[写真]菅義偉首相(後部座席)きょう2021年4月23日、憲政記念館付近で、宮崎信行撮影。
3度目の緊急事態宣言となりました。こちら東京のようすですが、さほど悲愴感はない。面的にやや大雑把ですが、1度目と違い、千代田区、文京区といった家賃の高い地域の飲食店やオフィスワーカーは、むしろ堂々としているという風情です。
[写真]国土交通省(右)きょう2021年4月23日、宮崎信行撮影。
右は国土交通省。左は桜田門から入った皇居。その背後の山みたいなビル群が、東京駅・丸の内・大手町地区となります。この景色を見ていると、18歳の4月に東京に出たいという気になりますよね。私の経営者仲間では、資金繰りで倒産しそうな会社は皆無ですから、とにかく、ステイホーム。そして、個人法人とも持続化の給付金は必須。千人に一人極端に窮乏した人もいます。
●衆議院本会議は定例日ですがありませんでした。
【衆議院内閣委員会 きょう令和3年2021年4月23日(金)】
●いったんなんだったんだきょねんの通常国会
「国家公務員法改正案」(204閣法63号)は審議入りから全て合わせてたった3時間の質疑で採決。維新反対、自民・公明・立憲・共産・国民の賛成多数で可決しました。きょねんの通常国会最大の対決法案だったのに3時間。黒川弘務元東京高検検事長(退職、罰金刑)という魚の骨1本抜けたら3時間。
但し、やはり私が指摘した問題点があります。60歳から65歳までが給与7割になります。これについて、維新の足立康史さんが修正案を提出しました。維新修正は新入職員への配慮を求めたのはいいのですが、60歳から65歳までを7割を上限とし民間を調査してもっと削れ、という内容でした。採決では維新修正は維新だけの賛成で否決。政府原案が採決され、上述の態度表明で可決すべきだと決まりました。
【参議院本会議 同日】
「少年法・更生保護法・少年院法改正案」(204閣法35号)。扱いは分かりませんが、3月25日の衆議院本会議と違い、参議院本会議では菅首相も答弁しました。衆の審議は4週間がかりで立共維が反対していました。菅首相は答弁で「変異株が急速に従来株から置き換わりつつあり、大阪は8割、東京は3割」と述べました。
成立は2本。「改正自然公園法」(204閣法48号)が共反対、自公立国維賛成で可決し、成立しました。
「改正歳費法」(204衆法14号)は全会一致で可決し、成立しました。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
菅原一秀筆頭理事が辞任しました。
「後期高齢者自己負担2割法案」(204閣法21号)と「立憲対案」(204衆法11号)。重要広範議案なので菅首相入り質疑。山井和則さんの問いに答えた菅首相が日本は国内治験があるから、ワクチン接種が遅いという趣旨の答弁をしていました。
[写真]きょうの菅首相。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
東京都、大阪府・兵庫県・京都府の「1都2府1県」の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の期間延長と区域変更について。テレビ中継されました。
【衆議院外務委員会 同日】
「日印ACSA」(204条約3号)が立共反対、自公賛成で承認すべきだと決まりました。公明党の佐藤茂樹さんの質疑で「弾薬を除く」との1997年ガイドラインの表現が日印だけはあり、日本と「米豪英仏加」の5つのACSAとは違うそうです。とはいえ採決では、共産党の穀田恵二さんが2015年のガイドラインとの継続性から反対しました。
「日・EU航空協定」(204条約4号)は全会一致で承認すべきだと決まりました。
そして4本審議入り。「日本セルビア租税協定」(204条約5号)「日本ジョージア租税協定」(6号)「日本ジョージア投資協定」(7号)「日本・OECD特別措置協定の改定議定書」(11号)。次回は28日(水)9時。
【衆議院財務金融委員会 同日】
「銀行法・金融機能強化法・預金保険法・金融商品取引法などの一括改正法案」(204閣法52号)は共反対、自公立国など賛成多数で可決すべきだと決まりました。共産党は「賛成できる面も多い」としながら金商法改定条項と銀行合併推進条項に反対しました。
【衆議院国土交通委員会 同日】
「長期優良住宅普及促進法改正案」(204閣法25号)が全会一致で可決すべし。
【衆議院環境委員会 同日】
「地球温暖化対策推進法改正案」(204閣法47号)の参考人質疑。このうち、地域の未来を毎週金曜日に鹿児島で考える学生の会の方が意見陳述。日本のグレタさんというと微妙で失礼かもしれませんが、この問題で若年層の関心は高止まりが続いています。人間を理解するためカトリックと進化論などにも踏み込んだいただきたいと思います。
【衆議院法務委員会 同日】
「入管難民法改正案」(204閣法36号)。
【衆議院経済産業委員会 同日】
一般質疑。
【衆議院消費者問題に関する特別委員会 同日】
「特商法及び預託法改正案」(204閣法54号)を井上消費者相が趣旨説明し、「立共国対案」(204衆法15号)は尾辻かなこさんが「最近の消費者庁は本当に消費者のためなのかうたがわしい」と提案理由を説明しました。次回は27日(火)9時。
【参議院災害対策特別委員会 同日】
「災害対策基本法改正案」(204閣法50号)が全会一致で可決すべきだと決まりました。28日(水)の本会議で成立のはこび。
【衆議院地方創生及び消費者問題特別委員会 同日】
「デジタルプラットフォーム規制新法案」(204閣法53号)が全会一致で可決すべし。28日(水)成立のはこび。
【菅首相記者会見 同日】
午後8時から始まり「特に懸念されるのは変異株の動きだ 」と述べました。ビデオニュースの神保哲生さんや、フリーの江川紹子さんらの質問に答えました。
【枝野幸男立憲民主党代表臨時記者会見 同日】
議運で菅首相に質問できなかったとして開催。「これを最後にしなければならない」とし「昨年変異株がイギリスで見つかったときから、一貫して生ぬるい対応だ」としました。質疑では東京五輪の開催・中止については踏み込んだ発言はせず「イギリスは大規模疫学調査をした。ワクチンだけに頼った姿勢が問題だ」と述べ、「ゼロコロナ政策」の採用を迫りました。枝野代表はあすは広島県で福山幹事長・蓮舫代表代行・泉政調会長・辻元副代表とともに長時間選挙応援に入る予定。
[写真]臨時記者会見する枝野幸男代表、きょう、宮崎信行撮影。
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