爽やかにファインな青空の、日曜日。
尾車氏とともに、「第10回 小樽クラシックカー博覧会」に行ってきた。
参加資格は、
① 昭和63年(1988年)以前に製造された二輪車(バイク)・三輪以上の国産車、外国車。
② ①の車両と同形で、車齢21年以上(平成7年登録以前)のもの。
・・・と、なっている。
晴れ渡った夏空の下、今年もたくさんの旧車たちが、集結していた。
今夜から4回に渡って、その見聞録をお届けいたします。
まずは、トヨタの旧車たちから。
絶対的な販売台数が多いこともあってか。
やはりトヨタ車が、最も多く参加していたように見受けられた。
元祖スペシャリティカーの、セリカ。
そして、「聴こえる、24ビート。」セリカXX。
こちらは社用車として今も良く見かける、「重厚なシーラカンス」センチュリー。
このクルマも、一度試乗してみたいものだ。
お台場に行けば、試乗できるらしいのだが・・・
なにか金魚を思わせる愛らしさの、「ヨタハチ」こと、トヨタスポーツ800。
イイあんばいでヤレている、2代目コロナ(RT20)。
やはり、これくらいサビがあった方が、そこはかとなく旧車らしくて、好もしい。
ボンネットは、前ヒンジである。
かつてのクルマは、エンジンフード内に「最高出力等を記したプレート」が貼られていた模様。
これは・・・知らなかった!
トランクルームにしっかりと積まれた、スペアタイヤ。
昔は路面状況が悪かったので、スペアタイヤは必需品だったでしょうネ。
ロジャー・ムーアのCMが印象的だった、7代目コロナ(T140系)。
このクルマは、コロナブランドとしては最後の「ハードトップ」かつ「FR」である。
デジタルメーターに、80年代というか、「007」の匂いを感じる。
シートに置かれた、同型車のミニチュアモデル。
オーナーさんの「ゆるぎない愛情」が、伝わってくる(^^)
世界中で活躍した、いや、いまなお活躍中の、ランクル40。
ランドクルーザーというブランドは、スズキのジムニー同様、「日本の宝」と言って差し支えないと思う。
ランクル40といえば、やはりこの「カラシ色」のカラーですネ。
そしてコレはオーストラリアから逆輸入の、異様に長いボディのランクル。
その名は、「トルーピー」!
「ドルーピー」ではないので、お間違えなきよう。
ルーフの雨どいは、まるで住宅の、それのよう。
過酷な地で活躍するクルマの、証であるといえましょう。
続きましては、日産車について触れていきましょう。
こちらの2代目レパード(F31系)は、なつかしの「あぶ刑事」仕様!
かつて私が愛したクルマ、S110ガゼール!
同時期のスカイラインRSと同じエンジンである、「FJ20型」を搭載している。
憧れだった、6連メーター。
スイッチのデザインが素晴らしい、カセットオーディオ。
ああ、免許取りたてだった平成の初め頃。
これの格安の中古を買って乗るというのも、ひとつの選択肢だったかも・・・(遠い目)
フェアレディZも、この手のイベントでは、欠かせないスターだ。
手前はいわゆる「Gノーズ」の、240ZG。
上の2枚の写真。
シルバーのZが「2シーター」で、小豆色のZが「2by2」。
ドア開口部後部のホイールベースの長さと、リヤサイドウインドウの形状で、見分けることができる。
日本初の4ドアハードトップである、3代目セドリック(230系)。
センターピラーレスの、その解放感!
シートの色と意匠に、古き良き「昭和」のにほひがする。
コラムシフト全盛の’70年代初頭。
「4速フロアシフト」というのは、この当時このクラスのクルマでは希少だったのだ。
国産初のステーションワゴン、ダットサンブルーバード・ステーションワゴン。
日産は「日本初」のボディ形式を、いつも先鞭を切って発表していたのだ。
そしてトヨタは・・・
日産が先に出したものを改良し、後だしジャンケンのように発売して、美味しいところをさらっていった・・・というのが定説となっているようだ。
厳密にいえば「日産」ではないが、この場で「プリンス スカイライン」にも触れておきたい。
これはスカイラインとしては2代目のS50系である。
細身のステアリングとホーンの形状に、クラシックな優美さを感じる。
そして、伝統の丸型テールランプ!
蛇足ながら。私は小学生の頃、スカイラインが好きだった。
最も憧れていたのが、「ケンメリ」の後期型GT(フロントグリルに横線が入ったやつ)である。
この日もケンメリ自体はたくさん来ていたのだが、後期型GTには、逢うことができなかった。
来年こそは、是非、お逢いしたい。私の小さな願いである。