2018年のF1グランプリ。
序盤はフェラーリ≒ベッテルが好調で、久々にメルセデスの戴冠をストップするのでは・・・と思わせてくれたのだったが・・・
終わってみれば、ドライバーズランキングでは、メルセデスのハミルトンが、ベッテルに88ポイントの差をつけて、5度目のチャンプに。
コンストラクターズも、メルセデスがフェラーリを84ポイント上回り、5年連続のダブルタイトルを獲得するに至った。
そして、悲しいのは、かつての名門マクラーレン&ウィリアムズが、ほぼ底辺に沈み、ホンダエンジンが今年も不発に終わったことでありましょう。
また、実力がありながら、キャリア形成に失敗したアロンソが、F1を去ることになってしまったという事実も、憂うべきことかもしれない。
やはり潮目となったのは、第11戦のドイツGP。
地元ドイツで、トップ走行中のベッテルの、単独コースオフ&リタイアは、あまりにも、痛かった。
以降、ハミルトンが8勝を挙げたのに対し、ベッテルは1勝のみ。
あの1戦で、本当に、シーズンの流れが変わってしまったと、思う。
さて、私が2018シーズンを終えて着目したのは、ルイス・ハミルトンの「生涯成績」である。
【通算タイトル回数】
1位 ミハエル・シューマッハー 7回
2位 ファン・マヌエル・ファンジオ 5回
2位 ルイス・ハミルトン 5回
4位 アラン・プロスト 4回
4位 セバスチャン・ベッテル 4回
【通算優勝回数】
1位 ミハエル・シューマッハー 91勝
2位 ルイス・ハミルトン 73勝
3位 セバスチャン・ベッテル 52勝
4位 アラン・プロスト 51勝
5位 アイルトン・セナ 41勝
【通算ポールポジション回数】
1位 ルイス・ハミルトン 83回
2位 ミハエル・シューマッハー 70回
3位 アイルトン・セナ 65回
4位 セバスチャン・ベッテル 55回
5位 ミカ・ハッキネン 36回
気が付けば、ハミルトンは、すでに通算ポールポジション回数でトップに立っており、通算タイトル回数&通算優勝回数も、ミハエル・シューマッハーのそれを射程圏に捉えているではありませんか
いきなりマクラーレンでデビューして、アロンソと対等以上に戦った彼は、やはり、只者では無かった。
ただし。近年の彼は、ピアスとか刺青とかが、チャラい感じなのが、個人的には、残念。
BBCの名番組「Top Gear」の企画で、憧れだったというアイルトン・セナが駆った「マクラーレンMP4/4」を、彼が運転していた時のあの無邪気さ。
あの頃のハミルトンは、可愛かったんだけどなぁ・・・