【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【あす解散】任せて安心参議院、全府省庁対応の常任委員会で継続調査

2017年09月27日 20時06分48秒 | 第194回臨時国会(国難突破冒頭解散2017年9月)

[写真]解散後も、郡司彰・参議院副議長室は休みなし、国会議事堂本館2階、筆者・宮崎信行が院の承諾を得て、撮影・所持・掲載。

 第194回臨時国会は、あす、平成29年2017年9月28日(木)召集されます。

 天皇陛下は明日、衆議院を解散します。平成の天皇陛下(明仁さま=太平洋戦争時の皇太子殿下=)の衆議院解散は、これが最後になる見通し。経済は低迷しながらも、曲がりなりにも、政権交代可能な二大政党政治が実現した、「平成デモクラシー」と呼ばれるであろう、「そう悪くも無い時代」が区切りをつけます。

 参議院は、国会閉会中の北朝鮮有事などに対応できるよう、全府省庁に対応した、第1種常任委員会で「継続調査」ができるよう手続きをすることで与野党が合意しました。

 あす、平成29年2017年9月28日(木)午前10時の第194回臨時国会召集の本会議での院の構成をへて、午前10時20分(財金は同15分)から、第1種常任委員会11委員会を開き、「国政調査の継続調査の件」を全会一致で議決し、伊達忠一議長に報告します。

 これにより、閉会中、すべての府省庁やその大臣に対して、参議院委員会に出席して、政府報告やそれに対する質疑を求めることができます(常識的には第1会派で与党の自民党議員が同意した場合のみ)。

 参議院は、第1種常任委員会のほか、予算委員会、決算委員会、行政監視委員会も継続調査の手続きをとるため、内閣総理大臣、会計検査院長らを呼んでの審議もできるようになります。ただ、災害対策特別委員会は手続きをしないため、内閣委員会・国土交通委員会などが対応することになりそうです。両委員会の委員長ポストは野党・民進党。

 衆議院は、その後、正午過ぎに、解散されます。

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(C)2017年、宮崎信行。

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Miyazaki Nobuyuki