餃子苑の坦々麺で、満腹した後。
「ブルーバード・シルフィ」が、フルモデルチェンジしたという。このクルマに割と好感を持っていた私は、日産のお店に、見学に出掛けた。
伝統ある「ブルーバード」の名がついに消滅し、単に「シルフィ」と名乗るこのセダン。
全長×全幅×全高は4615mm×1760mm×1495mm。ついに3ナンバーとなってしまった。日本国内のセダン市場が縮小し、今やこのクルマの主戦場は海外なので、致し方の無いことなのかもしれない。
インテリアの質感は、先代と比べ、大幅に向上。特に、木目調パネルの見栄え質感が、良くなった。
今どき珍しく、前後席の灰皿を備えており、スペアタイヤも標準装備である。ターゲットユーザーである高年齢層への配慮なのだろう。
シートカラーが明るい色調の「フェザーグレー」と定番の「ブラック」の2種用意されているのも、地味ながら嬉しいポイント。
そして、私がこのシルフィで最も着目したポイントが、このトランクリッドの「鍵穴」である。近年のクルマは防盗性を重視し、鍵穴は出来る限り排除する方向にあるのだが・・・この鍵穴の存在は、実に謎であった。
ディーラーのセールス氏に、なぜ鍵穴があるのか尋ねてみたところ、「バッテリー上がりの際の緊急時のためですかねぇ・・・」と、微妙に曖昧な回答。
そこで、webで調べてみたところ、セールス氏の回答はどうやら正解だった模様。可倒式のリヤシートを持たないこのクルマ。電装関係が落ちてしまうことで、トランク内の荷物が取り出せなくなり、実際に難儀した方もいらっしゃるようなのだ。
このひときわ目立つトランクの鍵穴は、このクルマのターゲットユーザーに向けた、日産の良心なのかもしれない。
BMWの走りを堪能した後。丁度お昼時だったので、ランチとすることに。
12時51分、「餃子苑 富丘の里」に潜入。
「餃子定食」「回鍋肉定食」(各750円)は、大いに魅力的。
だが、ラーメン系も、なかなかバラエティに富んだラインナップ!
そして12時54分。私は「坦々麺」(780円)を、オーダーした。
13時09分。リーズナブルな待ち時間で、それは供された。
麺はやや太目のちぢれ麺。若干茹で加減がユルいような気もしたが、まあ、声を荒げて怒るほどのものでもない。
そのスープは、飲み始めた時は、ラー油の辛さが結構手強い・・・と感じた。
だが、飲み進むうちに、その辛さに舌が慣れてくる。そうなると、味噌の甘みとまろやかさが勝るように感じられ、グイグイとイケてしまうのだ。
散りばめられたネギが、欠かせないバイプレイヤー。薬味として、V9時代の土井正三氏のように、インフィールドを引き締める。
そして13時18分、めでたく完食。満足のランチだった。次回は、餃子も試してみたい。