宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第210回臨時国会】安住・遠藤6項目合意、平和安全法制では遠藤敬さんは当時議運の欠席戦術で安住民主と共闘、馬場伸幸さん単独代表で「大阪にいる顧問・共同代表レジーム」から脱却ねらいか

2022年09月21日 23時59分00秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
24日投稿で、21日付にバックデートしました

 安住淳さんと遠藤敬さんはおととい令和4年2022年9月21日、「安住・遠藤6項目合意」を作成し、3日召集の第210回臨時国会で共闘することを決めました。

 遠藤敬さんは大阪18区選出で、2012年初当選以降、馬場伸幸新代表とともに、「府内市外」で国対・議運を一貫して担ってきたキーパーソン。平和安全法制では、「領域警備法案」などの対案で共闘し、会期切れ未成立をねらう参議院へのバックアップとしての衆議院議院運営委員会の欠席戦術では、民主党と軌を一にして欠席しました。

 当時、衆議院通過直前に橋下徹顧問が菅義偉官房長官の切り崩され、馬場国対委員長が「採決容認」を発言し、岡田克也代表らが「この時点で会いに行く野党は見識を疑う」と語りました。今回初めて「大阪府内で大阪市外」からの単独代表・国対委員長コンビとなった最初の第210回臨時国会で、遠藤さんが旧知の安住さんとの共闘を優先したのは当然のことで、批判している人の気が知れません。大阪自治労でしょうか。

 ある経営者兼ジャーナリストが「ルビコン川を渡った」と言っていますが、見識を疑います。お金の神様・土地の神様・機械の神様・資本の神様の親友として生まれた私とは、円安もあってか、なかなか日本の民主主義の担い手と話が合わないと感じることも多い昨今です。

2022年9月21日


立憲民主党・日本維新の会 合意事項


 立憲民主党と日本維新の会は、次の臨時国会において、以下の点について合意し、国会内で共闘する。


1.国会法改正法案については、20日以内に国会召集を義務付ける法案を作成し、各野党の賛同を得た上で、臨時国会の冒頭で提出する。


2.10増10減を盛り込んだ公職選挙法改正案ならびに関連法案は、必ず今国会で処理をする。


3.保育園・幼稚園などの通園バスで置き去りにされた幼い子どもの犠牲を無くす対策として、通園バス置き去り防止装置の設置を義務付ける法案を共同で作成し、各野党の賛同を得た上で、早期に臨時国会に提出する。


4.いわゆる文書通信交通滞在費については、先の国会の経緯を踏まえて、両党協力をして、使途の公表などを定めた法案の成立をめざす。


5. 旧統一教会問題に端を発して、政治と宗教の問題について国民の関心が高い。両党は、喫緊の課題となっている霊感商法や、高額献金による被害をくい止めるため、被害者の救済と防止策について、法的整備などを含め様々な措置を講じるための協議を始める。


6.現下の経済情勢を踏まえると、若者や子育て世代が厳しい経済状況におかれており、両党はこうした世代に対し、より具体的に有効な対策を提案し、政府に対し、その実現を求めていく。

以上

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