[写真]長野県・上田市の選挙事務所で、先週2021年4月8日、筆者撮影。
同じことを、いくつもの角度から書ける人がベストセラー作家になれるそうです。私の場合は、いかなる政治情勢でも毎日同じように書き続けることができるというのが天賦の才能でしょう。
年次税制改正法や国家戦略特区法などで複雑怪奇な立法爆発をした我が国ですが、総務省提出では「標準化法」など法律を整理する動きもあるようです。第204回通常国会は、残り40営業日となりました。
【衆議院本会議 きょう令和3年2021年4月15日(木)】
「国家戦略特区法改正案」(204閣法34号)の審査結果を地方創生特別委員長が報告。「養父市の法人土地所有特区の農地法特例を2年延長する」と法案の概要を説明しました。起立採決されました。各党で賛否が分かれて、立共国が反対して自公維が賛成して多数となり、可決しました。参議院に送られ、参議院で審議されます。
「取引デジタルプラットフォーマー規制新法案」(204閣法)は全会一致となり、可決し、参議院に送付されました。
「子ども子育て支援法及び児童手当法改正案」(204閣法14号)は立共維国反対、自公のみ賛成多数で可決し、参議院に送られました。年収1200万円以上の61万人を狙い撃ちにした、有権者を分断する法案です。
「RCEP承認案」(204条約1号)は共産党が反対し、自民・公明・立憲など各党が賛成して承認されました。参議院での承認も必要になります。昨日付の記事で、衆議院外務委員会で採決したことが漏れていました。岡田克也さんが委員なのですが、うっかりしていました。
この後、野党が大事な法案だから本会議で説明を聞いてから、委員会での審議を始めた方がいいと主張する法案「登壇案件」「登壇物」の法案が審議入りしました。
「地球温暖化対策推進法改正案」(204閣法47号)で小泉進次郎環境大臣が趣旨説明演説をしました。小泉さんは「地域の合意形成により地域の再生エネを活用する計画を認定して環境省が法令をワンストップサービスですすめる」としました。代表質問で、自民党の福山守さんが「地域から玉突きして進めるカーボンニュートラル」について質問し、小泉さんは「エネルギーの地産地消を進める再エネ促進地域をつくる」と述べました。6月の骨太の方針にも盛り込まれそうです。
【衆議院災害対策特別委員会 同日】
昨年来事前報道が相次いだ「災害対策基本法改正案」(204閣法50号)の対政府質疑は短時間。小此木八郎防災相が参・内閣委で国家公安委員長として答弁していたので、休憩をはさみながらの審議となりました。全会一致で可決すべきだと決まりました。
【参議院内閣委員会 同日】
小此木八郎国家公安委員長のもと「銃刀法改正案」(204閣法37号参先議)を質疑。委員長が質疑が尽きたと判断して採決を提案。与野党全会一致で「法案は可決すべきものだ」との審査結果を本会議に上げることを決定しました。
【衆議院総務委員会 同日】
上述の通り、立法爆発が続く中、「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律案」(204閣法31号)の対政府質疑が長時間なされました。総務省関連では今世紀「地方分権一括法」の手法で現行法を根こそぎ束ね改正法案で改めています。今回の新法は、自治体の事務のうち児童手当、住基台帳、選挙人名簿、固定資産税など17事務の標準化をすすめる法案です。
同じことを、いくつもの角度から書ける人がベストセラー作家になれるそうです。私の場合は、いかなる政治情勢でも毎日同じように書き続けることができるというのが天賦の才能でしょう。
年次税制改正法や国家戦略特区法などで複雑怪奇な立法爆発をした我が国ですが、総務省提出では「標準化法」など法律を整理する動きもあるようです。第204回通常国会は、残り40営業日となりました。
【衆議院本会議 きょう令和3年2021年4月15日(木)】
「国家戦略特区法改正案」(204閣法34号)の審査結果を地方創生特別委員長が報告。「養父市の法人土地所有特区の農地法特例を2年延長する」と法案の概要を説明しました。起立採決されました。各党で賛否が分かれて、立共国が反対して自公維が賛成して多数となり、可決しました。参議院に送られ、参議院で審議されます。
「取引デジタルプラットフォーマー規制新法案」(204閣法)は全会一致となり、可決し、参議院に送付されました。
「子ども子育て支援法及び児童手当法改正案」(204閣法14号)は立共維国反対、自公のみ賛成多数で可決し、参議院に送られました。年収1200万円以上の61万人を狙い撃ちにした、有権者を分断する法案です。
「RCEP承認案」(204条約1号)は共産党が反対し、自民・公明・立憲など各党が賛成して承認されました。参議院での承認も必要になります。昨日付の記事で、衆議院外務委員会で採決したことが漏れていました。岡田克也さんが委員なのですが、うっかりしていました。
この後、野党が大事な法案だから本会議で説明を聞いてから、委員会での審議を始めた方がいいと主張する法案「登壇案件」「登壇物」の法案が審議入りしました。
「地球温暖化対策推進法改正案」(204閣法47号)で小泉進次郎環境大臣が趣旨説明演説をしました。小泉さんは「地域の合意形成により地域の再生エネを活用する計画を認定して環境省が法令をワンストップサービスですすめる」としました。代表質問で、自民党の福山守さんが「地域から玉突きして進めるカーボンニュートラル」について質問し、小泉さんは「エネルギーの地産地消を進める再エネ促進地域をつくる」と述べました。6月の骨太の方針にも盛り込まれそうです。
