[写真]「ファーストの会」結党を宣言する荒木ちはる代表、きょう令和3年2021年10月3日、東京「紀尾井町・麹町地区」で、宮崎信行撮影。
東京都議会の小池百合子知事与党「都民ファーストの会」(都民ファ)代表の荒木ちはる都議(中野区選挙区)らが記者会見し、国政政党「ファーストの会」を結成し、都選管に政治団体として届け出たと発表しました。今月26日公示の第49回衆院選に候補者を擁立する見通し。荒木代表は自らは出馬しない考えを強くにじませつつ、公募を始めるとしつつも「国政政党として比例に候補者を擁立するためには、(比例東京ブロックは)4名以上とハードルが高い」とし、公募に合格しても、25ある小選挙区の出馬にとどまり、比例東京重複はないこともあらかじめ理解してほしいとの良心をちらつかせました。
荒木代表は「選挙目当てに左旋回していく野党」と名指しをさけつつ、立憲民主党のみ批判しました。都民ファも支持を受ける連合東京の三役のうち会長と会長代行は立憲系労組。そのうえで、小池百合子知事は出馬せず、「都民ファ」の特別顧問だが「ファーストの会」の特別顧問にはまだついていないとしました。都民ファの都議団、市区議団には前日総会で説明し設立の了承を得たと明かしました。
堅調ぶりが光った7月4日の都議選で、都民ファは31議席を取りましたが、現職も含めて16人が落選。統一地方選が再来年、都議選が4年後なので、当面無職になります。このため、ファーストの会公認候補として衆院選に出馬させることで、政見放送・新聞広告を取り扱ったり、選挙区内外の有力者の陣中見舞いを受けたりして再起を期すための政党ではないか、との観測が高まっています。
例えば、都議選台東区は改選定数2で、2017年、前回自民党の全都選出の保坂元経産副大臣の息子と、民主党の中山元衆議院議員の息子の2名が当選。両党の世襲と揶揄する向きもあったようですが、力を合わせて台東区長選や、統一からずれた台東区議選でていねいなリクルートや選対で好成績を残した、と陣営の一部から聞きました。しかし、7月の都議選では、自民党が議席を回復したため、中山さんの息子がはじき出されました。本人に取材したわけではありませんが、中山前都議が東京2区にファーストの会公認で出馬し、出身の鳩山由紀夫元首相が応援のマイクを握るというイメージも浮上しつつあるようです。
それにしても、昨夜から今日にかけて、ずいぶんいい加減な憶測を流す政治ジャーナリストが多いものだと感じました。
都議の月額報酬は本則で102・2万円。地方議員ではトップとなっています。
ちなみに、すべての地方自治体で首長の報酬が高いのが横浜市なので、市長選に出る党首経験者について、お金に困っていることを見抜いてしまい、記者会見後に箱乗りした記者の前でだいぶご立腹のようだったそうです。図星だったようです。90歳代の実父から供託金を借りたそうで、同居老親等控除にすべて所得税が年十数万円浮きそうなものですが、現職を去っても生活水準は変えられないのでしょうか。元長野県知事が金に困っていることを見抜いてしまたっということで、長野県の墓に眠る東京で成功した私の実父は寡黙ながらも爆笑していると思います。
議員は落選したら、雇用保険すらありません。例えば安住淳衆議院議員は家賃収入が月20万円あるので、強気だとされています。岡田克也衆議院議員はイオン株の配当が半年に1回350万円ほど振り込まれますが、岡田さんは中年になってから東京・三重の2つのマンションを初めて購入したので毎月の住宅ローン返済を考えれば、これ本当に私岡田さんが公務員共済及び国民年金の受給を申請したのかしていないのか知りませんが、いずれにせよ、必ずしも悠々自適ではありません。この強気2人組にかなう議員は自民党でも少なく、社会福祉法人・幼稚園理事長でも、毎月の公金は9割人件費で消えてしまい、建物を新築するには政府系団体から全額無利子で借りられますが、理事長の生活にあてられる額は少ないし、そもそも雇われ校長・園長も多いでしょう。
本人が必死なのはいいですが、最近では、議員の配偶者・同居親族などが経済的に自立できていることは少なく、民間給与との非対称性が高まり、選挙事務所に詰める15人の中でも、親族とそれ以外で温度差があるとの実感も私はしています。私は年収2000万円の人間の親から「娘を気長にお育てください」とお礼状が来て、なんで年収2000万円の人間は私が育てなければならないんだ、と本気で激怒しました。意味が違うのは分かっています。この2年半前の怒りからいまだに抜けられないのですが、寒風が吹き始めた11月7日の総選挙で、あまり極端な変化をさせることは好ましくないという共通認識が国民の間に広まってほしいと考えます。
