秋の統一補選は、与野党が分け合いました。
衆議院長崎4区(2020年国勢調査で第50回衆院選で廃止)は、自民党公認の金子容三さんが初当選し、立憲民主党公認の前職、末次精一さんは敗れました。末次さんは新・長崎3区で議席回復をめざすことになりました。
参議院徳島・高知合区は、無所属の元職・広田一さんが、自民党新人を大幅に上回り当選しました。
2人とも、残り任期は2年前後となります。
長崎は、異常な現象が起き、平戸市の当日投票者が、第49回本選より、補選で4割近く増えました。本選で、故・北村誠吾後援会に投票しなかった、金子後援会の人が投票所に行って金子新人に投票した人が3000人以上と考えられます。
「佐世保市で1万票リードで当選」をめざした末次陣営ですが、佐世保では当然のことながら、かなり投票率が落ち、1万票差がつくほどの得票数が今回はなく逆転できるわけがないのが今回の選挙だったと言えそうです。
衆議院長崎4区(2020年国勢調査で第50回衆院選で廃止)は、自民党公認の金子容三さんが初当選し、立憲民主党公認の前職、末次精一さんは敗れました。末次さんは新・長崎3区で議席回復をめざすことになりました。
参議院徳島・高知合区は、無所属の元職・広田一さんが、自民党新人を大幅に上回り当選しました。
2人とも、残り任期は2年前後となります。
長崎は、異常な現象が起き、平戸市の当日投票者が、第49回本選より、補選で4割近く増えました。本選で、故・北村誠吾後援会に投票しなかった、金子後援会の人が投票所に行って金子新人に投票した人が3000人以上と考えられます。
「佐世保市で1万票リードで当選」をめざした末次陣営ですが、佐世保では当然のことながら、かなり投票率が落ち、1万票差がつくほどの得票数が今回はなく逆転できるわけがないのが今回の選挙だったと言えそうです。
中選挙区時代ばりの保守分裂の解消が起きたことで、自民党が勝利したと考えらえます。ただし、末続さんも自民・公明の2割を切り崩し、無党派の3分の2近くをとったようなので、十分に次につながりました。
先日残念ながら「合憲」が確定した合区の、徳島・高知は、広田さんのダブルスコア近くとなりそうですが、県連組織の戦いとなった徳島では、立憲をはじめとした野党組織は、与党組織にダブルスコアとまではいかなかったようです。
野党としては、2年前の春に、長野の羽田次郎さん、広島の宮口はる子さん、北海道の元職松木けんこうさんが様々な事情を乗り越えて3戦完勝したのに、半年後の第49回衆院選では立憲民主党は謎の大失速で負けました。緩みを排除しつつ、地域の票読みができるかどうかは、課題を残しました。
筆者としては、25年前、「山拓ショック」「新進党解党ショック」のわずか100日後に、佐世保の補選を取材しました。
この記事を読むと、佐世保の、橋本龍太郎自民党総裁(首相)と金子原二郎・知事候補、宮島大典・衆議院候補の演説には会場のうちの1つの佐世保市の公園に5000人が集まったと報じています。このときは、橋本さんが135度振り向いただけで、女子校生が歓声をあげました。橋本さんが金子候補を「原二郎君」と、ファーストネームで、長崎市内でも佐世保でも呼び続けた口上が今でも耳に残っています。勝ちましたが、山拓ショックで北海道の視察をしていなかった橋本さんは参院選で大敗、退陣しました。
このとき、平河クラブにお金を払って、官邸クラブ総理番が乗り込んだバスには、西岡武夫知事候補が自分の事務所から顔を出し、見ました。わずか100日前の新進党解党で、野党第一党幹事長として、25億円の疎開などで小沢一郎党首と事前に情報を知っていたとされつつ、すぐに長崎県知事に転出、落選しました。
そして、「飲んでカラオケ歌ってハッスルハッスル」という廃屋廃看板を見て、街の衰退にものすごくショックを受けました。佐世保市の人口はそのときより11・4%減っています。五島市は29%減。福岡県福岡市博多区の人口は40%増えました。軍転法4都市の神奈川県横須賀市は「首都圏ラチェット」がありつつも9・9%減です。私はこの四半世紀に、関東自動車1000人リストラ後の工場売却、呉市の瀬戸内海法定合併など軍転法4都市のうち3都市を取材しました。四半世紀ぶりに佐世保に行こうと思いましたが、駅前ホテルが取れず、月曜午前に野暮用をつっこむ日程づくりをしているので、断念しました。
1勝1敗の引き分けということで、首相の解散戦術は、自民党が月に1回程度行う、289選挙区の情勢調査が判断材料となりそうです。
【会話をお控えください】異次元の量的金融緩和がたどりついた現在、常識の土壌の崩壊で日本語での会話が通じなくてストレスを感じています。私・宮崎信行は、高卒の両親が実業で成功をおさめ、山手線沿線地主になった後から生まれており、人間の立場で相対評価されたり、疑問形で話しかけられたりした経験に乏しいです。表向きの言葉遣いは丁寧ですが、裏では、言葉の暴力で財産虞犯者を威嚇するようしつけられたので粗暴な面もあります。日本雑誌協会の役員を出している社の媒体のインタビューは受けていますが、講演、勉強会講師などの依頼はお断りします。記者会見場、議員会館パブリックスペース、街頭演説会場でのお声掛けやファンレターの送付もとっさに反応できませんからお控えください。歳費ゼロの宮崎信行に国民と分かりやすく会話する責務はありません。
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