参院財政金融委員会で審議している「2008年度第2次補正」の歳入関連法案(定額給付金法案)の採決(否決)→衆院での再議決(3分の2)に、造反すると啖呵を切っています。
私はこれは絶好のチャンスだと思います。なぜなら小泉の造反に賛同する議員が一部にとどまれば、衆院議員引退を表明している小泉の政治生命を絶てるからです。
小泉は18日、「欠席」を明言。これに先立つ12日、「3分の2を使ってでも成立させなきゃならないとは思わない」と発言しています。ということは、自民党&公明党に衆院で3分の2で再可決させれば、小泉の乱はおしまいです。逆に再可決に失敗すれば、麻生太郎の首相の座が危うくなります。
ここで重要なのは、「小泉を殺す」のと「麻生を殺す」のをどっちを優先するか、という問題です。
私は「小泉を殺す」ことを優先すべきだと思います。
なぜなら、「麻生を先に殺す」と、自民党総裁選が前倒しになり、小泉傀儡の総裁、おそらく小池(百)が出馬してくるでしょう。
小泉を先に殺せば、小池・中川(秀)・山本(一)ら清和会の一部面々は後ろ盾を失い、前倒し総裁選をたたかえなくなります。
ですから、2月23日週に「定額給付金」法案を衆院に回し、3分の2で再議決させれば、小泉の大風呂敷はしぼみ、名実ともに小泉を引退させられます。
小泉は手強い相手です。メディア戦術がうまい小泉の再登板は何が起こるか分かりません。
自民党を殲滅するには、まずは小泉を成敗すべきです。
孫子の「兵法」の最大の教えは、「戦わずして勝つ」です。総選挙必勝のためには、公示前に自民党を「手足がもがれたカニ」「外堀と内堀が埋まった城」にするのが賢明です。
定額給付金の採決、小泉元首相「欠席する」…衆院再議決なら(読売新聞)
ロシアを訪問中の自民党の小泉元首相は18日、モスクワで記者会見し、定額給付金事業を盛り込んだ2008年度第2次補正予算関連法案に関し、衆院で再議決する場合は本会議を欠席する考えを表明した。小泉氏は「衆議院と参議院の意見が違って、話し合いがつかないで、与党が3分の2を使うという本会議が開会される場合は、私は欠席します」と述べた。
首相の郵政見直し発言、小泉氏が酷評「笑っちゃう」(読売新聞)
自民党の小泉元首相は12日夕、(略)定額給付金事業を盛り込んだ2008年度第2次補正予算関連法案については、「(衆院再可決を規定した憲法の)3分の2(条項)を使ってでも成立させなきゃならないとは思わない(略)」と述べ、政府・与党の再可決の方針に異議を唱えた。(後略)
さて、当ブログは先週の「小泉再登場」に無視を決め込みました。多くの民主党議員やオピニオン・リーダーたちも冷静でした。
しかし、党ナンバー2の菅直人さん、予算委員&政調副会長&国対副委員長という要職にある細野豪志さんに浮ついた発言があったのは大変遺憾でした。
菅さんは2月13日付「きょうの一言」で「第二次小泉劇場」と題し、最後に「国民の皆さんが郵政選挙のように再度騙されないことを祈る」と記しました。だったら初めから話題にすべきではありません。小沢一郎代表との役割分担もありますが、大猛省を求めます。
細野豪志さんも同日付ブログに「小泉氏動く」と題して、「昨日、議員会館の通路で、偶然、元総理とさしですれ違ったのですが、会釈をした私に、右手を上げて応える姿は、実に颯爽としていました」とは、いったいどこの政党の議員なんだと問いかけたくなりました。小選挙区勝ち上がりの3回生なのですから、落ち着いてください。
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