が高い。
加えて、マーケットの「日本売り」は再び加速するだろう。
だいいち、今回は(法律改正の必要ない)「国債増発」で対処したとしても、他で増税しない限り「歳入の欠損」は埋まらない。
え? 消費税に振り替えるしかないって?? 民主党が「消費税の税率を引き上げる」ことに賛成するはずがないではないか!!
(引用終わり)
一太さん、ちょっと混乱状態のようですね。
運命の3月31日まで・・・あと6日( or 4営業日)。