[写真]岡田克也代表、3年前の2015年、東京・千代田区内で、宮崎信行撮影。
衆議院会派で野党第3勢力「無所属の会」の岡田克也代表は、臨時国会開幕を受けて、衆議院議員会館内で記者会見を行いました。
安倍晋三首相の所信表明演説の感想を「薄味で中身が無かった」と切り捨てました。
岡田代表は「きょうの会派総会では、辺野古移転の政府のやり方はあまりにも強引で到底認められないとの考えで一致した」と述べ、玉城デニーさんが圧勝した知事選など沖縄県内首長選の選挙結果について「安倍政権の知事らに対する仕打ちへの不信感が積もり積もった選挙結果だ」との認識を共有したことを明らかにしました。
無所属の会は、所属議員のみの「会派総会」を閉会中も含めて運営を議論しており、本会議15分前の代議士会は、無所属ならだれでも参加して本会議の事前情報を得られる場と位置付けています。きょう、平成30年2018年10月24日(水)も代議士会に先立ち、会派総会が開かれました。
岡田さんは与党時に「唯一の選択肢だ」と辺野古崎沖移転を進めていましたが、「当時の判断だ」とし、米海兵隊がグアムに移転するのが本筋だとしました。
今国会注目の「入国管理法改正案」(197閣法 号)について、「首相も時間をとって議論すべきだ」とし、重要広範議案に指定すべきだとの会派の意向を強調。そのうえで、「リーマンショックのときに、日系人の人がたくさんくびをきられて母国に帰った。このとき、子供の教育の問題があったと思う。義務教育でないので、小学校中学校にいかなくてもいい子供たちで、日本語しか話せないのに、母国に帰って、おそらく就職できなかった子供もいる。本人の教育にツケが回ってくる」と話し、移民政策をとる場合は、入国管理法だけでなく、義務教育の議論もすべきだとの見解を示しました。岡田さんは言及しませんでしたが、地元の工業・商業都市、四日市の実情を反映した発言と思われます。
会派員で、経世会(旧竹下派)の先輩である、中村喜四郎さん(茨城7区、当選14回)の地元、茨城県で、11月30日(金)告示、12月9日(日)投開票の茨城県議選について、「皆で応援しに行く」と語りました。「中村派」の候補者たちを、他野党の推薦状況を念頭に置きながらも、会派として応援する考え。
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