【衆議院災害対策特別委員会 同日】
昨年来事前報道が相次いだ「災害対策基本法改正案」(204閣法50号)の対政府質疑は短時間。小此木八郎防災相が参・内閣委で国家公安委員長として答弁していたので、休憩をはさみながらの審議となりました。全会一致で可決すべきだと決まりました。
【参議院内閣委員会 同日】
小此木八郎国家公安委員長のもと「銃刀法改正案」(204閣法37号参先議)を質疑。委員長が質疑が尽きたと判断して採決を提案。与野党全会一致で「法案は可決すべきものだ」との審査結果を本会議に上げることを決定しました。
【衆議院総務委員会 同日】
上述の通り、立法爆発が続く中、「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律案」(204閣法31号)の対政府質疑が長時間なされました。総務省関連では今世紀「地方分権一括法」の手法で現行法を根こそぎ束ね改正法案で改めています。今回の新法は、自治体の事務のうち児童手当、住基台帳、選挙人名簿、固定資産税など17事務の標準化をすすめる法案です。
質疑終局。与野党が修正案を出し、附則に施行5年見直し規定をつけました。今国会初めてのパターン。採決は共産反対、自公立維国の賛成で修正して可決すべきだと決まりました。
【参議院総務委員会 同日】
木曜日は衆参とも総務委員会の定例日となっています。ちなみに、水曜日は衆参の総務・行政監視委員会は開かれないので、総務官僚は火曜日の夜は国会待機をせずに遊べます。きょうは衆参集中しました。
フジテレビ持ち株会社社長が参考人として外資規制違反に関して情報流通行政局長らとともに質問に答えました。
最後に、「プロバイダ責任制限法改正案」(204閣法38号)が趣旨説明され、質疑は次回となりました。衆から「全会一致」で参に送られてきた法案です。
【衆議院憲法審査会 同日】
「国民投票法改正案」(196衆法42号)が審議されました。前国会の原口一博さんらの「野党対案」(198衆法9号)は議題にされませんでした。自民党の新藤義孝さんが「経緯説明だ」とし「きょねんの与野党幹事長合意のなんらかの結論を得る、との文言は採決するということにほかならない」とキレ気味に決めつけました。はこびについて新藤さんは「きちんと日程を進めるべきだと主張。共産党の本村伸子さんは「学生の要望はお米が無いというものだ」としコロナ禍で噛み合わないやりとりが続きました。
【参議院法務委員会 同日】
「相続土地の国庫帰属2法案」(204閣法55号56号)の参考人質疑がありました。
【参議院外交防衛委員会 同日】
「防衛省設置法改正案」(204閣法17号)が審議入りしました。
【参議院文教科学委員会 同日】
「文化財保護法改正案」(204閣法20号)を全会一致で可決すべきものだと決めました。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「育児介護休業法及び雇用保険法など改正案」(204閣法42号参先議)の採決に向けた質疑。全会一致で政府原案通りに可決すべきだと決まりました。
【参議院国土交通委員会 同日】
「特定河川浸水被害防止法改正案」(204閣法18号)が審議入り。
【参議院環境委員会 同日】
「自然公園法改正案」(204閣法48号)が審議入り。
●参議院農林水産委員会は法案の審議中ですがきょうの定例日には開かれませんでした。
【参議院総務委員会 同日】
木曜日は衆参とも総務委員会の定例日となっています。ちなみに、水曜日は衆参の総務・行政監視委員会は開かれないので、総務官僚は火曜日の夜は国会待機をせずに遊べます。きょうは衆参集中しました。
フジテレビ持ち株会社社長が参考人として外資規制違反に関して情報流通行政局長らとともに質問に答えました。
最後に、「プロバイダ責任制限法改正案」(204閣法38号)が趣旨説明され、質疑は次回となりました。衆から「全会一致」で参に送られてきた法案です。
【衆議院憲法審査会 同日】
「国民投票法改正案」(196衆法42号)が審議されました。前国会の原口一博さんらの「野党対案」(198衆法9号)は議題にされませんでした。自民党の新藤義孝さんが「経緯説明だ」とし「きょねんの与野党幹事長合意のなんらかの結論を得る、との文言は採決するということにほかならない」とキレ気味に決めつけました。はこびについて新藤さんは「きちんと日程を進めるべきだと主張。共産党の本村伸子さんは「学生の要望はお米が無いというものだ」としコロナ禍で噛み合わないやりとりが続きました。
【参議院法務委員会 同日】
「相続土地の国庫帰属2法案」(204閣法55号56号)の参考人質疑がありました。
【参議院外交防衛委員会 同日】
「防衛省設置法改正案」(204閣法17号)が審議入りしました。
【参議院文教科学委員会 同日】
「文化財保護法改正案」(204閣法20号)を全会一致で可決すべきものだと決めました。
【参議院厚生労働委員会 同日】
「育児介護休業法及び雇用保険法など改正案」(204閣法42号参先議)の採決に向けた質疑。全会一致で政府原案通りに可決すべきだと決まりました。
【参議院国土交通委員会 同日】
「特定河川浸水被害防止法改正案」(204閣法18号)が審議入り。
【参議院環境委員会 同日】
「自然公園法改正案」(204閣法48号)が審議入り。
●参議院農林水産委員会は法案の審議中ですがきょうの定例日には開かれませんでした。
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