イスラエルの歯医者さん18人が観光で日本を訪れ、国会議事堂を見学しました。
英語版パンフレットを受け取った歯医者さんは、衛視と衆院事務局職員に付き添われ、衆院本会議場へ。
外交官用の傍聴席に座った一行は、衆院事務局職員から説明を受けました。内容は日本の選挙と国会のしくみ、議長席、議員席や天井のステンドグラスなど議場のつくりなどについて。
現在の国会勢力が衆院では自民党(LDP)、参院では民主党(DPJ)が第一党となっていることなども説明を受けました。
質疑応答では
「閣僚は出席するのか?」
「選挙は何年に1回か?」
「小選挙区はいくつあるのか?」
「あの席は何か?(答えは記者席)」
などどんどん質問が出ました。
朝の築地市場を見学した後、すしに舌鼓を打ち、地下鉄で国会に移動してきた一行は、外交官ではありませんので、初めはさほど関心はなさそうでした。
が、積極的に質問するので、やりとりの中で、いろいろと関心がわいてきたようです。
衆参ねじれ現象に関しては、「不思議だ」という印象のようでした。
[国会議事堂正面玄関(中央広間)]
国会議事堂中央広間に移ってからも、ねじれ国会をはじめ選挙・議会制度についての質問が続きました。
ここでは、板垣退助の銅像について、「あの人はあごひげを生やしているが、本当に日本人なのか?」という質問もユーモア交じりに出ました。
壁の日本絵画にひかれたようで、「十和田湖」「日光」などの絵を見上げました。
この後、国会正門前で記念撮影の後、憲政記念館(Ozaki Memorial Parliamentary Museum)を見学しました。
ミニ映画館、衆院本会議場のレプリカ、食堂などどこでも座れば、質問が続きました。
イスラエルは政治が生命線の国家ですから、だれでも政治に関心があるようです。
資料映像で、サンフランシスコ講和会議にのぞむ吉田茂の場面になると、「日本はロシアと平和条約を結んでいるのか?」。同行の民間人が北方領土について説明し、ロシアによる不法(illeagal)な占領であると説明。
「交渉はしているのか?」については、「常にしています(all the time)」=遅々として進まないという意味でもある=と答えると、お互いに苦笑せざるを得ませんでした。
歯科医師と同行してきた医療機器商社の社長さんは、「すばらしい展示だ。ぜひ子供たちに見せて、デモクラシーの教育をすべきだ」「子供たちに歴史を学ばせるのは大事だ」と盛んに主張していました。
ねじれ国会への興味がつきないようなので、見学者用の情報端末で、国会議員の一覧表を案内しました。議員の所属で「JCP」(日本共産党)があるのを見て、「日本にコミュニスト政党があるのか」と驚いた様子。
連立政権が2党連立だと聞いて、「少ないなあ」とやはりお国との比較。イスラエルは比例代表だけなので、二大政党制とはいえ複数政党の連立が日常的なようです。
そして、社長の「(衆院の)選挙はいつあるのか?」との質問に私が「遅ければ来年の9月だ」と答えると、「いますぐ選挙をすべきだ」と大きな手振りで強調しました。
一行は6日間の旅行だそうで、東京のほかには日光にも滞在。国会見学の後は自由行動ということでしたが、一行の行き先は「アキハバラ」で全会一致。笑顔で憲政記念館を去って行きました。
この見学は石川知裕衆院議員(民主党)の紹介で開催されました。
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民主党は28日、「学校教育環境整備法案」を参院に提出しました。
この法案は教育基本計画ともいうべき、「教育環境の整備に関する基本方針」と「国・自治体の責務」の策定することを柱としています。
国は具体的な教育環境整備のガイドラインをつくり、それに必要な予算額と数値目標を設定します。
「基本方針」には、
①安全な通学のための諸条件
②心身の健康、進学、職業選択の相談体制
③情報化、国際化に対応
④障害のある児童に「共に学ぶ機会の確保」したうえでの状況に応じた教育体制
など
を盛り込むことを定めた特徴のある法案です。
「教育予算のGDP比5%枠の確保」がニュースでも取り上げられています。
法案には「5%」とは書いてありませんが、
「学校教育に関連する国と地方公共団体の財政支出の国内総生産に対する比率を指標として定めるものとする」と書かれており、これが事実上の「5%目標」です。今は3・5%程度で、先進国最低のパーセンテージだそうです。
「GDP5%以上目標」は政府自民党にさきがけて、民主党が最初に法案化しました。この文言については、文科省の銭谷昌美事務次官が民主党に直接陳情に出向いたと一部で報じられています。
↓終盤国会で民主党が成立させる法案、否決する法案については
こちらを参考にしてください(民主党HPに飛びます)
[写真は法案発議者の民主党の蓮舫さん、直嶋政調会長、国民新党の自見副代表、日本共産党の小池政策委員長、社民党の福島党首ら]
【参院厚生労働委員会 08-5-29】
民主党など4党が提出した「“後期高齢者”医療制度廃止法案」がようやく審議入り。
ですが、直嶋政調会長の趣旨説明だけで、自民党・公明党による質問は見送られ、わずか8分間で散会しました。
法案の内容は下をクリックしてください。
5月23日付エントリ)
民主党ら4党、“後期高齢者”医療制度廃止法案を参院に提出
自民党は審議入りを阻もうとしていましたが、提出から1週間でなんとか審議入りしました。
5月27日付エントリ)
“後期高齢者”廃止法案の審議入り遅れる公算
これは議員立法ですから、自民党と公明党の議員はいつものように官僚に質問を作ってもらうわけにはいきません。久しぶりに自分で作らないといけません。今後の審議が実りあるものになればいいのですが。
法案の正式名称は、
「後期高齢者医療制度の廃止等及び医療に係る高齢者の負担の軽減等のために緊急に講ずべき措置に関する法律案」(169国会参法17号)です。
参議院インターネット審議中継
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民主党ら4党、“後期高齢者”医療制度廃止法案を参院に提出
自民党は審議入りを阻もうとしていましたが、提出から1週間でなんとか審議入りしました。
5月27日付エントリ)
“後期高齢者”廃止法案の審議入り遅れる公算
これは議員立法ですから、自民党と公明党の議員はいつものように官僚に質問を作ってもらうわけにはいきません。久しぶりに自分で作らないといけません。今後の審議が実りあるものになればいいのですが。
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4月の消費者物価指数CPIが出ました。
100・8で、昨年より0・9%上昇。きついですね。この1ヶ月間だけ、暫定税率撤廃で、ガソリンの値段が下がっていたのに。
それから、食料(生鮮食品を含む)は1ヶ月前と比べて、0・5%上がりました。
現在の政権政党の責任あるリーダーシップが問われます。
4月の消費者物価、0.9%上昇(朝日新聞) - goo ニュース
総務省が30日発表した4月の全国消費者物価は、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(05年=100)が100.8となり、前年同月より0.9%上昇した。ガソリン税の上乗せ税率が1カ月間だけなくなり価格が下がった影響で、1.2%上昇だった3月より上昇幅は小さくなった。
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