[写真]和気あいあいと党大会を盛り上げる実行委員長の浅野哲衆議院議員や、伊藤たかえ副代表ら、きょう2021年4月2日、東京・港で、宮崎信行撮影。
国民民主党の年に1回の党大会が開かれたので取材に行ってきました。会場は虎ノ門ヒルズ(52階建て)。民社党が長年党本部をおいていたのが「森ビル」が経営しており、同社の規模は当時の1000倍(筆者試算)になっていますが、国会の議席は700程度でパイは変わりませんから、自民・立憲・公明に続く第4党となっています。
[写真]議長をつとめた西岡秀子・衆議院議員、以下同。
きょう令和3年2021年4月2日(金)午後6時という、エリートサラリーマン風の時間帯に開かれ、採決された財務報告では、選挙対策費は14億円を積み立てており、今年の分と含めて39億円ほどの軍資金となりそうです。候補者1人平均で他の党のそれをしのぐことになるでしょう。
[写真]国民民主党党大会の予算報告、同。
[写真]Youtube 生配信で、議員ポスターの展示セッションを紹介する、山尾しおりさん(右)ら、同。
[写真]会場に入る川合孝典参議院議員、同。
玉木雄一郎代表は党大会後の記者会見で、「現職全員当選」を目標に掲げました。山形2区などの新人の小選挙区重点区は設けず、「比例の当選者を掘り起こす」とブロック比例での勝ち上がりを期待。「1期生が2期生になるのはどんなときでも難しい」とし、長崎1区の西岡秀子さんと茨城5区の浅野哲さんの両現職を重点区にすることを明かしました。
[写真]記念撮影する、玉木雄一郎代表(前列右)、総支部長の加藤健一さん(前列左)、円より子さん(前列右=元参院議員)ら、同。
オープニング動画では、一人一律給付金10万円や、孤独担当大臣などが玉木代表率いる党が「政策提案型政党」として与党に先んじたことを強調。「政策先導型になる」とのタグライン(党員が統一して発信する政策)として新鮮味を感じさせました。
[写真]政策をプレゼンテーションする玉木代表、後で確認したら「コロガシ」と呼ばれるプロンプターが前にあったようです、同。
衆院選候補(予定)者紹介ムービーでは、ほとんど会場にいる一人一人の動画を公開。比例東京ブロック単独の山尾志桜里さんは、朝の駅頭や会合周りをせず国会内で存在感を示す女性政治家のロールモデルを強調しました。
私が会場を見る限り、他の党に誘われて悩んでいる議員はいないように感じました。ズーム(ウェブを使った会議システム)で参加した連合の神津里季生会長は、前回衆院選の混乱は、慶大教授の「オール・フォー・オール」と社会的包摂の精神があれば避けられたとの独自の見解を披露。電力総連(東電)の小林正夫さんや、自動車総連(トヨタ)の浜口誠さんらは退屈そうにしていた、と私には見えました。
夜の新橋駅まで歩いて帰りましたが、新入社員と思しき若い男性陣、ラーメン屋の外の路上に立ち並ぶ男性たち、民間の「新橋駅前PCR検査センター」の路上の行列、スーツ姿が似合うステキなワーキングウーマン個人や3人組などが金曜の夜をマスク姿で歩いていました。私も東京のまえまえ華やかな社会の出入りはありますが、久しぶりにステキな正社員の花金を垣間見ました。一方、女性がカウンター越しで話したり、お酒を飲んだりするガールズバーは御客が少ないのか、20歳前後の女性3人組だけで客引きをしたり、女性1人で飲食店の客引きをしたりする、コロナ渦での飲食サービス業女性の苦境に思いを馳せざるを得ない4月2日でした。
国民民主党の年に1回の党大会が開かれたので取材に行ってきました。会場は虎ノ門ヒルズ(52階建て)。民社党が長年党本部をおいていたのが「森ビル」が経営しており、同社の規模は当時の1000倍(筆者試算)になっていますが、国会の議席は700程度でパイは変わりませんから、自民・立憲・公明に続く第4党となっています。
[写真]議長をつとめた西岡秀子・衆議院議員、以下同。
きょう令和3年2021年4月2日(金)午後6時という、エリートサラリーマン風の時間帯に開かれ、採決された財務報告では、選挙対策費は14億円を積み立てており、今年の分と含めて39億円ほどの軍資金となりそうです。候補者1人平均で他の党のそれをしのぐことになるでしょう。
[写真]国民民主党党大会の予算報告、同。
[写真]Youtube 生配信で、議員ポスターの展示セッションを紹介する、山尾しおりさん(右)ら、同。
[写真]会場に入る川合孝典参議院議員、同。
玉木雄一郎代表は党大会後の記者会見で、「現職全員当選」を目標に掲げました。山形2区などの新人の小選挙区重点区は設けず、「比例の当選者を掘り起こす」とブロック比例での勝ち上がりを期待。「1期生が2期生になるのはどんなときでも難しい」とし、長崎1区の西岡秀子さんと茨城5区の浅野哲さんの両現職を重点区にすることを明かしました。
[写真]記念撮影する、玉木雄一郎代表(前列右)、総支部長の加藤健一さん(前列左)、円より子さん(前列右=元参院議員)ら、同。
オープニング動画では、一人一律給付金10万円や、孤独担当大臣などが玉木代表率いる党が「政策提案型政党」として与党に先んじたことを強調。「政策先導型になる」とのタグライン(党員が統一して発信する政策)として新鮮味を感じさせました。
[写真]政策をプレゼンテーションする玉木代表、後で確認したら「コロガシ」と呼ばれるプロンプターが前にあったようです、同。
衆院選候補(予定)者紹介ムービーでは、ほとんど会場にいる一人一人の動画を公開。比例東京ブロック単独の山尾志桜里さんは、朝の駅頭や会合周りをせず国会内で存在感を示す女性政治家のロールモデルを強調しました。
私が会場を見る限り、他の党に誘われて悩んでいる議員はいないように感じました。ズーム(ウェブを使った会議システム)で参加した連合の神津里季生会長は、前回衆院選の混乱は、慶大教授の「オール・フォー・オール」と社会的包摂の精神があれば避けられたとの独自の見解を披露。電力総連(東電)の小林正夫さんや、自動車総連(トヨタ)の浜口誠さんらは退屈そうにしていた、と私には見えました。
夜の新橋駅まで歩いて帰りましたが、新入社員と思しき若い男性陣、ラーメン屋の外の路上に立ち並ぶ男性たち、民間の「新橋駅前PCR検査センター」の路上の行列、スーツ姿が似合うステキなワーキングウーマン個人や3人組などが金曜の夜をマスク姿で歩いていました。私も東京のまえまえ華やかな社会の出入りはありますが、久しぶりにステキな正社員の花金を垣間見ました。一方、女性がカウンター越しで話したり、お酒を飲んだりするガールズバーは御客が少ないのか、20歳前後の女性3人組だけで客引きをしたり、女性1人で飲食店の客引きをしたりする、コロナ渦での飲食サービス業女性の苦境に思いを馳せざるを得ない4月2日でした。
[写真]遠近感が分かりづらいのですが、党大会会場の森ビル「虎ノ門ヒルズ」52階建ての前に立つ筆者。
玉木さんは記者会見で、カラオケの十八番である河島英吾さんの没後20年が近いとし指摘され、「忘れてしまいたいこと、ばかりだったこの1年は」と、ヒット曲のイントロに思いを重ねました。
国民民主党はどこに向かうのでしょう。
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