過去5年間にわたり日本政治を妖怪のように徘徊していた「郵政民営化」。
日本郵政からオリックスへのかんぽの宿と社宅の79件一括売却案件浮上で、ついに「目に見える問題」となりました。
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TBSラジオが連日調べているニュース関心度ランキングでも、関東ローカルで老年層に人気の「デイ・キャッチ」、全国ネットで中年層が多い夜の「バトルトークラジオ・アクセス」、ともにダントツの1位になっています。
やはり「郵政民営化とは何ぞや」がついに目に見えてきたということで、もやもやしていた関心が一気に吹き出しているようです。
民主党ニュースによると、民主党、社民党、国民新党の世直し3党は6日、
「かんぽの宿等疑惑追及プロジェクトチーム(かんぽの宿PT)」を発足し、国会内で記者会見しました。
民主党の原口一博ネクスト総務大臣(佐賀1区)、社民党の重野安正幹事長(大分2区)、国民新党の自見庄三郎副代表(参院全国比例)が決意表明。
金融と郵政に明るい原口さんは「現場で苦労している人がないがしろにされ、郵政を支えてきた方から悲鳴があがっている。国民の皆さんの権利が失われ、『かんぽの宿』等で私物化するなど、とても説明できるものではない」と話しました。
重野さん、自見さんも「郵政民営化により国民の財産がごく一部のものになってしまうのは問題だ」「現場職員にとっても、利用する国民にとっても不便になり評判が悪い」と発言。
世直し3党が協力し、「かんぽの宿」売却問題をはじめとして、多くの問題を暴きながら、国民の目線に立ち郵政見直しを行っていきたいと語りました。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は、「これは政権を揺るがす大きな問題になる」と自らの定例会見で述べました。「通常国会の最大のテーマを見出しつつある」として、第171通常国会の最大の争点になる見通しを示しました。
「かんぽの宿チーム」は、衆・参両院での集中審議、情報公開を求め総務相、日本郵政に申し入れるほか、視察・調査、国会法や会計検査院を総動員して、情報公開を求めていくとした。
民主党ニュースによると民主党議員のチームメンバーは以下の通りです。情報をお持ちの方は、国民の財産を守るため、以下の議員に寄せてください。
原口一博さん、川内博史さん、松野頼久さん(衆院議員)
福山哲郎さん、大塚耕平さん、森ゆうこさん、富岡由紀夫さん、武内則男さん、大島九州男さん(参院議員)