[写真]自民党総裁選岸田文雄陣営に入る下村博文・政調会長(当時)、きょねん2021年9月29日、宮崎信行撮影。
自民党の政権公約にかねてから入っている「家庭教育支援法と青少年健全育成支援法をこれから成立させたい」との公約は、統一教会からの陳情だったことが分かりました。
週刊文春電子版が報じました。
上の写真は、きょねん9月29日に、自らは直前であきらめた自民党総裁選の岸田文雄陣営の会場に入る下村博文政調会長です。心なしか、自らの続投は観念していて記者もぶら下がっていないというような雰囲気が感じられます。
週刊文春電子版によると、この直後である10月9日に、選挙区東京11区の板橋区立グリーンホールで、国際勝共連合の青津和代氏が〈家庭教育支援法制実現を!〉と題した講演を開催。下村後援会のおよそ50名が参加したようです。

[写真]板橋区立グリーンホール、3年前、宮崎信行撮影。
自民党ウェブサイトでは、2017年2月に下村幹事長代行が記者会見で東京新聞記者に問われて「10年前に教育基本法を改正したときに初めて家庭教育というのは、基本法には入れているが、それについての具体的な施策については全く10年間進んでいませんでしたので、それをフォローアップするための法律として今回、議員立法として出されています」と語っており、第1次安倍晋三内閣の教育基本法改正当時から何らかの関係があったことがうかがえます。
下村さんは政権交代選挙でも東京11区には民主党公認がおらず、新党日本の有田芳生候補だったこともあり、小選挙区で議席を継続しました。このとき、次の内閣「ネクスト・ジャパン」で、公約として当時の民主党政権をなじりながら、青少年健全育成支援法も成立させたいとのプログラムが自民党内部文書に入っています。
自民党東京都連では、下村さんと隣接する選挙区の、小林興起さんが落選後に「壺を売っている」「浄水器を売っている」「独身だから(その後晩婚)小林・ホモ・興起だ」などとの噂を身内でたてられていました。小林さんは建設会社の一部が当時野党の公明党・石井啓一議員(国土交通省技官出身)に地盤が流出したこともあり苦戦続きでした。
下村さんは小林さんを反面教師として見ていたでしょう。下村さんは群馬県出身という理由だけで福田赳夫派に入れてもらい、学習塾経営者として当選後は所管の経済産業省から徐々に文部科学省に対して影響力を増大。官房副長官を経験して政権交代後は、野党ながら現職で当選し、政権再交代で遅まきながら文部科学大臣として満を持して初入閣。退任後も与党議員としてプロジェクトチームを主導し、安倍晋三会長が壺利権を隠さなくなったので、下村さんも増長したとみてよさそうです。

[写真]自民党総裁選岸田文雄陣営に入る下村博文・政調会長(当時)、きょねん2021年9月29日、宮崎信行撮影。
自民党の政権公約にかねてから入っている「家庭教育支援法と青少年健全育成支援法をこれから成立させたい」との公約は、統一教会からの陳情だったことが分かりました。
週刊文春電子版が報じました。
上の写真は、きょねん9月29日に、自らは直前であきらめた自民党総裁選の岸田文雄陣営の会場に入る下村博文政調会長です。心なしか、自らの続投は観念していて記者もぶら下がっていないというような雰囲気が感じられます。
週刊文春電子版によると、この直後である10月9日に、選挙区東京11区の板橋区立グリーンホールで、国際勝共連合の青津和代氏が〈家庭教育支援法制実現を!〉と題した講演を開催。下村後援会のおよそ50名が参加したようです。

[写真]板橋区立グリーンホール、3年前、宮崎信行撮影。
自民党ウェブサイトでは、2017年2月に下村幹事長代行が記者会見で東京新聞記者に問われて「10年前に教育基本法を改正したときに初めて家庭教育というのは、基本法には入れているが、それについての具体的な施策については全く10年間進んでいませんでしたので、それをフォローアップするための法律として今回、議員立法として出されています」と語っており、第1次安倍晋三内閣の教育基本法改正当時から何らかの関係があったことがうかがえます。
下村さんは政権交代選挙でも東京11区には民主党公認がおらず、新党日本の有田芳生候補だったこともあり、小選挙区で議席を継続しました。このとき、次の内閣「ネクスト・ジャパン」で、公約として当時の民主党政権をなじりながら、青少年健全育成支援法も成立させたいとのプログラムが自民党内部文書に入っています。
自民党東京都連では、下村さんと隣接する選挙区の、小林興起さんが落選後に「壺を売っている」「浄水器を売っている」「独身だから(その後晩婚)小林・ホモ・興起だ」などとの噂を身内でたてられていました。小林さんは建設会社の一部が当時野党の公明党・石井啓一議員(国土交通省技官出身)に地盤が流出したこともあり苦戦続きでした。
下村さんは小林さんを反面教師として見ていたでしょう。下村さんは群馬県出身という理由だけで福田赳夫派に入れてもらい、学習塾経営者として当選後は所管の経済産業省から徐々に文部科学省に対して影響力を増大。官房副長官を経験して政権交代後は、野党ながら現職で当選し、政権再交代で遅まきながら文部科学大臣として満を持して初入閣。退任後も与党議員としてプロジェクトチームを主導し、安倍晋三会長が壺利権を隠さなくなったので、下村さんも増長したとみてよさそうです。

[写真]自民党総裁選岸田文雄陣営に入る下村博文・政調会長(当時)、きょねん2021年9月29日、宮崎信行撮影。
このエントリーの本文記事は以上です。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)
参議院インターネット審議中継
国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)
衆議院議案(衆議院ウェブサイト)
今国会情報(参議院ウェブサイト)
インターネット版官報
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
国会傍聴取材支援基金の創設とご協力のお願いをご一読くださり、ご寄付をお願いします。
このニュースサイトは以下のウェブサイトを活用しています。
衆議院インターネット審議中継(衆議院TV)
参議院インターネット審議中継
国会会議録検索システム(国立国会図書館ウェブサイト)
衆議院議案(衆議院ウェブサイト)
今国会情報(参議院ウェブサイト)
インターネット版官報
Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。