宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

【法案】「障害者総合支援法(旧・障害者自立支援法)改正案」が来月の第210回臨時国会に提出へ「雇用ミスマッチ解消」盛り込む、5年後見直し規定で

2022年09月22日 08時41分31秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
[写真]厚生労働省内のセブンイレブンは文字通り午前7時から午後11時まで開業、宮崎信行撮影。

 「障害者総合支援法改正案」(210閣法 号)が、来月2022年10月のの臨時国会に提出されることが分かりました。自民党政調厚生労働部会が来週条文審査することになりました。

 改正条項として「障害者就労の雇用のミスマッチ解消」を目的とした、「ハローワークが聞き取って就労アセスメントシートを作成する」政府の役割などが新しく盛り込まれそうです。

 「平成二九年六月二日法律第五二号」の附則に5年後見直し規定がついていました。

 この、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(平成17年法律第123号)は第3次小泉内閣が制定した際に、「障害者の受益と負担は、応能負担ではなく応益負担」とするとし、政府などからサービスを受ける量が多い人がより保険料・自己負担の金額を負担すべきだとする、ほとんど政府の本来機能を無視した切り捨て策だとの指摘が続出。口さがない人は「障害者自立支援法ではなく、自殺支援法でないか」との強い表現で批判しました。その後、政権交代後に、民主党の山井和則議員や三宅雪子議員らの与党チームが改正作業にあたり法律はそのままで「自立支援法ではなく総合支援法だ」とした改正法が提出・成立し、批判的な世論は収束していました。

 障害者施策を国では厚生労働省が主体的に行う省庁再編がされて5年ぶりの包括改正法となります。ハローワークが前面に出てくるのはその影響もありそうです。

 提出後・国会審議の段階になってから、包括改正条項に中に、変なものが入っているとの指摘がされることもありそうです。加藤勝信厚生労働大臣と安住淳・立憲民主党国会対策委員長がキーマンとなります。



[写真]厚生労働省内のセブンイレブンは文字通り午前7時から午後11時まで開業、宮崎信行撮影。

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【朝日新聞】統一教会東京多摩連合が自民党の生稲晃子候補・萩生田光一選対と井上義行候補を「巨人の星の替え歌」で若手信者が踊って応援、ラインで「Sの応援」「写真禁止」

2022年09月22日 08時14分23秒 | 自民党
[写真]多摩で演説する、生稲晃子さんと萩生田光一さん、宮崎信行撮影。

 朝日新聞は、統一教会がことし6月18日に、「世界平和連合多摩東京事務局長」の名で、韓国系会話アプリ「ライン」で「Sの応援」と呼びかけた撮影禁止の会合で、若手信者が「巨人の星」の替え歌「行くが晃子のど根性」「行け行け晃子、どんと行け」を披露したことなどを報じました。この場には、直後に公示される第26回参院選東京選挙区の自民党公認2人のうちの1人生稲晃子さんと萩生田光一・生稲選対本部長が30分間滞在し、生稲さんが目頭を押さえたとしました。そして、入れ替わりに、元職だった井上義行候補(第1次安倍内閣首相秘書官)も訪れ、巨人の星の替え歌などの激励を受けたとしました。

 萩生田さんは本人の演説によると、自民党東京都連の70年の歴史で、青梅の石川要三さんに次ぐ歴代2人目の会長。6期ながら当時は経済産業大臣も兼任しており、安倍晋三・清和会会長暗殺後は、岸田文雄首相と内閣改造で意見交換をし、自らは自民党政調会長におさまっています。

 この件について、生稲参議院議員は、8月18日(木)の清和会例会の後に自民党本部で記者団に、統一教会関連施設だと知らなかったと説明していますが、嘘であることは確実で、萩生田事務所とすり合わせていた公算が高まりました。

 今後は、萩生田さんらのこの2カ月半の説明責任についても野党の攻撃を受けそう。まずは閣内の山際大志郎・内閣府大臣(昨秋から続投)の説明が予算委員会で問われることになりそうです。


[写真]多摩で演説する、生稲晃子さんと萩生田光一さん、宮崎信行撮影。

[写真]多摩で演説する、岸田文雄首相(自民党総裁)と生稲晃子さん、宮崎信行撮影。

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