以上です。
東京都議会の小池百合子知事与党「都民ファーストの会」(都民ファ)代表の荒木ちはる都議(中野区選挙区)らが記者会見し、国政政党「ファーストの会」を結成し、都選管に政治団体として届け出たと発表しました。今月26日公示の第49回衆院選に候補者を擁立する見通し。荒木代表は自らは出馬しない考えを強くにじませつつ、公募を始めるとしつつも「国政政党として比例に候補者を擁立するためには、(比例東京ブロックは)4名以上とハードルが高い」とし、公募に合格しても、25ある小選挙区の出馬にとどまり、比例東京重複はないこともあらかじめ理解してほしいとの良心をちらつかせました。
荒木代表は「選挙目当てに左旋回していく野党」と名指しをさけつつ、立憲民主党のみ批判しました。都民ファも支持を受ける連合東京の三役のうち会長と会長代行は立憲系労組。そのうえで、小池百合子知事は出馬せず、「都民ファ」の特別顧問だが「ファーストの会」の特別顧問にはまだついていないとしました。都民ファの都議団、市区議団には前日総会で説明し設立の了承を得たと明かしました。
堅調ぶりが光った7月4日の都議選で、都民ファは31議席を取りましたが、現職も含めて16人が落選。統一地方選が再来年、都議選が4年後なので、当面無職になります。このため、ファーストの会公認候補として衆院選に出馬させることで、政見放送・新聞広告を取り扱ったり、選挙区内外の有力者の陣中見舞いを受けたりして再起を期すための政党ではないか、との観測が高まっています。
例えば、都議選台東区は改選定数2で、2017年、前回自民党の全都選出の保坂元経産副大臣の息子と、民主党の中山元衆議院議員の息子の2名が当選。両党の世襲と揶揄する向きもあったようですが、力を合わせて台東区長選や、統一からずれた台東区議選でていねいなリクルートや選対で好成績を残した、と陣営の一部から聞きました。しかし、7月の都議選では、自民党が議席を回復したため、中山さんの息子がはじき出されました。本人に取材したわけではありませんが、中山前都議が東京2区にファーストの会公認で出馬し、出身の鳩山由紀夫元首相が応援のマイクを握るというイメージも浮上しつつあるようです。
それにしても、昨夜から今日にかけて、ずいぶんいい加減な憶測を流す政治ジャーナリストが多いものだと感じました。
都議の月額報酬は本則で102・2万円。地方議員ではトップとなっています。
ちなみに、すべての地方自治体で首長の報酬が高いのが横浜市なので、市長選に出る党首経験者について、お金に困っていることを見抜いてしまい、記者会見後に箱乗りした記者の前でだいぶご立腹のようだったそうです。図星だったようです。90歳代の実父から供託金を借りたそうで、同居老親等控除にすべて所得税が年十数万円浮きそうなものですが、現職を去っても生活水準は変えられないのでしょうか。元長野県知事が金に困っていることを見抜いてしまたっということで、長野県の墓に眠る東京で成功した私の実父は寡黙ながらも爆笑していると思います。
議員は落選したら、雇用保険すらありません。例えば安住淳衆議院議員は家賃収入が月20万円あるので、強気だとされています。岡田克也衆議院議員はイオン株の配当が半年に1回350万円ほど振り込まれますが、岡田さんは中年になってから東京・三重の2つのマンションを初めて購入したので毎月の住宅ローン返済を考えれば、これ本当に私岡田さんが公務員共済及び国民年金の受給を申請したのかしていないのか知りませんが、いずれにせよ、必ずしも悠々自適ではありません。この強気2人組にかなう議員は自民党でも少なく、社会福祉法人・幼稚園理事長でも、毎月の公金は9割人件費で消えてしまい、建物を新築するには政府系団体から全額無利子で借りられますが、理事長の生活にあてられる額は少ないし、そもそも雇われ校長・園長も多いでしょう。
本人が必死なのはいいですが、最近では、議員の配偶者・同居親族などが経済的に自立できていることは少なく、民間給与との非対称性が高まり、選挙事務所に詰める15人の中でも、親族とそれ以外で温度差があるとの実感も私はしています。私は年収2000万円の人間の親から「娘を気長にお育てください」とお礼状が来て、なんで年収2000万円の人間は私が育てなければならないんだ、と本気で激怒しました。意味が違うのは分かっています。この2年半前の怒りからいまだに抜けられないのですが、寒風が吹き始めた11月7日の総選挙で、あまり極端な変化をさせることは好ましくないという共通認識が国民の間に広まってほしいと考えます。
以上です。