ついに福田内閣が土俵際に追い込まれました。
福田首相は14日、自公の政調会長に、ガソリン税の暫定税率を含む租税特別措置法の修正を指示しました。もちろん、修正案は民主党(参院第1党)が賛成するものでなければ意味がありません。
なぜ「土俵際」か?
今の暫定税率は、2008年3月31日の深夜0時に自動的に失効するという“シンデレラにかけられた魔法”だから。
自民党名物「強行採決」はできません。
参院では13日から、平成20年度予算案の審議が始まったばかりです。
当然、予算案に付属する粗特などの関連法案は趣旨説明すらされていません。
ということは、残り17日間しかないこのタイミングで政府与党が修正協議の準備に入るということは、“シンデレラ”を焦らせるだけです。
なんとか解散総選挙に持ち込みましょう。
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税制改正法案の修正を指示 暫定税率期限切れ前に首相(共同通信) - goo ニュース
福田首相は14日、揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案について、与党に修正を指示した。町村官房長官が同日夕の記者会見で明らかにした。3月末に暫定税率の期限切れが迫る中、民主党との修正協議入りを急ぐ必要があると判断したとみられる。与党は自民、公明両党の政調会長を中心に、民主党の対案を踏まえ、早急に修正案を取りまとめ、民主党に協議を呼び掛けるが、調整は難航が避けられない見通しだ。
ガソリン4月1日に値下げ 民主が『廃止後』案(東京新聞) 2008年3月14日 朝刊
民主党は十三日、ガソリン税の暫定税率が今月末で廃止された後、ガソリンスタンドなど小売業者が四月一日から直ちにガソリンを一リットル当たり約二十五円安く販売できるようにするための対策をまとめた。
近く法案として参院に提出する方針。(後略)
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4月1日のガソリン、軽油の値下げが現実味を帯びてきました。
揮発油税、軽油引取税などの租税特別措置を盛り込んだ法律が3月31日の深夜0時00分に効力を失う可能性がでてきました。
このまま民主党ペースで国会が進めば、確率は8割以上。
まず、軽油取引税は4月1日から値下げです。
そして、ガソリン。
4月1日から
「卸売会社(新日本石油など)」→「小売り会社(○○商事などのガソリンスタンド)」
の取引が値下げになります。
ガソリンスタンド店頭の値下げは、3月在庫が切れ次第。4月10日前後なのでしょうか?
これだとややこしいので、民主党法案は、4月1日からガソリンスタンドの店頭価格を安くすることができます。
【具体的なガソリン値下げ額をシミュレーションします!】
卸売り段階でガソリン・1リットル=100円とすると、
現在は100円+48・6円=148・6円。
これに148・6円×1・05=156・03円(消費税込み)
4月からは100円+23・3円=123・3円。
これに123・3円×1・05=129・47円(消費税込み)
と26・56円の値下げになります!!
◇
ところで、消費税をかけるタイミングが違うのでは?と思った人も多いでしょう。
何度も確認しましたが、この位置です。これについて、アタマが「?」の方(まあふつうはそうでしょう)へ。
結論だけ、かいつまんで申し上げます。
私たちは「暫定」以外にも、いろいろ“欺されていた”んですよ!
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(写真はMSN産経)
【参院予算委員会 2008-3-14 当初予算案の基本的質疑】
午前9時開会。
もう流れは「道路特定財源国会」です。
民主党の林久美子さん(写真は民主党HP)。
以前、計算してみたんですが、参院議員が6年間の任期中に、NHK国会中継で質問に立てるのは平均およそ1回です。勤続3年半の林さんの質問はていねいに準備されていました。
登場したのは「公共用地補償機構」と「国際建設技術協会(国建協)」です。
衆院で細野さんがやりましたが、参院で両キャラクターは初登場ではないでしょうか?
分かりにくいですねえ。七面倒くさいですねえ。
でも、それは民主党のせいではない。
自民党政府が半世紀以上にわたって作り上げたしがらみの森です。
肝心の政府がこれにちゃんと答えられない。
国会中継を好きな人は「相変わらずだね」「何度もみてきたシーンだね」と言うかもしれません。
でも2008国会の政府はもはや違う。
もう政府も訳が分からない
これが実態でしょう。
感覚問題だけど、私はその認識に絶対的と言っていい自信を持っています。
◇
この質疑の前に衆院・逢坂さんが発したメールマガジン(『逢坂誠二の徒然日記』 その634)が、まさに本質を語っています。
(引用はじめ)
(略)
こうした話を聞いて、日本の政治、特に与党の政治家は、思考停止になっている印象です。
本来政治家が議論すべき大きな方向感、基本理念の議論をすっ飛ばして、本来、官僚などが事務的に作業すべき分野に妙なこだわりを見せて議論を繰り広げています。
これでは、官僚の土俵で、政治家が官僚の利益を代弁しているようなものです。
(略)
(引用終わり)
◇
私は逢坂さんの認識にほぼ100%賛同します。
もう政策でもマニフェストでもなく、「流れを変えないと日本は危ない(終わり)」だと考えています。
【追伸】
新聞各紙は「日銀総裁人事」にボリュームを割きすぎですよ。
とりあえず「白川副総裁(総裁代行?)」は決まったんですから。
部長やデスクは、参院予算委と都庁・都議会に記者を回した方がいいのでは?
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参議院インターネット審議中継
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米大統領選はこれからが本番。
4年に1回気になる大統領候補者がいます。動向をご存じの方は教えてください。
その男の名は「Mr.カーチス」。
私が大学一年の夏に封切られた宮崎アニメ『紅の豚』(リンク先はwiki)に出てきたアメリカ人飛行機乗り。
世界大恐慌時のイタリア・アドリア海で飛行機競争に明けくれるMr.カーチスは、「飛行機乗りをやめたら、やがてはアメリカ合衆国大統領」という大志(ambition)を平然と口にする。
麗しきフィオ嬢を巡って、「紅の豚」ポルコと男の対決をするふたり。
あの夏から長い月日が経って、アメリカに帰ったMr.カーチスは冒頭の写真からして、ハリウッドスターになったのでしょう。
フィオは「そうそう、まだ大統領にはなってないけど、Mr.カーチスもときどき手紙をくれる。あのアドリア海の夏が懐かしいって」
作品中には出てきませんが、この映画の予告編やチラシには「カッコイイとは、こういうことさ。」(糸井重里)という言葉があって、18歳のぼくはこの言葉はよく使っていました。将来、何にでもなれると思っていたころです。
Mr.カーチスは大統領予備選に出ているのでしょうか?
あるいは、連邦議員や州知事から地歩を築くつもりかね?
あいつなら、independentで本選挙に出かねないね。
でもさあ、俺も男だから思うんだけど、ambitionを公然と口に出来る社会って良いよな。次はそんな国に生まれたいよ。
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◇
『紅の豚』(くれないのぶた)は、宮崎駿監督によるスタジオジブリの長編アニメーション映画である。製作は徳間書店、日本航空、日本テレビ放送網、スタジオジブリ、配給は東宝、1992年7月18日公開。(前掲wikiから引用)
都議会インターネット審議中継には、「午前2時半再開」のテロップが。
ご苦労様です。
議題はもちろん「新銀行東京への400億円追加出資」。
私も興味あるところですが、6時間後には参院予算委・民主党質問なんで寝まっせ。
「田中良・大幹事長」(三選直前の石原知事の答弁)に任せました。
頼んますよ!

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