【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

高木毅・自民党国対委員長の当事者能力に疑問 野党一致団結で敵の崩れを待つ

2022年09月28日 21時05分49秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
【衆議院議院運営委員会理事会 きょう令和4年2022年9月28日(水)】
【参議院議院運営委員会理事会 同日】

 内閣は、第210回臨時国会を来週月曜日、令和4年2022年10月3日(月)に召集するとした、憲法7条に基づく天皇の国事行為・内閣の助言と承認に基づく詔書が発布されることを与野党理事に伝えました。

 衆議院側では、細田博之議長が統一教会との関係で自民党の調査対象から漏れていることから、召集前に説明責任を果たすべきだと野党が要求。休憩となりました。

【野党国会対策委員長会談 同日】
 今に始まったことではありませんが、高木毅・自民党国対委員長の当事者能力に対する疑問を、安住淳・立憲民主、遠藤敬・日本維新の会両国対委員長らが書く野党に吐露。会期の幅・内閣が提出したい法案についてまとめて回答するよう高木さんに求めることで一致団結。向こう3年間以上続く超巨大与党の崩れを待つことになりました。

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Ⓒ2022年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

テレビが報じなかった閣議決定安倍晋三国葬をめぐる「こんな人たち」と国葬賛成派の衝突 「分断」は話し合っても無駄なレベルに

2022年09月28日 20時54分08秒 | マスコミ批評
 2010年から2025年任期まで国政選挙で圧勝を続ける自公の閣議決定「故安倍晋三国葬儀」は、きのう令和4年2022年9月27日(火)、逮捕者ゼロ・けが人ゼロで無事終わりました。

 一般献花者は2・3万人とされますが、故吉田茂国葬儀当夜に政治ジャーナリストが日記に3・5万人と記載しているとの情報もあり、3割引きだったようです。

 深刻な分断がありました。

 テレビでは流れていませんが、微弱なケータイ電波でもライブ配信ができるアプリ「ツイキャス」でトップ3の配信者「野田草履」さんが、九段下駅前の大混乱を、ライブ配信してくれていました。筆者は長年投げ銭をしています。


 国葬議スタートの50分ほど前に、「全学連」のヘルメットをかぶった若者たちがジグザグデモを開始。ここに、国葬賛成派の1人の男性が「人(安倍さん)が死んでんだぞ」と罵声を浴びせて、おそらく警視庁公安部と思われる刑事らの警察官団に車道から歩道にあげられ職務質問がなされました。

 九段下駅では、東京メトロの地上出口から武道館への道を封鎖。ここで、国葬反対派がプラカードで抗議。
 


 開始10分前に、国葬賛成派数十人以上と国葬反対派が数十人以上が衝突。大混乱で、神奈川県警警察官1名以上が反対派の中に入ってしまい、警視庁警察官団がひっしに抱きかかえて、警察官団に引き戻しました。



 警視庁の現場での指揮・連絡が良かったようで、おそらく武道館方面に展開していたヘルメットをした警察官団が到着。この場はどちらかというと、反対派の武道館への進撃を抑止することを目的としたオペレーションがなされたと思います。


 そして、国葬5分前に、国葬反対派、国葬賛成派、警察官団の三つ巴の押し合いで、転倒者が出たらあぶなかったように感じますが、なんとかなりました。

 私は土地勘はありませんが、靖国神社の近くなので、8月15日に参拝反対派を、マイクロバスから出てきた賛成派がなぐりかかって、警視庁の公安部などがひっしに引きはがす展開に似ていると思いますが、参加者が同一かはまったく分かりません。

 2010年から2025年まで自民党が圧勝し続ける自称・民主主義を示そうとした岸田文雄首相のねらいは「こんな人たち」の平日昼間の大乱闘で、日本の分断を示しただけでした。

 下は1年前、在りし日の安倍さんの街頭演説を、野田草履さんや宮崎信行らが取材したときの記事です。

 以上です。