その日は、私が夕食当番。
妻からは、「低温解凍した金目鯛を焼いて食べるように」と、指令を受けていた。
その製品名は、「海からのご馳走 新鮮便 下ごしらえ済み金目鯛」。
加工者は「(株)KTフーズ」という岐阜県の企業で、販売者は「(株)ケイアンドティ」という東京の企業だった。
パッケージの裏に書かれた「◆おいしく召し上がるためのポイント◆」。
そこには、簡潔ながらも、的を射た指南が記されている。
私の場合は、我が家のかしこいIHクッキングヒーター「パナソニックKZ-T363S」の「生・姿焼きモード」にて、機械おまかせで、焼き上げた。
そうして、約20分後。
この「下ごしらえ済み金目鯛」は、黄金色に焼きあがった。
妻が作り置きしてくれていた「にんじんしりしり」を添えて、いざ実食。
その身は、淡白ながらも弾力性に富み、なにか鶏っぽさすら感じる。
「まるでフグのようだ」とまで言ったら、それはちょっとホメすぎかもしれないが・・・
ともあれ、この日も満足の、我が家の食卓だった。