鈴鹿といえば、やはりこの2人の対決が、脳裏をよぎる。
彼らの闘いをリアルタイムで観ることのできた、私は幸せだったかもしれない。
確かに・・・今あらためて映像で観ると、1988年の鈴鹿では、プロストは回避行動を取っていたようにも見えるし、1989年のシケインでは、それをしなかった。プロストが避けなければ二人はいつも接触していたとのプロストの言葉は、ある意味真実かもしれない。
そして、セナはすでにこの世に居ないので、その言葉に反論する術は持っていない。
だが、「より速かったのはセナ」なのは、純然たる事実であったと思う。
今年のF1はウェバー・アロンソ・ハミルトン・フェテル・バトンの5人でのタイトル争いだ。
キャラクター的にセナに近いのはハミルトンで、アロンソにはプロストの匂いを私は感じる。そして、小林可夢偉の走りにも期待が膨らむ。いやあ、明日の決勝が楽しみだ。