[写真]岡田克也さん、4年前の2016年2月、宮崎信行撮影。
●政権交代可能な政治はラストチャンスで負けたら再建が難しくなる
岡田克也さんは「政権交代可能な政治としてはラストチャンスだ」と語り、第49回衆院選で野党が議席を減らした場合は「再建が難しくなる」との認識を示しました。きょう令和2年2020年6月24日(水)国会内で筆者を含む記者団に語りました。
岡田さんが政権交代可能な政治に関して「ラストチャンス」と語ったのはこれが初めて。
岡田さんは「国会は不条理にも(先週)終わった」とし、「8月のお盆明けから9月にかけて、または、来年3月末の予算(成立)明けに解散がある。(来年6月の)都議選から前後3か月明けてほしいというのが公明党の希望だから、それ以外は考えられない」と予想しました。
岡田さんは「今月中に少し動きが出てこないと、大きな塊の合流は次の選挙までに難しくなるのではないか」と述べました。4年前の参院選直後の都知事選のさいちゅうに、岡田さんは、増子輝彦さんの心無い発言や党幹部の「つまらない男」批判などがあり、最大野党代表を自らの意思で任期いっぱいで退任しました。
岡田さんは「立憲民主党と国民民主党のリーダーには、有為な人材を一人でも多く当選させることが最大の責務だ」として「私が(民主党)代表、幹事長時代から携わってきた(2004年から2016年までの)およそ20年間の人材があちこちで(これ以上)討ち死にすることは絶対避けたい」と危機感をつのらせました。
●異例の連合批判ーー「30年前の志はなんだったのか」
岡田さんには珍しく連合を批判。本部執行部が9月までの政策すり合わせを求めていることを3年前の希望の党騒動も念頭に「遅い」と批判。
「連合は産別ごとに意見が違う。30年前の連合をつくったときの志はなんだったのか。労働運動の政治分野の統一のために連合をつくり、小選挙区制となり、民主党ができた」と語り、山岸章初代会長が「労働戦線の統一」を実現し、細川護熙内閣7党1会派をまとめあげ、公明党は自民党と組みましたが、1998年民主党ができた経緯をなぞらえました。

[画像]1989年の連合統一大会であいさつする山岸章・初代会長、DVD「友愛会から連合へ 日本労働運動の100年」からスクリーンショット。

[写真]現在の連合会長の神津里季生さん(左)、おととし2018年4月、東京・代々木公園で宮崎信行撮影。
岡田さんは次の選挙で野党が負けた場合の、政権交代ある政治の回復については、「10年から15年かかる」とも語りました。
このエントリーの本文記事は以上です。
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●政権交代可能な政治はラストチャンスで負けたら再建が難しくなる
岡田克也さんは「政権交代可能な政治としてはラストチャンスだ」と語り、第49回衆院選で野党が議席を減らした場合は「再建が難しくなる」との認識を示しました。きょう令和2年2020年6月24日(水)国会内で筆者を含む記者団に語りました。
岡田さんが政権交代可能な政治に関して「ラストチャンス」と語ったのはこれが初めて。
岡田さんは「国会は不条理にも(先週)終わった」とし、「8月のお盆明けから9月にかけて、または、来年3月末の予算(成立)明けに解散がある。(来年6月の)都議選から前後3か月明けてほしいというのが公明党の希望だから、それ以外は考えられない」と予想しました。
岡田さんは「今月中に少し動きが出てこないと、大きな塊の合流は次の選挙までに難しくなるのではないか」と述べました。4年前の参院選直後の都知事選のさいちゅうに、岡田さんは、増子輝彦さんの心無い発言や党幹部の「つまらない男」批判などがあり、最大野党代表を自らの意思で任期いっぱいで退任しました。
岡田さんは「立憲民主党と国民民主党のリーダーには、有為な人材を一人でも多く当選させることが最大の責務だ」として「私が(民主党)代表、幹事長時代から携わってきた(2004年から2016年までの)およそ20年間の人材があちこちで(これ以上)討ち死にすることは絶対避けたい」と危機感をつのらせました。
●異例の連合批判ーー「30年前の志はなんだったのか」
岡田さんには珍しく連合を批判。本部執行部が9月までの政策すり合わせを求めていることを3年前の希望の党騒動も念頭に「遅い」と批判。
「連合は産別ごとに意見が違う。30年前の連合をつくったときの志はなんだったのか。労働運動の政治分野の統一のために連合をつくり、小選挙区制となり、民主党ができた」と語り、山岸章初代会長が「労働戦線の統一」を実現し、細川護熙内閣7党1会派をまとめあげ、公明党は自民党と組みましたが、1998年民主党ができた経緯をなぞらえました。

[画像]1989年の連合統一大会であいさつする山岸章・初代会長、DVD「友愛会から連合へ 日本労働運動の100年」からスクリーンショット。

[写真]現在の連合会長の神津里季生さん(左)、おととし2018年4月、東京・代々木公園で宮崎信行撮影。
岡田さんは次の選挙で野党が負けた場合の、政権交代ある政治の回復については、「10年から15年かかる」とも語りました。
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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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