先週告示された徳島・高知合区に続き、現行長崎4区(区割り改定で全域が新・長崎3区に移行)も告示され、2023年10月の国政統一補選が、10月22日(日)の投票に向けて、本格化しました。
公認を立てている立憲民主党の岡田克也幹事長はきょうの記者会見で、20日(金)に首相が所信表明演説をして、22日(日)の投開票の後、23日(月)に立憲民主党幹部の代表質問がなされる日程を、「正々堂々とたたかうべきだ」と批判しました。
長崎4区(任期は再来年10月まで)は、自民新人の金子容三さんと、立憲前職の末次精一さんの一騎打ち。
参議院徳島・高知合区(任期は再来年夏まで)は、自民新人の西内けんさん、無所属元職の広田一さんの一騎打ち。
末次さんは自動失職で、比例九州から沖縄3区で最終盤に番狂わせ逆転されていた、屋良朝博さんが繰り上がり当選2回。立憲民主党会派に入ると思われます。第50回衆院選の立憲候補全員のうち、屋良さんは終盤に最も逆転された人ですので、現職の間に、地元にちょくちょく帰るのもいいですが、東京で先輩から選挙のやり方をきいてほしいと思います。
自民の北村誠吾さんの逝去、自民の高野光二郎さんの秘書暴行による空席に、自民新人と立憲系元職の一騎打ちになる珍しい構図となりました。また、金子さんは北村後援会の一部が後継者とみなしていないようです。
野党第一党をめざしているはずの維新は、候補者を立ておらず、言行不一致。
情勢として、広田候補が西内候補を両県合算で37対31で、6ポイントリードしているという自民調査や、金子候補が末次候補を2・5ポイントリードしているとの民間調査もあります。末次陣営は、佐世保市だけで1万票リードしないと、松浦市など・平戸市などをふくめた全域でかわせないとの見立てをしているようです。
政策の対立としては、物価高への不満に端を発した岸田内閣の対策と政治姿勢をとわれることになりそうです。
但し、2021年4月に、立憲民主党が、衆議院北海道2区、参議院長野、同広島の事情が異なる3つの補選で3勝したのに、同年10月の衆院選では中盤以降に議席を減らすことになったので、選挙結果に限らず、倒閣の動きは一定的となりそうです。
ここからは自分語りとなります。私は25年半前、1998年2月に、橋本龍太郎・自民党総裁番として、長崎市内の知事選と佐世保市内の衆院選補選を取材しました。廃屋にかけられた「今夜もカラオケでハッスル」という廃看板が借り上げバスから見えた佐世保市の衰退ぶりにショックをうけました。そのときと比べて、佐世保市の人口はさらに11・4%減りました。福岡市博多区は4割増えています。次から長崎3区で同じになる五島市は29%減りま した。「軍転法」が適用される旧海軍港4都市(佐世保、呉、舞鶴、横須賀)のうち、横須賀市は9・9%減です。私はその後、日経新聞記者として「横須賀市のセンチュリーを製造する関東自動車工業が閉鎖」のスクープで横須賀の衰退に拍車をかけました。首都圏である横須賀が9・9%減ですから、佐世保市の11・4%減は当然でしょう。橋本首相がドックで選挙演説したSSK佐世保重工は健在のようです。
徳島・高知については、西内候補や自民党候補が「当選したら合区解消にのぞみます」と発信しています。参議院自民党は憲法改正で合区解消としていますが、「合区・特定枠・6増」改正公選法をつくったのは、吉田博美さんだと認識していますから、どの口でいうのかという気がします。
徳島の広田陣営では、電話作戦で飛び込みオーケーで広くボランティアを募集。次の選挙で活躍したい、りっけんパートナーズで、徳島往復航空券を買える人は飛んでみて練習するのもいいかもしれません。
以上です。
公認を立てている立憲民主党の岡田克也幹事長はきょうの記者会見で、20日(金)に首相が所信表明演説をして、22日(日)の投開票の後、23日(月)に立憲民主党幹部の代表質問がなされる日程を、「正々堂々とたたかうべきだ」と批判しました。
長崎4区(任期は再来年10月まで)は、自民新人の金子容三さんと、立憲前職の末次精一さんの一騎打ち。
参議院徳島・高知合区(任期は再来年夏まで)は、自民新人の西内けんさん、無所属元職の広田一さんの一騎打ち。
末次さんは自動失職で、比例九州から沖縄3区で最終盤に番狂わせ逆転されていた、屋良朝博さんが繰り上がり当選2回。立憲民主党会派に入ると思われます。第50回衆院選の立憲候補全員のうち、屋良さんは終盤に最も逆転された人ですので、現職の間に、地元にちょくちょく帰るのもいいですが、東京で先輩から選挙のやり方をきいてほしいと思います。
自民の北村誠吾さんの逝去、自民の高野光二郎さんの秘書暴行による空席に、自民新人と立憲系元職の一騎打ちになる珍しい構図となりました。また、金子さんは北村後援会の一部が後継者とみなしていないようです。
野党第一党をめざしているはずの維新は、候補者を立ておらず、言行不一致。
情勢として、広田候補が西内候補を両県合算で37対31で、6ポイントリードしているという自民調査や、金子候補が末次候補を2・5ポイントリードしているとの民間調査もあります。末次陣営は、佐世保市だけで1万票リードしないと、松浦市など・平戸市などをふくめた全域でかわせないとの見立てをしているようです。
政策の対立としては、物価高への不満に端を発した岸田内閣の対策と政治姿勢をとわれることになりそうです。
但し、2021年4月に、立憲民主党が、衆議院北海道2区、参議院長野、同広島の事情が異なる3つの補選で3勝したのに、同年10月の衆院選では中盤以降に議席を減らすことになったので、選挙結果に限らず、倒閣の動きは一定的となりそうです。
ここからは自分語りとなります。私は25年半前、1998年2月に、橋本龍太郎・自民党総裁番として、長崎市内の知事選と佐世保市内の衆院選補選を取材しました。廃屋にかけられた「今夜もカラオケでハッスル」という廃看板が借り上げバスから見えた佐世保市の衰退ぶりにショックをうけました。そのときと比べて、佐世保市の人口はさらに11・4%減りました。福岡市博多区は4割増えています。次から長崎3区で同じになる五島市は29%減りま した。「軍転法」が適用される旧海軍港4都市(佐世保、呉、舞鶴、横須賀)のうち、横須賀市は9・9%減です。私はその後、日経新聞記者として「横須賀市のセンチュリーを製造する関東自動車工業が閉鎖」のスクープで横須賀の衰退に拍車をかけました。首都圏である横須賀が9・9%減ですから、佐世保市の11・4%減は当然でしょう。橋本首相がドックで選挙演説したSSK佐世保重工は健在のようです。
徳島・高知については、西内候補や自民党候補が「当選したら合区解消にのぞみます」と発信しています。参議院自民党は憲法改正で合区解消としていますが、「合区・特定枠・6増」改正公選法をつくったのは、吉田博美さんだと認識していますから、どの口でいうのかという気がします。
徳島の広田陣営では、電話作戦で飛び込みオーケーで広くボランティアを募集。次の選挙で活躍したい、りっけんパートナーズで、徳島往復航空券を買える人は飛んでみて練習するのもいいかもしれません。
以上です。