獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

代車はBSアウトバック

2016年11月30日 | CARS&F1


 先週末。
 我が家のレガシィ2.0i(5MT)を、いつものディーラーさんに、車検のために入庫させた。
 その間、1泊2日。代車としてお借りしたのが、BSアウトバックである。
 グレードは、最上級の「Limited」(CVT:税込車両本体価格347万7600円)だった。






 このBSアウトバックを見た娘がまず言ったのは、「このクルマ、デカいね!」の、ひとこと。
 確かに、スリークなウチのBPレガシィと比べると、明らかに大陸的体躯である。
 その走りも、大陸的におおらかで、そこはかとなく巡洋艦フィール。
 アイポイントは、SUV的に、かなり高め。
 ステアリングレシオも私のBPより、かなりスローに感じられた。



 履くシューズは、ブリヂストンの「ブリザック DM‐V2」。
 225/60R18の、大径サイズ。
 いわゆるひとつの、「SUV向け」の冬タイヤだ。
 

 「OUTBACK」の文字がキラリと光る、メタル調サイドクラッディング。


 肉厚でかつがっしりと造られた、本革フロントシート。
 欧米人向けサイズではあるが、小柄で小太りの私の身体も、しっかりとサポート。
 寒冷地に重宝する「シートヒーター」付で、それは3段階に温度をコントロールできる。


 アルミパッドのフットレスト&2ペダルは、運動が苦手な私のスポーツ気分を、じんわり高揚させてくれる。


 スバル伝統装備の「各ドア毎半ドア警告灯」も、しっかりと装備。


 ムーディーな自発光式メーター。
 クルマを返却してからカタログで確認したところ、この「メーターリング照明」は10色から選択できた模様!
 嗚呼、色々と、試してみるべきだった・・・


 ステアリングには、「定速クルーズコントロール」や「SI-DRIVE」のスイッチが並ぶ。
 私は「SI-DRIVE」を「S♯(スポーツ・シャープモード)」やら「S(スポーツモード)」やらに切り替えて、愉しませてもらった。
 実際のところ、街乗りにおいては「I(インテリジェントモード)」で、なんら痛痒はない。


 リニアトロニックと呼ばれるCVT。
 日常MTに乗る私が、ATの出来の優劣を語るのもなんだが、スルスルとシームレスに加速するこのトランスミッションは、決して悪くない。
 また、スロットルを深く踏み込むと、段付きで疑似変速しながら加速する「オートステップ変速制御」となり、これまた愉快である。


 空調は2連ダイヤル&プッシュスイッチ式で、一見でも扱いやすい。
 シートヒーターのスイッチも、ここにある。
 願わくば、ファンコントロールもダイヤル式となり、動作表示窓がインパネ上方に設置されていれば、スカーッと満点パパだったのだが・・・


 スッキリと視界の抜けの良い、Aピラー周辺。
 デカいクルマだが、視界良好なので、前方向と横方向の車両感覚は掴みやすい。
 後端の感覚を把握するのには、やや慣れが必要だが・・・






 そして、スバル好調の立役者ともいえる「アイサイト」。
 あえてウインカーを出さずに車線変更すると、警報音とともに「車線をはみ出しています」と、マルチインフォメーションディスプレイが叱ってくれる。
 美しい女性に叱られた時のように、悪くない気分である。


 電動パーキングブレーキの後方に設置された、カップホルダー。
 広い全幅を活かして、使いやすい左右タンデム式である。
 それゆえに、助手席の人のドリンクを取り違えて飲んでしまうリスクを、大幅に低減。
 まあ、助手席にもしも美しい女性が座っていたならば、ドリンクを取り違えて飲んでしまうのも、それはそれで悪くないエピソードになるのかもしれないが・・・


 ソフトな触感の、フロアコンソールボックスのリッド。
 シート同様に施されたステッチが、高級感を演出する。


 リッドを開けると、コイントレイ&カードボックスが!


 さらにその下には、大容量のスクエアなスペースが。
 CDケースが入りそうだが、実際に入るのかどうかは、確認していない。御免。



 センタートレイのフタは、すーっと滑らかに開く。
 そこにUSB電源があるのは、やはりイマドキな感じである。


 グローブボックスには、植毛処理が施されている。
 だがしかし、車検証&取扱説明書がスペースを侵食しているので、実質的な容量はさほどでもない。


 私が適正なドライビングポジションを取ると、その後席のニースペースは、ごらんのように余裕しゃくしゃく。
 まあ、私が、短足だからかもしれませんが・・・(^^;


 後席に佇む方へのおもてなしとして、空調ダクトに加え、左右2名分のシートヒーターまでもが!


 センターアームレストに2名分のカップホルダーが装備されているのは、言わずもがなでありましょう。



 そして、傾斜したリヤゲート
 後方のスペースがタイトでも開閉できるのが、見逃せない美点である。


 このリヤゲートは、電動で開閉する、パワー仕様。
 だがしかし・・・
 私が試した限りでは、このリヤゲートは「全開状態か全閉状態の二者択一」で、途中で止めることが出来なかった。
 日常的使用において、リヤゲートを全開したくないシチュエーションも、あるハズだ。
 この「パワーリヤゲート」は、私個人にとって、「要らない装備」のひとつである。
 大橋巨泉氏も、賛同してくれた・・・かもしれない


 通常の荷室容量も、実に広大






 シートバックは、リモコンレバーで片側ずつ倒すことができる。
 シングルフォールディングではあるが、荷室はほぼフラットに。
 ステーションワゴンの真骨頂である。




 だがしかし。
 大容量の「サブトランク」と引き換えに、私がマストと信じて疑わないスペアタイヤが省略され、「パンク修理キット」に置き換えられてしまった・・・
 SUVテイストの強いアウトバックには、スペアタイヤは必需品だと、私は、気弱に思う。

 

 代車のBSアウトバック。
 1泊2日の我が家での滞在で、走破した距離は58.8km。
 燃費計数値は8.3km/Lであった。
 走行モードが札幌市内徘徊だったことと、S♯モードで愉しませてもらったこととを勘案すると、おおむね妥当な燃費性能だといえましょう。


 ゆったりと鷹揚でいながらも、父親の背中のような安心感や、嘘をつかない信頼感に溢れていた、このアウトバック。 
 このクルマとの暮らしは、スロウでメロウな、ゆとりある毎日に、なりそうだ。 

コメント (2)
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