【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

玄葉光一郎「福島5戦全勝できなければ辞任」馬淵澄夫「今やれば単独241」

2009年02月13日 11時55分14秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 2009年2月12日の夜は、地上波TVは「小泉元首相、麻生首相を批判」という馬に食わすようなどうでもいい素材を繰り返していましたが、午後8時からの朝日ニュースター「ニュースの深層」は馬淵澄夫さん、午後10時からのBS11「InsideOut」は玄葉光一郎さんがそれぞれ1時間出演。じっくり話を堪能できました。

 玄葉さんは福島県連代表、馬淵さんは奈良県連代表です。

 玄葉さんは「福島5選挙区で5つ(すべての小選挙区を)獲れなければ、県連代表を辞任する」と宣言。千葉から国替え(嫁入り)した福島2区の太田和美さんの情勢について「五分五分まで来た」と手応えを見せ、前回の2勝3敗から、一気に5勝に持ち込む意気込みを見せました。

 馬淵さんは「民主党単独で241議席を獲れますか?」との質問に「今やれば獲れます」と断言しました。

 ◇

 ところで・・・

 民主党議員のブログにも「小泉が麻生を批判したうんぬん」と書いている人がいますが、これでは自民党の宣伝です。私はこの日の両番組を見て、次のような記事にしたいと思います。

【地方分権改革】基礎自治体再編をめぐり民主党の小沢代表と玄葉分権調査会長に深刻な対立が露呈

 民主党の小沢一郎代表と
玄葉光一郎・分権調査会長(福島3区)が、政権交代後の基礎自治体の再編数に関して意見が対立してることが12日、明らかになりました。

 玄葉会長は同日夜のBS11番組で、「小沢代表と意見が対立している」と述べ、「基礎自治体の数は300ほどが適当と思う」(
『日本改造計画』85ページ、1993年講談社)とする小沢代表に対し、「基礎自治体の数は700~800」だと主張する玄葉会長の間で意見がまとまっていない現状を明らかにしました。

 玄葉会長は前置きとして「政権交代後3年間は自治体再編の議論はしない」と述べ、その点については小沢代表と意見が一致しているとしました。「年間19兆円の補助金・負担金を地方一括交付金に再編する」とし、「率直に言って、ひも付き補助金の現状を精査するだけでも1年かかるかもしれない。国家公務員33万人のうち21万人の出先機関のほぼ全員と、霞が関勤務の多くが必要なくなるので、広域自治体、基礎自治体への振り分けの新法も必要だ」としながらも、民主党議員はしがらみが少ないので、ひも付き補助金全廃は可能だとの考えを示しました。


 玄葉さんは小沢代表が「3月解散」を主張していることについて、「若手への引き締めだ。3月に解散がなければ『4月にやる』と言うだろう。最後までそう言い続けるだろう」と述べました。

 馬淵さんは、国の直轄事業では「予算額を決算額が上回るケースが多い」として、国直轄公共事業に対する自治体の負担金について、大阪府の橋下知事、新潟県の泉田知事らが反発している動きの背景を語りました。

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【参院本会議】2008年度第2次補正歳入関連法2本が成立

2009年02月13日 10時36分05秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 参院は午前10時から本会議を開きました。

 2008年度予算の歳入の補正に必要な2法案を、民主党、社民党、国民新党などの賛成多数で可決、成立しました。

 国土交通委員会が審議していた「2008年度における地方道路整備臨時交付金の総額の限度額の特例法案」は2008年4月のガソリン値下げ隊によるガソリン税、軽油引取税の1ヶ月間の値下げなどによる税収減を補う内閣提出法案(閣法)。

 投票総数 227
 賛成    220
 反対      7

 で、成立しました。反対はおそらく日本共産党でしょう。

 続いて、内藤正光総務委員長(全国比例)が登壇し、「地方交付税法及び特別会計に対する法律の一部改正案」の審査結果を報告。景気悪化にともなう税収減で自治体が困らないようお世話する法律で、2008年度の2月補正や決算を助けます。

 投票総数 228
 賛成    221
 反対      7

 民主党、社民党、国民新党が賛成、日本共産党が反対したようで、可決・成立しました。

【ちょっとヒトコト】

 まあ、およそ人間で、「遅刻」のエピソードというと、「ああ人のこと言えないなあ」という人が大半でしょう。私も神奈川日産自動車の社長との午前9時半のアポをすっぽかし、昼過ぎに時間ができて、会社に出向き秘書に頭を下げたところ、「社長は当分(アポを)入れないでいいと言っていました」と一方的に面罵され、最後まで許してくれなかったので、2度とアポを入れなかったことがあります。

 この法案を採決したきのう(2月12日)の参院総務委員会が定刻より10分遅れの午前10時10分から始まりました。これは7人呼ばれていた政府参考人のうち、内閣府の審議官が遅れたので、内藤正光委員長が開会を宣言しなかったからです。



上の画像の右下のように参院事務局職員にうながされて、内閣府の審議官(右側)が席に着きます。



 内藤委員長が速やかに開会を宣言すると、林久美子さん(滋賀)が質問に先立って、「ヒトコト」。林さんは時間を広告として切り売りするTV業界の出身で、子育てママですから、「大変残念だ」、「鳩山総務大臣は10分前からいらっしゃっていたのに」と叱ります。さらに「100年に1度の危機と言われるのに危機感が足りない」「自殺者は3万人が10年連続続いている」と叱り続けます。これはいくら何でも言いすぎです。上の画像の参院民主党幹事長の平田健二さん(三重)も渋い顔。

 このときは鳩山総務相、政府参考人7人中6人、のほか参考人として西川善文・日本郵政社長もいたのですから、とりあえず審議を始めるという発想もあったのでしょう。内藤委員長も鳩山総務相の日程を確認のうえで、しばらく開会を待っていたのだと思います。

 林さんは内藤委員長に注意するよう求めましたが、内藤委員長は「質問を続けてください」と応じました。

 というより、朝遅刻した霞が関の官僚、国家公務員に「自殺がどうの~」ってかなりきわどい発言ですよ。自殺者3万人のうち、1000人は国家公務員、うち80人は霞が関という推測もあります。以前は夕刊フジに「郵政省主査がトイレで首つり」「総務省若手キャリアが地下鉄に飛び込み」といった記事が載りましたが、最近では見かけません。珍しくないからでしょう。

 この内閣府の審議官は前夜遅く(ないしは当日未明)まで国会対応にかけずり回っていたのかもしれません。

 私はかねがね思っているのですが、民主党は第45回総選挙マニフェストに「国会待機の廃止」を盛り込んだらいいと思います。マニフェストが実現するということは、民主党が政権についているということです。ですから、野党・自民党、野党・公明党の質問のための国会待機をしない。まるで、城を奪った兵隊が上から瓦を落として、敵を堀に突き落とすようでいい戦略だと思います。

 30歳・40歳代の国家公務員の大半は政権交代を望んでいる。私はそう感じています。

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