【2013年4月1日(月) 衆・予算委 一般的質疑2日目】
「今年度」本予算審議が2週間ぶりに再開。
一般的質疑はまだ2日目ということで、麻生財務相と要求大臣が出席。安倍首相は久しぶりに国会から解放されました。
総選挙で「480番目の当選者」として話題になったみんなの党の三谷英弘さんが登場。東大法学部卒の弁護士だそうです。
三谷さんはごらんのように、麻生財務大臣のほかに総務大臣の新藤義孝さんを要求。てっきり地方交付税の話でもするのかと思いきや、きょうは新藤さん。浮かぬ顔。おやおや、どうしました?
終わりよければすべてよし。三谷さんは平成21年度~23年度の決算(案)が衆院・決算行政監視委員会でいまだに承認(是認)されていない国会状況について質問。麻生財務相は「民間では予算よりも決算が重要だ」「国会、とくに衆議院では予算の方が重要だという傾向が強い」としたうえで、「決算審査を受けて、それにもとづいて今後の予算編成にも反映していきたい」と原則論を述べました。
三谷さんは、決算委員長ポストは民主党政権の3年3ヶ月の間でも、自民党に割り振られていたとして、そのうち2年が新藤・現総務大臣だと指摘。決算審査をしなかった理由は問いました。
これ対して、新藤総務相は「1年9ヶ月間、決算行政監視委員長をしていたが、平成20年度決算は終わらせた」と主張。「平成21年度決算と22年度決算は一括審査中だが、他の委員会の法案審査を優先する国会運営上の問題だ」と語りました。「衆院では決算と同時に行政監視機能も持っている」として、昨秋にテレビでお茶の間を席巻した復興予算の流用問題を優先したとしました。そのうえで、「決算審査をして、PDSCサイクルを回すことが大事だ」と述べ、「新藤マニュアルをつくって後任の委員長に残した」と語りました。
ところで、第46回衆院選をめぐる1票の格差訴訟で、升永英俊弁護士グループが訴状の中で「1人1票」についても求めていました。東京高裁、札幌高裁では「1人1票」については退けられ、その後も「1人1票」を認めた判決はなかったのではないでしょうか。三谷議員は「私は升永弁護士と同じ弁護士事務所に所属している」と質疑の中で明らかにしています。みんなの党が「1人1票」を求めてきましたが、1人1票が高裁で認められなかったことから、会期末にかけた、民維み連携では、1人1票よりも、5増35減法案の方に軸足が移ることになりそうです。
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