泉健太代表はきょう金曜日、2023年10月27日、定例記者会見を開きました。
「増税メガネ」で潮目が変わったとの指摘があり、直近の宮城県議選も公認・推薦は全勝で、候補者擁立に自信を見せました。
ただ、「既に統一地方選挙で、選挙に受かった女性議員とかもですね話をしてるんですが、やっぱり選挙運動そのものが、男性優位、男性前提。12時間マラソン演説をしましたと普段からアピールをする人がいるわけですが、男性は家で12時間家事はやってますか、育児をやってますかっていう話になった。それは家事育児をやってるなとすれば、そんなことはできませんから」と懇談の成果をあげました。
そのうえで「朝8時から選挙カーがスタートして、夜8時まで選挙カーが動いていると思うんですね。これ果たして本当に有権者が求めているか」とし、「10時から6時ぐらいまでで十分じゃないかというふうにも考えたりしますよね」「参入障壁になっているような政治の文化を変えていく必要はあるだろうな」「これから様々な仲間とともに議論したり変えられるところは変えていく」と語りました。
これについて、現地取材した筆者が質問で「朝8時から夜8時までは公職選挙法の本則に書き込まれているので、法改正が必要となる」と指摘しました。
公選法の第140条の2は「何人も、選挙運動のため、連呼行為をすることができない。ただし、演説会場及び街頭演説(演説を含む。)の場所においてする場合並びに午前八時から午後八時までの間に限り、次条の規定により選挙運動のために使用される自動車又は船舶の上においてする場合は、この限りでない」と定めています。
代表は「なぜそういうルールになったのかということも含めて、実は議員たちも、実際にあまり知らないまま、今そうなってるからそうしている」と語りました。
泉さんにしては珍しいのですが、基本的に、思い付きの発言だったと思われます。そのためか、党公式ホームページは、冒頭発言はほとんど紹介されますが、この部分は役員室の判断で落としたようです。
泉さんは、都市部で使わない候補者がいるとしました。足立区議選では女性新人(都議選出馬歴あり)が選挙カーを使わず当選しましたが、メルカリ不正転売を警視庁内の他の署の生活安全課から指摘され、辞任しました。
さて、選挙カーですが、最近はありませんが、夜8時を過ぎたら、マイクを切ったまま、9時半ごろまで手を振っていたことはありました。選挙カーの看板の照明ですが、30年ほど前に開発されたもの。9時半ごろまで、季節によっては窓を全開にして、白い手袋を伸ばしたまま、看板の候補者名に気づいて手を振る有権者に地声で応じることはありました。最有力の自民新人でもやっていました。遊説日程も、事務所からやや遠いところで夜8時を迎えるようなつくっていたこともあったと思います。
これは一対一の競争や、スタッフの微減のなか、そこまでやる必要はないということで、見かけなくなったと考えます。
「増税メガネ」で潮目が変わったとの指摘があり、直近の宮城県議選も公認・推薦は全勝で、候補者擁立に自信を見せました。
ただ、「既に統一地方選挙で、選挙に受かった女性議員とかもですね話をしてるんですが、やっぱり選挙運動そのものが、男性優位、男性前提。12時間マラソン演説をしましたと普段からアピールをする人がいるわけですが、男性は家で12時間家事はやってますか、育児をやってますかっていう話になった。それは家事育児をやってるなとすれば、そんなことはできませんから」と懇談の成果をあげました。
そのうえで「朝8時から選挙カーがスタートして、夜8時まで選挙カーが動いていると思うんですね。これ果たして本当に有権者が求めているか」とし、「10時から6時ぐらいまでで十分じゃないかというふうにも考えたりしますよね」「参入障壁になっているような政治の文化を変えていく必要はあるだろうな」「これから様々な仲間とともに議論したり変えられるところは変えていく」と語りました。
これについて、現地取材した筆者が質問で「朝8時から夜8時までは公職選挙法の本則に書き込まれているので、法改正が必要となる」と指摘しました。
公選法の第140条の2は「何人も、選挙運動のため、連呼行為をすることができない。ただし、演説会場及び街頭演説(演説を含む。)の場所においてする場合並びに午前八時から午後八時までの間に限り、次条の規定により選挙運動のために使用される自動車又は船舶の上においてする場合は、この限りでない」と定めています。
代表は「なぜそういうルールになったのかということも含めて、実は議員たちも、実際にあまり知らないまま、今そうなってるからそうしている」と語りました。
泉さんにしては珍しいのですが、基本的に、思い付きの発言だったと思われます。そのためか、党公式ホームページは、冒頭発言はほとんど紹介されますが、この部分は役員室の判断で落としたようです。
泉さんは、都市部で使わない候補者がいるとしました。足立区議選では女性新人(都議選出馬歴あり)が選挙カーを使わず当選しましたが、メルカリ不正転売を警視庁内の他の署の生活安全課から指摘され、辞任しました。
さて、選挙カーですが、最近はありませんが、夜8時を過ぎたら、マイクを切ったまま、9時半ごろまで手を振っていたことはありました。選挙カーの看板の照明ですが、30年ほど前に開発されたもの。9時半ごろまで、季節によっては窓を全開にして、白い手袋を伸ばしたまま、看板の候補者名に気づいて手を振る有権者に地声で応じることはありました。最有力の自民新人でもやっていました。遊説日程も、事務所からやや遠いところで夜8時を迎えるようなつくっていたこともあったと思います。
これは一対一の競争や、スタッフの微減のなか、そこまでやる必要はないということで、見かけなくなったと考えます。
2017年10月の「枝野りっけん」で国政復帰を果たした議員は「あのときから明確に女性のボランティアが増え、自分は連続当選している。なので、泉健太代表・岡田克也幹事長が、当時のりっけんにいなかったから知らないのは当然とはいえ、もう少し、当時の雰囲気をヒアリングしてほしい」と語っています。泉さんもある程度意識して、2019年ないし2023年初当選の女性の地方議員の声を聞いているのだと思います。
私も今年驚いたのは、女性地方議員とママ友4人で、朝の駅頭をしてから、全員で市役所に向かい、午前10時からの本会議を傍聴したというエピソード。ベテランもそういう事例は初めて聞いたとのことです。それを毎日やって、小選挙区に勝つ段階まで引き上げる道筋はありませんが、「すべての人に居場所と出番を」の枝野りっけんの政治文化が、宮城県議選の選挙結果につながった印象です。
私も今年驚いたのは、女性地方議員とママ友4人で、朝の駅頭をしてから、全員で市役所に向かい、午前10時からの本会議を傍聴したというエピソード。ベテランもそういう事例は初めて聞いたとのことです。それを毎日やって、小選挙区に勝つ段階まで引き上げる道筋はありませんが、「すべての人に居場所と出番を」の枝野りっけんの政治文化が、宮城県議選の選挙結果につながった印象です。
以上です。