【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「衆院議員働きマンランキング」は民主党・社民党が上位独占

2009年02月19日 22時58分00秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 お知らせです。

 フラッシュの3月3日号(1041号)に「衆院議員480人“働きマン”ランキング」というのが77ページから81ページに載っていて、民主党・社民党議員が上位を独占しました。

 1位は阿部知子さん、2位は平岡秀夫さん(山口2区)、3位は西村智奈美さん(新潟1区)、5位は寺田学さん(秋田1区)、6位は武正公一さん(埼玉1区)、7位は川内博史さん(鹿児島1区)、8位は保坂展人さん(東京8区)、9位は山井和則さん(京都6区)、10位は岡本充功さん(愛知9区)とズラリ。

 1区選出議員がベスト10に、4人入っているのはやはり交通の便がいいのも影響しているのでしょうか。

 2位ランクインに喜ぶ平岡秀夫さんのブログはこちら←クリックしてください。

 フラッシュでは、「議員の皆さんが国会でまわし読みするほどの反響だった1昨年11月の国会議員働きマンランキングは発言文字数で算出したものだった。今年はさらにグレードアップ」。

 議員立法提出数、質問主意書提出数、委員会出席数、委員会発言数。これは日本インターネット新聞社の「ザ・選挙 国会議員白書」に元のデータが載っています。

 これを1位~480位に並べ、1位を「480点」、2位を「479点」として集計した物です。

 これ、日本の政治が確実に変わってきているのが分かりますよ。

 記事中で、9位の山井さんが「地元の活動だけやっている議員が選挙に強かった。でも議員立法をもっと評価してもらえたらと思います」と嘆いていますが、いやいや変わっています。

 2009年の民主党の活動方針の要約である「〈鳩山3原則〉」
 ① 国会の論戦が主戦場である

 ② 総選挙に勝利して政権交代を実現する
 ③ 政権交代に満足せず、マニフェストを確実に実行していく


 をしっかり守れば、政権交代を達成できる自信がわきました。

 その辺は、発売中の雑誌ですので、後日、もう一度検証してみようと思います。まずは書店・コンビニ・駅売店へ、360円。

 ところで、最下位(478位)は3人。河野洋平・議長、横路孝弘・副議長(北海道1区)が4項目とも「0」。そしてもう一人は自民党清和会の谷津義男元農相。谷津さんは農林族の代表としてWTO会場のホテルに乗り込んだりしていますが、国会議事堂内でももっと活躍してください。

 谷津さんの対抗馬として民主党は柿沼正明さん(群馬3区)を公認しています。

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【かんぽの宿】“九州1区王子”が重大事実引き出す 松野頼久、川内博史、下地幹郎

2009年02月19日 21時16分44秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

[写真は左から松野さん(熊本1区)、川内さん(鹿児島1区)、下地さん(沖縄1区)]

 麻生内閣の支持率が急落しましたが、「かんぽの宿」問題が大きいと思います。自民党&官僚が、情報公開・情報共有体質がなかったツケだと思います。

 かんぽの宿で「郵政民営化の真実」を初めて知った。ショックですよねえ。「何で言ってくれなかったんだ!」と叫びたくなる疎外感があります。

 この「知らなかった」「知らされてなかった」ということが自民党政権への支持が底抜けしたのだと思います。

 自民党&官僚は、自治体に出向いて教えてもらうべきです。例えば、静岡県は知事部局の「業務棚卸表」を10年前からホームーページで公開しています。それを見て県庁に寄せられた意見は4年間で「2件」だったそうです。これは「日経地域情報2002年6月17日(393)号」で私が特集記事を書いています。おそらく「静岡空港」に関しては情報公開が十分でなかったのでしょう。

 財務相の交代で、あまり十分な審議ができなかった今週の衆院予算委、財金委ですが、松野頼久さん(熊本1区)川内博史さん(鹿児島1区)下地幹郎さん(沖縄1区)の“九州1区王子”がしっかり仕事をしました。

 月曜日の財金委。飲酒疑惑で審議が荒れ模様のなか、松野さんが「固定資産税」の観点から「かんぽの宿」にふれました。

 固定資産税は市町村税で、市町村の税務課の職員がたんねんに調べて「固定資産台帳」をつくります。例えば、大理石の立派な玄関だと少し税金が高くなります。ちなみに「温泉」はどのくらいの評価になるのでしょうか。気になるところです。

 今回、日本郵政がオリックス不動産に109億円で売却しようとしたかんぽの宿(社宅含む)79施設。この七十数自治体の評価額の合計は857億円だったそうです。日本郵政は「帳簿の価格(簿価)は123億円だ」とマスコミにリークしていました。

 不動産の売買は「時価」でやります。時価は簿価より高いのがふつうですが、山奥だと買い手がつかないこともある。これだと時価「0円」になってしまう。こういったところが、日本郵政とオリックスの内部者(インサイダー)同士の情報隠しにつながったんだと思います。

 やはりすべて情報公開すべきなんです、たとえ2件しか意見が寄せられなくても。

 ◇

 松野さんのタスキをついで、川内博史さんがきょう(19日)の衆院予算委・麻生内閣の体制に関する集中審議でテキパキと質問し、日本郵政の寺崎由起執行役から答弁を引き出し、議事録に残しました。

 ◇

 一方、郵政シングル・イシュー政党「国民新党」さすがです。

 「沖縄が決める!」でお馴染みの沖縄1区王子、下地幹郎さん。

国民新党・下地幹郎さん、かんぽの宿(郵政民営化)の欺瞞をあばく  
http://www.youtube.com/watch?v=Vx9cnB2yDQk

 上の動画は、基本的質疑②日目(2月4日)の国民新党の最初の質問ですが、3500回以上、再生していただいています。まさに「郵政民営化の正体見たり」という気持ちの主権者が多いのでしょう。

 下地さんは日本郵政公社時代に売却した178物件のうち7割以上が転売されていたとの調査結果を明らかにしました。これは驚きです。1回転売が65件(36.5%)、2回転売が52件(29.2%)、3回転売が3件、4回転売も1件あったそうです。転売先は個人や不動産会社、自治体など。下地さんは「転売で相当な暴利がむさぼられていた。こうした売り方が背景にあって、かんぽの宿の一括売却に至ったのではないか」と話しました。

 下地さんは、あす(20日)午後4時45分頃から、衆院予算委に登板する予定です。国民新党は刑事告訴も辞さずのかまえのようです。

 ただ、これは国会での追及には限界もあるし、国会の役目ではありません。警察・検察の出番が来そうな気配です。 

郵政178物件、7割が転売 一括売却の正当性に疑問符(朝日新聞)
2009年2月18日23時10分
  
 旧日本郵政公社が売却した178物件のうち、少なくとも約7割の施設が転売されていたことが分かった。国民新党の下地幹郎衆院議員が18日の同党定例会見で明らかにした。「採算性の低い物件が多くて個別売却できない」として一括売却の正当性を訴える日本郵政の主張に疑問符がついた格好だ。(中略) 

 下地氏の調査によると、1回転売が65件(36.5%)、2回転売が52件(29.2%)あった。3回転売も3件、4回転売も1件あった。転売先は個人や不動産会社、自治体など様々だった。下地氏は「転売で相当な暴利がむさぼられていた。こうした売り方が背景にあって、かんぽの宿の一括売却に至ったのではないか」と話した。(後略)



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