妻がチャロ君の口を掴んで抱きかかえ、長女はスマホのライトで耳を照らす。
そして、長女の右手には、綿棒が。
まるでオペさながらの、大掛かりなこのシチュエーション。
これは、チャロ君の耳穴の汚れが気にかかると言い出した、長女の発案による。
ま、要は、チャロ君の耳掃除なのである。
家族には従順なチャロ君。
吠えたり暴れたりすることもなく、きわめておとなしく、妻子の術式のされるがままになっていた。
そして、その成果が、コレ。
新陳代謝の激しくなる、夏。
垂れ耳の犬種においては、特に耳の中が不衛生になりやすいという。
今後も、出来る範囲で、彼の耳のケアに、努めよう。