獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

「ジャンバタラーメン」の「醤油味」

2016年11月22日 | 麺’s倶楽部



 消化器科での検診の帰り道。
 空腹だった私の目に留まったのが、この「ジャンバタラーメン」の幟&暖簾である。
 11時58分。その日の朝昼兼用食は、ココでいただくことに。


 「うまさのてっぱん、てっぺんへ・・・」のキャッチコピーが、空腹感を増幅させる。


 入店し、私は「1番人気」の「醤油味」(900円)の食券を購入。
 今、冷静に考えたら、「ジャンバタライト」(700円)をチョイスすべきだったかもしれない。
 だが、その時は空腹だったので、900円という大枚を支払うことに、まったく躊躇はなかった。



 12時ジャスト。カウンター席に着席。
 そのカウンターは、ウッド&ブラックの色調がお洒落で、まるでカフェバーのような雰囲気である。


 そして12時04分。
 「開口部は小さいが奥行き深め」のドンブリにて、それは供された。


 中太のちぢれ麺は、固めの茹で上がり。
 個人的にはもうちょっと茹でてもいいかな・・・と思わないでもない。
 だがそれは、時間の経過とともに、ちょうどいいあんばいになってくるタイプのモノだ。


 豚しゃぶというか、ローストポーク的な「チャーシューの塊」の上に、バターが鎮座ましましている。
 がっつりと振られたブラックペパーが、薫りと刺激をそこに添える。
 

 醤油味スープはスッキリ系の味わい。
 かなりシンプルな、昔風スープである。
 そこに、バターを溶かし入れると、芳醇なまろやかさがプラスされ、お口の中に拡がる。
 バターをプラスすることを前提に、スープの味は調整されているのだろう。


 そしてバターを溶かしたスープに麺を絡ませると、ご覧のように、それはツヤッツヤに(^^)


 太くて長いメンマは、2本入り。
 肝っ玉かあさんの脚を彷彿とさせる、もっちりした噛みごたえである。


 特筆すべきは、この幾重にも重ねられた、豚しゃぶ的チャーシュー。
 まるで拳骨のような塊のそれは、量的には、いわゆる「チャーシュー麺」と遜色ない領域にあるといえる。


 それを、一枚ずつ解きほぐし、じっくりじわじわと、味わう。
 一気にかぶりつかずに、一枚ずつベールを剥がすようにいただくのが、紳士のダンディズムなのだ。
 

 12時12分に、めでたく完食。
 900円という価格相応の満足感を、私は得ることができた。
 とはいえ、次回ココに来た時は、700円の「ジャンバタライト」を試し、「CPが高いのはどちらなのか」を、舌と胃袋で確認してみたい。

コメント
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